(江藤奈津子の声)18年前私の兄で弁護士をしていた江藤隆義がナイフで刺されて殺されました。
(奈津子)あっ!
(奈津子の声)私の思い込みと言われたら仕方がない事。
でも銀のスプーンは確かにあった。
(斎田修)重要参考人としてご同行願います。
(高見杏子の声)赤ちゃんの父親なのにどうして私があの人を殺すんですか?
(奈津子の声)犯人としてまず疑われたのは兄の恋人だった高見杏子さん。
凶器が彼女の住んでいたアパートの庭から発見された事で…。
ナイフには江藤さんと同じ血液が付着していた。
(奈津子の声)でもその翌日彼女は首をつって自殺した。
事件が終わって兄の遺留品を返してもらった時に銀のスプーンはなかった。
(江藤美佐)警察?
(山崎)本当に申し訳ありませんでした。
(奈津子の声)18年前確かに遺留品として押収したが紛失したのは管理していた自分のせいだと…。
(加賀見享)山崎が何を言ったかは知らないがあの現場に銀のスプーンはなかった。
(加賀見)あなたの見間違いですよ。
(糸村聡)遺留品を紛失した事を認めた方がいいと思います。
嘘をつくのはいけない事です。
斎田署長さんってどんな方かご存じ?部下思いで…ああ犬が大好きな人みたいです。
犬…。
(携帯電話)はい。
え…?わかりました。
では明日。
ああー!
(捜査一課管理官)マルガイは玉川南署署長斎田修。
「それと事情はよくわからんが一課長が現場にいたらしい」
(曽根武雄)えっ!?課長が?「宮下班はこれより直ちに斎田署長宅へ急行してくれ」
(宮下晴彦)了解。
斎田署長宅に向かいます。
ああ…。
いやぁ…。
ご苦労さまです。
ああ。
はいお願いします。
はい。
上がります。
はいゆっくりゆっくり。
(パトカーのサイレン)
(鑑識課員)はいシート。
(鑑識課員)はい。
ご苦労さまです。
(宮下)どうも!失礼ですがお名前は?お疲れさまです。
お疲れさまです。
ご苦労さん。
(織田みゆき)お疲れさまです。
江藤さん?
(警察官)お知り合いですか?はい。
(宮下)署長は独身か?
(田代)去年の暮れ母親を施設に預けてるという話は聞いた事があります。
んー…。
(犬の鳴き声)
(宮下)ん?糸村!なんでお前がここにいるんだ!どうぞお構いなく。
あっ織田くんいたんだ。
勝手にやってろ!そうしまーす。
よいしょ…お邪魔します。
よしよし。
あーいい子だ。
んー…ん?そうかお前ライラっていうんだ。
ライラ斎田署長さんね亡くなっちゃったんだよ。
わかんないか…。
ん?「ぱこの墓」…。
敬礼!
(曽根)現場にいた理由をお聞かせください。
斎田の様子がおかしかったのを覚えているか?おい。
あ…。
お疲れになったんじゃありませんか?あ…いやそんな事はない。
どうしたのか気になった。
電話して会う事になったんだ。
そこで俺の顔を見た途端飛び降りた。
顔を見た途端にですか?
(加賀見)そうだ。
お疲れさまです。
おおっ!はいおいで。
よいしょ…。
(加賀見)どうだ?
(一同)ご苦労さまです。
(堂本治)左上腕に圧迫痕。
防御創のようなものがあります。
(富樫謙三)現場にちぎれたチェーンが落ちてました。
(富樫)糸村チェーン!あっはい。
これです。
なんだ?そりゃ。
いや笛のようなものがついてまして…。
どうです?
(加賀見)知らん。
ではこれを鑑定に回します。
(斎田登代子)修が…死んだ?はい。
(田代)お母さんの他にご家族の方は?もしかしてあの子…自殺したんですか?なぜそう思われるんですか?いえなんとなくそんな気が…。
人にばかり気を使う子ですから。
もしかして疲れてしまったのじゃないかと…。
最近息子さんは面会にいらっしゃってましたか?最近は来られてなかったかなと思いますけど…。
じゃあ息子さん以外に誰か面会には?斎田署長のお母様でいらっしゃいますか?この度は…。
あの…こんな時になんなんですけれど犬についてお聞かせ頂けますか?斎田署長は昔から犬を飼っていたとおっしゃっていたんですが…。
犬を飼うようになったのは孫が生まれた時からです。
病弱だった孫の遊び相手として。
ええ。
あっこれについては何かご存じありませんか?さあ…わかりませんが…。
そうですか。
(院長)静かな方でしたね。
お母さんを預けられた日も…。
(院長)本当はご家族の方と一緒に住むのが一番なんですよ。
面倒を見きれなくなったからって厄介払いっていうのは…。
よろしくお願いします。
(院長)月に一度はいらしてたみたいですがお母さんとまともに話している姿は見た事がありません。
署長の署内での評判は良く自殺する理由は誰も思い当たらないようです。
(加賀見)俺は斎田が飛び降りるのを見た。
つまり自殺だと言っている。
それ以外の事はわからん。
それとも俺が斎田を突き落としたとでも言いたいのか?じゃあこの一件上に上げろ。
監察に任せればいい。
そんなまさか…。
(加賀見)じゃあ斎田の自殺を立証しろ。
それでこの一件は終わりだ。
(宮下)よし引き揚げるぞ!
(一同)はい。
ちょっと待ってください!
(加賀見)曽根ちょっといいか?なあ…。
(加賀見)銀のスプーンを探せ。
斎田の周りからな。
斎田署長の?
(加賀見)そうだ。
18年前現場に銀のスプーンがあったのは江藤さんの見間違いじゃなかったって認めるんですね?斎田が謝ったんだ。
俺の目の前で。
お前に聞きたい事がある。
18年前の事だ。
課長…。
申し訳ありませんでした…!申し訳ありませんでした!どういう事だ?言ってみろ。
斎田!斎田!斎田!あっ!
(加賀見)斎田!!ああー!斎田ー!斎田の様子がおかしくなったのは江藤奈津子が俺たちの前に現れてからだ。
あいつがなぜ俺に謝り飛び降りたのか。
銀のスプーンがあいつの周りから見つかったらその謎が解ける。
その時はこの一件を公にする。
だがな…。
見つからなかったら公にはしない。
課長。
(加賀見)なんだ?こんな事を言ったらまた飛ばすぞとか言われそうなんですが…。
本当はもう課長はこの世に銀のスプーンは存在しないと思ってるんじゃないんですか?ほらまたそういう顔をする。
でも見つかったら公にすると言った今の言葉忘れないでくださいね。
でもどこをどう探せばいいのか…。
遺留品を探すのはお前の仕事だろう。
はい。
あっそうだ。
えーこれ課長よかったらどうぞ。
これ僕がいつも飲んでる中国茶なんですけどイライラにもいいんですよ。
では失礼します。
お邪魔しました。
(捜査一課管理官)若い連中が騒いでるようだがこの件に関しては事件性はなしと捜査一課は判断してる。
わかるね?はい。
(富樫)斎田署長が自ら飛び降りたと考えて間違いありません。
ああー!
(曽根)よーし!斎田署長は自殺。
一課の仕事はここまでだ。
解散する。
本部に引き揚げるぞ。
(田代)ちょっと待ってください!
(曽根)なんだ?
(田代)これで終わりなんですか!?自殺はいいとしてもその原因はなんですか?それが判明しないうちに解散はないんじゃないですか?残念ながらそれは俺たちの仕事じゃない。
係長係長!ん?斎田署長の自殺には18年前のあの事件が絡んでいるはずです。
このまま終わらせるには…。
どうだというんだ?斎田署長は自殺だ。
その理由に我々が関知する必要はない。
ですが…。
つべこべ言うな!事件はこれだけじゃないんだ!お嬢。
お嬢なんかじゃありません。
ちったあ頭冷やせよ。
誰もが糸村になれるわけじゃねえんだぞ。
違うか…。
ん?そう簡単には見つからないか…。
はいこれあげて。
よっ…!ん…?ライラじゃないんだ。
ん?
(多中)こんな幕の引き方腑に落ちねぇな…。
(佐井)所轄が納得いかないのもわかりますよ。
ねえ?宮下さん。
(室田仁)どうしたんですか?宮下さん。
ん…?おはようございます!おはようございます。
(原本)はあ?犬連れてご出勤とはいい気なもんだ!おいおいおい体裁も何もあったもんじゃねえな。
(宮下)体裁ばっかり繕ってもなぁ…。
(大石鉄夫)元警官が殺されてすぐに署長が自殺で因果関係ないって言われてもそりゃマスコミは煽りたがるよね。
はいおいで。
ほ〜ら岡野さんと堀内さんと桜木さん。
おはようございまーす!おいで。
ここにいてね。
(横山恵一)あっ糸村さん調べましたよ例の笛っぽいもの。
なんだったと思います?犬笛でしょ?え?ねえ。
ほう〜…犬って耳がいいんだな。
全然聞こえないよ。
すごいねお前!すごいねお前って…。
適当に人に振って調べさせといて…。
あっそうだ。
あと村木さんから鑑定結果預かってます。
おっグラッチェ!唾液のDNAからあの犬笛斎田署長のものだと特定されたそうです。
あと微量なんですけど長石と酸化鉄が検出されたって。
そういう事か…。
お疲れさまです。
あれ?悟くん!
(山崎悟)僕警察官の採用試験受けようと思って…。
へぇー。
じゃあ親子三代で警察官だ。
母に話したら喜んでくれました。
警官になったらこのぐい飲みで酒飲みます。
父の墓前で一緒に。
そう。
山崎さんきっと喜ぶよ。
あっじゃあなんかお祝いあげないとね。
えっいいえ…。
えーと…。
あった。
よいしょ。
はいこれ。
捜査一課のベルト。
ありがとうございます。
よっよっよっもう少し!あー着いた!あっこんにちは。
えっと確か…。
いい…。
糸村さん!はいそうです。
正解です。
何かご用ですか?あのお母さんいらっしゃいます?います。
どうぞ。
今日お伺いしたのはよいしょ…犬笛についてです。
これは斎田署長が持っていたものと同じものです。
江藤さんは18年前現場で銀のスプーンを見た時同時に不快な断続音を聞いたと言っていましたよね?それってこの犬笛の音だったんじゃないでしょうか?周波数は1万7000ヘルツ。
若者にしか聞こえない特有の音。
モスキート音というの。
犬笛なら犯人の近くには犬がいたはず。
斎田署長が犬好きだと糸村さんから聞いてその事を確かめるために私は彼のところへ行ったの。
…だとしたらおかしいんですよね。
え?斎田署長がなんらかの形で事件に関わっていたとしてなぜ彼は犬笛を持ってたんでしょう?しかもわざわざ墓から掘り返して。
掘り返して?犬笛には長石と酸化鉄が付着していました。
どちらも斎田署長の家の庭の土と同じ成分です。
気になっていたんですよね。
斎田署長の犬の墓が掘り返されていた事と彼の指についた土の汚れ。
つまり斎田署長は飛び降りた日に犬笛を掘り出したと言いたいの?恐らくですよ。
でもそこには理由があったはずなんです。
亡くなった斎田署長の声はこの犬笛に込められてると思うんです。
(訓練士)訓練や躾のために使ったり素人の方にでも簡単に扱える代物ですよ。
おおー…。
すごいな。
一度吹いてみます。
はい。
(犬笛)
(横手裕太)テト!
(犬笛)はぁー…。
(横手良雄)斎田さんとは昔からの付き合いで私犬の訓練士をしていた事があって犬笛を操るのを知って教えてくれないかって言われたんです。
それはいつ頃の事ですか?
(良雄)もう随分前ですよ。
斎田さんが刑事をしてる頃だったから。
(犬笛)
(犬笛)
(良雄)あの頃飼ってたぱこ頭よかったからすぐ覚えちゃって。
そのあとは?やっぱり犬笛は性に合わないってやめたみたいですよ。
(裕太)お父さん。
ほんとに斎田のおじちゃん死んじゃったの?
(良雄)そうだってさ。
お前仲よかったのになぁ。
やはり自殺でしたか。
はい。
お力落としのございませんように。
失礼致します。
バカな子だよほんとに!私をこんなところに捨てるから…ないがしろにするからこういう事になるのよ!ああ…!せっかく署長にまでなったっていうのに。
ああ〜バカ!腰抜け!!ああ〜!弱虫が!!斎田さんどうしました?斎田さん落ち着きましょう。
バカだ!バカな子だ…!
(介護士)誰か!先生呼んでください!
(登代子)ああ〜!
(介護士)落ち着いて!
(登代子の泣き声)
(介護士)落ち着いてください斎田さん。
(登代子)お話しする事なんかありません。
帰ってください。
斎田署長には横手裕太くんという小さな友人がいました。
その友人に署長はお母様の事を話していました。
気の強い人だったんだおじさんの母親は。
子供の頃から勉強しろ一番になれ人に負けるなって繰り返し言われてね。
大変だ。
うん。
昔から犬が大好きだったんだけどね犬は飼ってもらえなかった。
だから大きくなってから犬を飼ったんだ。
母親になんと言われようともね。
ハハッ。
今は事情があって一緒には住んでない。
そうなんだ。
たまに会っても何も話す事なんかないよ。
でもお母さんなんだから…。
一緒に暮らしてあげた方がいいよ。
斎田署長泣いていたそうです。
それとこの犬笛はぱこの墓から出てきたものでした。
(ナースコール)斎田さんどうなさいましたか?呼んでください。
えっ?呼んでください!
(携帯電話)
(携帯電話)斎田署長のお母さんがあなたに大事な話をしたいと言っています。
恐らく18年前の事件の事です。
一緒に来て頂けませんか?
(奈津子)私が?真実を知りたいと言っていたじゃないですか。
怖いんですか?怖い?私が何を怖がるっていうの?殺されたあなたのお兄さん江藤隆義さんは悪徳弁護士として評判の人だった。
それが18年前の事件に絡んでいるんじゃないか…。
そう思っているんじゃないんですか?世間の評判はともかく私にとってはいい兄だった。
恋人だった杏子さんとも愛し合っていた。
だから赤ん坊が生まれたんです。
それが…。
美佐です。
(美佐)ただいま。
(奈津子)おかえり。
こんにちは。
(美佐)こんにちは。
美佐さんのためにも行くべきなんじゃないんですか?あなたが被害にあった方の妹さん?はい。
そしてこの子が兄の娘です。
(登代子)お嬢さん。
あなたのお父さんを殺したの私の息子です。
(登代子)私がそれを知ったのは事件から2年近く経ったある日の事です。
その年の初め息子の嫁が病気で亡くなり2か月後にはたった一人の孫も…。
なんて言ったの?今。
だから夢を見るんだよあいつの夢を。
殺してしまった江藤が化けて出てくるんだよ!こ…殺したってあんた…!そうだよ!俺が殺したんだよあいつをこの手で!だから…だから…あいつうちの美智子と宏樹をあの世へ連れてったんだ!夢に出てきて笑うんだ。
俺はどうしていいかわかんないよ。
おかしくなりそうだよ母さん。
何バカな事言ってるの!どうしてそういう事になったのか母さんに全部話してごらん!
(登代子の声)当時私が大病してお金がかかった時期がありました。
その時悪い道に誘う人があったんだそうです。
警察の情報を渡せば金になるって誘われてそれから金をもらっては情報を流してた。
もう2人とも逃げられなかったはずなのにあいつだけ…。
(斎田の声)「自首する!?今さらなんで!」
(江藤隆義の声)「赤ん坊が生まれたんだ」「もうこんな事はやってられない」子供のため?ふざけるな!
(江藤)何やってるんだ返せ!
(江藤)返せ!自分の都合だけで俺の人生めちゃめちゃにしやがって!
(江藤)うわっ!
(江藤)斎田…!あっ…ああっ!
(ドアの開閉音)
(登代子)私はねお嬢さん。
私はそれを聞いた時…。
いいのよそれで。
このまま口をつぐんだ方がいいに決まってる!
(斎田)母さん…。
あんたは私を人殺しの母親にするつもり?
(登代子の声)ぱこのお墓に埋めました。
もう全て忘れようって…。
その日からほとんど口をきかなくなりました。
息子が飛び降りる前に置いていったんです。
(登代子の声)あの時息子はすでに死ぬ事を決めていたんでしょう。
最後にこのスプーンを私に…遺族に返してくれって事だったんでしょう。
私は息子に人殺しの罪の償いもさせずに気の優しい息子を苦しめ続けたんです!許して!息子を許してください!全て…全て私のせいなんです!許して!お願いします!もう…私のせいなんです。
息子を許してください!許してください!ああ…お願いします!全て私が悪いんです。
私のせいなんです!ああ…!許してください!許してくださいもう。
全て私が悪いんです!私が悪いんです!どうか許してください!斎田さん…お母さん!許してくださいお願いします!お母さん!もうわかりました。
よくわかりました。
私が生まれたせいで何人もの人が死んだ。
私…本当のお父さんとお母さんも…。
美佐。
触らないで!待って美佐!いい加減にしなさい美佐!出てきなさい美佐!美佐!美佐!!江藤さん!美佐がずっと部屋から…。
私もうどうしたらいいのか…。
美佐さん聞こえてますよね?糸村です。
少しだけ…3分でいいんです。
僕の話に付き合ってくれませんか?遺留品って知ってますか?事件の現場に残されていた物の事です。
その「物」から聞こえてくる声を聞き取るのが僕の仕事です。
(ピアノ)遺留品は伝えてくれます。
被害者の思いや真実を。
もちろんそれは美しいものばかりとは限りません。
悲しみや怒りを生み出してしまう事もあります。
でも美佐さん。
遺留品には亡くなった人の生きた証しが…心が宿ってるんです。
今ここにあなたへの思いを伝えようとしている遺留品があります。
お願いです。
一度だけでいいんです。
あなたへの本当の気持ちを受け取ってください。
(ドアが開く音)
(奈津子)美佐!ああ…なんて事を!お父さんはあなたが生まれてくれた事をほんとに喜んでた。
感謝してた。
あなたが生まれてくれた事で命の大切さやこれまでとは違った新しい未来への希望を抱き始めたんです。
ご両親が亡くなった事は不幸な事だったかもしれません。
でもこれだけは言えるんです。
このスプーンはご両親があなたを愛していた証しなんです。
そしてあなたのために18年間ずーっとこのスプーンを探し続けてくれた奈津子さんの…お母さんの愛の証しでもあるんです。
これお父さんが?ありがとう。
(美佐)ありがとうお母さん。
どうした?お嬢。
ボーッとして。
なんでもありません。
ほんとお前はいっつも悩んでるなぁ。
織田。
はい。
最近評判いいぞ!えっ?お前を引っ張った俺も鼻が高い。
宮さんの指導のおかげかな?
(宮下)よしっ!
(笑い声)どういう事ですか?
(宮下)次のポストが目の前にぶら下がってるんだとさ。
そういう事ですか。
まあ係長は係長お前はお前糸村は糸村。
そういう事だよ俺が言いたいのは。
お嬢ちゃん。
宮下さん前から言いたかったんですけどお嬢ちゃんってセクハラですよね?それは失礼しました。
お嬢ちゃん。
(村木繁)はあ…感激です。
糸村さんにディナーをごちそうになるなんて。
いやいやいやいや。
いつも村木さんにはお世話になってますから。
ご迷惑をおかけしてるんですからそのお礼ですよ。
(横山)うまいっすね!悪いな俺もおごりだなんて。
ちょっと横山くん。
ちょっと待って。
食べるのやめようか。
横山くんは自腹だからね。
なんで?何言ってるの?だって村木さんにごちそうするって言ったら勝手についてきたんじゃない。
えっ俺もいつも面倒かけられてるじゃないですか!面倒とか言っちゃダメでしょ。
いつもやってるのは仕事でしょ面倒じゃないでしょ。
糸村さんがいつも面倒にしちゃってるんでしょ!ああそういう事言われたそういう事言われた。
いやいや今日はビシッと言わせてもらいます!ちょっとちょっと…ちょっと待て!お客さんがいらっしゃいますから。
(糸村・横山)いやだって…。
わかりましたわかりました…!私がおごります。
(糸村・横山)ありがとうございます。
いやいやちょっと…そうじゃないじゃん。
うまいな!横山くんじゃあワインリスト…。
ああ欲しいですね!ちょっとちょっと…。
すいませんワインリストください!斎田署長は犬を使って凶器を移動したんです。
A地点からB地点まで犬に凶器を運ばせる。
犬笛を使ってそれを成し遂げたんです。
ですがもう二度と犬を犯罪に巻き込まないようにとライラにはなんの調教もしなかった。
18年前の遺留品紛失はいつも俺のここに引っかかってた。
課長になった時科学捜査係の設置を上司に進言したのはそのためだ。
そうだったんですか。
あ…どうして僕を?お前は変態並みだからな遺留品に関しては。
変態?物に固執するお前ならと引っ張った。
とりあえずは正解だったよ。
ああそうだ。
銀のスプーンが見つかったら全てを公にすると言ったあの言葉忘れないでくださいね。
お前は人を不愉快にさせる名人だな。
じゃあ行きます。
行くぞライラ。
よいしょ。
よいしょ。
はいおいで。
糸村飼うのか?いいえ。
でもいい人見つけました。
はい行こう。
(奈津子)頭を上げてください。
こんにちは。
こんにちは。
2015/07/07(火) 16:00〜16:58
ABCテレビ1
[終]遺留捜査[再][字]
「消えた遺留品…銀のスプーンと犬笛が語る真実!!」
詳細情報
◇番組内容
警視庁捜査一課・科学捜査係を舞台に、遺留品から真実に迫る新たな刑事ドラマ誕生!主演・上川隆也演じる刑事・糸村が明らかにする被害者たちの伝えられなかった想いとは?
◇出演者
上川隆也、貫地谷しほり、佐野史郎 ほか
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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日本語
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