猛暑の永田町で続く抗議集会。
間もなく9時になります。
安倍総理が今、入ってきました。
締めくくりの質疑が始まります。
憲法違反であるという指摘を押し切る形でこれから特別委員会が始まります。
衆議院の特別委員会では戦後の安全保障政策を大きく転換させる政策がついに採決の日を迎えた。
今日も国会からニュースをお伝えします。
安全保障関連法案は今日正午過ぎ今、私がおります衆議院の第一委員会室で採決が強行されました。
この部屋には怒号が飛び交いました。
野党側はプラカードを何十枚も掲げて激しく抵抗しました。
しかし巨大与党は憲法違反という指摘もろとも数の力で押し切りました。
まずは今日一日の様子をドキュメントでご覧ください。
プラカードを手に委員長を取り囲む野党・民主党の議員たち。
今の国会の最大の焦点、安保関連法案は衆議院の特別委員会で与党単独で採決が強行され可決された。
しかし、採決に先立つ審議ではこんなやりとりが…採決の2時間半前の時点で総理自身が、国民の理解は進んでいないと認めた。
また、野党からはこんな批判も。
実は、今日7月15日は総理の祖父である岸元総理が日米安保条約の改定で内閣総辞職に追い込まれた日。
維新の党の柿沢幹事長は、こう指摘した。
野党が猛反発する中、与党単独で採決は強行されたが、浜田委員長は、審議についてこう振り返った。
わかりにくさの背景に、10の法案がひとくくりにされた点を委員長が指摘するという異例の事態。
しかし、与党側は審議が尽くされたことを強調した。
これに対し野党側は…一方、党独自の法案を提出していた維新の党の議員は、審議継続を求めるとともに民主党の抗議には冷めた反応。
法案が委員会で可決されたことを受け、衆議院の議院運営委員会は委員長の職権で明日の本会議を開くことを決定。
法案は明日、衆議院を通過する見通し。
一方、野党側は党首会談を開き、明日は5党一致して政府案の採決には応じないことで一致。
政府・与党側の強行ぶりに抗議の意思を示すことにしている。
今日を合わせますと116時間の審議だったわけですけれども、果たしてこれで十分なのかという点が最大の焦点です。
これに関しまして、今日、異例の発言がありました。
これら非常に驚きの発言なんですけれども、これは今日の採決の正当性を否定する発言といってもいいと思うんです。
ここで官邸キャップの岩田夏弥記者に話を聞きたいと思いますが、今日のこれらの発言なんですが、一体、どういうことなんでしょうか?本音の部分では総理も委員長も100%胸を張れるような状況ではないなと思いながら採決したということでしょうから、やっぱりこれで本当によかったのかという疑問は残ってしまいますね。
もう1人、今日発言があったんですが、採決の前なんですけれども、自民党の二階総務会長は、まだ議論が深まっていないのではないかという質問に対していつになったら、よくわかりましたということになるか、何カ月延ばしたって同じことでしょうと答えたんですね。
何カ月延ばしても同じということですが、これから参議院で議論しても、国民にはどうせわかってもらえないだろうとあきらめているということなんでしょうか?こういう言葉を使うとそう受け止められかねないですし、そうなったら本当にまずいと思うんですね。
改めて今回の集団的自衛権の問題ですけれども、総理は実際に行使するには政府が総合的に判断をして、国会の承認も必要になると。
しっかり歯どめがかかっていると今日の国会の中でも強調したんですけれども、だからこそこの法案は政府・与党への信頼が絶対になければならないものだと思うんです。
というのは、自衛隊に武力攻撃をさせるという重大な判断をこの政府に任せて本当に大丈夫なのか、そして国会の特に与党の議員ですけれども、本当に歯どめ役として冷静に判断を下してくれるのか、そこを国民が信頼できなかったらとても賛成できるはずがないと思うんですね。
審議はまだまだ参議院で続くわけですが、政府・与党が国民から、これなら信頼できると思ってもらえるような説明、姿勢といったものをどうやって示していけるのか、まだまだ重要な局面は続くと思います。
つまり政府・与党への国民の信頼が大事だということですね。
こうした中なんですが、国会周辺では安保法案の廃案を求める市民団体が抗議活動を始めています。
小林さん、今の様子を教えてください。
国会議事堂の正門前です。
この時間になってもなおうっすらを汗をかくくらいの暑さがあるんですけれども、それでもなお、安全保障関連法案に反対を唱える人々はこちらで声を上げ続けているような状態です。
午後6時半からこちらで大集会があるということで、次々と人が集まり始めています。
これまでこういった集会には参加したことがなかったという人ですとか、遠方から駆けつけたという人の姿も見受けられます。
可決の一報には怒りもあるが、むしろ日本の政治もここまで来たかという虚しさ、寂しさが沸き上がってきたという声が目立ちました。
そういう思いもあるもののまだまだあきらめない、行動に移して意思表示を続けるんだという声が上がっていますが、こうした声反対の声は、今日は日本全国各地で聞かれました。
被ばく地、広島の原爆ドーム前で行われた集会では市民らが座り込み、法案の反対を訴えた。
一方、長崎県では、被ばく者の男性らが会見開き、戦争を繰り返してはならないと訴えた。
アメリカ軍専用施設が集中する沖縄県。
市民の間では危機感が高まっている。
石川県金沢市では弁護士会が法案を今国会で成立させるべきかアンケート調査を行った。
また、岩手県では大学教授らが会見を開き法案の廃案を求めた。
一方、元自衛隊幹部の男性は法律は早いうちに整えておくべきだと話す。
こうした中、北海道では自衛官候補生の試験日を今週土曜に控え、応募に訪れる人の姿も。
そのワケとは?自民党・愛知県連前。
ここでは最後の訴えをしようと市民らが集まり、抗議デモが行われた。
竹内さん、憲政史上の汚点という批判も免れない気もするんですが、ただ、確かに多数決というのは民主主義のルールではありますが、それでも数さえあれば何でもできると言わんばかりの今日の国会の姿、今も見てきたような全国の様々な立場の人の疑問や反対の声、この姿との乖離が非常に大きい気がするんですよね。
そしてもう1つ忘れてはいけないのは、今、この国の形が変わるかもしれないという重要な局面にいるということだと思うんですけれども。
おっしゃるようにこの法律が施行されたからといって私たちの生活がすぐに変わるわけではないんですよね。
ただ、一番の問題は、憲法によって規定されて権限を与えられている内閣という存在が憲法違反という問題に明確な答えを出さないまま法案を成立させようとしていることなんだと思うんです。
ご存じのとおり憲法は国の最高法規です。
これを内閣や与党議員が軽視する姿というのは国民の順法の精神、つまり法律を尊重して守っていこうという気持ちに少なからず影響を与えるのではないでしょうか。
今回の委員会採決に韓国・中国のメディアは即座に反応一様に批判的な論調で取り上げています。
韓国のメディアは安保法案の採決強行を一斉に報じ世論の反対が多い法案の採決で政局の混乱が予想されるなどと伝えている。
いわゆる慰安婦問題の抗議集会でも非難の声が多く聞かれた。
また、国営の中国中央テレビも強行採決直後に報道し市民による抗議活動などを併せて紹介した。
そして今、ニュースが入ってきました。
国会周辺でデモに参加していた男2人が公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕されました。
逮捕されたのは、デモに参加していた自称・東京・渋谷区の65歳の無職の男と住所不詳の60代の男。
警視庁によると、65歳の男は衆議院第二議員会館の敷地内で警備に当たっていた麹町警察署の40代の巡査部長の肩を後ろからつかんで引き倒し腰などにケガをさせた疑いが持たれている。
また、60代の男はデモの規制に当たっていた20代の機動隊員の胸ぐらをつかんだ疑いが持たれていて警視庁が当時の状況を詳しく調べている。
大型で非常に強い台風11号について気象庁は臨時の記者会見を行い、暴風や高波、高潮、大雨への警戒を呼びかけています。
台風11号は強い勢力を保ったまま明日の夜遅くにも西日本の太平洋側に上陸するおそれが強まっている。
気象庁は台風が接近する明日、西日本、東日本の広い範囲で大シケとなるおそれがあるとしている。
また、明日からあさってにかけて北日本から西日本の広い範囲で大雨となる見込みで、気象庁は高潮や大雨、土砂災害への厳重な警戒を呼びかけている。
韓国の最高検察庁は2012年に韓国人窃盗団が長崎県対馬市の神社などから韓国に持ち込んだ仏像2体のうち1体を返還することを明らかにした。
返還されるのは、国の指定重要文化財、銅造如来立像で最高検は国内に所有権を主張する寺や団体が存在しなかったためと説明している。
富士山で今日、噴火への警戒が高まった際に、登山者に下山を促す訓練が行われました。
今朝の富士山頂。
夜明けの太陽。
山頂では御来光を拝むため多くの人が集まってきています。
このご来光のような美しい光景が富士山に多くの登山者を引き寄せる。
しかし富士山は火山。
火を噴く山でもある。
静岡県は今日、富士山の噴火警戒レベルが入山規制のかかる3に引き上げられた想定で防災訓練を行った。
富士山噴火のハザードマップでは噴火の場所によって溶岩の流れ得る範囲が広域に及んでいる。
さらに、これは富士山の地形図。
山腹や山麓の凸凹は過去に噴火した噴火口。
富士山はどこが噴火してもおかしくない山だとも言われている。
訓練では下山を促す情報が県や地元の市町から無線や携帯電話で山小屋に伝えられ山小屋のスタッフは登山客に下山を呼びかけた。
皆さん、直ちに下山してください。
登山客役の人たちがこれから実際に下山します。
6合目では県の職員が登山客役となり山小屋に今年から備えられたヘルメットをつけて下山した。
情報伝達に重点が置かれた今日の訓練。
一見スムーズに進んだようだが実際にはまだ多くの課題を抱えている。
登山道の途中にはこうした急な斜面や岩がむき出しで歩きづらい場所があり、天候が悪い場合、避難にさらに時間がかかる可能性があります。
富士山には年間30万人、多いときは一日に1万人もの人が登る。
これだけの人が整然と下山しなければならない。
また万一、噴火が始まってしまったとしたら…途中でメールを受け取ったとしても万一、噴火があった場合、この場所では逃げ場所がありません。
下の山小屋までどれくらい時間がかかるのでしょうか?最寄りの山小屋までは25分かかった。
噴火の前に登山者が下山を完了しておくことの重要性が改めて浮き彫りになる。
2015/07/15(水) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
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【Nスタ ニューズアイ】
竹内明(TBS報道局)
佐古忠彦(TBS報道局)
加藤シルビア(TBSアナウンサー)
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