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ピピピピピがブログを書きますよ。

運動もせず、ヘタレ顔でキーボードに手を置くピピピピピがブログを書く。野人の如き豪快さが欲しいね。

学校で、「ブスだけど頑張って欲しい‼」って万歳した男子が退学に追い込まれた

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「その発言、上から目線でブスを貶してるのと一緒だよ?」

 女子グループは憤慨して、このように申していた。
 片や男子は、「世の中はブスを蔑む風潮はあるけれど、俺らはそう思わない。だから、ブスは持ち上げて行きたい!」って考えからタイトルの言葉を発した。
 救助しようとしたら裏目に出てしまったパターンである。
 その子は自分がブスだと思われてるんじゃないかって事で、いつもビクビクしていた。
「わたしなんか……」「キモイもんね」「ごめんね、指一本触れちゃって」
 こんなネガティブな言葉が口癖だった。
 それを聞いている側は、半煮えのほうれん草を食ったように苦い顔をするしかない。
 だから、せっかくクラスメイトなんだし、彼女を救ってあげようと思ったのだ。
 しかし悲しいかな、若さゆえに、「ブスだけど~○○」って持ち上げ方しか出来なかった。
 思いやりを持って接しても、ブスに敵意を持っていると決めつけられてしまう事もあるのだ。
 それゆえに、「やっぱブスって性格が屈折してるな」と考える男子も出て来て、対立が起きる結果に終わってしまった。
 反論されて逆ギレした男子は、ブスを主体としたグループに卑猥な噂を流されるなどして、学校に居場所がなくなって中退した。
 たとえ善意から出発する言葉でも、時と場合によっては誰かを傷付けてしまう可能性があるのだ。

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そもそも本当の意味でブスを貶している奴なんていない

 いるとしたら、そいつはクレイジーだぜ!
 ブスってのは一部の人間からすれば、挨拶のようなものである。
 世の習いなのだ。
 芸人が漫才をする前に、「はいどうもぉ~~よろしくお願いします。いやぁ、頑張らなあかんね」ってお決まりの台詞を口にするようなものである。
 そら、ブスブスブスと刺すように連打されれば腸が煮えくり返るかもしれない。
 けれど、それは豪雨のようなものだと思えば良いのではないか?
 空は勝手気ままに雨を降らす。
 ブスって言葉は、舞い降りる雨粒だと思えば我慢出来るのではないだろうか。

ブスは不当な扱いを受けるは本当か?

 憶測だが、思春期を生きるガキ集団に扱き下ろされるのだろう。
 それぐらいの年代は、牛乳瓶みたいなメガネを掛けているだけでオタク認定したりと、残酷な思考をする。
 けれど、ブスに限らず雑に扱われる人は多いのでないだろうか?
 もしかしたら、誰もが受けるような被害を、「ブスだからやられたんだ……」と自己解釈しているに過ぎないのかもしれない。
 本当にブスだから、ボコスカ殴られたり、暴言を吐かれたりしたのだろうか?
 無論、恋愛の面では不利になる事は間違いないが、それは不当な扱いとは言わない。
 単なる不運だ。
 一度ブスという概念を抜きにして、自分の人生を振り返って見ると良いだろう。
 世の中には、ブスだからという理由でイジメ抜くような酷い大人はそうそういないと思われる。
 ブスに無関心な人はいくらでもいるが、あえて精神攻撃を加えに来る人間など稀だ。
 仮にそんな輩がいるとしたら、ブス以外の相手にも危害を加えているだろう。

ブスは不満足な人生を生きている、という先入観が良くない

 そんな考えを持ってしまうと、不自然なまでに褒めてしまったりする。
 かわいそうな人を見ると心が締め付けられるから、言葉を投げ掛けて心のモヤモヤを消すのだ。
 こうした心理をブスは冷静かつ沈着に読み解く。
 その為、「嘘の言葉だ‼ 騙されてたまるか‼」と怒髪天を衝いてしまう。
 悲しいすれ違い現象。
 どちらも悪意なんてちっぽけもないのに、いつの間にか敵対している。
「顔が良いから、楽ばっかして生きてるんでしょ? だから人の気持ちも分からないバカなのよ」
「顔が悪いから、拗ねてばかりいるんだろ? そんなんだから生き様自体が屈折してるんだよ」
 こうやって見っともない誹謗中傷合戦が始まってしまう。
 揃って、化けの皮が剝がれて行くのだ。
 こうした醜い争いを食い止める為にも、怒りを着火しないってのが大切である。
 ブスだろうとなんだろうと、人間は藻掻きながら希望を見出して生きる存在だ。
 であるから、「ブスだから○○」なんて思考はもっての外。
 宇宙船地球号の仲間といった意識を持ち、尊重し合って生きねばならん。

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なんとかなる小ブス、絶望的な大ブス

 こうした白黒思考も良くない。
 どんなブスであれ、どんな人間であれ、幸せになるべき生き物だ。
 柔軟な思考を手に入れないと、ブスだから辛い、ブスだから暗い、ブスだから悲惨といったような考えを抱いてしまう。
 姿形で人生の向かうべき道が決定されてしまう訳じゃない。
 全てのブスはなんとかなる。

一部のブスは、ブスを仲間に引き入れて、ブス同士で社会への不満を訴える

 いろんなブスのルサンチマンが積もりに積もるコミュニティ。
 特にネットでは、そうした光景が頻繁に見られる。
 似た者ブスが集まり、こんな酷い目にあいました! と発信すると、私もです! と賛同者が次々手を上げる。
 こうして、「やっぱりわたしたちは、ブスだからこそ苦労してるんだ!」って考えを深めるようになってしまう。
 文章からは並々ならぬ怨念のエネルギーが発散していて、見ているだけで気が遠くなりそうである。
 こうした傷の舐め合いはブスに限らず、誰もがやるだろう。
 ここまでなら意見交換によって心を潤わせていて、素敵な関係だとは思える。
 しかし、一部のブスははてブツイッターなどで、「こんな奴らが嫌いだっ‼」と敵意むき出しの主張をしてしまう。
 そうなると前述した通り、「やっぱりブスだから心がひん曲がっている」など考える人も出てくる。
 こうして徐々に、ブス全体に対する敵意を持つ人が増え、ブス=心が荒んでいるなどと色眼鏡を掛けて見る人が増えて行く。
 ごくごく少数の荒れ狂うブスによって、全体のブスの印象が決定してしまうのだ。
 はてなでも、「私ブスなんだけど~~~」と前置きしてからコメントする人もいる。
 もしかしたら、ブス自体がブスを貶めているのかもしれない。

 ブスに限らず、汚いオッサンや、うるさいオバサンなどでも特別視しない社会になって貰いたいものだ。

 

【テレビドラマ化】正しいブスのほめ方 (宝島SUGOI文庫)

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めんどうな女のトリセツ

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