夢の扉+【中井貴一▼黄砂とともに飛来する“危険な菌”の正体を探る!】 2015.07.12


こんな夢を持つ人がいる
男の異名は…
春日本に飛来する黄砂は
砂だけでなく危険な微生物も運んでくるという
その微生物を見つけ出し
原因不明とされてきた様々な病気を解明したい
僕らはいつまで夢を見られるのだろう
Ihaveadream
普段意識することなく吸い込んでいる空気
その中には病気を引き起こす危険な微生物がいる
実はそれらは中国大陸から黄砂にのって
日本まで飛んできている可能性があるという
忍び寄る脅威に立ち向かうのが…
牧は日本中国韓国モンゴルの4ヵ国で
黄砂に含まれる微生物を調査する
国際プロジェクトの中心的な人物
この日は黄砂が来た石川県上空を調査
2000メートルを超え牧が取り出したのは…
仕組みは至ってシンプル
チューブの先にフィルターを取り付けエアポンプで大気を吸引
微生物をこし取る
黄砂が舞う外気を吸引することおよそ1時間
サンプラーから…
離陸から3時間
微生物ハンティングが終了した
(スタッフ)結構採れてる感じの…そればかりは見てみないと
回収したフィルターに特殊な溶液を入れ
付着したものを液体とともに取り出す
何が採れているのか
無数の粒子が星のようにきらめいている
その中に…
これまで上空では気温や紫外線の影響で
ほとんどの微生物は生き残れないと考えられていた
牧はそんな常識を覆してきた
実は黄砂が多い日は
救急搬送が12パーセント増えるというデータがある
うち脳卒中など循環器系疾患は…
詳しい原因は不明だ
その謎に迫るのが牧
これまでの調査で黄砂の中から…
…発見した
中でも昨年日本の上空で見つけたのが…
これいかんなあんまりよくないですよ
アレルギーを10倍増悪させる有害な菌
…でも生存していた
危険な微生物が国境を越えて飛来する
そして私たちの生活に潜り込み
病気を引き起こすかもしれない
とはいえまだ新しい研究分野だけにすべてが手探りだ
この日牧が向かったのはホームセンター
専用の研究道具はほとんどが手作り
こうして時々使えそうな物を探しに来る
目を付けたのは密封容器
大学に戻ると早速新しいサンプラーを作り始めた
研究を始めて8年
道具作りから研究方法まで試行錯誤の連続だ
これで丈夫になりましたよしかも取り付けしやすくなったんじゃないですかね
牧は手作りのサンプラーを手に…
牧はここへ向かった
どこまでも続く乾き切った大地
舞い上がる砂じんは黄砂となり日本にやってくる
モンゴルの研究チームに挨拶を済ませ
これまでの調査状況を確認
ここモンゴルでは地上付近の微生物を調査している
黄砂とともに日本にやってくるのかを特定するためだ
早速牧もお手製のサンプラーで採取をしようとするが…
フィルターが吹き飛ぶアクシデント
これには現地のスタッフも思わず…
気を取り直し改めてフィルターをセット
こうした地道な調査が微生物の存在を地球規模で解き明かす
モンゴルの砂漠から日本に戻った牧
今度は深い雪の中にいた
なんとこんな所でも大気中の微生物を見つけられるという
この壁よく見てください
うっすらと層になってるのがわかりますか?
狙いはこれ
雪とともに降り積もった大気中の粒子
そこにこれが残されている
思いつく限りの方法で
牧は大気中の微生物を解き明かしていく
上空3000メートルの微生物
実は役に立つものもあります
牧先生が見つけたこれ何だと思います?
正解はご存じ…
しかもその空飛ぶ納豆菌を培養して
実際に納豆を作ってしまったんです
いい感じに糸を引いてます
菌を…
それを役立てるのが牧先生の真骨頂
おいしいですね
粘り強〜い研究に期待しています
空飛ぶ研究者牧
忙しい合間を縫い続けていることがある
研究も体が資本と9年前体力づくりのために始めたところ
すっかりハマってしまったという
なぜハマったのか?
科学者らしい答えが返ってきた
真実だけを追い求めてきた研究者人生
ここで微生物を学び研究者へと進んだ牧
いつも不思議に思っていたことがあった
何も植えていない培養地を放っておくと
数日後には必ず何かが生えてくる
よし大気中の微生物を研究しよう
決めたはいいが世界にも論文は数本しかないマイナー研究
そもそも大気中に微生物は
ほとんどいないというのが常識だった
大気中に微生物なんてそんなにいないんでうまく検出できるわけがないとへえ〜そんなことやってんのってスルーされちゃうんですね
それでも牧は強い使命感を感じていたという
土と水の中があるんだったら絶対大気もやらなきゃならないと思ったんですね
絶対にやってみせる
常識をうのみにして研究を諦めることなど考えられなかった
そんな牧を信じ支えてくれる人がいる
帰宅した牧が真っ先にすること
それは黄砂予報のチェック
家でも研究が最優先だ
そんな牧の姿を近くで見てきた妻の由佳さん
ずっと驚かされてきたという
夜中もパッて起きて学校行ったりとか実験中だったら気になって寝られないとか実験が
由佳さんは牧の京都大学の後輩
牧がまだ大学院生だったときに2人は結婚
先に就職した由佳さんが家計を支えることになった
夫は大学院生
その生活は楽なものではなかった
由佳さんの妊娠後牧はこのアルバイトを開始
仕事を終えてから…
さらに…
それでも…
由佳さんはそんな生活を苦にすることなく
夫が研究者の道を歩むことを願い
家を守った
牧には子育てを手伝った記憶がほとんどないという
(スタッフ)ホントにちょびっと…
家族との時間を犠牲にしながら歩み続けた研究の道
すぐに評価されなくてもくじけなかった
場合によっちゃ方法が目的になったりするんですねそれゆえに苦しんでるときもあるんでそういうときは一番自分がやりたかったことをもう一回見直すのがすごく大事だと思います
黄砂の調査が大詰めを迎えた…
予報を見ると下の方はあまり来てないと思うんですけど上の方には来てるということになってます
上空に黄砂あり
この日牧が選んだのは気球を使った採取
ヘリコプターや飛行機と違い周りに気流を起こさないため
通常の大気により近い状態で採取ができるという
地上から…
大気を吸引する
しかし1つ不安が…
そのちょうどギリギリ下を狙います
気がかりなのは上空の風
不安を抱えながら気球を上空へ
これがうまくいけば中国やモンゴルでも
気球による微生物の採取が可能になる
高度500メートル
風の影響はない
スイッチ・オン
無事吸引は始まるのか?
(電子音が鳴る)ヒヤヒヤさせるなよかった
黄砂とともに飛来する微生物をつかまえられるのか?
すべてが順調と思った矢先…
気球が突然きりもみしながら急降下
このままでは海に墜落してしまう
焦る牧
突然きりもみしながら急降下し始めた気球
風にあおられ上下が入れ替わるほど激しく回転している
気球の…
このままでは海に墜落してしまう
一進一退の攻防
スタッフ総出で気球とサンプラーの回収をはかる
風と格闘すること20分
何とか気球が戻ってきた
サンプラーは無事だ
(スタッフ)ヒヤヒヤだ…ええ一番最高にヤバイときはどうしたらええんやろうな切るしかないんかなと思ってたんですけど
今回調査した黄砂の中に
大陸から飛来した微生物はいるのか
苦労して手に入れた貴重なサンプルだ
牧が国内外で集めた大気中の微生物
…が出た
能登半島の…
結核菌と同種のマイコバクテリウムという菌が発見された
さらにサイトファーガという有機物を分解する菌もいた
それは黄砂が発生したときのモンゴルと飛来した能登で…
つまり中国大陸から飛んできている可能性を示している
また一歩黄砂に潜む微生物の解明に近づいた
試行錯誤を繰り返し新たな研究の扉を開いた牧
その努力を誰よりも知る妻の由佳さん
結婚して15年山あり谷ありでここまで来ました今こうして輝弥君の研究が好きで続けてたことがちょっとずつ世の中の役に立つというのはとても幸せなことだと思っています私としてはずっと顕微鏡ばかりのぞいて目が悪くならないかなとか調査の飛行機やヘリコプターが落ちないかなとかそういうところもいつも心配はしていますがこれからも最後まで苦楽を共にする覚悟はできてます結婚してよかったと思ってますこれからもよろしくお願いしますありがたいですね改まって言っていただけるとホントにありがたいなってホントに家内のおかげで自由に研究もさせていただいてますし生活のサイクルが僕の仕事主体で回ってるようなところもあるのでこう言ってくれて本当に…ちょっと安心もしてるんですけどこう言ってもらうとあんまり負担もかけちゃいかんなとも思いますね
牧の研究は始まったばかり
次回は…
さらに地元の米を
なんとローマ法王に食べさせた…
すごいでしょ公務員っていうのは公権力を使って地域をよくすることができる…
そして今タッグを組むのは…
この頃よ髪薄くなってきて…
農薬を使わない…
驚きの一手とは?
ナレーターは彼にバトンタッチ
撮影秘話を紹介しています
詳しくは番組ホームページまで
2015/07/12(日) 18:30〜19:00
MBS毎日放送
夢の扉+[字]【中井貴一▼黄砂とともに飛来する“危険な菌”の正体を探る!】

未知の病気を解き明かせ!〜上空3000mの微生物ハンター

詳細情報
番組内容
春を中心に、中国大陸から日本に飛来する黄砂。その濃度が高い日は、「救急搬送の数が増加する」との調査報告がある。
黄砂とともに飛んでくる大気汚染物質や微生物が、様々な病を引き起こす可能性が・・。
こうした健康被害との関連や環境への影響を検証するため、黄砂の中の“微生物”を調べる、アジア4か国による国際調査が、今年スタート。
そのプロジェクトを主導しているのが、金沢大学の牧輝弥、42歳。
番組内容2
牧は、時にはヘリコプターで、時には気球を飛ばして、はるか上空の微生物を捕集し、調査・分析を進める。しかし、「大気微生物」は、まだ世界的にも新しい研究分野。
前例が少なく、すべては手探りだ・・。
『苦しい時、自分が本当にやりたいことに立ち返る』
試行錯誤を繰り返し、牧が突き止めた微生物の正体とはー!?
出演者
【ドリーム・メーカー】金沢大学 理工研究域 准教授  牧 輝弥(42歳)
【ナレーション】中井貴一
音楽
小田和正「やさしい雨」
関連URL
■番組HP
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/
■twitter@yumetobiplus
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■facebook
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制作
【制作協力】TBSビジョン
【製作著作】TBS
おことわり
番組の内容と放送時間は変更になる場合があります。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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