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金星探査機「あかつき」 コース修正始まる
7月17日 20時20分

金星探査機「あかつき」 コース修正始まる
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ことし12月、金星を回る軌道への投入に再び挑戦する日本の金星探査機「あかつき」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、探査機が進んでいるコースを僅かに修正する作業を17日から始めました。
5年前の平成22年5月に打ち上げられた日本初の金星探査機「あかつき」は、その年の12月に金星を回る軌道に投入される計画でしたが、メインエンジンが故障し、当時の計画は失敗しました。
「あかつき」は現在、太陽の周りを回っていますが、JAXA=宇宙航空研究開発機構はことし12月7日に、残された小型のエンジンを使い、金星を回る軌道への投入に再び挑戦する計画で、これを前にコースを僅かに修正することになりました。
コースの修正は今月17日と24日、31日の合わせて3回行われ、神奈川県相模原市にあるJAXAの管制室からは16日に、エンジンを噴射するためのプログラムが探査機側に送られています。
1回目の噴射は17日午後1時に行われ、管制室の担当者は「あかつき」から送られてくるデータを見て、予定どおりにエンジンが作動したことを確認していました。
あかつきでの探査の責任者を務める中村正人プロジェクトマネージャは、「作業はかなり緊張しましたが、うまくいって、チーム一同喜んでいます。3回の修正をうまく乗りきって、12月の本番に進みたい」と話しています。

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