大相撲名古屋場所▽元大関 貴ノ浪(音羽山親方)をしのんで 2015.07.13


名古屋場所二日目中入りの休憩時間です。
皆さんも本当にニュースを聞いて信じられないという声がかなり多かったのですが元大関貴ノ浪の音羽山親方が、43歳という若さでした。
本当に常識を超えた桁違いのスケール希代の個性派、名大関本当に現役時代もそうですし引退してからも高い見識とコミュニケーション能力が抜群です。
今後の相撲界を背負って立つ宝というふうに期待する声も多かったと思います。
きょうは放送の中で貴ノ浪をしのぶ企画を随所にお伝えしていこうと思います。
まず相撲人生を振り返ります。
貴ノ浪は青森県三沢市出身。
昭和62年春場所本名の浪岡で初土俵を踏みました。
部屋では1年あとに入門した若貴兄弟と猛稽古を重ね番付を上げていきます。
入門から4年後の平成3年春場所19歳で新十両に昇進します。
1m96cmの恵まれた体格を生かしたスケールの大きな取り口でさらに番付を上げていきます。
実況⇒うん?貴ノ浪が…。
変わった仕切りですね。
ちょっと曙が下がりました。
しかし曙、上手を引いた。
曙、先に落ちた。
貴ノ浪勝ちました。
平成6年初場所後には武蔵丸とともに大関昇進を果たします。
謹んでお受けいたします。
今後は相撲道に勇往邁進する所存です。
本日は誠にありがとうございました。
(拍手)平成8年初場所初優勝のチャンスが訪れます。
横綱貴乃花との同部屋優勝決定戦でした。
実況⇒左四つ右前まわしの横綱です。
横綱攻勢、残った貴ノ浪。
右の上手を取りました貴ノ浪です。
外掛け。
残る、河津掛け!貴ノ浪の勝ち。
逆転、貴ノ浪。
よくとしの九州場所でも貴乃花との決定戦を制し2回目の優勝を果たします。
大関陥落後も貴ノ浪らしい相撲でファンを魅了し続けました。
実況⇒無理やり持っていきました。
引く、切り返しにいく、上手投げ。
貴ノ浪の勝ちです。
平成16年夏場所32歳で引退を決意します。
自分らしい相撲が取れないということできのう師匠に相談しまして引退することを決めました。
指導者として精神的なものの支えになれる…すいません。
引退後は後進の指導にあたる一方大相撲中継の解説でも分かりやすい語り口で人気を集めました。
今、改めて見ても、本当に多くのものを残しましたしこれからさらにもっと多くのものを残してもらえるはずだったんですよね。
独特の相撲の理論も構築していましたしね。
会話をしていてもすごく楽しい親方でしたね。
とにかく欠点を直すのもちろんとはいえ長所を伸ばすということで思い切りいいところを伸ばすんだというまさにそういう相撲ですよね。
恐らく亡くなった二子山親方から自分もそういう指導を受けていいところを伸ばしていくということで大関ではニュースをお伝えします。
去年7月、長崎県佐世保市で高校の同級生を殺害したとして16歳の少女が逮捕された事件で、長崎家庭裁判所はきょう、少女には精神科の医師などによる長期間の医療支援が必要だとして、専門的な治療を受けられる第3種少年院に送る決定をしました。
去年7月、佐世保市で高校の同級生だった女子生徒を殺害したとして逮捕された16歳の少女は、父親を金属バットで殴って殺害しようとした疑いもあるとして再逮捕され、家庭裁判所に送られました。
きょう開かれた少年審判で、長崎家庭裁判所の平井健一郎裁判長は、被害者の尊厳を踏みにじった殺人であり、計画性の高さや殺意の強さも際立っていると指摘しました。
そのうえで、心神喪失などに至るような精神的な障害は認められないものの、少女の特性が人を殺したいという欲求の形成に大きく影響している点を考慮すべきで、少女はいまだに人を殺したいという欲求を持っている。
少女の立ち直りのためには、精神科の医師などが少女の特性に応じた教育と治療を長期間にわたって行うことが必要だと述べ、専門的な治療を受けられる第3種少年院に送る決定をしました。
この事件では、少女が猫を解剖するうちに人を殺したいと思うようになり我慢できなくなったなどと供述したため、2度にわたって精神鑑定が行われていました。
ファミリーレストラン、ガストの大阪にある店舗で、先月かき氷を作る機械の部品のアルミ片が混入して子どもが誤って飲み込んでいたことが分かりました。
ガストを運営する外食チェーン大手のすかいらーくによりますと、先月17日、大阪にあるガストの店舗で親子が注文したかき氷に複数のアルミ片が混入しているのが見つかりました。
アルミ片は長さおよそ5ミリで太さは髪の毛ほどで、かき氷を食べた子どもがおなかの調子が悪いと訴えたため病院で検査した結果、誤って飲み込んでいたことが分かりました。
アルミ片はその後排出されたとみられ症状は治まっているということです。
会社側が調べたところ、アルミ片は、氷を削る機械に不具合が起き刃で氷と一緒に部品が削られてできたものだということです。
運営会社はガストのすべての店舗で今月1日からかき氷の販売をいったん中止し、機械の交換などを進め、順次販売を再開しているということです。
生字幕放送でお伝えしています名古屋城内の二の丸庭園のすぐ隣にある愛知県体育館です。
大相撲名古屋場所きょうは二日目です。
きょうも満員御礼の垂れ幕が下がりました。
中入りの休憩時間です。
きょうは希代の個性派名大関貴ノ浪の音羽山親方をしのぶ企画を随所にお送りしていこうと思います。
この時間は舞の海さんとそして中立さん、お二人のいろいろな思い出をまずお伺いしていこうと思います。
元大関貴ノ浪、昭和46年10月27日に生まれました。
大関在位が37場所。
通算勝利がちょうど777勝で7が3つ並んでいます。
金星は実は出世が早すぎて大関を陥落したあとに金星を挙げました。
舞の海さんとあの貴ノ浪が同じ青森の相撲どころの土壌から生まれてきたと思えないほど両極端でしたよね。
舞の海⇒まず体格ですよね。
本当に羨ましかったですね。
舞の海さんの思い出の一番をここでご紹介します。
実況⇒舞の海はこの一番に勝ち越しを懸けます。
貴ノ浪としては2敗を守って優勝圏内に踏みとどまりたいところです。
左の下手。
貴ノ浪右の上手。
足を取りにいきます。
下手投げ、いや上手投げに軍配。
物言い。
審判⇒行司軍配は東方貴ノ浪に上がりましたが舞の海の頭が先に落ちており軍配どおり貴ノ浪の勝ちとなりました。
上手投げで貴ノ浪勝って2敗を守りました。
惜しくも先に頭が土俵に触りました、舞の海。
刈屋⇒まげがついた一番でしたね。
私も十二分の体勢を作って攻めていくんですけれどなんていうんでしょうかフレーズクレーン車でつり上げられているような。
片手でしたね。
人間と取っているという感覚がなかったですね。
それぐらい引き揚げる力というのは強烈でした。
背筋力も先代の初代貴ノ花亡くなった二子山親方が本当に腰が二段ロケットのようだと言っていました。
一段終わったあとにもう一段、飛ぶぐらいの背筋力の力があったと言っていました。
分かります。
常識をことごとくくつがえしたそんな感じでしたね。
当時は三役に上がるためには二子山部屋の力士に何回か勝たないと昇進できないんですよね。
その中の大きな壁の1人でしたね。
土俵上には貴ノ岩と青狼が土俵に上がりました。
舞の海さんは貴ノ浪と13回相撲を取って勝ったのは2回でした。
相撲は常識を超えていますけれど理論は非常に理路整然と分かりやすく説明をしてくださるんですよね。
そうなんですよね。
相撲の動きですとか、力士の心理ですとか、あとは力学的なことなんかも深い知識を持っていらっしゃって非常に勉強になりましたね。
幕内最初の取組です。
幕内の前半、5人の勝負審判です。
土俵上の貴ノ岩が亡くなった音羽山親方が1回2回説明しても自分でやってみないとなかなか理解してもらえないんだとでも理解すると一生懸命自分のものにしようとしてくると、つきっきりで指導したのが貴ノ岩です。
そうですね。
まず動きや技は攻め方理解できないとなかなか動きに入っていけませんからね。
音羽山さんも自分でやってみて説明するのがうまかったですね。
東は新入幕の青狼です。
青狼、きのうは黒星スタートでした。
制限時間いっぱいです。
送り出し、青狼、新入幕で初白星。
貴ノ岩2連敗です。
モンゴルからは、23人目の幕内力士きのうは鏡桜と2回立ち合いが不成立になって3回目に成立しました3回負けるような形になりました。
きょうは一瞬ここで引きましたね。
そのあと組まずに起こそうとしましたね。
舞の海⇒そうですね。
まわしも取りにいっています。
取れないということですぐに突きに徹しています。
少し迷いがありましたね。
取りにいくのか起こしにいくのか。
相手もどちらかというと小柄な力士なので青狼からすると取りにくかったと思います。
最後は横向きに出ていきました。
館内の決まり手は寄り切りです。
横綱日馬富士は名古屋場所二日目、きょうから休場です。
新入幕の英乃海、きょうは遠藤と対戦します。
新大関、照ノ富士きょうは勢と対戦します。
過去2回の対戦はいずれも勢が勝っています。
日馬富士きょうから休場栃ノ心不戦勝です。
ともに白星のスタートを切っています豊響と里山。
向正面は元小結小城錦の中立親方です。
後ほど、貴ノ浪の思い出なども伺いますのでよろしくお願いいたします。
中立⇒よろしくどうぞ。
里山は幕内に上がっていい相撲を取るんですが、なかなか定着できませんけがなどもあって上がったり下がったりを繰り返しています。
中立⇒里山からしたら懐に飛び込みたいということがあるんですがその飛び込み方です。
相手の圧力を受けながら入るのではなく自分から、圧力をかけながら、相手の懐に入るそうすればいろんな技が出ると思うんです。
受け身に回らないような立ち合いを考えていかなければいけませんきょうの相手は当たりが強いです。
相手があたってくる頭より低くいきたいですね。
8年ぶりの幕内での対戦です。
のど輪から押し倒し。
転がったところがちょうど塩かごでした。
まげに塩がつきました。
豊響2連勝里山1勝1敗。
中立さん中には入りましたね。
豊響はもう1つ踏み込むことが必要ですね。
もう少し圧力を前にかけながら入りたいところですね。
そうです。
相手が頭を下げていることは分かっています。
ですから相手を逆にびっくりさせるような一手間をかけるといいと思います。
踏み込んでいくといいと思うんですか。
踏み込むか踏み込まないかの違いが土俵際に響いてくると思いますね。
あすは琴勇輝と対戦します。
新入幕の青狼関、幕内初の白星ですおめでとうございます。
青狼⇒うれしいです。
きのうはなかなか勝てませんでしたきのうの相撲いかがでしたか。
初めての幕内だったんで緊張しました。
全然覚えていません。
きょうはどうでした?きょうも全然自分の思った相撲を取れました。
体がおおきくなりましたね。
大きくなってるときだと思います。
何kgですか。
144あると思います。
幕内に定着するためにはどんなことを稽古で考えていますか。
親方には立ち合いのスピードが遅いからもっと低く突き出してあたること大事だと言われています。
それを意識してやっています。
新入幕の場所を取るという目標にしますか。
とりあえず一番一番勝っていきたいと思います。
大暴れしてください。
はい頑張ります。
青狼関でした。
三瓶アナウンサーのインタビューでした。
いい笑顔が見られました。
青狼がきのうはだいぶかたくなっていたんですね。
きのうは立ち合いが2回合いませんで3回目の立ち合いでした。
もっと冷静に落ち着いていけば相手がこう来るんだなということが、分かったはずなんですね。
3回とも同じような展開で負けてしまいましたね。
それだけ冷静さがなかったということなんでしょうか。
自分を見失っていたんでしょう。
鏡桜は3回ともよく勝ちましたね。
普通は1回2回うまくいっても、3回目はかからないだろうと作戦を変更するんですがいずれも同じような立ち合いでしたね。
きょうの相手の千代大龍は鏡桜が踏み込まないとはじき飛ばされる相手です。
舞の海⇒そうですね。
十両で2度対戦しています。
そのときは、いずれも鏡桜が勝っています。
足がついていけませんでした千代大龍。
勝った鏡桜も首をかしげました。
鏡桜2連勝千代大龍2連敗。
きょうの向正面は中立親方です。
鏡桜は、左は届いたんですか?中立⇒いや届いていません。
千代大龍が足が出なかったと思います。
千代大龍の足の運びがなかったということでしょうか。
そうです。
左足がまったく出ていませんでした。
それだけ鏡桜が踏み込んでいたということですか。
そうですね。
きちんとあたって踏み込んでいました。
そのあと上手が取れなかったので横にいなしたところを足が出てなかったので千代大龍が落ちてしまったという相撲でした。
鏡桜はあすは貴ノ岩と対戦します。
負けた千代大龍はあすは遠藤戦です。
千代大龍のリポート相手の手繰るような動きがあったのでそれで足がついていなかったと話していました。
遠藤が土俵に上がって、館内が沸いています。
相手は新入幕の英乃海。
きのうは、琴勇輝の突きをしのいでしのいで逆に押し返しました。
白星スタートを切った英乃海。
日大では、遠藤の1つ先輩が英乃海です。
初顔合わせ。
遠藤はきのうは旭天鵬を前まわしを引いて一気に寄りで白星のスタートを切りました。
新入幕の英乃海。
きのうの初日の一番を振り返りましょう。
英乃海に関するリポートです。
部屋に戻ったらメールだけで100件ありまして反応の多さにびっくりしたということです。
やはり幕内は違いますと話していました。
相撲内容では緊張して立ち遅れたがいざ立って見るとすぐ視界が広くなって相手がよく見えたここを残せば勝機があるということを感じました。
このあたりは新入幕らしからぬコメントでした。
見るだけではなくて母はくみのさんからはおめでとうというメッセージが入っていました。
うれしかったと話していました。
メールのほかに懸賞のことを話していました。
あまり相撲を見ない方にも懸賞のことを聞かれます。
懸賞の手形のする動きを聞かれます。
これまできのう手刀を切るときにやったことがないのになあと心苦しさを感じたということです。
きょうは懸賞が13本懸かりますね。
その辺はどうでしたか。
きょうも先輩の胸を借りるつもりで左を差されないように懸賞についても思いがあるようでした。
英乃海のほうが1つ先輩になります。
遠藤はきのうは、いい相撲で旭天鵬を圧倒しました。
立ち合いです。
木村元基が合わせます。
遠藤もろ差しから寄っていきました。
遠藤の勝ち。
ここは遠藤前に前に出ていきました。
うまさで圧倒しました。
遠藤2連勝。
英乃海敗れて1勝1敗。
舞の海さん、遠藤の動きいいですね。
そうですね。
立ち合いの動きそのあとの組み手自分の型を持ってますね。
遠藤は右を差しにきましたがもろ差しの形でしたかね。
そうですね。
この左を差して右も取ってしっかり膝も曲がっています。
形がいいですね。
攻めていくときの足の上がりもいいです。
向正面の中立さんきのうときょうの2日だけですが遠藤の調子がかなりいいように見えますね。
そうですね。
膝がどうかなと心配していましたがここ2日間足の状態がいいのかなと思います。
期待できそうですね。
前半で白星を重ねて後半に上位とあたるところを見たいですね。
遠藤、あすは千代大龍英乃海は里山との対戦がそれぞれ組まれています。
きょうは元大関貴ノ浪をしのんでさまざまな企画をお送りしています。
生年月日先ほど平成となっていましたが昭和46年です。
場所前の6月20日43歳、急性心不全で亡くなりました。
旭天鵬、安美錦豪風が貴ノ浪と相撲を取った経験のある現役の力士です。
十両の若の里にインタビューしています。
若の里⇒びっくりしました。
それ以外ないですね。
同じ青森出身それから同じ一門ということもありましたのでずっと稽古をつけてもらったりいろいろ指導していただきましたので、今はもう感謝の気持ちでいっぱいです。
青森の地元の巡業で三番稽古をして一度も勝てなかったんですけどもう、くたくたになるまで地元の巡業ということもありまして、くたくたになるまで稽古をつけていただいたということを覚えています。
大関として活躍していたときに若の里が上に上がってきました。
全然歯が立たなかった途中からこうやって攻めればいいんだなと研究をして分かってから若の里は貴ノ浪に対戦成績で上回っています。
途中から逆転してるんですね。
舞の海⇒そうですか、まさに恩返ししたんですね。
郷土の先輩というと格別な思いがあるんじゃありませんか。
そうですね。
常に気になる存在であると思います。
今土俵に上がっている旭天鵬も貴ノ浪と15回対戦しています。
旭天鵬が6番も勝っています。
長身の旭天鵬がもろ差しになってつられたのは初めてだと語っていました。
二本差し、さらに貴ノ浪に持ち上げられてどぎもを抜かれたという話をしていました。
二本差したあとどう攻めるかというのを部屋をあげて研究したということです。
相手の琴勇輝過去5回の対戦いずれも琴勇輝が勝っています。
琴勇輝、膝の大けがから復活してきました。
琴勇輝1勝1敗。
旭天鵬は2連敗。
向正面の中立さん。
旭天鵬、なんとかつかまえたいという気持ちはあったんですがね。
いろいろ手を出しながら何かやろうとはしているんですけれども対戦成績から見ても苦手意識があるのか立ち合いからかち上げにいっていますよね。
その辺りが相性というかそういうふうに出てくるんですね。
嫌な相手だと思います。
琴勇輝は豊響戦旭天鵬は時天空との対戦が組まれています。
元大関貴ノ浪といいますと同部屋どうしの優勝決定戦、ともえ戦ですとか5人による決定戦とかね。
いろんな何年ぶりとか初めてとかそういうことを見せているわけですけれども大関から陥落して、大関に復帰したというのも三重ノ海以来25年ぶりのことでした。
その大関に復帰を決めた相撲をご覧いただきます。
実況⇒さあ、貴ノ浪大関復帰を懸ける土俵です。
対戦相手、千代天山。
左が僅かにのぞきました。
右で抱えています。
動きを止めれば貴ノ浪の体勢になってきます。
右から抱え込みました。
貴ノ浪の形になった。
強引に。
ちょっとここは貴ノ浪も慎重になりました。
左の下手を引きました。
身動きできない千代天山。
寄り切り、貴ノ浪の勝ち。
貴ノ浪、大関復帰が決まりました。
いやあ長かった15日間。
これで大関にもどれます。
うん、まあ自分なりに頑張ったと思うのでよかったと思います。
そうですね、自分らしさを大事に一生懸命頑張りたいと思います。
けがに苦しみながら本当に大関復帰を懸けたこの相撲は本当に緊張したということもあとで話していたんですけれども。
そうでしょうね。
インタビュールームでの涙が物語っているようですね。
その後、この大関復帰の制度をしっかりと利用して大関復帰をする例が出てきましたけれども三重ノ海以来そういう大関がいなかった中でやはり陥落して復帰できるのかというプレッシャーは相当なものがあったと思います。
8番ではなく10番ですよね。
この2番の差というのはものすごく大きいと思います。
そういう制度があったんだこういうことができるんだという大関貴ノ浪は見せてくれました。
これだけ貴重な経験をしてきたわけですからこれからいろんなことを若い力士たちに教えてもらいたかったです。
土俵上は時天空と北太樹です。
北太樹はこの名古屋場所から締め込みを濃い緑色に変えました。
この色が気に入ったのでこれまでも緑色ですとかいろんな色よりもさらに濃い緑色にしたいということでこの色を選んだそうです。
締め込みも取り口も渋いですので似合っていると思います。
きのうは誉富士を攻めに攻めたんですけれどもね。
右四つで攻めたので攻めきれませんでした。
過去、両者の対戦は北太樹11勝時天空5勝。
時天空はきのうは阿夢露の低い攻めに、相手を少し呼び込むような形になって土俵を割ってしまいました。
行司は式守与太夫です。
北太樹の勝ち。
きのうきょうと少し時天空元気がありません。
中立さん、あたってもかまわず前に出ていくというのが北太樹のよさですね。
ひところの出足はちょっと今は出ていないんですけれどもきょうの立ち合いはけんか四つということであまり左を大きく振らずに差し負けたんですけれども大きく振らなかったことによってすぐきめることができました。
大きく振るというのは横に振るということですか?横にどうしても差したいものですからあまり大きく振ってしまうと差し負けたときに抱えるしかないような状態になってしまいますから、それを小さく振りながら差されてもきめていくことができたということなんですね。
その辺りもう一度見ますが左手の動きは確かにコンパクトですね。
大きく取りにいってしまうと肘が外のほうにいってしまいますから差されるともう肩まで差されるような形になってしまいます。
差されたときに、もう脇をしめるということができていたわけですね。
北太樹これで1勝1敗、あすは阿夢露戦。
時天空は2連敗、あすは旭天鵬との対戦が組まれています。
中立さん、貴ノ浪の音羽山親方の訃報を聞いたときはどうですか。
ことばが出なかったですね。
その思い出の一番をここで振り返ってみようと思います。
実況⇒もろ差しの小城錦です。
外掛けで攻める小城錦。
下手投げ、小城錦の勝ち。
対戦してみて、過去16回対戦があって小城錦が6番勝っているんです。
貴ノ浪がちょっと嫌がっていた1人ではないかと思いますが対戦したときの感想はどうでしたか?とにかく右を使わせるともう力が半端なく出てくるのでその右を使わせないようにするためにいろいろ考えました。
それまでの常識がなかなか通じない相手ですよね。
私も左四つ相四つで相四つだったもんですからどうしても左を差してしまいますしそうすると抱えられるんですね。
窮屈になるんです。
その貴ノ浪という力士から今の力士たちが学ぶことはどういう点ですか?精神的なところもそうですけれども、上手投げを1つ打つにしても腕の使い方、下半身の構えそういうところを見習ってもらいたいです。
抜群の下半身のばねと背筋力があったんですけれども投げるときには理にかなった投げ方をしているんですね。
ああいう上背の高い人を投げをうつときどうしても引きずるような形の投げも多いんですけれども上手投げにいってるんですけども出し投げ気味になっているのも多いです。
肘をしっかりしまっているからそういう型になるんです。
寄り切りました、阿夢露の勝ち。
阿夢露2連勝誉富士、1勝1敗。
誉富士は激しく突っ張っていくんですけれども阿夢露は前傾姿勢を崩さないのでどうしても引きたくなってしまいます。
起きないですね。
攻めていくんですけれどもね。
低いですから。
これで我慢ができなくて引くんですよね。
相手が低いと、どうしても落ちそうな感じになってくるんですか。
視線が低いですから、見下ろすような形になります。
なんかこう、引けば落ちるのではないかと錯覚に陥るんです。
腰の構えもしっかりしていましたので落ちずに前に出て体勢を取りました。
阿夢露は引かれたことを喜んでいます。
相手に引かせるような相撲を取れとよく言われますね。
しっかりと足もついていっています。
逆に誉富士は自分が苦しいときは相手も苦しいんですからそこをさらに我慢して押し続ける。
それが大切だと思います。
阿夢露は2連勝、あすは北太樹戦。
誉富士は1勝1敗、あすは大砂嵐との対戦が組まれています。
深々と一礼をしました阿夢露です。
音羽山親方、貴ノ浪をしのんでいろんなVTRをご紹介しています。
出世が早くて金星がなかったんですが金星2つはいずれも大関陥落したあとなんです。
初金星を振り返ります。
実況⇒57回目の武蔵丸貴ノ浪戦。
制限時間いっぱいです。
左が入った、武蔵丸は上手。
足が出た、足が出ている。
武蔵丸の足が出ていた。
貴ノ浪の勝ち。
貴ノ浪、初金星。
武蔵丸に土。
武蔵丸に土がつきました。
57回目の対戦は貴ノ浪の勝ちです。
あまり土俵の上ではうれしそうな動きはしない貴ノ浪が、初金星うれしそうでしたね。
それとやはりライバル意識というのが強いと思うんです武蔵丸関に対して。
大関から落ちても気持ちは、もう五分五分だというそういう気持ちで常に戦っていたのではないかと思います。
58回、対戦をしています。
同じ年に生まれて新入幕も一緒。
2人はお互いを認めあってその辺りも後ほど武蔵丸の武蔵川親方のインタビューを紹介することにしています。
今土俵に上がった嘉風もなかなか金星が取れずに32歳を過ぎてから金星をとって最年長初金星を取ったと思ったらそのあと同じ部屋の豪風がそれを更新したということがありました。
やはり、金星というのはうれしいもんですよね。
2連勝した阿夢露ですけれどもきのうは立ち合いから起こしにいったんですけれども前まわしをねらいにいってそこから突きに変えたということで内容を振り返っていました。
ずっと東が勝っているんですけれどもきょうは阿夢露その前の北太樹も気づきませんでしたという話でした。
ずっと東が勝っています。
嘉風はどうでしょう。
幕内800回目の出場です。
きのうは豊ノ島をもろ差しから寄り倒して破って白星スタート。
はたき込み。
最後、素首落としのように上から体重をかけました。
きょう幕内に入って初めて、西の力士が勝ちました。
佐田の富士が2連勝。
嘉風は1勝1敗。
低くあたった嘉風ですが佐田の富士が落ち着いて残しにいきました。
追い詰められましたけれども案外余裕があるんです。
佐田の富士が何かしたというよりも、嘉風が押されたもんですから上体を低くして入ろうと思ったときには足がついていっていないですね。
体を低くしたときに真正面に佐田の富士がいればよかったんですけれども、ちょっと傾いていましたからつかまるところがなくて落ちてしまいました。
それだけ佐田の富士の圧力が強かったんでしょうか。
それも言えると思います。
佐田の富士これで2連勝。
あすは玉鷲戦。
嘉風は1勝1敗で、あすは臥牙丸との対戦が組まれています。
元大関貴ノ浪音羽山親方をしのんで次に紹介するのは3年前大砂嵐が土俵に上がるんですけれども相撲が世界に広がっていく特にヨーロッパでも数年前から広がっている現状私と音羽山親方で番組を作ったんですけれどもその一部をご紹介します。
親方、大相撲にも最近ヨーロッパから強剛な力士がいっぱい来てますよね。
そうですね、把瑠都や琴欧洲と続々とヨーロッパ勢から強剛な力士が来ていますからね。
ウクライナでヨーロッパ大陸選手権というのが開かれていました、それの取材に行くその大会の前にウクライナのいろんな相撲事情を親方と見にいきました。
とにかく子どもたちの相撲熱がすごいです。
そして子どもたちからこれはウクライナのナショナルチームですがとにかく貴ノ浪は有名人でした。
みんな寄ってきてあれを教えてくれこれを教えてくれと。
これが大会です。
解説をしたんですけれども本当に分かりやすい解説で子どもから女性からナショナルチームの力士まで実に分かりやすく説明していました。
ですからウクライナのコーチ、監督が国がお金を出すのでコーチとして残ってくれと真剣に音羽山親方に交渉をしていました。
ただ本人はいや、自分は日本でやることがあるということで断りました。
土俵上は大砂嵐そして豊ノ島押し倒し大砂嵐の勝ち。
左肩甲骨を痛めている大砂嵐土俵下の転落のしかたはどうでしたでしょうか。
豊ノ島敗れて2連敗、大砂嵐1勝1敗。
左手が動かない状態です。
きょうの向正面は元小城錦の中立親方です。
もろ手で豊ノ島は、一瞬入りかけました嫌がって離れましたね。
ただ相撲に豊ノ島とは何かをしたんですが、そのときにちょうど行司さんにかぶってしまいました。
そのあとですね。
大砂嵐の出足がよかったですよね。
これを見て中立さん一瞬離れかけてかいなひねりのような感じですね。
ちょっと、ひねりにいきましたね。
それが抜けてしまったんですね。
そうですね。
ですから、豊ノ島とすれば左を差せたんですけれども、左を差したと同時に相手にもしかしたら左を差されて、自分の上体が上がってしまうかもしれない。
そうすると左を差す前に相手の差し手をなんとかかいなひねりのような形で崩したいということで、ああいう動きになったのかもしれませんね。
あれがうまく引っ張れたらまた全然展開が変わっていたでしょうね。
そうですね。
ほんの一瞬のところで勝負が変わってきますね。
そうです。
大砂嵐はあすは誉富士戦豊ノ島はあしたは旭秀鵬戦が組まれました。
新十両の御嶽海と高立が2連勝と好スタートです。
元気なスタートを見せています。
土俵上は臥牙丸と旭秀鵬です。
過去、両者の対戦は3対3。
この1年は旭秀鵬。
東の旭秀鵬が2勝しています。
頭を下げすぎました。
旭秀鵬の勝ちです。
臥牙丸のおなかに土俵の砂。
旭秀鵬は勝って1勝1敗。
臥牙丸は敗れて2連敗です。
決まり手は、はたき込みで旭秀鵬の勝ち舞の海さん旭秀鵬が右でかち上げ気味でそのあとすぐに引いてしまいましたね。
そうですね。
一度、臥牙丸も残すんですけれども。
臥牙丸が黒星がつながるときの1つの癖としては足が前に出ないで頭だけを下げるんですね。
今もそうですね。
全く足が出ていませんね。
臥牙丸本人から場所の途中でそのことを反省するということばが聞かれます。
前に出ながら落ちると1歩2歩踏み込むことで相手よりも相手が先に土俵を割ってくれるという場面にも出会います。
ですから足を運ぶということが大事なんです。
臥牙丸はこのところ相撲が取れてきたのかなという感じがします。
きのうは苦手の玉鷲に敗れてきょうもばったりと落ちてしまいました。
敗れた臥牙丸のリポートです顔を真っ赤にしながら引き揚げてきました。
VTRもほとんど見ずに風呂場に入っていきました。
かなり悔しそうでした。
一番前に敗れた豊ノ島のリポートです。
右からの動きはかいなひねりにいこうとしてそれが抜けてしまって土俵を回り込んだんですけども腰が引けて倒れてしまったということです。
豊ノ島を破った大砂嵐のリポートです。
休場明けで今場所の初白星です。
笑顔を見せながらそれでもちょっと肩をかばいながら左はほぼ動かせずに戻ってきました。
肩はやはり痛そうでした。
幕内の前半の最後の取組になります。
徳勝龍と玉鷲。
玉鷲はきのうの初日、臥牙丸に押し込まれましたけれども土俵際左を差して、かいなを返してすくい投げで逆転勝ちです。
徳勝龍はきのうは旭秀鵬低く入って左四つ右上手そのまま攻めきりました。
幕内では両者7回対戦がありますが、徳勝龍の4勝玉鷲の3勝です。
合わせる行司は木村晃之助。
徳勝龍は上手を取って頭をつけたいですね。
玉鷲は突き放したいですね。
徳勝龍の勝ちです。
先手を取って押したんですが押し返されて。
玉鷲としては意表をつかれましたか。
左手を気にしています徳勝龍です。
徳勝龍は勝って2連勝です。
玉鷲は1勝1敗突き出しで徳勝龍の勝ちです。
私は上手を取ればと言いましたが全くきょうはまわしにこだわりませんでしたね。
あたってまず玉鷲が突き起こしましたね。
はい。
前に前に出ていますね、徳勝龍。
そうですね。
そのあと少し押し込まれたものですからこのままではまずいということで押し返していますよね。
徳勝龍のほうが身長も低いですし普通に相撲を取り合っても徳勝龍のほうが重心が低くなります。
玉鷲としては押しづらくなりますよね。
こういう突き押しがあると徳勝龍がまた1つ相撲の幅が広がりますね。
そうですね。
上手ねらいの四つの相撲ときょうのような激しく突く相撲これをうまく使いこなしていけば対戦相手もかなり苦しみますよね。
場所ごとに地力がついてくるということが分かりますね。
分かりますね。
何か心の中ではじけたものが徳勝龍の中にあるんじゃないでしょうか。
こうしてはいけないという新たな強い目標が出てきたんじゃないかと思いますね。
たぶん三役だろうということですか。
そうですね、それと同級生の活躍ですね宝富士という。
三賞もということ。
いろいろなことが浮かんでくるでしょうね。
幕内では最初はずっと東が勝っていました。
きのう右肘をかなり強く打ちました日馬富士きょうから休場です。
栃ノ心は不戦勝ということになります。
場所前の6月20日に急性心不全で43歳の若さで亡くなられました。
希代の個性派名大関貴ノ浪の音羽山親方をしのんできょうは取組の合間にも随所にいろいろなVTRをご紹介しています。
満員御礼の愛知県体育館。
ではニュースをお伝えします。
ユーロ圏首脳会議は、12日から13日にかけて夜を徹して行われ、ギリシャが着実に構造改革に取り組むことなどを条件に、金融支援の協議を始めることで合意し、支援の実施に向けて動きだすことになりました。
ユーロ圏19か国による首脳会議は、日本時間の午後3時半ごろ終わり、EU・ヨーロッパ連合のトゥスク大統領は、ギリシャに対する新たな金融支援について、協議を始めることで合意したことを明らかにしました。
その条件として、ギリシャに対して、今月15日までに議会で構造改革案を法制化し、着実に実行に移すことを求めるとしています。
一方で、ギリシャは今月から来月にかけて、多額の債務の返済期限を迎えるため、ユーロ圏外務相会議のダイセルブルーム議長は、ギリシャの当面の資金繰りをどのように支援するかについても検討するとしています。
ギリシャが条件を満たして、新たな金融支援の協議がまとまれば、ユーロ圏の基金、ESM・ヨーロッパ安定化機構から支援を受けることになり、ギリシャへの新たな金融支援の実現に向けて、動きだすことになりました。
安倍総理大臣は、東京都内で開かれた会合で、政府の子育て支援に関連し、幼児期の教育は人格形成の基礎を培うと指摘したうえで、幼児教育の段階的な無償化など、支援の充実に取り組む考えを示しました。
安倍総理大臣は、全国の私立幼稚園のPTA連合会が開いた全国大会に出席しました。
この中で安倍総理大臣は、政府の子育て支援に関連し、次のように指摘しました。
その上で、幼児教育の振興に、政府・与党一体となって取り組んでいく。
家庭の経済状態に左右されることなく、すべての子どもたちに質の高い幼児教育を保障できるよう、幼児教育の段階的な無償化に向けて取り組んでいくと述べ、子育て支援の充実に取り組む考えを示しました。
生字幕放送でお伝えしています愛知県体育館です。
大相撲の名古屋場所二日目ここから、幕内の後半の土俵へと進んでいきます。
最初の取組は隠岐の海と安美錦です。
ともに初日は黒星のスタートを切った両者です。
きょうは場所前に亡くなられた元大関貴ノ浪の音羽山親方をしのぶVTRなどあとはあるいは談話などをお送りしながら進めています。
土俵上に上がりました安美錦もその貴ノ浪と対戦したことのある力士の1人です。
9回対戦している安美錦は3回貴ノ浪に勝っています。
郷土・青森の先輩でもあります。
初めて対戦したときに中に入って自分の形を作ったんだけれども抱え込まれて、そこから潰されてしまった。
ああ、この形でも負けるんだというふうに安美錦は思ったそうです。
そのあと引退されたあと解説もされていて非常に分かりやすい解説でした。
安美錦は、人の気持ちを見抜く解説と表現していました。
言ったとおりになる解説でしたと言っていました。
自分の相撲もあとで音羽山さんが解説しているのを見ると自分の考えていること、自分のしようとしていることをほとんど見抜かれていた。
親しく話をさせてもらったことはなかったんだけれどもいずれじっくり相撲の話をしてみたかった。
残念ですと話しています。
舞の海さんも、うなずきながらリポートを聞いてらっしゃいました。
貴ノ浪関自身も現役時代一気に相撲を見るとずいぶん大ざっぱな相撲に見えるんですけれどもすべて手の動き足の動き細かい緻密な計算の上でやっていることなんですよね。
ですから解説でも役だったと思いますし相手の気持ちを読むことができたと思うんですよね。
解説として力士の気持ちも読めますし戦う気持ちも分かりますし引退したあと会話しながら相手の気持ちそして場の雰囲気そういうものを読むのも非常に上手でしたよね。
安美錦と隠岐の海です。
去年の秋場所以来の対戦です。
木村庄太郎が合わせます。
寄り切りました隠岐の海の勝ち。
1勝1敗。
安美錦は敗れて2連敗。
向正面は、元小城錦の中立親方です。
中立さん、安美錦は少し左方向に左がほしくて動きましたね。
前みつをねらっていきました。
それが取れなかったんですけどそのあとに隠岐の海に左をうまく差されてしまいましたからね。
左が取れたら変わっていましたね。
それを取るとやはり左右の動きも出てきます。
なかなか隠岐の海も簡単には胸を合わすこともできませんでしたよね。
そのあとの流れは隠岐の海よかったですね。
左を差して胸を合わせるのが上手でしたね。
隠岐の海はあすは徳勝龍と対戦します。
安美錦はあすは豪風と対戦します。
名古屋場所二日目きょうも満員のお客さんが館内でかなり風を送っています。
館内を見渡して扇子あるいは、うちわが動く姿というのはまさに名古屋場所の風景です。
最高気温は32度4分平年と比べると3度7分最高気温は2度高いということです。
きょうは日中の最高気温が32度4分3時現在も31度を超えていて湿度が65%です。
土俵上は魁聖と豪風。
この1年は1勝1敗豪風も貴ノ浪と相撲を取ったまさしく最後の力士。
1回だけ相撲を取りました。
そこで勝っているんですね。
そうですか。
アマチュア相撲であごを引け、脇を締めろとそのほかの基本的な動作をずっとやってきたということを貴ノ浪が全部ぶち壊したということです。
規格外ですよね。
自分が言われていたことがすべてではないんだということを身をもって教えてもらったという話でした。
魁聖はきのうは安美錦を大きな体、圧力で圧倒しました。
時間いっぱいです。
寄り切り、魁聖の勝ちです。
なんとかまわしを切ろうという動きを豪風はしたんですけれど離しませんでした魁聖。
魁聖は2連勝です。
豪風は1勝1敗です。
舞の海さん、かなり豪風のあたりが強かったんですけれど下がらずに、右が速かったですね。
豪風もすかさず左、はずにいくんですけれどがっちり右上手を取られていますね。
これでほぼ勝負ありかなと思いますね。
最初は切りにいって切れないときは肩すかしにいっていました。
魁聖は先場所は終盤まで優勝争いをしていました。
腰が重いですよね。
どっしりした相撲を取りますね。
毎年大相撲名古屋場所は館内の皆さんのいろんなメッセージをご紹介しています。
ここで1つご紹介しようと思います。
地元、愛知県の50代の女性からです。
私は幼稚園のころからの相撲ファン。
2010年名古屋場所は八百長問題で揺れて相撲中継もなくてさみしい思いをしましたがこんなときこそ応援しないといけないと当日券を買って愛知県体育館に行きました。
そんな中、音羽山親方が会場内を回っておられたので声をかけたらじっと目を見てはい、ありがとうございます頑張ります、と答えてくださったことが忘れられません。
ご冥福を心からお祈り致しますといただきました。
きょうは場所前に突然亡くなられました元大関貴ノ浪の音羽山親方をしのんでいろんな企画をお送りしています。
土俵に上がった逸ノ城も鳥取城北高校にいたころから音羽山親方は非常に注目をしていて、これは絶対に本当に強くなる、ぜひいろんなことを教えたいという話をしていました。
リポートです。
鳥取城北高校は貴乃花部屋で合宿をするそうで声をかけていただきました。
高校生のときに声をかけていただきましたということです。
特に右四つ、逸ノ城関の場合はまず右を取って相手を止めなさいそれからゆっくりと出て上手を取ればいいと大きい相撲を取ることを教えてもらったということです。
プロに入りますと巡業などで声をかけてもらったそうです。
型よりもすり足など基礎的なことで多くのアドバイスをされたということです。
そのあたり取り自分でもしっかりやらないといけませんねということです。
音羽山さんに恩返しをしなくてはいけませんと話をしていました。
中立さん今のアドバイスはどうですか。
やはりプロになって番付を上げていくにつれて右手を使う、上手を取るということにやはり下半身の構えがないとできないということですよね。
やはり下半身をしっかり鍛えてこその上半身だと思います。
これをするためにはこれをしなさいというようなアドバイスなんですね。
舞の海さん、逸ノ城にはスケールの大きな力士になってもらいたいですね。
きょうの相手は碧山です。
碧山も迫力満点の突き押しを持っています。
行司は木村恵之助。
2度目の立ち合いです。
待ったなしの声。
碧山が一気に出て、そのまま勝負を決めました。
逸ノ城、右突き落としも土俵の外。
館内の何とも言えない空気は。
意外だったんでしょうね。
碧山の迫力というよりも逸ノ城が一方的に負けてしまったということなんでしょうね。
逸ノ城だったら上手を取って豪快な上手投げをするのではないかと思っていたそうなんですけれど、あっけなく割ってしまいましたのでそういうことなんでしょうね。
それだけ、碧山の腰が強かったんでしょうか。
止まったら絶対に勝てないということで、立ち合いのあたりにすべてをかけましたね。
それにしても逸ノ城は、という内容でしょうか。
腰高ですよね。
そうですね。
これだけ体重がありますと低い体勢で踏み込めないですか。
土俵際の体勢を見ても足の運びも狭いですしあれだけ狭くしたら腰も当然高くなりますよね。
もう少し下半身を鍛え込んだほうがいいでしょうかね。
膝がよく曲がってこないと重さが生きないのかなと思いますね。
碧山は1勝1敗です。
逸ノ城、これで2連敗です。
元貴ノ浪の音羽山親方といえばなんといっても盟友・武蔵丸。
武蔵丸の武蔵川親方のインタビューです。
もちろん現役のときは、そんなに腹を割って話はできなかったんだそうですけれど現役を引退したあとにいろんな話をする機会があって貴ノ浪が、自分のこれまでの人生の中で家族以外でものすごく好きな人が2人いる。
師匠である初代貴ノ花、そして武蔵丸だと。
アイラブ丸ちゃん、と言っていたそうです。
そうですか。
貴ノ浪の音羽山親方と師匠の初代貴ノ花そのお見舞いにずっと通ったときに最後にかけてもらったことばが光司を頼むということばだったそうです。
音羽山親方は残りの人生をとにかく今の貴乃花親方を支えるこれに懸けようとそのときに決心をしたそうです。
独立してもいいわけですからね。
年寄名跡を取得していますからそれだけ師匠のことば師匠が亡くなってもそのことばをしっかりと胸に守っていこうと。
すばらしい師弟関係ですね。
その音羽山親方が期待を寄せていた力士がこの2人です。
そして稀勢の里は琴奨菊と54回対戦をしています。
武蔵丸、貴ノ浪の58回に迫っています。
優勝をぜひしてほしいということで話をしていた期待の2人です。
稀勢の里、栃煌山です。
送り出しました、栃煌山の勝ちです。
稀勢の里、二日目に黒星。
決まり手は送り出しです。
栃煌山の相撲は当然褒められるべきですけれど稀勢の里、二日目に、また序盤に黒星です。
何か残念な気がしますね。
左四つに組み止めるまでに我慢すればよかったんですけれど外から押っつけられて体勢を崩しながら強引に突いていきましたからね。
我慢できずに突き押しに切り替えましたよね。
そこが敗因だと思います。
向正面からのカメラです。
中立さん、栃煌山の右からの押っつけがかなり強かったんですね。
そうですね。
きょうのような相撲だけではなくて、これまでもこの押っつけでやられているわけですよね。
私は舞の海さんと考え方がちょっと違うんですけれど私は栃煌山に対しては左を差しにいくのではなくて立ち合いから押しにいくべきだと思うんです。
押した流れの中で左を差していければいいと思うんです。
最初から、立ち合いから左を差しにいくイコール右から押っつけられる。
それをやられて相撲も負けているような気がするんですよね。
中立さんいずれにしても稀勢の里は中途半端だったんですね。
大関からすれば当然左四つも組みたいというところで左を差しに頭でいきながら左を差しにいったと思うんですけれど左を差してくるということは栃煌山も分かっているわけですよね。
きっちり右から押っつけてきていますからもう一工夫ないかなと思いますね。
中立さん、栃煌山がきのうきょうといい相撲を取っていますよね。
一度乗ってくると快進撃を続けるタイプですよね。
どちらかというと後半が強いタイプですから前半からこの調子でいくというと先がおもしろいかもしれませんね。
新大関の照ノ富士が土俵に上がりました。
名古屋場所注目の新大関です。
注目の初日を振り返ります。
実況⇒制限時間いっぱいになりました、新大関の照ノ富士です。
碧山起こす足が流れた。
左を差し込んで組み止めた、上手照ノ富士。
照ノ富士か、碧山が出ていきます。
上手投げ、照ノ富士の勝ち。
新大関、初日白星。
刈屋⇒かたさが少しありましたかね。
少しあったと思います。
新大関初日ですからね。
それでも堂々たる相撲内容ですけどね。
きのうやはり勝って、少し気持ちが違うでしょうね。
落ち着いたと思いますね。
それと照ノ富士の相撲を見ていますと、きのう私は解説では型を作ったほうがいいと言ったんですけれど複雑なところがあって照ノ富士の魅力というのは引っ張り込んで、劣勢になってもそこから土俵際残って勝つ相撲が照ノ富士の魅力なんですよね。
白鵬のように型を作って作り込んでしまうと照ノ富士の魅力がなくなってしまうんじゃないかと、そういう心配があるんですね。
それと相撲内容としては音羽山親方その系譜を継いでいく人なのかなと思いますね。
スケールの大きさですかね。
足腰のよさとか、柔らかさそういったものが引き継いでいるような。
そういう印象がありますね。
きょうの相手、勢とは実は幕内の対戦では勢が2勝しています。
照ノ富士は新入幕直後に2度対戦があって去年の夏から対戦がありませんでした。
その間に照ノ富士の力がどんどん伸びていますね。
締め込みを名古屋場所から濃い紺色、濃紺に変えました勢です。
制限時間いっぱいを告げられました。
気合いが前面に出ている勢とは対照的にゆったりと振り抜きました照ノ富士。
行司は木村玉治郎。
寄り切りました。
照ノ富士の勝ちです。
新大関2連勝です。
すばらしい立ち合いでした。
きょうの向正面は元小城錦の中立親方です。
きょうの立ち合いいかがですか。
左の前まわしの引き方踏み込みですよね。
相当自信をつけているんじゃないかと思いますね。
勢の腰が。
勢がというよりも照ノ富士の腰の構えというんでしょうか。
構えがいいのでそういうふうにならざるをえないんですよね、勢が。
中立さん先ほど舞の海さんがあまり早い段階で型を決めるよりはスケールを大きくしていったほうがいいんじゃないかという話がありました。
それも1つの持ち味だと思います。
ただきょうみたいな左の前まわしの引き方とか基本的なことを踏まえたうえでのそういう規格外の力をつけてもらいたいなと思いますね。
殊勲のインタビューで稀勢の里を破りました栃煌山関です。
序盤は大関得意の左四つになったと思いましたいかがですか?我慢して攻められたのでそこがよかったと思います。
そのあと大関は押しに変えましたね。
それは覚えていません。
攻めようと思ったのがよかったと思います。
きのうきょうと内容がいいんじゃないですか?そうですね。
立ち合いから一気に攻められる相撲を取っていきたいですね。
名古屋二日目、満員御礼です。
どのように感じていますか?すごい力になるので頑張りたいです。
新大関も誕生してこの辺りの刺激はどうですか?負けないように一日一日勝っていきたいです。
まだ序盤ですがこのあとはいかがですか。
きょうよりいい相撲を取っていけるようにやっていきたいです。
このあともどんどん来てください。
頑張ります。
おめでとうございます。
ありがとうございました。
殊勲のインタビュー栃煌山関でした。
今勝ちました新大関の照ノ富士はあした妙義龍戦です。
勢は琴奨菊との対戦が組まれています。
その琴奨菊が土俵に上がりました。
相手は妙義龍です。
5度目のカド番の琴奨菊。
きのうは佐田の海に左の上手を取られての出し投げ気味の動きにまったく足がついていきませんでした。
カド番ということで琴奨菊は優勝争いをしたこともありますし過去4回は力を出してきているわけですけれどもきのうの初日は少し心配だなという感じがしましたね。
あまりにも大事に相撲を取りすぎたんじゃないかと思いますね。
どうしてもやはり勝ちたいという気持ちが、少し体の動きよくなかった要因ですか?慎重に落とさないという気持ちで立っていますから立ち合い強く踏み込んでいくことを忘れていたのかもしれませんね。
きょうは慎重になると妙義龍が一気に出てくる可能性がありますね。
そうですね。
ただ自分もむきになって必死に押し込んでいくとかわされたときに手をついたりしますからね。
その辺の兼ね合いが難しいですね。
そうすると琴奨菊としてはまずしっかりと踏み込んで胸を合わせる体勢で寄りたいということですね。
密着して胸を合わせれば妙義龍のほうが身長は高いんですけれど妙義龍は、はず押しで取りたいタイプですから胸が合ってしまうと琴奨菊のほうが馬力も出てくるし体の厚みがありますから断然有利になってきますね。
妙義龍は3場所連続で三役。
きのうは日馬富士に敗れはしましたけれど、攻め込んでいきましたね。
その二本差し、はず押しそれに最近は左の前まわしそれを取っての相撲があります。
それを磨いているようですね。
本人もはず押しだけでは上位で押せない、そして上手を取られたらそこから自分は何もないということを痛感しているんですね。
そうすると左の前まわしを踏み込んで取ってそこからの攻め。
それが妙義龍にとっては次のステップになってきますね。
そういう相撲が取れるようになってくると、大関もねらえるんじゃないかと思いますね。
ここで制限時間いっぱいです。
カド番の琴奨菊。
拍手と歓声
連敗は何としても避けたいところ。
きのう惜しくも横綱に物言いがつく一番でした。
妙義龍としてもきょうは勝ちたいところです。
合わせる行司は木村玉治郎。
軍配は妙義龍。
妙義龍、右手を気にしながら土俵に戻りました。
左の脇腹も触りました。
カド番、琴奨菊2連敗です。
妙義龍勝って1勝1敗はたき込みです。
カド番で2連敗の琴奨菊、苦しい展開になりましたね。
そうですね。
終盤は横綱、大関と対戦がありますからね。
これはもう前に攻める相撲自分の相撲を取っていくしかありませんね。
なかなか気持ちを整理するのは難しいと思うんですががけっぷちに立たされて初心にかえって自分がどういう相撲で大関に上がってきたのかと、いうところに立ち帰ったほうがいいかもしれません。
妙義龍はおなかを打ったようですね。
立ち上がって右手を抱えるような動きもありました。
琴奨菊は、きのうよりは少し足が出ていますが本来の足の運びではありませんね。
なんとか足をつかまえて、相手を倒そうとしましたが敗れました。
舞の海⇒攻め負けてはいけないと思って勇んで出て行ったんですね、そこを妙義龍が一か八かの強引なはたきに大関はついていけませんでしたね。
妙義龍を右手おなかも大丈夫そうですね。
以前、脇腹の筋肉を痛めたことがあります。
決まった瞬間の様子を見ますと土俵のへりにおなかを打っている可能性があります。
このところ豪栄道が3連勝しています。
大関琴奨菊を破った妙義龍関ですおめでとうございます。
ありがとうございます。
立ち合いすぱっと二本入りましたね。
流れどうでした。
苦し紛れで最後はだめですね。
こんな相撲は危ないですね。
きのうも土俵際もつれる展開でしたね。
体の反応はどうですか。
そうですね、稽古してきたんで反応は悪くないと思います。
まあ一番一番です。
場所前の稽古は生きていますか。
そうですね。
足を前に出すことを考えてやってきました。
これからよくなればもっといい相撲が取れると思います。
おなかを打ったように見えましたが大丈夫ですか。
土俵の角でちょっと打っただけです、大丈夫です。
これからに向けていかがですか。
これから体が動いてくればいいんではないかと思います。
あすは新大関ですね。
そうですか。
まだ見ていませんでした、取組を。
思い切りいきます。
期待しています。
頑張ります。
妙義龍関でした。
妙義龍はあすは照ノ富士戦です。
力士は普通支度部屋に入るとあすの対戦相手を見るものですがね。
そしてそのあと気持ちを切り替えて準備運動で入るんですね。
土俵上の大関豪栄道も黒星スタートです。
新小結の宝富士、きのうは白鵬に善戦しました。
押し出しました。
土俵際、落ちましたが宝富士が飛んでいました。
ただ、物言いです。
豪栄道の落ち方もかなりはやかったです。
粘って落ちるのではなくスパッと落ちると勝負審判の心象が違いますよね。
宝富士もかなり飛んでいるように見えました。
向正面の中立さん最後どうでしたか。
中立⇒豪栄道が落ちるのと宝富士の足がどうかというところです。
うーんVTRを見ると宝富士は徳俵の上に足が残っていますね。
左足の徳俵ですね。
確かに乗っていますね。
ただいまの協議について説明します。
軍配は豪栄道に上がりましたが豪栄道の手が先についており軍配差し違えで宝富士の勝ちと決定いたします。
足が徳俵に乗っていました。
宝富士に逆転で大関を破りました。
新三役初白星です。
豪栄道はこれで2連敗のスタートです。
ここで不戦勝の不戦幕です。
日馬富士はきのうの取組で、右肘を強く打って痛めました。
きょうから休場ということになりました。
右肘は夏場所後手術をしていました。
そして手術をしてから復帰をかけた名古屋場所右肘を初日に強打してしまいました。
強く打撲してじん帯を痛めたようだ。
本人は肘が動かない触ると腫れていて熱を持っているとも言っていました。
日馬富士の休場は5回目です。
栃ノ心が不戦勝の勝ち名乗りを受けました。
大関敗れた一番豪栄道ばたばたしていますか。
そうですね。
立ち合いで右が差せないとこういうふうに引いてしまうんですね。
途中で押しに切り替えて押し込んできましたね。
どうしても足があとからついていってしまいますね。
その分押し切れなかったんですね。
宝富士勝ってあすは栃煌山戦豪栄道はあすは碧山との対戦です。
元大関貴ノ浪の音羽山親方をしのんでいろいろ話をお伝えしてきました。
正しいことを実行するそういうことを音羽山親方は相撲界の中で身をもって見せてくれていたんですね。
その中でも白鵬が土俵の下で物言いをつけたことがありました。
このときにみんなが思いだしたのがそういえば貴ノ浪が土俵下で物言いをつけたことがあったということです。
その物言いのときの映像をご紹介しようと思います。
実況⇒はたき込み。
いや、軍配は土佐ノ海に上がっています。
しかし今貴ノ浪が手を上げました。
物言いです。
控えの力士は物言いをつけることができるんですね。
みんな知ってはいるんですがなかなか手をあげるというのは雰囲気としては難しいんですよね。
舞の海⇒どうしても審判の親方が座っていて自分以上に厳格に見ているんじゃないか。
手をあげるのは失礼じゃないかという気持ちが働いてしまうんです。
でも冷静ですね。
土俵下で。
音羽山親方はいろいろなエピソードを振り返ってきましたが本当に自由な発想でスケールが大きいですしなんといっても、よさを伸ばしていくという発想なんですね。
そういう哲学なんですね。
これが本当に大きい影響を周りに与えました。
いかがですか。
私もそうでした。
師匠の二子山親方が欠点を追求しなかったんですね。
貴ノ浪関のいいところを伸ばして大きな目で育ててくれたんではないかと思います。
そういうところに感謝の気持ちが強くなって自分も後進の指導はそういうふうにしようという考えになったのではないかと思います。
指導にあたっている今の親方衆もそうですが、力士たちも自分たちのよさを伸ばしていこうという精神を受け継いでいってほしいですね。
欠点だけを直そうとして小さく縮こまった相撲を取るよりも自分のいいところを見てくれという気持ちで土俵に上がってほしいと思いますね。
1分経過送り出しました。
白鵬、最後は反応のよさでなんとかしのぎました。
びっしょりと汗。
1分44秒。
高安、力尽きました土俵下、ようやく立ち上がりました。
白鵬が迎えます。
お互いに目が合った瞬間目礼しました。
白鵬2連勝。
高安1勝1敗。
舞の海さん、この評価はどうなさいますか。
最初は白鵬がじっくりとわざとじっくり相撲を取って見せ場を作っているのかなと思っていたんですが途中で勝負に出て寄ったときがありましたね、そこで残されましたね。
そこから、私も見方が変わりました。
ああこれは横綱はてこずっているんだとちょっと力の衰えがあって自分の思うように豪快に相撲をきめられなくなって苦しんでいるんですね。
私は横綱が左の腕の力が思ったように出ないんじゃないかという思いをしました。
以前の白鵬でしたら自分十分の右に組み止めて右の下手を取って相手の下手を切ったらもうそこでどんなことでもできるわけです。
自由自在にかけられます。
小手に振ったところが高安の勝負でしたね。
何か横綱をあっぷあっぷしているように見えますね。
きのうもそうでした。
向正面の中立親方はいかがですか。
高安はしかたないと思います。
白鵬の右の差し手が下手を3回4回切っているんです。
ただ切ったあとの攻めがありませんきるだけで終わってしまいます。
横綱と胸を合わせてお互い上手をとれない中でいろいろと細かいことをお互いにやっていたと思います。
心配な内容ではありませんか。
右四つだったからあそこまで腰をすえてしまったのかなという気もします。
ただ今までだったら圧力をかけてその辺が心配です。
豪栄道関を破った宝富士関です。
新三役初白星が殊勲の星ですねとございます。
ありがとうございます。
微妙な相撲でしていかがでした。
そうですね。
自分でもどうかなと思いました。
新三役初白星ですねいかがですか。
はい、うれしいです。
きのうも横綱戦力強い相撲を見せましたね。
きのうの相撲を振り返ってみてください。
チャンスはありました。
ものにできませんでした。
だいぶ力が通用するようになったなと気がしませんか。
どうでしょうかね。
自分であんまり分かりません。
新三役の場所どんな目標を立てていますか。
2桁勝てるように頑張ろうと思っています。
宝富士関でした。
本人は自分のことはなかなか言えないでしょうが力がついてきていることは明らかですね。
それと面構えが変わってきましたね。
幕内に上がったころは自信のなさそうな雰囲気でした。
今はどっしりと構えています。
きょうは結びの一番に組まれていました。
日馬富士と栃ノ心日馬富士きょうから休場ということで佐田の海と鶴竜のこの対戦がきょうの結びです。
右が入って寄り切り。
鶴竜2連勝佐田の海1勝1敗です。
この動きが速い、うまさのある佐田の海に対して嫌な思いもあるのかなと思いましたが落ち着いていましたね横綱は。
きのう白星でスタートしたというのも大きいんでしょうか。
白鵬、きょうは1分44秒の相撲を取りました。
あすは栃ノ心戦です。
鶴竜、あすはきょう白鵬と熱戦を演じました高安との対戦が組まれています。
鶴竜はきのうと比べるときょうは本来の動きになりつつありますか。
中立⇒もう少してこずるんじゃないかと思いましたが佐田の海も力をつけてきていますからね。
下からずっとすくうように身が入りましたね。
この内容は鶴竜自身の落ち着きの材料ですね。
日馬富士きょうから休場栃ノ心不戦勝。
きょうは元大関貴ノ浪の音羽山親方をしのんでお伝えしてきました。
いいところを伸ばしていく自由な発想さらには最大限の努力をしていくいろんなメッセージを音羽山さんはよくしてくれました。
「大相撲名古屋場所二日目」をお伝えしました2015/07/13(月) 15:55〜18:00
NHK総合1・神戸
大相撲名古屋場所▽元大関 貴ノ浪(音羽山親方)をしのんで[二][字]

(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)中立(元小城錦),【アナウンサー】正面(幕内)刈屋富士雄,<副音声>【実況】ロス・ミハラ

詳細情報
番組内容
(4:10)「幕内取組」 【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)中立(元小城錦),【アナウンサー】正面(幕内)刈屋富士雄,<副音声>【実況】ロス・ミハラ 〜愛知県体育館から中継〜 <中断>(4:00)−(4:03)[字]ニュース (5:00)−(5:03)[字]ニュース
出演者
【出演】【解説】正面(幕内)舞の海秀平,向正面(幕内)中立(元小城錦),【アナウンサー】正面(幕内)刈屋富士雄,<副音声>【実況】ロス・ミハラ

ジャンル :
スポーツ – 相撲・格闘技

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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