2015年7月17日19時26分
原子力規制委員会が四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)について「新規制基準を満たす」とした審査書を決めたことを受け、経済産業省資源エネルギー庁の上田隆之長官が17日、愛媛県庁を訪れた。伊方3号機の再稼働を進める政府方針への理解を求められた中村時広知事は「県として議論を始める」と述べ、再稼働の是非について検討に入る姿勢を示した。
中村知事は近く上京し、地元説明会の開催などを宮沢洋一経産相に求める考えも明らかにした。伊方原発の再稼働について、中村知事は「国の考え方」「四国電力の取り組み姿勢」「地元の理解」の3条件を見極めて判断するとしていた。上田長官は17日、山下和彦・伊方町長とも面会した。
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