(足音)
(垣内)あ…隊長?こんにちは。
(関口)こんちは。
いつにも増して様子がおかしいですけど大丈夫ですかね?いつにも増してね。
どうしたんですか?花なんか見つめちゃったりして。
いつもの隊長らしくありませんよ。
あっ分かりました。
もしかしてそのお花は私へのプレゼントですか?そうですよ。
あなたのためならば時空を超えて花を摘んできます。
ん?意味分かんないでしょ?何言ってるか。
はい。
恐竜はどんな気持ちで花を眺めてたのかなぁと思って。
なおさら意味が分かんないよね?はい。
恐竜と花ですか?はい。
いや結び付きませんよ。
ですよね。
あのね実は恐竜とこういうお花の咲く植物って同時に繁栄した時代があったんですよ。
ん?恐竜はこんな顔しながら花眺めてたのかもしれませんね。
ウフフフ…。
それでは例によってまず地質年表を見ていきましょう。
はいこれですね。
今日学ぶ「中生代」はこのピンク色の所ですなぁ。
およそ2億5,000万年前の三畳紀からジュラ紀白亜紀とおよそ1億8,000万年の間の事です。
何かにぎやかそうですけどどんな時代だったんですかね?それを考えるキーワードご用意しましたよ。
まずこちら。
はいそして…。
それからはい。
中生代ってのはですね古生代の終わりの大量絶滅を免れた生物とか新たに出現した生物が大繁栄をして…。
だからにぎやかなんだけども。
ところがまた大量に滅んでいった…という時代なんですね。
なるほど。
ではまずこちらから見ていきましょうか。
一体どんな生き物がいたんですかね。
中生代を代表する生き物といえば2つかな。
何ですか?その2つ。
ふむふむ。
じゃあ私まずその海の方アンモナイトでしたっけ?…を早速調べに行ってきます。
ええ。
化石だけどね。
大丈夫かしらね?という事でやって来たのは…先生こんにちは。
(渡来)こんにちは垣内さん。
案内してくれるのは…今日はアンモナイトっていう生き物が一体どんな生き物だったのかというのを調べに来たんですがどんな生き物だったんですか?それではまず今日はこういうものを用意してきました。
一体どんな生き物に似ていると思いますか?そうですねぇ。
見た感じはタコとかイカとか。
この辺は貝みたいな感じですよね。
はい。
このアンモナイトという生き物イカやタコの仲間といわれています。
やっぱり。
はい。
へぇ〜。
先生…通常は数cm程度といわれています。
ちっちゃいんですね。
そうですね。
ただこちらを見て下さい。
あっ。
これもそうですか?え〜!とっても大きいですよね。
中には3m近くまで大きくなったものもいるといわれています。
3m。
食べられちゃいそうですね。
そうですね。
そしてもう一つの特徴なんですがこのアンモナイトぐるぐる巻いていますけどこのぐるぐる巻いている面が平面上に巻いているという特徴があります。
確かに。
普通貝っていうのを思い浮かべるとソフトクリームみたいに上に伸びていく感じがしますけど。
そうですね。
サザエなんかよく見ますけどそういう形になってますが。
アンモナイトはこんなふうに一つの面の中でぐるぐるっと巻くという特徴があります。
ではどうしてアンモナイトは中生代の代表的な生き物と呼ばれるんでしょう。
それはこの殻にある模様のせいなんです。
アンモナイトはおよそ1万種類。
殻の模様が時代によって違っています。
だからその模様を調べるといつごろ生きていたものかが分かるんです。
そして詳しく調べると生きていた時代だけじゃなくてその時の海の様子までが見えてくるんです。
そうかだから……っていわれてるんですね。
よく調べてきましたですな。
はい。
ではもう一度こちらをご覧下さいませ。
アンモナイト以外にも中生代の海にはいろんな動物がいる訳ですね。
あのこれ…首が長いクビナガリュウね。
これ海のは虫類ですよね。
うんかわいいですね。
あっこれ見て下さい。
貝とか…。
これなんかもう亀ですよね。
そうですね。
こんなのもいたんですねこの時。
そうです。
もう白亜紀には亀の先祖になるものもいた訳です。
という訳で中生代の海ってのは大にぎわいなんだけれども一方陸上はどうかというと中生代のもう一つの代表がいる訳ですな。
それがこれですよ。
ジャン!出た!きましたね。
なんとおよそ540種類も恐竜がいたんだそうですよ。
そんなにたくさんいたんですか?うん。
こちらの年表をもう一回見てもらいましょう。
ここ三畳紀の後期辺りから白亜紀にかけて恐竜が大繁栄した訳ですな。
どんな恐竜がいたんですか?例えば…動物食の恐竜で大きさはおよそ8mもありました。
恐竜の王様といったところでしょうかね。
このような巨大恐竜がなんと1億年という長い単位で大陸を歩き回っていたっていう訳ですからまあすごい話ですな。
う〜ん恐竜って本当大きいですね。
大きさだけでも驚きです。
こんなに大きいんじゃさすがに日本にはいなかったんだろうなって大きさよね。
そうですね。
ところがですねなんと日本にもいたんです。
えっ日本にもいたんですか?はい。
例えば…フクイラプトルとフクイサウルス。
何となくあぁ…みたいな。
そのとおり。
要は福井県で見つかったからそういう名前が付いたって事ですがね。
という事で調査隊が向かったのは…今回調べに行くのはふだんはナレーターを務めているこの私。
調べ隊の隊員…今日はだいぶいいお天気ですので非常に現場に来るには適した日かなと思いますね。
現場って一体何の?こちらが恐竜化石が見つかった発掘現場になります。
すごい所ですね〜。
川原の崖ですか?ここの地層はですね…北谷層と呼ばれる地層になります。
よく地層を見て頂きますと…そこをじっくり観察して分かるのが…今の世界を見て頂いても分かるんですけれども川の周りっていうのはたくさん植物もありますしその植物を食べる動物も集まります。
そういった所で昔もこちらの川ではたくさんの恐竜が住んでいてその恐竜が死んだあと川のいろんな場所で掃き寄せられてたまったものがこの発掘現場で化石として見つかるというのがこの現場がたくさん恐竜が見つかる理由です。
これは掘り出された恐竜の歯の化石だそうですよ。
大きさは5〜6cm。
う〜んさすがにでかい!でここは復元した恐竜を展示している…博物館に入ればそこはもう中生代。
それでは恐竜の世界へレッツゴー!お〜いきなり恐竜のお出迎え。
見た事ないけど本物みたい!あっちにもほら。
こっちにも。
た〜くさんの恐竜が所狭しと並んでいます。
そしてこれがご当地福井県で発掘された恐竜…典型的な肉食恐竜の特徴を持ってまして。
まず歯を見て頂ければ分かるんですけども。
鋭くとがったステーキナイフのようなギザギザの付いた歯を持ってるんです。
この鋭い歯で獲物を食いちぎったと考えられています。
それともう一つが前足の爪ですね。
爪の所なんですけども鋭くカーブした鋭い爪になっています。
こういった鋭い爪で獲物を捕らえたんではないかと考えられています。
じゃあこっちの恐竜は?この恐竜は先ほどと同じ発掘現場で見つかった植物食の恐竜で…全長が約4.7mだと推測されています。
恐竜が何を食べていたかっていうのは歯で見る事ができるんですけども。
こちらの歯を見て頂きますと歯の平らな面が見えると思うんですがこれは上の歯と下の歯がすり合った面になりましてこの恐竜はこの歯で植物を小さくして飲み込んでいたんではないかなと考えられております。
なるほど。
とっくに滅びてしまった恐竜の暮らしぶりまで分かるんだ。
化石っていろんな事を教えてくれるんですね。
市川さん恐竜の事よく分かりましたよ。
うん。
市川隊員もなかなかやりますなぁ。
うんライバルですかねぇ。
負けてられないよ垣内隊員。
さてこの恐竜の時代でございますが実は植物が大いに繁栄した時代でもあるんですね。
ふんふん。
隊長が最初に言っていた「中生代最後の時代は恐竜と花の時代でしょ。
恐竜はどんな気持ちで花を眺めて暮らしていたんでしょうね」というお話でしたよね。
誰それ。
隊長です。
隊長のまね。
私なの?はい。
そんなかね?フフフフ。
とにかくですな当時の植物の様子ってのを見てみますか。
はい。
これはなんと白亜紀の森の様子を描いたジオラマなんです。
恐竜の時代には花を咲かせる植物もたくさん見られるようになりました。
そういえば恐竜の向こうにお花咲いてますね。
そうなのよ。
そしてこのあと花を咲かせる植物ってのはとっても速いスピードで世界中に広がってったんでございます。
うん…中生代の白亜紀はきれいなお花に彩られてた時代でもあったんですね。
初めて知りました。
そうなのね。
中生代の白亜紀にはですね花を咲かせて実をつける被子植物ってんだけどもこれが大繁栄して恐竜はその花をめでていたという訳なんですね。
まあ食べてたっていう方が正確かもしれませんが。
じゃあ私の大好きな恐竜たちは花に囲まれて暮らしていたんですかね。
何だかロマンチック。
そんなロマンチックな時代もやがて終わりが来るのです。
ん?それが…一体何が起こったんですか?空からねこんなものが降ってきた訳ですよ。
シュ〜。
隕石がぶつかるとその衝撃で…やがて…地球全体が冷え込んで寒くて厳しい気候が訪れました。
そしてその結果多くの生物が絶滅したと考えられています。
なるほど。
巨大な隕石の衝突ですか。
それじゃあ生き物の多くが絶滅しちゃったのも当然ですよね。
…だわね。
せっかく大繁栄を誇っていたアンモナイトや恐竜でしたがその時代が終わってしまいました。
そして次の時代の「新生代」に移っていく訳ですがここでも以前と同じようにしぶとく生き抜いた生物がいたんですな。
それどんな生物だったんですか?それはほ乳類。
つまり私たちです。
うん!やっと出番。
よろしくお願いします。
こんにちは。
今日は隊長もかっきーもキャラクター崩壊の日を迎えるようなあれでございましたが。
お疲れさまでした。
いかがでしたか?いや〜あの…。
やっぱりつくづく恐竜はでかすぎるよねっていうのが元からの感想であり今日の感想なんですけど。
あれだけでかいと環境が今とは違ったとか何か理由があるような気がしちゃうんですけど。
そうですね。
何かあります?はい実はありまして。
中生代というのは今と比べてとっても二酸化炭素の濃度が多くて。
二酸化炭素がですか?はい。
で暖かい時代だったんですね。
それが恐竜が大きくなった原因の一つといわれています。
二酸化炭素が多くなって恐竜だけじゃなくて植物なんかも大きくなってしまったんですね。
そうすると葉一枚も大きくなるので葉一枚当たりの栄養価というのが今と比べて下がってしまうと。
小さい今と大きい当時栄養価は一緒みたいな事なんですか?だからその分大きく…。
大きくなった分栄養価が低くなってしまったので……となるとその大きな消化器官を支えるつまり体重を支えるための体の仕組みというのも必要になってくるんですけども。
恐竜はその仕組みも体に備えていたという事ですね。
それにしてもでかいですよね。
そうですね。
本当に。
できる事ならその世界に行ってみたいですけれども。
本当ですねぇ。
見てみたいなぁ。
いや〜二酸化炭素が多くて温暖化ってのは我々人類がしでかした史上初の地球の事件じゃないんだね。
ねっありましたねもう。
しかもそれが恐竜が大きくなった原因だなんてね。
初めて知りました。
う〜ん。
かっきーは今温暖化だからってでかくなるか知りませんけれども。
大きくなりたいですか?小さくなりたいですか?大きくなりたいです。
あっそう。
俺なんか小さい方がよかったけどね。
え〜大きい方がよくないですか?小学校の時既に172もあったんだよ俺。
ランドセルしょって電車に乗るのがどんだけ恥ずかしかったか分かんない。
そうか〜。
酸素増えてくんないかな。
私小さかったから大きくなりたかったのかもしれないです子供の時。
そっか。
無い物ねだりですね。
うん…。
酸素が増えるべきか二酸化炭素が増えるべきか。
中生代に入ると…2015/07/15(水) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 地学基礎「中生代」[字]
「地球」は私たちにとってかけがえのない存在です。その地球を、「宇宙の中の1つの星」「地球という物体」「地球の歴史」そして「環境」という視点から学んでいきます。
詳細情報
番組内容
中生代は、約2億5000万年前から約6600万年前までの期間で、古い方から三畳紀、ジュラ紀、白亜紀に分けられる。古生代に繁栄した生物とは異なる特徴を持った生物が繁栄した。これらの生物について調べると、当時の海洋や陸上の様子について理解が進む。それらの生物のほとんどは、地球レベルの環境の大きな変化で絶滅し、中生代は終わりを告げる。【出演】関口知宏、垣内彩未【講師】渡来めぐみ
出演者
【司会】関口知宏,垣内彩未,【出演】茗渓学園中学・高等学校講師…渡来めぐみ,【語り】市川展丈
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 大学生・受験
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:11724(0x2DCC)