NNNドキュメント「“元少年A”へ ~神戸児童連続殺傷事件 手記はなぜ~」
2015年7月19日(日) 24時55分~25時25分 の放送内容
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番組詳細説明(内容)
【見どころ】
1冊の手記出版がこれほどまでに、社会の耳目を集めたことがあっただろうか?
今年6月、書店に並んだ「絶歌(ぜっか)」。作者は“元少年A”。1997年に神戸市須磨区で起きた「神戸児童連続殺傷事件」の加害者だ。当時14歳だった少年Aは現在32歳。10年前に少年院を退院し、社会復帰した。2年前から書き溜めていたという手記は、294ページ。出版社は、少年少女の凶悪犯罪が多発する中だからこそ手記には社会的意義があるとコメント。しかし、事件でわが子を殺害された遺族らは、事前に知らされなかった突然の出版に大きな衝撃を受け、一人は「二度殺された」とつらい胸の内を語った。番組では、事件の遺族、少年院関係者、Aを知る人物、様々な立場の人の取材を通して、Aに静かに問いかける。「あなたは、なぜ手記を出したのですか?」
【内容】
1997年神戸市須磨区で起きた児童連続殺傷事件。山下彩(あや)花(か)さん(当時10)はハンマーで殴られて死亡。土師(はせ)淳(じゅん)くん(当時11)は頭部を切断されその遺体は中学校の正門に置かれた。加害者は当時14歳。自らを「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」と名乗った少年は、殺人について「人間の壊れやすさを確かめる聖なる実験」だと表現した。神戸家庭裁判所は性的な未熟さがサディズムにつながったとして医療少年院送致を決定。2005年1月に社会復帰した。あれから10年…今年6月、Aが出した手記「絶歌」には、事件を起こした心境や、社会復帰後の生活について詳細に綴られている。手記は大きな話題を呼び、初版10万部が完売。さらに5万部増刷された。
その一方で、怒りに震える遺族たちがいる。息子を失った父・土師守さん(59)は「以前からメディアに出すことはしてほしくないと伝えていたのに私たちの思いは完全に無視された。なぜこのように苦しめるのかまったく理解できない」と声を振り絞った。当時10歳の娘を失った母、山下京子さん(59)は「なにごとにも順序というものがあり、本来なら当事者である私たちが最初に知るべき重要な事柄が間接的に知らされたことは非常に残念。自分の物語を自分の言葉で書きたかったのなら日記のような形で記し、自分の手元に残せば済む話だ」と憤る。これまでAと遺族をつないでいたのは、年に1度届く手紙だけだった。少しずつ、本心を書き始めていると遺族が感じ始めていた矢先の今回の手記出版。この18年、少しずつ取り戻した「日常」は、一瞬にして崩れ去った。今はAへの不信感と嫌悪感だけが残っている。手記はいったい誰の為に、何の為に出されたのか?事件後、Aの更生を信じて手を差し伸べてきた関係者の声も辿りながら検証する。
今年6月、神戸児童連続殺傷事件の加害者が手記を出版した。わが子を殺害された遺族は、突然の出版に大きな衝撃を受けた。手記がもたらした精神的被害の現実を伝える。
出演者
- ナレーター
- 藤田千代美
番組内容
今年6月、書店に並んだ「絶歌」。著者は“元少年A”。1997年に起きた「神戸児童連続殺傷事件」の加害者だ。10年前に少年院を退院し、社会復帰した。出版社は、少年事件の再発防止が目的だとコメントしたが、わが子を殺害された遺族は、突然の出版に大きな衝撃を受け怒りに震えた。番組では、遺族、少年院関係者、Aを知る人物、など様々な立場の意見を通して、犯罪被害者の置かれる現実や償いのあり方について考える。
制作
読売テレビ
その他
- 属性情報?
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- ジャンル
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般 ニュース/報道 - 特集・ドキュメント