脅迫容疑で告訴されたクララさん父子は脅迫被害者

クララさん父子に「嫌疑なし」処分
告訴した所属事務所会長を起訴

脅迫容疑で告訴されたクララさん父子は脅迫被害者

 自分の元所属事務所の会長でもある、武器仲介会社イルクァン工営のイ・ギュテ会長(66)=詐欺罪などで逮捕・起訴済み=を脅迫したとして告訴されたタレントのクララさん(本名イ・ソンミン)=29=が、ぬれぎぬを晴らした。一方、クララさんを告訴したイ会長が逆に、クララさんに対する脅迫罪で起訴された。

 ソウル中央地検刑事3部(イ・チョルヒ部長)は15日、脅迫容疑で告訴されたクララさんと父親のイ・スンギュさん(64)=グループ・コリアナメンバー=に対し「嫌疑なし」との判断を下す一方、イ・ギュテ会長を脅迫罪で起訴した。

 イ・ギュテ会長は、クララさんがカカオトーク(スマートフォン向け無料チャット・通話アプリ)で自分とやりとりしたメッセージを根拠に「性的な羞恥心を感じた。契約を解除してくれなければ警察に届ける」と脅したとして、クララさん父子を告訴した。だが検察は「クララさんが性的な羞恥心を感じたという主張は誇張や悪意的なものだとは考えられない」として、嫌疑なしの処分を下した。

 検察は逆に、捜査の過程でイ・ギュテ会長による脅迫行為の証拠をつかんだ。検察によると、イ会長は昨年8月、ソウル市城北区の喫茶店でクララさん父子と面会し、契約解除の問題を取り上げて「怖いと思うかもしれないが、(父子の)首を切って捨てることもできる。身体に障害を負わせることだってできる」と告げた。イ会長のこのような発言は、クララさんが検察に提出した録音資料で明らかになった。

パク・サンギ記者
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