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他人のカード情報で買い物 容疑で少年ハッカー再逮捕 警視庁

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他人のカード情報で買い物 容疑で少年ハッカー再逮捕 警視庁

 出版社のサーバーに不正アクセスしたとして「ZeroChiaki」と名乗る川崎市の無職少年(18)が逮捕された事件で、警視庁サイバー犯罪対策課は、他人のクレジットカード情報を使い通販サイトで有料のアプリケーションを買ったとして、電子計算機使用詐欺容疑で少年を再逮捕した。同課によると容疑を認めている。

 再逮捕容疑は2月1日、不正に入手した他人のクレジットカード番号や有効期限を入力し、通販サイトで約3万円のアプリを購入したとしている。

 同課によると、少年はカード情報について「闇サイトで買った」などと供述。ほかにもUSBメモリーに約90件分のカード情報を保存していた。

 同課の解析で、少年の端末にはツイッターに自動で広告が投稿される「連携アプリ」の運営者に攻撃を仕掛けた形跡があったことが判明。同課は、この攻撃の下準備としてアプリの脆(ぜい)弱(じゃく)性を調べるため、同じ連携機能のあるアプリをカードで買おうとしたとみている。ただ実際には名前の似た別のアプリを購入。間違えた可能性があるという。

 連携アプリの運営者への攻撃をめぐっては、大量のツイッター利用者のアカウントが乗っ取られ、特定の弁護士に対する殺害予告が勝手に投稿される事件が2月に発生。同課は少年が関与した疑いがあるとみて捜査している。

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