こんにちは、正午のニュースです。
湿った空気の影響で、宮崎県では局地的に猛烈な雨が降り土砂災害などの危険性が高くなっている地域があります。
一方、きょうもほぼ全国的に厳しい暑さが続き、内陸などでは35度以上の猛暑日になる見込みで気象庁は、熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと宮崎県では、けさから局地的に雨雲が発達し県が設置した雨量計では、午前10時までの1時間に美郷町で95ミリ、西都市で80ミリの猛烈な雨を観測しました。
宮崎県では土砂災害の危険性が非常に高くなっているとして、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
九州は、午後も大気の不安定な状態が続き、宮崎県では、局地的に雷を伴って1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。
気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒し落雷や突風にも十分注意するよう呼びかけています。
一方、北海道から近畿にかけては各地で午前中から気温が30度を超えています。
午前11時半までの最高気温は北海道東部の音更町駒場で34度8分、兵庫県豊岡市で34度ちょうど、仙台市で32度3分、東京の都心で31度4分などとなっています。
日中の最高気温は北海道帯広市や福島市、前橋市、京都市で35度と予想され、内陸などでは猛暑日になる見込みです。
気象庁はこまめに水分をとったり適切に冷房を使ったりして、熱中症に十分注意するよう呼びかけています。
ギリシャへの新たな金融支援の協議を始めるかどうかを決めるユーロ圏財務相会議は、ギリシャが支援を受ける前提として示した構造改革案が不十分だとする意見が相次ぎ、議論がまとまらなかったことからいったん終了し、日本時間の今夜、再開することになりました。
ユーロ圏各国は11日、財務相会議を開き、ギリシャ政府が求めている3年間で7兆円余りに上る新たな金融支援について協議を始めるかどうかを話し合いました。
支援の前提としてギリシャ政府は、年金制度の改革などを含む構造改革案を示していましたが、会議では、ドイツやフィンランドなどから改革案の内容が不十分だといった声が相次ぎました。
またギリシャが改革案を確実に実行に移すためにどのような措置を取るべきかについて議論がまとまらなかったということです。
会議はいったん終了し、日本時間のきょう午後6時から再開するということです。
そのあとには、ユーロ圏19か国とEUヨーロッパ連合28か国の首脳会議が相次いで開かれることになっています。
一方、ギリシャでは銀行の資金繰りが厳しさを増していることから先月29日以降、銀行での預金の引き出しや海外送金の制限などの資本規制が続き、市民の生活に影響が出ています。
これについてギリシャのスタサキス経済相は11日、イギリスの公共放送BBCに対し、資本規制が今後数か月続くと述べ提出した構造改革案でEUなどと合意したとしても厳しい経済運営を余儀なくされるという認識を示しました。
イランの核開発問題の解決を目指してオーストリアで続けられている欧米など関係6か国とイランの協議は関係6か国の外相級会合が再開されフランスのファビウス外相が決断するときが来たと述べるなど最終合意に向けて大詰めの段階に入ったもようです。
関係6か国とイランは当初、先月末だった交渉期限を3回にわたって延長し13日を新たな期限として協議を続けています。
11日はアメリカのケリー国務長官がイランのザリーフ外相と会談したほかイギリスとフランス、それにドイツの外相が会場入りし関係6か国の外相級会合を再開しました。
関係6か国とイランは核兵器の開発疑惑のあるイランの軍事施設への査察やイランへの武器輸出を禁じる国連の制裁措置の解除などを巡り妥協点を探る話し合いを重ねてきましたが、フランスのファビウス外相はロイター通信に対し判断材料は出そろった、決断するときが来たと述べ協議が大詰めの段階に入ったという認識を示しました。
一方、ケリー長官はイラン側との会談のあと解決すべき難しい問題が残っていると指摘していて、最終合意にこぎ着けられるかどうかは予断を許さない状況です。
2020年の東京オリンピックで追加種目としての採用を目指すボウリングの国際大会で、仮設のスタンドの床板が抜け落ちて、観客2人が転落してけがをしました。
事故があったのは千葉市美浜区の幕張メッセで開かれたボウリングの国際大会です。
ボウリングは東京オリンピックの追加種目の候補の1つに残っていて全日本ボウリング協会では、オリンピックを想定して特設レーンと仮設のスタンドを設置して大会を開きましたが、けさのエキシビションの競技中に仮設スタンドの鉄製の床板1枚が抜け落ちて観客の40代の男性2人がパイプいすとともにおよそ1メートル70センチほど下に転落しました。
2人は救急車で病院に運ばれましたが、けがの程度は軽いということです。
全日本ボウリング協会は原因をしっかり調べて二度とこのようなことが起きないよう対応したいと話しています。
岩手県矢巾町で中学2年の男子生徒がいじめをうかがわせる内容をノートに書き残し自殺したとみられる問題で、生徒の父親が、真相の究明を求めて地元の警察署を訪れ被害を届け出ました。
岩手県矢巾町の中学2年の村松亮さんは担任の教諭とやり取りする生活記録ノートや、学校が行ったアンケートにいじめられているなどと記し今月5日、いじめを苦に自殺したとみられています。
村松さんの父親はきょう午前いじめによる被害者を支援しているNPO法人全国いじめ被害者の会の代表とともに地元の警察署を訪れ真相の究明を求めてこれまでの経緯を説明し被害を届け出ました。
日々の出来事をつづった生活記録ノートにずっと暴力、ずっと悪口といじめをうかがわせる内容が書かれていたことなどを説明したということです。
この問題で町の教育委員会は、複数の生徒が関与し、いじめがあった可能性がかなり高いとして当時の状況などについて調査を進めています。
去年の御嶽山の噴火で、長野県と岐阜県は今月下旬にも予定している捜索再開を前に捜索の範囲や具体的な方法などを検討するための先遣隊を派遣し、山頂付近の状況を確認しています。
御嶽山のふもと長野県王滝村です。
午前5時ごろ長野県の警察や消防などの44人が山頂に向かって出発しました。
去年9月に噴火した御嶽山。
57人が死亡し今も6人が行方不明のままです。
長野県側の先遣隊は、金属探知機など捜索で使う機材の性能や使い方を確認しているほか、火山灰や残雪の状況も調査しているということです。
2015/07/12(日) 12:00〜12:15
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合
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