夜の高知県を出発する1台のトラック。
その積み荷は。
オスのジンベエザメ、海くん。
けさ6時前、大阪・港区の海遊館に到着しました。
およそ9時間の長旅です。
水槽の中に放たれるとゆっくりと泳ぎ始めました。
気持ちよさそうですね。
海くんの体長は4メートル75センチ。
体重は推定800キロほど。
すでにいるメスの遊ちゃんと仲よくできるでしょうか。
こんばんは。
7月7日火曜日ニュースほっと関西です。
ジンベエザメの海くん大きいですね。
周りの魚も驚いたことでしょうね。
では、きょう最初のニュースです。
奈良県香芝市で小学6年生の女の子が連れ去られ26歳の男が監禁の疑いで逮捕された事件です。
男が女子トイレの付近で連れ去る子を探していたら好みの子が来たという趣旨の供述をしていることが警察への取材で分かりました。
奈良県香芝市で今月4日、リサイクルショップに家族と買い物に来ていた小学6年生の女の子の行方が分からなくなりました。
警察は、おととい大和高田市で女の子を保護するとともに一緒に車に乗っていた橿原市の無職、伊藤優容疑者を監禁の疑いで逮捕しました。
警察によりますと容疑を認め女の子と面識はないなどと供述しているということです。
警察は、きょう伊藤容疑者を奈良地方検察庁に送りました。
その後の調べに女子トイレの付近で連れ去る子を探していたら好みの子が来たという趣旨の供述をしていることが警察への取材で分かりました。
これまでの調べで容疑者の車がリサイクルショップの端にある女子トイレのすぐ近くにとめられていたことが分かっていて警察は人目につきにくいトイレの付近で同じ年頃の女の子を待ち伏せしたとみて調べています。
平成9年に神戸市で起きた児童連続殺傷事件の加害者の元少年が出版した手記についての滋賀県の対応です。
子どもたちへの影響を考慮して滋賀県立図書館では未成年に対しては閲覧や貸し出しを認めないことにしました。
元少年が出版した手記については全国の図書館で対応が分かれています。
滋賀県立図書館では当初、一般の図書と同じように館内での閲覧や貸し出しを行うことにしていました。
この手記について滋賀県の三日月知事は、きょう滋賀県議会で議員の質問に対し次のように述べました。
そのうえで図書館での扱いは表現の自由の観点もあり個別の事案ごとに慎重に判断する必要があるという考えを示しました。
滋賀県側は答弁で先月24日に臨時の会議を開き子どもたちへの影響を考慮して県立図書館では未成年に対しては閲覧と貸し出しを認めないと決めたことを明らかにしました。
STAP細胞の問題で費用を返還です。
理化学研究所を退職した小保方晴子元研究員が不正があった論文を科学雑誌に掲載するのにかかった、およそ60万円をきのうまでに理化学研究所に返還したことが分かりました。
STAP細胞の問題で理化学研究所は退職した小保方晴子元研究員について論文にねつ造や改ざんなどの不正があったと認定し懲戒解雇に相当するとしたうえでことし3月、不正があった論文を科学雑誌ネイチャーに掲載するのにかかった費用およそ60万円の返還を求めていました。
これについて理化学研究所はきょう全額が返還されたことを明らかにしました。
今月初め、小保方元研究員の代理人の弁護士から口座に振り込みたいと連絡がありきのう入金を確認したということですが本人からの連絡はないということです。
理化学研究所の安藏俊成広報室長は特にコメントはありませんが引き続き研究不正の再発防止に取り組んでいきたいと話しています。
一方、小保方元研究員が在籍中に支出した研究費など、およそ3500万円について理化学研究所は研究や実験の実態はあったとして返還は求めないとしています。
小保方元研究員の弁護団は調査結果には納得していませんがこれ以上の係争を避ける判断をしましたとコメントを出しました。
和歌山県では去年、消火用ホースの格納箱から金属製のノズルが盗まれる事件が相次ぎました。
警察は電気ケーブルなどを盗んだとして逮捕・起訴された男がノズル300本余りを盗んだ疑いが強まったとして窃盗などの疑いで追送検しました。
和歌山県内では去年1年間に道路脇に設置された消火用ホースの格納箱から金属製のノズル630本余りが盗まれる被害が相次ぎ警察が窃盗事件として捜査していました。
その結果、ことし5月に和歌山市の資材置き場から電気ケーブルなどを盗んだとして逮捕・起訴された和歌山市布施屋の無職、小泉茂弘被告が和歌山県の橋本市や紀の川市などでノズル300本余りなどおよそ570万円分を盗んだ疑いが強まり警察は、きょう窃盗などの疑いで和歌山区検察庁に追送検しました。
盗まれたノズルなどはリサイクル業者に売られていたということで調べに対し容疑を認め生活のためにやったと供述しているということです。
次は奈良の東大寺にかつてそびえ立っていた七重塔についてです。
この塔、高さ100メートルもあったという説があります。
今月から発掘調査が行われることになりました。
東大寺では奈良時代の創建当時大仏殿の東西に2つの七重塔が建てられましたが、その後いずれも失われました。
寺では2つの塔のうち南北朝時代に焼失した東側の東塔があった場所の発掘調査を今月中旬から行うことにしていてきょうは東塔の跡で法要を営み調査の安全を祈願しました。
調査は寺と奈良文化財研究所、それに橿原考古学研究所で作る調査団が平成31年まで5年をかけて行うことになっています。
七重塔は寺の記録などから高さが100メートルに及ぶという説もあります。
調査団では西側の西塔の跡も調査して塔の土台部分にあたる基壇の大きさなどを確認することにしています。
続いて、いま、伝えたい関西の戦後70年です。
きょうは芸妓さんの話題です。
芸妓というと京都をイメージする方も多いと思いますが大阪にも現役の芸妓さんがいらっしゃるのをご存じでしょうか。
戦前の大阪には数千人の芸妓さんがいたといわれていますが年々その数は減り続けています。
どう伝統を受け継いでいくのかその取り組みが始まっています。
大阪のお座敷で人気の北新地音頭です。
大阪の芸妓は昭和の初期にはキタやミナミなどにおよそ4000人いたといわれています。
戦後の高度経済成長期には企業の接待などでお座敷が設けられることも多く芸妓の踊りや唄があちこちで見られました。
こんにちは。
北新地で芸妓を続けている小琳さんです。
現在でも週に1回は踊りの稽古に出向いて芸を磨いています。
大阪・北区で生まれ育った小琳さん。
小さいころから踊りが好きで18歳で芸妓としてお座敷に立ちました。
しかし昭和40年代後半から北新地にはクラブなどが多くなりお座敷遊びができる場所は大幅に減りました。
さらに平成に入ってバブルの崩壊とともに芸妓を引退する人も相次いだといいます。
今、大阪の芸妓は僅か7人しか残っていません。
芸妓を目指す若い人もいなくなり小琳さんは長く受け継がれてきた文化が途絶えてしまうのではないかと感じています。
芸妓の伝統文化をどう残していくか。
今、若い世代に向けた新たな取り組みが始まっています。
いらっしゃいませ。
大阪に2か所だけ残るお茶屋の1つが企画したのが芸妓の魅力を伝える体験ツアーです。
お茶屋は芸妓の踊りや唄などを楽しむ場所で昭和40年代には大阪におよそ50軒ありました。
この日は30代の男女5人が参加しました。
ツアーでは本物の芸妓の着物を着る体験ができます。
着付けを担当するのは元芸妓のおかみです。
自分の経験をもとにお座敷での作法を教えます。
谷川さんはツアーをきっかけに芸妓の後継者作りにつながればと考えています。
長い間、踊りと唄で多くの人を魅了してきた大阪の芸妓。
伝統を守るための模索が続いています。
VTRでご紹介した体験ツアーを行っているお茶屋ではフェイスブックやツイッターなどを使って若い人たちに芸妓の魅力を発信することで後継者作りにつなげようとしているということです。
こんばんは。
スポーツです。
サッカー女子ワールドカップカナダ大会で準優勝した日本代表のなでしこジャパン。
選手たちは、きょう夕方カナダから帰国しました。
佐々木監督を先頭に到着ロビーに姿を現した23人のなでしこジャパンの選手たち。
自身最後のワールドカップを戦った澤選手をはじめ大野選手や川澄選手など関西ゆかりの選手たちにも詰めかけた多くのサポーターからねぎらいや感謝のことばが送られていました。
大会は終わったばかりですが国内では今月12日からサッカー女子のなでしこリーグが再開します。
澤選手や川澄選手などが所属するINAC神戸レオネッサは現在、首位。
2年ぶりのリーグ優勝を目指す戦いにも注目です。
続いてプロ野球の速報です。
倉敷では6連勝中の阪神。
縁起のいい球場で首位固めをしてほしいです。
スポーツをお伝えしました。
こんばんは。
気象情報です。
きょうは二十四節気の1つ、小暑です。
本格的に暑くなるころとされていますが、きょうの近畿地方、雨で気温があまり上がらず5月並みの気温の所が多くなりました。
特に神戸24度6分はつい先ほど午後6時に出た気温で日中よりもこの時間のほうが高い気温になっています。
そして梅雨明けが近づくころとされていますが、あすも1日ぐずついた天気になりそうです。
午後からは雨となりそうです。
また、この先も雨の日が多くまだまだ梅雨明けは先のようです。
2015/07/07(火) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西▽戦後70年〜大阪・キタの芸妓文化を守る▽プロ野球速報[字]
▽いま、伝えたい〜関西の戦後70年〜「キタの新地で芸妓文化を守る」▽プロ野球速報▽気象情報
詳細情報
番組内容
▽火曜日は、シリーズ「いま、伝えたい〜関西の戦後70年〜」です。芸妓といえば京都を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、大阪・キタの新地にも、芸妓の文化が息づいています。時代とともに芸妓の数は減っていきましたが、文化を受け継いでいこうと奮闘する人たちがいます。経験を重ねつつ、なおも芸を磨き続ける芸妓。お茶屋に気軽に立ち寄ってもらおうと取り組む若旦那。伝統文化に誇りを持つ人たちの戦後を見つめます。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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