ロシア 極東でアジア企業に投資呼びかけ

7月18日 7時43分

k10010157751_201507181006_201507181010.mp4

ロシア政府がアジア各国との経済関係を強化しようとしているロシア極東地域の都市で投資フォーラムが開かれ、政府関係者らが日本や中国の企業に積極的な投資を呼びかけました。

投資フォーラムが開かれたのはロシア極東の都市マガダンで、地元の４０余りの企業や団体が展示ブースを設け、事業の内容などを紹介しました。
マガダンはロシアでも有数の金の生産地として知られるほか、水産業も盛んで、会場を訪れた日本や中国の企業の関係者は積極的にブースを回り、質問をするなどしていました。
スピーチを行ったマガダン州のペチョーヌィ知事は「大きなビジネスチャンスがありますので、ぜひ、投資を検討してください」と述べ、日本や中国の企業に積極的な投資を呼びかけていました。
ロシアのプーチン政権は今週、極東の中心都市ウラジオストク周辺を特別な経済区域とする法律を成立させるなど、この地域でアジア各国との経済関係を強化しようとしています。
マガダンで金の生産や販売を手がける企業の社長は「金の販路を広げたいので、日本や中国、それにシンガポールなどと協力していきたいです」と話していました。