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15日の湘南戦では、ピッチ上の多くの箇所で芝が剥がれ、選手が足を取られる場面が目立った=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)
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15日の湘南戦では、ピッチ上の多くの箇所で芝が剥がれ、選手が足を取られる場面が目立った=ノエビアスタジアム神戸(撮影・後藤亮平)

 芝の生育状態が悪化している本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)について、J1神戸が8月以降のホーム戦の会場変更を、同スタジアムを所有する神戸市に求めていることが17日、分かった。クラブはユニバー記念競技場(同市須磨区)を代替候補に挙げ、市は「地元クラブの思いに応えたい」とし、調整を始めている。

 開閉式屋根を持つ同スタジアムは少ない日照時間でも生育する冬芝を採用している。夏場に入ると根が細り、地面に定着しにくい状態になり、15日の湘南戦ではピッチの多くの箇所で芝が剥がれ、得意のパスサッカーが展開できなかった。

 試合後、監督、選手から不満の声が上がり、クラブの三木谷浩史会長も16日、ツイッターで「12年間言い続けましたが、芝が良くならない。そろそろ決断の時かな」とつぶやき、「市がお金をかけないと難しい。本当にアジアのトップチームを作るなら、決断の時は迫っていますね」とコメント。クラブ関係者が16日、市に会場変更を申し入れた。

 クラブの意向を受け、市教育委員会スポーツ担当局は8月以降、ホームで開催予定の公式戦6試合について別の会場を検討。ユニバー記念競技場では試合日にイベントが予定されており、今後協議するという。市は「最善を尽くしたい」としている。(伊藤大介)

  
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