新・おみやさん 2015.07.16


(沢辺茂)誰や!?何をしとんのや!
(沢辺)こら!
(沢辺)待て!
(殴る音)
(沢辺)ううっ…!
(鳥居勘三郎)
事件発生と同時に警察はその機動力組織力で犯罪者を追い詰める
しかし犯人検挙に至らない事件もわずかながらある
我々警察関係者は犯人が判明せず事件が未解決のまま捜査本部が解散する事を「お宮入り」と言います。
これは警察の完全な敗北です。
未解決事件が存在するという事は罪を犯した人を法で裁き罪を償わせる事が出来ないだけではなく…。
(青山ちはる)お疲れさまでした。
慣れない事するもんじゃない。
いえ〜すごくためになる話でしたよ。
女子大生たちも熱心に聞いてましたし。
(犬の吠え声)まあ…元気な犬だね。
(吠え声)静かに出来る?
(飯島駿)座れ!おじさん誰?鳥居勘三郎。
君あの…未解決事件に興味あるの?お父さんを…。
俺のお父さんを返せ!お父さん返せ…?行くぞチャタロウ。
チャタロウ…?
(殴る音)ただいま。
(緑川みどり)あらお帰りなさい。
副署長がお待ちかねですよ。
(村井信治)どうだったかね?公開講座は。
まさか私の顔に泥を塗るような事はしてないだろうね?ご心配には及びません。
大学のほうもまたぜひにって。
鳥居君久しぶりの一言もないのかね?ずいぶん失敬だね。
失敬な上にマイペース。
それが彼流のようですね。
今度刑事課の事件に首を突っ込んできたらすぐ言ってきなさい。
資料課なんて意味のない課は即刻廃止にしてよそに行ってもらう。
私は私は副署長ですから。
鳥居君!そんな…そんな廃止だなんて!ハウス!ハウス!鳥居君!今すぐ警察を辞めて大学の講師にでもなったらどうかね?第二の人生ってのもいいかもしれないよ。
うん。
では…。
第二の人生うん。
ハハハ…。
おみやさんおみやさん…!おみやさん上の人にはちゃんと挨拶したほうがいいですよ。
でないと…。
あった。
「岡崎大黒町資産家殺人事件」…。
岡崎大黒町に住む一人暮らしの資産家沢辺茂さん宅に何者かが侵入。
何者かに沢辺さんは殺害された。
沢辺さん。
沢辺さんが飼ってた犬が…チャタロウ。
えっ…?チャタロウって…。
さっきの少年が呼んでた犬の名前と一緒。
じゃあ殺された沢辺茂さんの息子さんがあの子?あの…バッグに「IIJIMA」って書いてあったの読まなかった?えっ?ああ…はい…。
このヤマの重要参考人が飯島洋介。
うん…?じゃあつまり7年前の事件の被害者が飼っていた犬を容疑者の息子が連れてたって事ですか?なんだか妙な話ですねぇ。
それにあの子の言葉どういう意味なんでしょうね?「お父さんを返せ」って…。
俺のお父さんを返せ!あの子の父親飯島洋介は警察で任意の取り調べを受けて帰る途中駅のホームから転落。
列車にはねられて死亡。
(警笛)それって罪を認めての自殺だったんですか?そうだったのか単なる事故死なのか不明。
それ以来他の容疑者も出ず物証も出ず…ヤマはお宮入り。
(電話)
(みどり)殺し?了解。
白小路町の町家で殺し。
現場へ急行!
(一同)はい!
(カメラのシャッター音)
(高岡俊介)星野さん!
(星野康夫)はい。
あっこれだな。
(高岡)ええ。
あっ駿ちゃん!ああ…。
(吠え声)殺されたん西村さんやて。
(駿)それ本当!?
(茅野太一)ちょ…ちょっとこの犬黙らせて。
(吠え声)
(茅野)黙らせて黙らせて…!黙って黙ってもう黙って…!
(吠え声)
(会沢桂子)死亡推定時刻は本日午前10時から正午までの間。
(兵藤兵吾)第一発見者は現場を管理している不動産会社の社員です。
(みどり)ガイシャの身元は?
(吉川新平)免許証と名刺を所持してました。
西村健吾さん38歳。
居酒屋チェーン呑み吉の白小路町店の店長です。
西村健吾…?おみやさん?現場は改築中の町家だったわね。
ガイシャはどうしてそんな場所に?居酒屋チェーンから独立して自分の店を始めようとしていたみたいですね。
う〜ん…。
これは何?
(山田春馬)被害者が握り締めていたものです。
おそらく写真の切れ端ではないかと。
写ってるのは…これ何かなぁ?
(兵藤)建物のようですな。
ずいぶんと細長いですねぇ。
なんなんでしょうね?とにかく場所の特定急いで!
(桂子・山田)はい!茅野高岡星野は目撃者。
居酒屋呑み吉の社員および関係者への聞き込み。
兵さんと吉川はオープンするための資金の出どころ。
以上!調べて!
(一同)はい!ああおみやさーん!今日だったんですよね?鳥居教授。
ああ見たかったなぁもう…。
そうだ。
今夜個人授業していただけませんか?会沢さん!はい!現在殺しの捜査中なのは自覚してるわよね?はい。
その手の個人的会話は事件が解決してからにしてちょうだい!はいすいません!写真の撮影場所特定急ぎます!はい!課長ちょっといいですか。
はい?やっぱりだ。
何?このガイシャに見覚えでも?7年前資産家殺しがありましてその時の参考人飯島洋介と幼なじみなんです。
なるほど。
参考人ね。
でホンボシは?挙がりませんでした。
それで今回のヤマと過去のヤマに関わりがあるとあなたは見ているわけね?まだ確かなつながりがあるとは考えてません。
毎回くどい事言いたくないけど刑事課の捜査の妨げになるような行為だけは決してしないでいただきたい!考えます。
うどん食べながら…。
ちょっと…!ちょっと!
(ため息)本気で資料課廃止の嘆願書出してやろうかしら。
そもそも7年前の事件飯島洋介さんが疑われたのはなぜなんですか?飯島さんイベント会社が倒産して沢辺さんから2000万近い借金があったんだよね。
それで沢辺家で下働きのような事をやってた。
で事件の前日近所の主婦に飯島さんが怒鳴られていたのを目撃された。
あほんだら!
(飯島洋介)すいません!借金しとる身で何ぬかしとんのや!えぇ?誰のおかげで仕事させてもろうてると思うてんのや!凶器と思われる置き時計に飯島さんの指紋がついてた。
それに確たるアリバイもなかった。
それじゃあ重要参考人っていうよりもう犯人なんじゃないですか?けど置き時計についた指紋は自分が掃除の時についたんだと主張してる。
(飯島桃子)来週から来られないって…どういう事なの?そんな急に…。
(倉橋大樹)いきなりの話になったのは申し訳ないです。
大阪のホテルがパン職人を求めているという話を聞きまして思い切って移る事にしました。
(桃子)倉橋さんそんな…。
この不景気です。
わかってください。
あの…飯島桃子さんですよね?はいそうですが。
鴨川東署の鳥居っていいます。
私たちは資料課で過去の事件の資料の整理をしているんです。
警察の方…。
過去の事件って…。
洋介の事件の事でしたらもう何もお話ししたくありません。
洋介って…飯島さんのお身内の方…?おばさん大変だよ!
(吠え声)駿!お店にチャタロウ連れてきちゃダメだって言ってあるでしょ!それどころじゃないんだ!西村のおじさんが殺されたんだって!
(吠え声)
(駿)座れ。
駿君。
おじさん…。
駿君…飯島洋介さんの息子さんだよね?駿…知り合いの人?チラッと会っただけだよ。
警察なんて俺全然信用してねえもん。
警察がお父さんを犯人扱いしたからお父さん亡くなったそうだよね。
あの事件の犯人は弟の洋介です。
それ以外考えられないでしょ。
んな事ねえ!お父さんは無実だ。
真犯人は他にいる!おばさんだって最初は俺の見つけた証拠を信じてくれたじゃねえかよ!証拠?見てたんだよ。
チャタロウが真犯人を…。
そんな事はもうどうだっていいの!それより塾の時間でしょ。
塾なんか誰が行くか!駿…!駿君!ほっといてください!それにあなた方にお話しする事はありません。
お帰りください。
桃子さんとっても頑なに見えましたね。
そりゃさ身内を殺人犯扱いされりゃあ屈折もするだろう。
あっおみやさん大事な事聞き忘れましたよ。
あの…なんでチャタロウという犬を駿君が飼っているのか。
被害者の飼い犬を容疑者の息子が飼っているのか。
いやそれはさ飼ってる人に聞くのが一番じゃない?えっ?
(駿)チャタロウおいで!ねぇ駿君この鳥居さんはね過去にお宮入りした事件をいくつも解決している達人なのよ。
そんな鋭そうな顔してねえじゃん。
ハハ…おじさんはさ7年前の真犯人を見つけたいの。
君の協力が絶対必要なんだよ。
チャタロウってさ沢辺さんの犬だろう?ああ。
沢辺さんとこではお父さんと一緒にあの犬をよく散歩させてたんだ。
それであいつが奇跡的に俺に懐いて沢辺さんが死んだあと俺が引き取った。
奇跡的?あいつはとにかく誰にでも吠えるやつで黙って頭をなでられるのは沢辺さんとうちのお父さんと俺しかいなかったんだ。
それがさっきお店で言っていた証拠というのにつながるのかな?沢辺さんとこにはチャタロウがいたのに事件の時全然吠えなかったんだ。
じゃ犯人はチャタロウが吠えない数少ないうちの1人。
ああ。
これって重要な手がかりだろ?でも駿君それって同時にお父さんが犯人だという証拠にもなってしまうんじゃないかな。
だってチャタロウはお父さんには懐いてたんでしょ?違う!お父さんにはアリバイがある。
アリバイ?資料に書かれてました?いや…。
殺されたのは夜10時から11時の間だろ?俺はあの夜10時半にお父さんから電話をもらったんだ。
今二条駅にいるって。
二条駅?二条駅から事件現場までは30分以上はかかりますね。
それが本当ならお父さんは無実のはず!警察…アリバイ認めなかった。
俺はまだ6歳だったし…。
身内の証言を証拠として採用する事は普通ない。
だから俺7年前の事件の夜二条駅でお父さんを見かけた人がいないかビラを配って探してるんだ。
今でもまだ…?だって絶対お父さんは無実なんだから。
(すず)今日は極上のおじゃこをお出ししたのにおかわりしませんでしたわね。
(ため息)いつもボーっとしてるけど今日は輪をかけてボケーっとして…。
(ため息)あなたが坊ちゃまの部下になって2か月以上が経ちますけどあなたはちゃんと坊ちゃまのお役に立ってるんですか?このすずのほうがよっぽど坊ちゃまを…。
ちょっと!聞いてるんですか?あっすずさん…!?あーっ!ん?じゃこごはんおかわりください!今日はもう店じまいです。
ねぇいつもさ食欲最優先の君が何そんなに真剣に考えてんの?あの…。
駿君の目が忘れられないんです。
絶対お父さんは無実なんだって言った時の…。
あの子のあんな姿見てたらなんだか胸を打たれちゃって…。
いじらしかったね。
なんだもう…事件の話ですか。
まったく…心配させて。
お茶淹れ替えてきます!私賭けてみようかな。
うん?駿君の言葉が正しいってほうに。
つまり7年前の真犯人はお父さん以外にチャタロウが懐いてる人物って事?そのためにまず実験を行います!えー本日は白小路町町家殺人事件の捜査でお忙しい中お集まりいただき…。
(吉川)いや前置きいいからとっとと始めようよ。
ね?
(兵藤)課長に知れたら始末書もんだよ。
ああ…では始めます!駿君!チャタロウ!来た来た来た…。
(吠え声)
(吉川)うわっ…!じゃお願いします。
じゃじゃ…僕から。
ちなみに吉川さんは子供の頃から犬を飼っていてどんな犬でも手なずける自信があるそうです。
じゃ…。
おーいチャタロウ。
チャタロウ。
(吠え声)おおうわぁ…!情けねえな。
はいじゃあ次は鴨川東署のムツゴロウこと私が…。
はいよしよしよし。
兵さんだよー。
(吠え声)
(兵藤)ああー!
(吉川の笑い声)大丈夫ですか?やっぱり誰にでも吠えるんですね。
じゃあ次は私です。
チャタロウはオスだし女子には吠えないかもしれませんから。
(桃子)何してるんですか!もう騒々しいと思ったらあなたたちなんなんです?本当にチャタロウが誰にでも吠えるかどうか実験してたんだ。
駿君のお父さんの無実を証明したいんです。
余計な事しないで。
あの事件の事には触れないでくださいってお願いしましたよね?申し訳ありません。
1つお聞きしていいですか?チャタロウあなたに吠えますか?何言ってんだよ!おばさんは関係ないだろう。
すべて調べるのが捜査だから。
お願いします。
鳥居さんあなたって本当に不愉快ね。
(高岡)ガイシャの西村従業員に評判悪いですね。
サービス残業は当たり前理不尽に怒鳴り散らす事もしょっちゅうだそうで。
(茅野)課長!西村さんの奥さんに来ていただきました。
お通しして。
(茅野)はい。
ご主人は独立して居酒屋を開店する準備をされていたそうですね。
その資金に関して何かトラブルが起きていたというような事はありませんか?
(西村凛)その話うちの旦那が勝手に進めてた話で私はよく聞かされてないのよ。
ご夫婦なのに?うちは仮面夫婦だったの。
離婚まで秒読みってとこかな。
そうだったんですか。
でも私は殺したりなんかしてないわよ。
でもあなたには犯行時刻のアリバイがない。
慰謝料でもめたぐらいで殺したりなんかしないわよ。
もめてらしたのは事実なんですね。
では生前のご主人の様子に何か変わった点はありませんでしたか?どんな小さな事でもいいんです。
そういえば…。
あれは2か月ぐらい前だったかな。
あの人1人で山へ行って何日かして帰ってきたら妙にテンションが高くて…。
(西村健吾)俺は自分の店持つぞ。
そんなお金どこにあんのよ?あるんだなこれが。
俺には山の神がついてるんだ。
(みどり)山の神…?どういう意味でしょう?さあ…?結局その神様にあの世に連れてかれちゃったってわけだけど。
(高梨)お待たせしました。
(高梨)7年前の沢辺茂さん殺害の件ですね?はい。
あの…重要参考人のまま亡くなった飯島洋介さんは本当は真犯人じゃないという事でずっと調べられたって聞いてたものですから。
ええ。
私が冤罪事件を中心に扱っているのでぜひ身の潔白を晴らしてやってほしいとご家族に依頼されまして。
小学生の依頼でも快くお引き受けになられたんですか?小学生…?いえうちに頼みにいらしたのは飯島さんのお姉さんの桃子さんです。
お姉さん?ええ。
駿君のためにも弟の疑惑を晴らしたいと。
でも桃子さん犯人は弟さんだと決めつけてるような様子でしたけど。
ええ…。
どういう理由かはわかりませんが急に事件に関しては調べないでくれと言われて…。
それいつ頃の話ですか?確か…ちょうど1年くらい前だったと思います。
意外でしたねぇ。
あの桃子さんが実は7年前の真犯人を捜そうとしていたなんて。
その彼女がどうして急に気持ちを翻したのか…?
(駿)ご協力お願いします!あ…駿君。
(駿)ご協力お願いします!お願いします!ご協力お願いします!ご協力お願いします!そっか…。
事件があった夜駿君のお父さんが駿君に電話してきた駅ってここでしたね。
知らなかったの?えっ?あいえ知ってます。
あのいつかな…?あっ今日ですよそれ。
はい…。
頑張ってるんだ駿君。
あのおみやさん。
私昼休み1時間延長させてください。
駿君手伝ってきます。
ご協力お願いします!駿君!私にも手伝わせて。
(駿)はい。
お願いします。
はい!ご協力お願いします!ご協力お願いします!目撃者を探しています!ご協力お願いします!
(駿)お願いします!ご協力お願いします!
(駿)よろしくお願いします!ご協力お願いします!向日葵軒でお会いしましたよね?
(倉橋)ええ。
7年前の事件とやらについてはうっすら聞いてました。
来週から向日葵軒に来ないっておっしゃってましたけど駿君を見てた時の目すごい優しい目ですよね。
ああ…駿君また倒れたりしやしないかとちょっと気になって…。
また倒れる…?いや…失礼します。
ご協力お願いします!ご協力お願いします!
(ちはる・駿)ご協力お願いします!あっ…おみやさんも手伝ってくださるんですか?駿君さ…駿君前にここで倒れた事ってあるの?去年雨が降っててここで熱を出して倒れちゃったんだ。
それで倉橋のおじさんが助けてくれた。
去年…1年前…。
ちょうど1年くらい前だったと思います。
おみやさん。
はい。
7年前のヤマと今回のヤマのつながりって見えました?いや今のところまだ…。
ああ…こっちもお先真っ暗手がかりなしなんですよ。
手がかりはあるでしょ。
山の神。
グチらない。
山の神ってなんですか?あ…ガイシャの西村が2か月ほど前山に登ってそれをきっかけに自分の店を持つ気になったっていうんです。
俺には山の神がついてるんだって。
(ドアの開く音)
(茅野)課長!西村が殺害された前日口論をしている人物が浮かびました。
誰?西村殺害現場から程近い場所にある向日葵軒という洋食屋の店主で飯島桃子という女性です。
おみやさん…!
(みどり)あなたは15日午後店の前で殺された西村さんと周囲の人にも聞こえるような口論をされていたそうですね。
帰ってよ!人でなし。
人でなしって…。
(みどり)その原因はなんだったんでしょう?
(桃子)お店の味がひどいって言われてそれで言い合いになっただけです。
それだけです。
あなた方は幼なじみのようですが今になって店の味で口論するなんておかしくないかしら?西村さんはあなたの弟さんが容疑者だった7年前の殺人事件の参考人でしたよね?では16日午前10時から12時までの間どこで何をされてましたか?お店でランチの下ごしらえをしてました。
誰かその事を証明してくれる人は?いません。
でも私が疑われる理由はありません。
私には動機も証拠もありませんよね?今のところは。
弟は取り調べで警察に追い詰められて死にました。
でも私は死にませんよ。
絶対負けません。
刑事課桃子さんを疑ってますね。
人の気持ちがさ…ダイナミックに変化するってどんな時だろうね?それって桃子さんが弟さんの無実を証明するのを断念した事を指してるんですか?そう。
そうですねぇ。
人の気持ちが変わるとしたら…あっあの身内に死なれた時とか大きな挫折をした時とか…。
ううん。
そういう種類の変化じゃなくてもっと劇的な変化…。
課長分析結果が出ました。
ガイシャが握り締めてた紙片はやはり印画紙つまり写真の一部であると判明しました。
(山田)この細長い建物なんですが米原にあるセメント工場のベルトコンベヤーです。
米原…?これがその工場の写真です。
おそらくこの部分が写り込んだんですね。
これがベルトコンベヤー?
(山田)はい。
石灰岩を運ぶためのものだそうです。
石灰岩…?伊吹山…!手がかりはあるでしょ。
山の神。
つながった…。
えっ?山の神…伊吹山。
青山君。
はい。
君足何文?文…?こういうチャーム扱ってらっしゃいます?これなんですか?犬の首輪。
ああうちでは扱ってないですけど。
ああそうですか。
ありがとうございます。
すいません。
ありがとうございました。
このチャームおたくで扱ってらっしゃいますか?
(主人)ああ覚えがあります。
今は販売してないんですけど3〜4年前まではうちでも置いてました。
すいません。
最近この人来た事あります?ああはいはい。
なんとなく覚えてますわ。
うちにお泊まりいただいたお客さんには写真撮らせてもらってるんで。
あそこにないかなぁ…。
あっどうぞ。
あはい。
(主人)こちらです。
ありがとうございます。
あっ…!これじゃないですか?西村さんがここに来たのはわかりました。
でもチャタロウと西村さんはどうつながるんですか?2005年。
いない。
いない。
いない。
あっ1枚ありませんね。
ここにあった写真どんな写真か覚えてますか?ああちょっと失礼。
7年前のファイルですからねぇそこまではちょっと…。
そうですか…。
あっネガやったらありますけど。
ネガ?はい。
はい。
違う。
はい。
違う。
おみやさん一体どんな写真を探してるんですか?山の神。
違う。
えっ?あった!えっ?失礼します。
つながった。
これ…。
7年前に亡くなった飯島洋介さんですよね?隣にいるのがチャタロウ。
その隣にいるのが…あなたですよね?2人が会ったのが伊吹山。
おみやさん!チャタロウはおそらくあなたには吠えない。
駿君!お願いします。
行け。
言い逃れ出来ませんね。
沢辺さんを殺したのは僕です。
7年前飯島さんと伊吹山で出会いました。
すいません。
横いいですか?はあ…。
ああ…なんか雲行き怪しくなってきましたね。
ああ…。
なかなかいい事ないですねぇ。
(飯島)人生と同じだなぁ。
(倉橋)えっ?あっすいません。
つい…。
(2人の笑い声)
(倉橋の声)妙に気が合って同じ宿という事で一緒に山を下りる事にしました。
その途中ケガをしている犬を見つけて…。
そのままにしておいたら死んでしまう。
そう思ってその犬を連れて山を下りました。
(吠え声)
(倉橋)ほらほら大丈夫だから信用して。
ね。
ああよしよしよし。
よしよし。
わあすごい血だ。
(倉橋)結構ケガしてますね。
(飯島)ですね。
(倉橋の声)宿のご主人の話だとその犬は山で亡くなった飼い主をあの場所でずっと待っていたんだそうです。
気性が荒く他の人には決して懐かない犬だと聞きました。
(飯島)じゃあむこうを向こう。
(主人)はいこっちよ!ほないきまーす。
はいポーズ!
(シャッター音)近所に金持ちのじいさんがいるんだ。
その人なら犬好きで一人暮らしだから番犬として飼ってくれるかもしれない。
(倉橋)ああ…よかったな。
これからお前も飯食えるぞ。
なあ。
(倉橋の声)そんな事を言ってる自分が実は来月の生活費もないほど金に困っていたんです。
悩みに悩んで俺はとうとう…。
誰や!?何をしとんのや!待て!こらっ!
(殴る音)
(沢辺)ううっ…!
(倉橋の声)チャタロウがそんな俺を見てました。
証拠は残してない。
絶対自首なんかしないぞと。
(倉橋)3日後でした。
ここを離れようと駅へ行って…初めて知りました。
(倉橋の声)飯島さんが俺の代わりに疑われていたとは…。
亡くなっていたとは…。

(桃子)弱虫…!なんで死んじゃったのよ…。
なんで…なんで駿を一人残して死んじゃうのよ…!
(桃子の泣き声)
(駿)おじさん誰?俺は…俺は…。
駿はあまりに小さくてやわらかかった。
俺はもう逃げる事なんて出来なくなった。
そこであなたパン職人として桃子さんの店に出入りし2人を見守る事にした。
桃子さん。
桃子さんもこの写真ご存じですよね?
(西村)これは駿がいつも連れてる犬だな。
それが何か?駿のやついつも言ってた。
7年前沢辺を殺した犯人には犬は吠えないはずだってな。
沢辺を殺したのこいつだ。
桃子さんあんたその事知ってんだろ?何言ってるの。
(西村)1000万でカタつけようよ。
そんなお金出すわけないでしょ!帰ってよ。
帰って…帰って!帰ってよ!人でなし!人でなしって…。
いやあんたは払う。
絶対な。
倉橋さん。
あなたもその会話を聞いてたんじゃないですか?えっ…?沢辺を殺したのこいつだ。
(西村)桃子さんあんたその事知ってんだろ?まさか…倉橋さん…。

(殴る音)そんな…。
そんな…!なんで…?何を言っても言い訳になるだけだ。
警察へ行きます。
その前に…。
桃子さん1年前に一体何があったんです?それまで弟さんの無罪を確信してたあなたが豹変した。
それは駿君が倒れた事と関係あるんですか?私は…私は…。
(戸の開く音)
(倉橋)桃子さん!桃子さん!はい!すごい熱だ。
あのすぐ医者呼んで!倉橋さんはその時初めて桃子さんの家に行ったんですよね。
チャタロウに会うのを避けるため一度も行かなかった桃子さんの家に…。
お父さん…お父さん…。
駿君。
ああ…。
熱下がったみたい。
はぁ…よかった。
(駿)チャタロウ…。
ん?チャタロウ…。
寝言か…。
わかった。
今連れてきてやるぞ。
よいしょ…よいしょ。
ほらチャタロウ連れてきたぞ。
早くよくなれよ。
ハハハハ…。
(倉橋)よしよしよしよし…。
(倉橋)よしよしよし。
(桃子の声)その時わかったんです。
弟に罪をなすりつけたのはこの人だって…。
弟は無実だった。
殺人犯なんかじゃなかった。
殺人犯は…私の目の前にいるこの男。
だけどそれと同時に気がついたんです。
倉橋さんが私にとってどうしようもなく大切な存在になっているって事に…。
駿にとってどれだけ残酷な事かわかってました。
でもこの人を警察に突き出せなかった。
だってこの7年間本当に幸せだったから。
こんにちは!
(桃子)どうも。
お待たせしました。
(桃子の声)倉橋さんが届けてくれる焼きたてのパン。
あっわかった!わかった?
(桃子の声)いつまでも終わらない駿の宿題。
はみ出してしまった看板のペンキ。
なんてことない事が3人でいるととても温かくて楽しかった。
私はいつか倉橋さんと駿と私で普通の家族みたいに…。
そんな夢を見ていたんです。
俺は絶対許さねえぞ!けどおじさんと看板作ったのも…宿題教えてもらったのも…くだらないギャグで笑ったのも…楽しかった。
おじさん許せねえ!だけど俺…俺…倉橋のおじさんが大好きだ!
(福島重夫)お待ちどおさま!きつねうどん2つ。
重さんそんなの頼んでないよ。
私が頼んでおきました!資料課のお二人がうどんを口実にまた捜査に出かけなくてもいいように。
そんなうどんは茹でたてが…。
副署長本気よ。
どういう意味でしょうか?まさかさ…さ…。
山菜うどんのほうがよかったですか?あっいえきつねうどんで大丈夫です。
ってそうじゃなくて…。
おみやさんまずいですよ!いや…うまいよ。
2015/07/16(木) 16:00〜16:58
ABCテレビ1
新・おみやさん[再][字]

「犬だけが見た殺人!京都〜滋賀…7年目に動き出した新証拠!!」

詳細情報
◇番組内容
あの人気シリーズが新レギュラーを迎え、生まれかわる!京都鴨川東署資料課の窓際警察官(渡瀬恒彦)が、過去の迷宮入り事件の資料を武器に難事件に挑む極上のミステリー!
◇出演者
渡瀬恒彦、京野ことみ、戸田恵子、林泰文、鷲尾真知子、不破万作、小野寺丈、一條俊、中山卓也 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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