NHKニュース7 2015.07.14


わんちゃん大丈夫ですか?暑さは。
猛烈に暑い。
ことし初めて、39度を超えました。
そして北上する台風11号。
日本列島に近づいています。
こんばんは。
ニュース7です。
強い台風11号、あさっての夜には暴風域を伴って、西日本や東日本の太平洋側に近づく見込みです。
そしてきょうも広い範囲で気温が上がり、群馬県や福島県では39度を超えるなど、猛烈な暑さになりました。
この暑さで、熱中症と見られる症状で、全国で3人が亡くなりました。
東京・池袋、朝から容赦なく照りつける強い日ざし。
東京の都心では、けさ8時には30度を超えました。
きょう最も暑かったのは、群馬県館林市です。
ことしに入って全国で最も高い気温、39度3分に達しました。
こちらの男性、手にしているのは、塩分を補える梅干しです。
福島県伊達市や福島市でも、きょうは最高気温が39度以上に。
思わず、水を浴びたくなるほどの暑さです。
東北から関東、中国地方までの広い範囲で、猛烈な暑さとなり、全国の928の観測地点のうち99か所で、35度以上の猛暑日となりました。
きょうも熱中症と見られる症状で、病院に運ばれる人が相次いでいます。
NHKのまとめでは、全国で少なくとも807人が運ばれ、いずれも80歳以上の高齢者3人が死亡し、5人が意識不明の重体になっています。
東京・新宿区にある団地では高齢者への取り組みが。
看護師などが応じる健康相談では、塩分などを加えた経口補水液を勧めるなどしていました。
これ、まず飲んでください、一口。
あすも関東の内陸部などでは、猛暑日が予想されていて、熱中症に十分注意が必要です。
この時期の熱中症の注意点などについて、専門家は。
この猛烈な暑さの一方、強い台風11号が、北上を続けています。
その台風の東側に位置するのがこちら、東京の小笠原諸島の現在の様子です。
次第に風が強まっています。
今後の台風情報に注意が必要です。
中心付近を取り囲む発達した雲。
強い台風11号は、北へ進んでいます。
台風の接近に備える動きも各地で始まっています。
和歌山県紀の川市の果樹園。
収穫を急いでいるのは、特産の桃です。
枝を補強する作業にも追われていました。
今後も北上を続けると予想される台風11号。
あさっての夜には、暴風域を伴ったまま西日本や東日本の太平洋側に近づく見込みです。
台風の接近に伴って、猛烈な風やしけとなる見込みで、今後の台風情報などに注意が必要です。
では気象情報担当の寺川さんとお伝えします。
今回は雨や風が長く続きそうです。
台風11号は、木曜日から金曜日ごろ、西日本に上陸するおそれがあります。
今回は、台風を押し流す強い風がないために、日本に近づいても時速は20キロと、速度が上がりません。
影響が長引きそうです。
そして今回の台風と進路が似ているのは、去年、日本列島を直撃した台風11号です。
このときは四国に上陸。
高知では1000ミリを超える雨となって、三重県では大雨の特別警報が出されました。
そして台風から離れた北陸や東北、関東などでも大雨となって、土砂災害や河川の氾濫した所がありました。
今回も各地で大雨のおそれがあるんでしょうか。
はい。
こちらご覧ください。
これは去年の台風11号の進路に、今回の予想進路を重ねたものです。
進路とそして、南からゆっくりと北上してくる点が似ています。
このため去年と同様、西日本には台風本体の雨雲がかかり続けて、大雨となるおそれがあります。
またさらに台風進路の東側というのは、広い範囲に湿った空気が流れ込みますので、台風からは離れた東日本や北日本でも、局地的には大雨のおそれがあります。
いつごろから注意が必要になってくるんでしょうか?
あさって以降は各地で影響が出てきそうです。
特に西日本は、木曜日から金曜日にかけては、大雨や暴風のおそれがあります。
東日本も木曜日ごろからはもう雨の強まる所が出てきそうです。
あすのうちの備えをしてください。
では、次のニュースです。
今の国会の最大の焦点、安全保障関連法案です。
与党側はあす、衆議院の特別委員会で、採決に踏み切る方針です。
民主党など野党側は採決には応じない構えで、与野党の攻防は激しさを増しています。
きょう午前、自民党の谷垣幹事長は。
安全保障関連法案を審議する、衆議院の特別委員会。
あすの採決に強く反発する民主党と共産党は欠席しました。
維新の党は、安全保障関連法案への対案などを巡って、自民、公明両党と協議。
対案への理解を重ねて求めましたが、物別れに終わりました。
維新の党の松野代表は大島衆議院議長と会談。
引き続き、委員会で審議するよう要望しました。
そして夕方、自民党の谷垣幹事長や高村副総裁、公明党の北側副代表らが、今後の対応について協議し、あす、委員会で法案の採決を行う方針を確認しました。
そして、先ほどから特別委員会の理事会が開かれています。
与党側は、あす締めくくりの総括質疑を行ったうえで、採決を行うことを提案したものと見られます。
今夜、東京・日比谷公園の野外音楽堂では、法案に反対する集会が開かれています。
主催者の発表で、1万人以上が集まったということで、このあと国会に向けて、デモ行進する予定です。
では、きょうの動きを整理します。
午前の特別委員会を民主党と共産党は欠席しました。
午後、自民党と公明党は、維新の党と2回目の協議を行いました。
しかし、物別れに終わりました。
与党側は、法案をあす、委員会で採決に踏み切る方針です。
激しさを増す与野党の攻防について、政治部の石井記者に聞きます。
石井さん、各党の動き、少し分かりにくいんですけれども、これ、どんな思惑があるんでしょうか。
与党側としては、法案を確実に成立させるため、できるだけ早く採決して、参議院に送りたいというのが本音です。
一方で、強引な国会運営だという批判は避けたいところです。
そこで、PKO協力法など、過去の重要法案を上回る、110時間を超える審議を行うとともに、維新の党とも2度にわたって対案を巡る協議を行い、審議を尽くしたとしています。
これに対して、野党のうち民主党は、憲法違反の疑いが強い、共産党は憲法違反だとして、法案の成立を阻止するため、最大限の抵抗を行う考えです。
このため、合意のない審議には応じられないなどとして、きょうの委員会審議を欠席して、抗議の意を表しました。
一方、維新の党は、与野党双方と妥協点を模索する、いわば二正面作戦を展開しました。
民主党などとは、採決の先送りに向けて連携を確認する一方で、与党側とはみずからが提出した対案を巡る協議を通じて、法案の修正や採決日程の先送りの可能性を探りました。
ただ、こうした複雑な動きに対しては、党内からも疑問の声が出ていて、幹部の一人は、キャスティングボートを握りたかったが、思惑どおりにはいかなかったと話しています。
さあ、そしてこちらをご覧いただきたいんですが、NHKの最新の調査結果です。
安全保障関連法案を今の国会で成立させるという政府・与党の方針については、賛成が18%、反対が44%でした。
そして、これまでの国会審議で議論は尽くされたと思うか聞いたところ、尽くされたが8%、尽くされていないが56%でした。
さあ、石井さん、こうした中で、与党側はなぜあす、採決に踏み切ることにしたんでしょうか?
法案の成立をより確実にするということに尽きます。
今の国会の会期は9月27日まで、まだ2か月余り残されています。
しかし参議院では衆議院に比べ、野党側の勢力が強く、民主党などが衆議院と同じ程度の審議時間が必要だとして、攻勢を強めることが予想されます。
また与党側には、法案が参議院に送られて60日がたっても採決されない場合、衆議院で3分の2以上の賛成で再可決して成立させることができるという、いわゆる60日ルールも念頭にあります。
あすは衆議院の特別委員会で、安倍総理大臣も出席して、締めくくりの総括質疑が行われたあと、採決が行われる見通しです。
民主党、維新の党、共産党の野党3党は、審議が尽くされていないとして、あすの採決には応じない構えで、与野党の攻防は、緊迫の度を増しています。
そしてたった今、情報が入りました。
安全保障関連法案を審議している衆議院の特別委員会の理事会が開かれ、与党側があす締めくくりの総括質疑を行ったうえで、採決を行うことを提案したのに対し、野党側は反対しましたが、最終的に浜田委員長が職権で、あす、法案の採決を行うことを決めました。
安全保障関連法案の採決ですが、最終的に浜田委員長が職権であす、法案の採決を行うことを決めました。
水、金、地、火、木、土、天、海、冥。
その冥王星。
地球から最も遠い惑星だと教わった人も多いのではないでしょうか。
ところが実は、惑星ではないと分かって、世界を驚かせるなど、同じ太陽系にありながら、ミステリアスな天体です。
冥王星の謎に迫ろうと、アメリカの無人探査機が打ち上げられたのは9年前。
数十億キロのかなたへと飛行を続けてきた探査機は、およそ1時間半後、日本時間の午後8時49分に冥王星に最接近します。
一体どんな姿が明らかになるんでしょうか。
人類史上初めてとなる冥王星への最接近。
NASA・アメリカ航空宇宙局の会見も、力が入っていました。
太陽から平均で59億キロ離れた軌道を回る冥王星。
名前の由来は、死後の世界・冥界の王として神話に登場するプルートです。
NASAの探査機、ニューホライズンズは、冥王星に近づきながら、画像を地球に送信してきました。
最新の画像です。
主に氷で出来ていると考えられる冥王星。
上の部分、北極付近が明るいのに対し、下の部分、赤道付近は帯状にやや黒っぽく見えます。
なぜ、黒く見えるのか。
その理由はまだ謎です。
9年前に打ち上げられた無人探査機。
ところが、その7か月後、世界を驚かせる決定が行われます。
冥王星が惑星ではなくなったのです。
直径が月よりも小さく、軌道の周辺に同じような大きさの天体が複数あることなどから、国際天文学連合は、冥王星を惑星になりきれなかった準惑星としました。
しかし、専門家は、準惑星だからこそ調べる意義は大きいといいます。
惑星は、小さな天体が衝突を繰り返すことで形づくられますが、準惑星は、その成長途中の姿を残していると見られるからです。
探査機はこのあと、午後8時49分に、冥王星から1万2000キロの距離に、最接近します。
成功したかどうか分かるのは、日本時間あす午前、撮影した画像が地球に届くのは、あさって以降です。
70年たった今も爪痕は消えません。
岩手県釜石市が、太平洋戦争末期の昭和20年7月14日、アメリカ軍によって艦砲射撃を受けました。
狙われたのは、釜石市内の製鉄所で、7月と8月の2度にわたり、5300発余りの砲弾が撃ち込まれました。
目と耳を両手で塞いで耐える子どもたち。
750人以上が犠牲になりました。
この70年前の艦砲射撃。
大量に撃ち込まれた砲弾が、今、東日本大震災からの復興の現場に、思わぬ影響を与えています。
きょう正午、釜石市の中心部で。
震災の仮設住宅で。
70年前の艦砲射撃の犠牲者を悼んで、祈りをささげました。
艦砲射撃の語り部の活動をしている、和田乙子さん85歳です。
当時、学徒動員で、製鉄所でれんがを運ぶ仕事をしていました。
艦砲射撃から70年。
今、土地のかさ上げなど、震災からの復興の現場に、思わぬ影響を与えています。
それは今も埋まっていると見られる不発弾です。
不発弾が地下に埋もれたまま工事が行われると、建設機械が触れるなどして、爆発するおそれがあるのです。
釜石では、今年度中に不発弾をおよそ2000か所で調べることにしています。
戦争と震災という苦しみを経験した釜石市。
艦砲射撃の悲惨な体験を語り部として、伝える和田さんは、戦後70年の今、戦争反対の思いを一層強くしています。
ついに合意です。
核開発問題を巡る、欧米など関係6か国とイランの協議。
当初は先月中に交渉を終える予定でしたが、延長、その後も延長、延長を繰り返していました。
難航したその交渉が、先ほど最終的な合意に達したと明らかにされました。
その交渉の場、オーストリアのウィーンから中継です。
今から1時間ほど前に、欧米など、関係6か国とイランすべての国が参加して、全体会合が開かれ、先ほど終わりました。
その中で関係6か国側の調整役を務めた、EU・ヨーロッパ連合のモゲリーニ上級代表とイランのザリーフ外相は、次のように述べました。
全体会合の前には、出席したすべての外相が笑顔で記念撮影に臨みました。
このあと、私の後ろで関係国とイランが記者会見を行い、交渉の成果について説明する見通しです。
詳しい合意内容は、まだ明らかになっていませんが、複数のメディアは、交渉の最大の焦点となっていた、核兵器の開発疑惑がある軍事施設の査察を、イラン側が認めることになったと伝えています。
今回の合意で、イランの核開発は大幅に制限されることになり、紛争の絶えない中東で核の拡散を防ぐ大きな一歩となります。
また中東地域の安全保障や、日本をはじめ、世界の経済を支えるエネルギー供給にも、大きな影響を与えるものと見られます。
イランの核開発問題の解決は、日本にとってもメリットがあります。
日本は、世界有数の産油国であるイランから原油を輸入してきましたが、欧米などが、イランへの経済制裁を強める中、その量は減り続け、この5年間で半分以下に。
日本の石油開発会社が関わっていた中東最大級のアザデガン油田の権益も手放しました。
しかし、経済制裁の解除が進むことになれば、日本の企業が原油の輸入拡大や、資源開発を本格的に再開する可能性があります。
また、およそ8000万の人口を抱えるイランを、将来的に有望な市場と見る日本企業もあり、取り引きの拡大が期待されています。
ニュースを続けます。
手足口病の患者が、この10年で2番目に多くなっています。
手や足、それに口の中に発疹が出来るウイルス性の感染症で、幼い子どもを中心に感染し、まれに脳炎などの重い症状を引き起こすことがあります。
国立感染症研究所によりますと、今月5日までの1週間に報告された患者の数は、1万7294人に上っています。
大相撲名古屋場所は3日目。
ここまで2連勝の照ノ富士は、きのう、大関・琴奨菊を破った妙義龍との一番です。
新大関の照ノ富士、これはスピード、速攻の妙義龍戦です。
張っていきましたが、右、入る。
左巻きかえにくるところを、抱えて出ました。
決め倒し。
照ノ富士、3連勝。
照ノ富士、向こうが巻き替えにきたところを、おっつけていけたと、落ち着いた表情で振り返っていました。
豊響が、行事軍配差し違えで勝って3連勝。
遠藤は初黒星です。
阿夢露は力の込もった相撲で、3連勝。
関脇・逸ノ城は、長い相撲を制して、初白星です。
4大関が今場所初めてそろって勝ちました。
豪栄道が必死の相撲で初日を出した一番です。
前まわし、取りましたが、太い右が入っている。
胸が合いかけている豪栄道。
下手ひねり。
碧山、もろ差しです。
豪栄道の勝ち。
鼻血を出しながらつかんだ今場所の初白星。
プロ野球はデーゲーム1試合と、ナイトゲーム5試合です。
中日の高橋周平に2ランホームランが出ています。
巨人が長野のタイムリーなどでリード。
パ・リーグの上位対決は、日本ハムが勝って5連勝です。
気象情報は再び寺川さんです。
きょうも暑くなりました。
今、日本付近は高気圧に覆われて、強い日ざしが照りつけています。
あすも日本はこの高気圧に覆われて、暑さが続く見通しです。
そして台風の影響も気になりますね。
あさって以降、この高気圧は西への張り出しを弱めます。
ここに、台風が北上してきそうです。
今後の進路です。
このあと自転車並みの速度で、ゆっくりと北上してきます。
木曜日には四国沖に進んで、金曜日にかけて、西日本に上陸するおそれがあります。
今回、台風がゆっくりですので、台風本体の雨雲が西日本にかかり続けて、大雨となるおそれがあります。
台風からは離れている東日本や北日本でも局地的には大雨のおそれがあります。
では、あすの全国の天気です。
日中は広い範囲で晴れますが、午後は局地的な山沿いを中心に、雷雨がありそうです。
また太平洋沿岸、高い波にご注意ください。
3時間ごとの天気です。
あすも気温が上がります。
関東甲信を中心に、35度くらいまで上がるでしょう。
続いて名古屋から那覇です。
日中は厳しい暑さが続きます。
夜はマークにはありませんが、太平洋側を中心に雨が降りだしそうです。
では週間天気です。
札幌から東京です。
2015/07/14(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽きょうも猛暑・熱中症警戒 ▽台風最新情報 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:11129(0x2B79)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: