Eテレ・ジャッジ タラメ古物商 第二話「はなじごく」 2015.07.14


おじいちゃん体の調子はどうですか?店番すごく勉強になります。
品物も売れて少し自信がつきました
これでよしっと。
(ベル)いらっしゃいませ。
あなたが栞ちゃん?はい。
堂島栞です。
先週ここで「したまゆ」っての買った人がいるでしょ?小料理屋のご主人なんだけどその人から聞いたの。
「面白い道具を売ってる娘さんがいる」って。
どうも。
私にも何か見せてくれない?はい!とっておきの品があります。
ちょっとお待ち下さい。
楽しみだわ〜!栞ちゃん!江戸時代に詳しいんだってね。
はい!多少は。
じゃあ「奢侈禁止令」なんて知ってる?確か江戸後期に厳しくぜいたくを禁止した法律ですよね。
・例えば?着物の生地とか色…。
赤とか紫とか派手な色を使うと罰せられたっていう。
でも庶民はもっと利口で許された茶色や鼠色でもそれぞれに工夫を凝らして繊細な色合いを楽しんだ。
茶色だけでも48色。
鼠に至っては100色も!「四十八茶百鼠」ですね。
偉いわ!よく知ってるわねそんな言葉まで!あの…これなんですけど。
これは「はなじごく」といって鼻に着用する刑罰の道具です。
この内側の小袋ににおいの素悪臭を放つ臭素というものを入れて使用するんです。
へえ〜!触ってみてもいい?どうぞ。
へえ〜。
うわっ!くっさ!ごめんなさい。
とりあえずくさやの干物を粉にして詰めてみたんです。
ああ〜ビックリした!これはもともと禅僧の修行に使われていたんですよ。
「臭い」の「臭」に「修行」の「行」と書いて臭行っていうんですけど。
フフフッ「臭行」?ほんとに?それから臭素には高度な技術も結集されてるんです。
人の鼻って3日もすればどんなにおいにも慣れてしまうからその周期に合わせてにおいがダイナミックに替わるように作られてるんです。
初めが「一の替わり」そして「二の替わり」「三の替わり」って。
ええ〜私はとっても3日で慣れそうもないわ。
中には名作と呼ばれた臭素もあって「黒蜥蜴」という品は「七の替わり」まであったそうです。
「越前福井の黒蜥蜴七の替わりで鼻をもぐ」という句があるんですけど「黒蜥蜴」は七番目のにおいに至ってもなお鼻をもぐほど強烈なにおいだったとか。
ほんとなの?まるでデタラメね。
えっ?「タラメ堂」ってひょっとして…?あら。
やられた!
(笑い声)それで?これはおいくらなの?えっ?ガラクタですよ。
いいのよ欲しくなっちゃった。
じゃあ…500円で。
じゃあ。
えっ?それで本でも買ってちょうだい。
もっと勉強してたくさん面白い道具考えてちょうだい。
ありがとうございます!また来るわね。
お待ちしてます!
また売れたよおじいちゃん。
ものの値打ちなんてあってないようなものだって言ってたけど本当だね
2015/07/14(火) 12:50〜12:55
NHKEテレ1大阪
Eテレ・ジャッジ タラメ古物商 第二話「はなじごく」[字]

舞台は小さな古物商。祖父に代わって店主を務める美少女が、客を相手に古物にまつわる怪しげで魅惑的な逸話を語り出す。第二話は「はなじごく」。はたしてその真偽は…!?

詳細情報
番組内容
舞台は小さな古物商。入院中の祖父に代わって店主を務める美少女・栞(しおり)が、店を訪れた客を相手に、古物にまつわるどこか怪しげで魅惑的な逸話を語り出す。第二話の品は「はなじごく」。栞によると、かつて罪人を罰するために、鼻マスクの中にあるものを詰めて嗅がせたというのだが、そのものとはいったい?そしてそもそも栞の話の真偽はいかに…!?驚きの結末!
出演者
【出演】柴田杏花,清水ミチコ

ジャンル :
趣味/教育 – その他
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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