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【新国立競技場】英団体「日本はロンドンの失敗から学んだ」 ハディド氏デザインの五輪施設は「工費3倍」

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【新国立競技場】
英団体「日本はロンドンの失敗から学んだ」 ハディド氏デザインの五輪施設は「工費3倍」

 建設計画が白紙撤回された東京の新国立競技場をデザインしたのは、イラク出身の女性建築家ザハ・ハディド氏(64)。2012年ロンドン五輪では水泳センターを担ったが「野心的なデザインの結果、工費が3倍に膨れた」(英紙ガーディアン)と批判されるなど、過去にも物議を醸してきた。

 水泳センターは波形の屋根が特徴。見た目は美しいが工費は見積もりを大幅に超過し、建築を簡素化しても約2億7千万ポンド(約522億円)にかさんだ。

 英市民団体「納税者連合」のアンディ・シルベスター氏は17日、日本政府の白紙撤回について「ロンドン五輪ではそのような勇気ある決定がなされず、市民は高額な請求書を押しつけられた。日本はロンドンの失敗から学んでいる」と評価した。(共同)

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