あの駅の1つ手前で降りてみませんか?
電車ではたった3分の距離が小さな冒険に変わるんです
(清水)めっちゃかっこいいじゃないですか。
人との出会いそして…
これなんだい?
(池波)えっ?
歩けばきっと今まで知らなかった素敵な発見があるはずです
これはだけど評判いいでしょう?
さあ出かけてみませんか?
今回のひと駅散歩は日本屈指の繁華街銀座です
ブランドショップや有名料亭が軒を連ね一流という言葉が似合う大人の街
この街で「銀座」と名の付く駅は3つ
銀座駅のひと駅手前東京駅と東銀座のひと駅手前築地駅で降りた2組が銀座の象徴和光を目指します
寄り道おみやげグルメ自由気ままな散歩を楽しんでもらいましょう
まずは日比谷線築地駅
ここからスタートするのは…
俺地下鉄で来たの初めてだな。
PASMO持ってるのにね。
PASMO持ってるんだよ。
上野から近いんだよ我が家の。
はい1本です。
志乃は?
お二人とも銀座には相当詳しそうですね
今日はだから銀座銀座…銀座行きます。
ここは築地だよ。
だから築地から。
築地から銀座を回るっていう旅。
旅旅…。
うまくいったらなんだそれは。
結局はだから…。
皆さんね今通勤時間?…じゃないね。
…じゃないね。
遊びに来てんのよ。
今だって人気だもん。
ああそうか。
とりあえず私たち銀座ばっかりうろうろしてるけどこっちから行く…。
行ってみようよ。
ここ築地から銀座和光まではおよそ1キロ
そしてもう1組は銀座から北へひと駅の東京駅から散歩をスタート
その東の玄関八重洲北口に現れたのはこの人
(清水)あっ…。
こんにちは〜。
お散歩大好き清水ミチコです。
銀座にはよく行かれるんですか?
銀座は仕事帰りに時々通るぐらいなんですけども。
まあ今日は中尾さんとお会いするという事で中尾さんはものすごくね詳しそうなので色々後ほどお会いしたら聞いてみたいと思いますけども。
あら?お連れの方が見えたようですが…
およそ銀座に似合わない男だと思います。
どうも。
うわっビックリした!銀座に似合わない…。
秋葉原に似合う感じですけど…。
秋葉原の方がね自分としてもしっくりくる気がするんですけど。
ここ東京駅ですけどもこれから銀座の方に歩いていこうと思います。
では散歩のお供万歩計をどうぞ
初めて。
持ってたらいいんですか?これ。
(スタッフ)ここでこれをカッチンして頂ければ…。
詳しいですか?いやもう全く…。
銀座っていうところに来ると何もわからなくなるぐらい…。
(清水)ホントですか。
ちょっと敷居が高いイメージが…。
そうですね。
でも最近は全然違うっていうんですよね。
そうなんですか?うん。
銀座ってどっち…?どっち方面かっていうと…。
全く方向すらわからないんですよ。
多分こっちですよね。
こっちですか。
じゃあこっち行きますか。
行きますか。
それぞれ魅力的な散歩になる事を願っています
中尾さんまずはどちらへ?
私さ本願寺中に入った事がない。
ここの?ない。
ちょっと行ってみようよ。
まず中尾さんご夫妻は志乃さんが気になっていた築地本願寺ですね
そうだよね。
かっこいいよね。
重要文化財に指定されてるんだ。
お邪魔します。
失礼します。
ああ…。
入った事ある?あるいっぺんだけ。
あっそう。
すごいね。
えっ何が?何が重要文化財?ちょっと聞いてみよう。
ああちょっと僧侶の方に伺ってみましょう
こんにちは。
ちょっとお尋ねしますけどこの本願寺本堂の石塀と三門門柱が重要文化財?
(僧侶)そうですはい。
中にあるわけですね?
(僧侶)いえ本堂はこれですね。
これ全部。
はい。
あと門柱があの…。
あああそこか!見なかったごめんなさい。
じゃあ大体全てですね。
(僧侶)そうですね。
この建物はやっぱりインドの様式ですか?
(僧侶)そうですねはい。
古代インド仏教様式。
はいありがとうございます。
すみません。
すみません。
ありがとうございます。
せっかくですから中も見させて頂きましょう
ん?何か聞こえてきましたね
(パイプオルガン)パイプオルガンだろう?パイプオルガンの音だよねこれ。
このステンドグラスは蓮だねやっぱり。
ねえホント。
厳かな感じ。
あのでもお寺でパイプオルガンって…一体どういう事なんでしょう?
お邪魔します。
(パイプオルガン)えっ?オルガン…ここがオルガン。
そうかそうかパイプがここにあって。
ああすごいねえ。
不思議な感じだね。
不思議。
ここ築地本願寺は親しみやすいお寺を目指し45年前から仏教音楽をパイプオルガンで演奏しているんだそうです
仏前結婚式で演奏される他に月1回ペースでコンサートも開かれてるんですって
なんかでも照明はお寺っていうイメージどおりだけど。
照明は日本のお寺だな。
ねえ。
へえ〜。
なんか色んなものが交ざってる感じ…。
イメージとしてさパイプオルガンなんていうと西洋の宗教キリストとかそういう感じするけど。
教会みたいなね。
でも雅楽みたいな感じのものもあるしね。
だからこの音楽っていうのは西洋も東洋もないんだよ。
なるほど…
さあそれでは今日の散歩の無事をお祈りしていきましょう
すみません。
すみません。
待って。
やり方があるんだ。
お賽銭先じゃないの?
(パイプオルガン)なんかたまに夫婦で歩くっていうのもいいもんだね。
たまに?いやお寺をだよ。
ああそうか。
飲み屋街じゃなくて。
飲み屋じゃない。
飲み屋は年中歩いてるよ。
飲み屋街しか一緒に歩いてない。
さてお参りも済んだ事ですしもちろん寄っていきますよねあそこに
ではでは市場へ向かって。
はい。
人は出てるんだろうなあ。
もう外国の人も多いしね。
この大通り晴海通りの向こうがもう築地場外市場ですね
なんか晴海通りまで出てくると…。
わかるね。
なんかね。
とても人がいっぱいなんだよ。
ねえ。
さあいよいよ入り口
食通のお二人がどんなお店をのぞくのか参考にさせてもらいましょう
「築地は食でお・も・て・な・し!」なんていうのがある。
みんなで使って…。
へえ〜。
もうこの辺から。
そうここもよくあるじゃない…。
寿司屋とかラーメン屋とか。
忙しそうだね。
ラーメンの香りが。
(男性)おはようございます。
おはようございます!なんか全部の路地入りたくなっちゃうんだよね。
一回中ぐるっと回りましょうか。
路地ですかいいですね。
入っちゃいましょう
うまそうだなかま。
ねえかまね。
かまいいね。
2切500円…。
こういうのが一番うまいんだよ。
ねえ。
鯨カツとかある…鯨。
これ鯨?ほら立田揚とか。
立田揚。
(松本さん)はい。
う〜ん…。
鯨カツ。
おやおや1つ頂いてみましょうか
どこのクジラ?
(松本さん)これは北大西洋産の調査捕鯨でとれたイワシクジラでございます。
ああ懐かしい味だねこれ。
でも昔よりやっぱ美味しい。
(松本さん)やわらかいでしょ?ねえ。
いやそりゃ揚げ方もうまいんだよ。
食べた事ないだろ?若い子は。
そうですね。
最近ねまた給食で出始めてるんですよ。
いい事。
そうなんだ。
(松本さん)ありがとうございました。
志乃さんすっかり気に入ってもう1つ買っちゃいました
ここ…ここ行く?
中尾さん迷わずどんどん進みます
さすが食通
場外市場には通い慣れてるようです
手がいっぱいになっちゃって。
そう。
そうなんだよ。
あらあらお知り合い?
歩きたくないんじゃなくて歩きたいんでしょ?漫才やってるみたいだから。
どうも。
いやあいい色。
なんかそろそろさおみやげを。
おみやげ?うん。
そうなんです
このあと合流する2人へのおみやげを選ぶのもひと駅散歩の楽しみ方
さあ何を買っていきましょう?
ちょっと包丁見てみる?うん。
え…おみやげに包丁ですか?
あのおろし金がいいじゃない。
そうおろし金とかねやっぱり全然違うからね。
この銅製のおろし金は全て職人の手作りなので切れ味抜群
最小限の力で楽におろせてしかも素材が水っぽくならないんですって
ここ杉本さんは創業およそ100年を誇る老舗
純度の高い鋼から生まれる包丁を求め多くの料理人が訪れるお店なんです
今外国の方がやっぱり多いんですってね?そうですね。
外国からは多いですね。
刃物のすごさをみんなわかって来てるのね。
手作りで1つずつ作ってますからね。
こういうのだと買う時に高いけど目立てとかしてもらえますもんね。
全然違う…。
うち使ってるのこれか?こっち。
大きい方が…大きい方がね持ってて力が入る。
へえー。
ねえ。
いいね。
やっぱり素晴らしいもんだから…。
刀みたいなもんですもんね。
(石川さん)そうですね。
なんか魅力的なんだろうな外国の人から見たら。
ありがとうございました。
中尾さんこちらのお得意さんだったんですね
お邪魔しました。
まあ一応寄ってみようか。
こっちだから。
このあともグルメな中尾さん行きつけのお店が登場
ちょっとお話聞いてもいいですか?
そして東京駅の路地裏では…
何やってるんですか?
(笑い)ノリがいい。
築地駅から銀座を目指すひと駅散歩
中尾さん清水さんたちへのおみやげ何にしましょう?
乾物ものがいいんじゃない?乾きもんがいいよ。
乾物のもので…。
乾きもんがいい。
それで軽いもの。
ん〜持ち帰りの事も考えておみやげを選ぶのが大人の余裕
こっちだ。
うんこっちね。
いやあ…。
でも随分市場の外れの方まで来ました
どなたかいらっしゃる?鰹節もいいね。
え?そうなんだ。
こんにちは。
こんにちは。
すみません急なんですけど…。
ちょっとごめんなさい。
こちらは鰹節など出汁素材の店伏さん
ここも中尾さん御用達のお店なんですって
血合抜別製削
鰹節だけでも随分種類があるんですね
どうもすみません。
いつもすみません。
あの…これから冷ややっことかにかけるやつだったら…。
これがいいですよこれ。
これ?薄く削ってあるから。
いいね。
よしよし。
志乃いいじゃない。
うんこれにしようか。
それとも糸がきみたいなので箱入ってるの。
ああそれもいいね。
目移りしちゃいます
ねえなんかプレゼントするのに形が…。
うちで使うんならこれでいいけど。
ん?
(店員)ここの風景が入ってる。
ああねえ。
せっかくだからね。
築地のね。
じゃあ…。
じゃあこれにしようよ。
口の中でとろける鰹節糸がき
喜んでくれるといいですね
安い。
これだけのもので。
どうもありがとうございます。
すみません。
どうもすみません。
どうも〜。
ああよかった。
かわいいよこれ。
ん?かわいい。
築地本願寺に場外市場
定番のスポットを散歩した中尾夫妻は駅の逆側を目指すようです
ところで東京駅を出発した清水さんと六角さんの動向も気になります
散歩とかするんですか?
(清水)散歩は仕事帰りにちょっと歩いて家帰るとかそういう事はありますけど。
じゃあ渋谷のちょっとこっちから歩いて帰られる?そうそうそうそうそう。
ありますよ。
ウォーキングですね。
そう。
ああそうですね。
いいんですよ。
散歩イコールウォーキングで。
僕は…いいと思います。
無茶するとね…。
自分ちの前の遊歩道をね大体1時間ちょっと歩くんですよ。
あそこってさ東京と思えない…。
お二人とも案外普段歩いてるようです
でも銀座の方向わかってます?
ここに地図がありますね。
ちょっと見ますかね。
(清水)うん。
これ東京駅がここで…。
銀座こっちですよ。
(清水)ホントはこっちなんですけどちょっとまあ遠回りして…。
はい。
こう行ってまあなんとなくこっちもいいなと思うんですよね。
なるほど。
うん。
水辺の辺り。
ああそこも行ってみたいですね。
(清水)うん。
中尾さんと会うまでにかなり時間ありますからゆっくり行きましょうよ。
そうですね。
じゃあちょっとホントに銀座の周り…。
まずは銀座の中とかいきましょうか。
ねえねえ。
大丈夫?「見ていきますか」って言っても見た事ないし。
だから…。
こっちの方はさ意外とさ歩かないよね。
歩かないですね。
ではせっかくの機会なのでこの八重洲口近辺から探索してみましょう
こっち…。
(清水)こっち行ってみますか。
いい路地じゃないですか。
ここはもうこの裏口感が僕は好きですけどね。
東京駅から数百メートル歩いただけでこんな素敵な路地に出会うんですね
ちょっと…。
あら。
これはまた随分いわくありげな感じの…。
(清水)すごい立派なおあげ。
ああホントだ。
(清水)あれ今日…。
昨日今日の…昨日今日のものですよね?
ああ…。
毎朝欠かさずお供えをしていく人がいらっしゃるんですね
これはお稲荷さん。
今日一日楽しい散歩が出来ますように
あれ?六角さんってさどこの生まれなの?僕は兵庫県です。
兵庫なの!?全然出てないね。
関西弁…。
でも家族で喋る時は関西弁なんです。
ああそう!だから大阪方面の人が誰かいると関西弁になったりする…。
ああすぐなれるの?そういうもんなんだ。
でもそうじゃない時はこう普通なんです。
へえ〜!だから子供の頃からホントに…。
こっちに…神奈川に移ってきたんで。
しかしホントにこの細い路地ですけど色々と飲み屋さんがありますね。
ホントですね。
やっぱいいね路地。
八重洲界隈の路地裏探索どんどん進みましょうか
(清水)いい路地じゃないですかこれ。
ああ〜ここ。
またこれ…路地って結構いっぱいあってそこにはいっぱい店があるもんですねえ。
そうですね。
それでさ看板がやっぱり路地…。
路地にこうしっくりくるねこの…「いし井」とか「ひよく亭」とかさ。
懐かしい看板ですよね。
もんじゃ焼とかお好きですか?もんじゃ焼あんまり上手じゃないですよ。
焼けます?僕関西人だからあんまり…。
また母性本能じゃないですか?関西人って言っただけじゃないですか。
母性本能じゃないですよこれは。
そんな別に母性…。
喫茶?喫茶なんでもない。
これ名前の書いてない喫茶。
(清水)めっちゃさりげない。
さりげなさを超えてませんか?これ。
(清水)そうですね。
消えたんでしょうね。
消えた…ハハハハ…。
(清水)あっこっち側は?「日本文具新聞社」っていう…。
ホントだ。
聞いた事ない。
多分だから産業新聞の類いじゃないですか?あっそういうのがあるの?色々な業種によって新聞を出してるんだと思う…。
農業だったら農業新聞とか。
農業の中の…。
文具!地味!いや絶対にね面白い事が書いてあると思うんですよ。
今の文具これからの文具。
昔はあったよ。
だからシャーペンが出たとか。
だけど今もうこれ以上ないぐらいじゃない?だからやっぱこう閉めてる。
ちょっと清水さんまずいんじゃない?それ
お話聞いてもいいですか?よくわかんないんです。
(清水)ジュリエット。
(一同笑い)ロミオ。
(笑い)ノリがいい。
素晴らしい。
こちらの新聞はどういう新聞なんですか?よくわかんないんですよね。
(清水)えっわかんないの?私はここのお店の…。
入ったばっかりでよくわからないんですよ。
えーっ!全然違うのが入ってるんだ。
ありがとうございました。
ありがとうございましたどうも。
ちなみにこれが実際に発行されている『文具新聞』
主に文具業界の人が読む業界紙です
最新の6月号を開いてみると芯が折れないシャープペンシルやどこにでも貼り付く魔法の付箋などユニークな製品を紹介しています
路地には色々なお店や会社がありましたね
なんかあれ変わった形ですね。
あれはなんなんですかね?行ってみますか?ちょっと行ってみますか?お店みたいな感じしますね。
うん。
ちょっとね。
気になりますね。
行ってみましょう
多分通った事があるんだろうと思うんですけどねこの辺とかも。
全く覚えてないわ。
あれ…あれ?こっちですよ。
「はい」…なんて読むの?読めない。
はいから?
「はいら」って書いています
うちわとかがたくさんありますよ。
ホントだ。
まさかの江戸もの…。
そうですね。
ちょっと聞いてみますか?撮影していいですかっつって。
はいら。
そばの「ば」だ。
ちょっと敷居が高そうですけど六角さんお願いします
すみません。
テレビの撮影っていうものをしてもよろしいですか?ちょっと中の方で。
(店員)少々お待ち頂いて…。
あっオッケーみたい。
オッケー?でも何か言われてますけど…
オッケーじゃなかった。
ごめんごめん。
逃げろ逃げろ。
大丈夫です。
えっ大丈夫じゃないんですか?いや大丈夫です。
ホント?静かにすれば大丈夫?そうです。
ちょっと静かめに…。
では静かにお邪魔します
(清水)めっちゃ中尾さん好きそう。
いいですね
中尾さんへのお土産ここで探しますか
ここはあの…。
わわわ…和物の文具屋さんという感じ…?和紙の専門店になっていまして。
和紙ですか。
(清水)素敵!
和紙の専門店で中尾さんに何を選ぶんですか?
さらに…
あれあなごですよ。
路地裏で見つけたあなご専門店。
そこでは…
7月から夏場限定で穴子の刺身…。
うわ〜フグみたい。
薄っ!
銀座を目指してひと駅散歩
清水ミチコさんと六角精児さんは老舗の和紙のお店にふらりと入ってみました
ここはあの…。
わわわ…和物の文具屋さんという感じですか?和紙の専門店になっていまして。
和紙ですか。
(清水)素敵!
(中村さん)和紙そのものも販売しているんですけど和紙を加工した箱とか便箋とかそういったものを主に取り扱っています。
これも…?これもですね最近の人気商品のひとつで蛇腹便箋といいます。
こう長いんですけどミシン目が入っているので書き終わったところで…。
(清水)内容によって。
なるほど。
これもいいね。
今の文具は発展してるじゃないですか。
そうでしたすみません。
すごいですよこれ。
ホントだ。
すごいこうやって飾ってても美しいですね。
そうですね。
文具も気になりますが…
(清水)お姉さんが素敵ですね。
いえそんな事ないです…。
美しい日本語素敵な声。
ねえ。
ここのお嬢様ではない?そうです。
お嬢様なの?はいそうです。
すご〜い!あの…ないです。
それはないです。
昔こうだったんですね。
(中村さん)そうなんです。
(中村さん)こちら昭和期のビルがこちらこんな感じだったんです。
(清水)それでもやっぱりしゃれてる。
(中村さん)ありがとうございます。
じゃあ小さい頃覚えてる?まだちょっと物心が…。
お父さんとかお母さんが懐かしい?そうですね。
へえ〜!
(中村さん)その当時からレンガ造りとあとのれんと瓦屋根っていう和洋折衷の造り…ビルだったので現在もそれに倣ってという感じ…。
(清水)そのまま残して。
すごーい。
ではそろそろ中尾さんのおみやげ決めませんか?
あっ…。
そ…そうか。
清水さんが見つけたのはご祝儀袋
確かに中尾さんなら使う機会は多そうですがやたらと大きくないですか?
(中村さん)これは桐箱の中に…。
ほら…。
そんな…。
政治家がじゃあ時々買いに来る?あの…まあ政治家かどうかはわからないですけど…。
何する人だろう?悪い事してる人ですよきっと。
いえいえそんな事は…。
金持ちイコール悪?悪。
短絡的すぎます。
そうですか。
じゃあこちらになるとどうなるんでしょうか?あっそういう事があるんだ。
考えていなかった!出してるんだからこの中にしかるべきものを入れろと。
つまりね。
魚心あれば…みたいな。
そういう事になるんであればね…。
じゃあこういうのにしようかな。
これだったら嬉しいですよね。
(中村さん)嬉しいと思います。
(清水)これにしよう。
「わかってるね」とかなんか言いそう。
奥さんはどうしましょう?奥さんどうしましょう?ちょっとそれも失礼な話だね。
あっ扇子は?扇子は?扇子がよろしいと思いますよ。
これ。
これいいじゃないですか。
(清水)これにします?これ奥様にはこちらの…。
(清水)それか2人で…2人でおひな様みたいにペアにするとか。
それは嬉しいかも。
(清水)うんこれ買っていこう。
悩んだ末に選んだ扇子は千代紙柄の透かしの入った和紙を使ってるんですって
また何か機会がありましたらぜひね…。
(中村さん)ぜひぜひ。
はい。
お店以外でも何かありましたらまた。
(清水)ないよ何も!そうね。
はいないですよねきっと
どうもありがとうございます。
(清水)でもやっぱり日本人はさちょっときれいにとか好きよね。
心遣いみたいな。
繊細なねところ…。
ちょこっとしたところのねそういう一番先っぽみたいなところが今の文房具の…今の和紙とかにある感じですよね。
あったよね。
あっ!あれあなごですよ。
あなご専門店なんだね。
すごいですね。
テレビ映ってもいいですか?って…。
はい。
助かります。
六角さんよく働きます
ごめんくださいませ。
ちょっとテレビの撮影とかってよろしいですか?
(店員)はい。
すみませんじゃあ…。
うまそう!もうね…あっオッケーなんですけど中にちょっと入っただけで…ここでもしますね。
あなごのこの感じ。
匂いが…。
(清水)いい匂いするね。
行ってみますかじゃあ。
行ってみますか。
はい。
(清水)建物も美味しそうだね。
あの…とりあえず2人プラスアルファという…。
はいわかりました。
(佐藤さん)どうぞ。
失礼します。
失礼します。
どうも。
こちらよろしいですか?
(佐藤さん)はい。
何かおすすめってありますか?当店の看板メニューが箱めしと申しまして…。
うな重のあなご版をイメージしてください。
おお〜なるほど。
いいですね。
(佐藤さん)7月から夏場限定でよかったら召し上がりません?刺身ってあり得るんですか。
食べてみたいです。
ぜひお願いします。
(清水)ありがとうございます。
ここのお坊ちゃんですか?ええ…まあ主人です。
(清水)さすが。
そうだね。
あなごがね大好きなんですよ。
へえ〜。
ただホントに僕江戸前のこういうのはね…。
あなごって美味しいのに…そうだね。
あんまり大好物ってそんな聞かないね。
もっと脚光を浴びてもいいですもんね。
あっ来た!あなごのお刺身でございます。
うわ〜フグみたい。
薄っ!
7月から夏場だけの期間限定メニュー
こうしたグルメに偶然出会うのもひと駅散歩の醍醐味です
頂きますか?
(清水)そうですね頂きますか。
うん。
ブリに似てる。
僕ヒラメとか…。
(清水)あっヒラメにも似てる。
ちょっとあっさりしてるけどでもヒラメより味は濃いですよね。
そうですね。
脂ものってるって感じだもんね。
刺身なのに。
これあんまりお刺身で見た事がないはなんででしたっけ?いいあなごの中でもより優れたあなごだけを選抜してこれだったらお刺身でご提供出来るっていうものを選んでますので…。
あなごの中のエリートですね。
刺身になるものが少ないって事ですね。
選ばれし…。
(佐藤さん)はい。
へえ〜。
エリートのあなごに出会えた六角さん
う〜ん幸せそう
そして…
(2人)せーの。
このあといよいよあなご重を堪能
うん!美味しい。
うん!これ美味しい。
一方の中尾さんはカレーパン?
銀座までひと駅散歩
偶然見つけたあなごの専門店玉ゐ
あなごの刺身を堪能しいよいよお待ちかね…
重のふたを…。
(2人)せーの。
(清水)うまそう!お〜うまそう。
天然のあなごだけを特製のタレでじっくり焼き上げてるんですって
うわっ美味しそう
うわ〜やわらかっ。
ホントだ!すごいやわらかい。
すごい箸で切れる。
いただきまーす。
うん!美味しい。
うん!これ美味しい。
(清水)美味しい。
優しい。
う〜ん。
こんな…。
(清水)うん。
あなごにこういうの…。
(清水)これは美味しい。
(清水)ものすごく美味しい。
うん!ちなみにこのお店何年からやってるんですか?はい。
あの…
(清水)えっ!?10年!?
(佐藤さん)元々江戸前寿司の職人が集まってお店を作りました。
そうだったんですか。
はい。
あの…あなご好きなお客様いっぱいいるのにどうしてうな重はあるけどあなご重はないのかなっていうちょっとした疑問点から…。
そうだったんですね!へえ〜。
風格がありすぎますよ。
(佐藤さん)建物自体は…。
なんかもう100年とかね…。
(清水)100年とかっていうスタンバイしてたんですけど。
ものすごい…10年ですか?
(佐藤さん)10年迎えたとこです。
わあすごいですね。
まあでもね年月だけじゃありませんからね。
長い間皆さんがこれが欲しいと思ってたものが出来上がったんですもん。
(清水)そうですね。
食といえば中尾さんたちのお昼ご飯も気になりますね
美味しいもの食べてる…今頃さあ絶対食べてるよね。
築地にはやっぱり市場がありますしね。
だけどねそれだけにうかうかしてるとこういうさ10年ものの当たりがね…。
あ〜なるほどね。
(清水)お昼は絶対うちらの勝ちだと思う。
勝ち負けでやってないと思うんですけど。
勝ち負けではやってないけど…。
(清水)絶対そうだと思う。
なかなかこれは味わえない経験でしたもんね。
さあ果たしてどうなんでしょう?
ほらここは通り道という事で…。
お二人もおなかがすいてきたようです
そこが築地三丁目の…。
交差点ね。
交差点。
左行ってみようか。
そうだね。
路地裏に入りましょうよ。
そこで見つけたのは…
あんパン屋さんがあるよ。
あっホントだ。
あんパンってなんていうか江戸のもんだね。
東京のもんだね。
牛すじなんとかパンもあるよ。
牛すじパン?玉ねぎカレーパン。
おお!反応したね。
カレーパンね。
なんかカレーパンの気分?カレーパンの気分だなあ。
「あら!懐かしや明治のあの味あの香り」「築地木村家ケシあんパン」。
あらっこんにちは。
こんにちは。
えっすごい種類多い。
カレーパンに惹かれて来たんだ。
(店員)ありがとうございます。
入っても大丈夫ですか?
(店員)もちろんです。
いいかな?すみません。
あっカレーライスもあるんだ。
ランチセット。
あっいいね。
涼しいよここからもう動かないようにしようよ。
懐かしいなハムカツとか。
いや〜いい香りするなんか。
あ〜いいねえ。
築地のパン屋さん
大人気のカレーパンの味は?
これはだけど評判いいでしょう?
(内田さん)ありがとうございます。
ねえ。
築地からのひと駅散歩
中尾さんたちの目にとまったのは…
「あら!懐かしや明治のあの味あの香り」「築地木村家ケシあんパン」こんにちは。
こんにちは。
カレーパンに惹かれて来たんだ。
ありがとうございます。
入っても大丈夫ですか?もちろんです。
懐かしいなハムカツとか。
いや〜いい香りするなんか。
あ〜いいねえ。
え〜すごい種類ですね。
これ。
そうシベリア。
昔はガラスの丸い容器に入ってたんだよ。
(店員)そうなんですか?うん。
ご主人?そうです。
はいよろしく。
カレーパン食べたい。
中尾さん子供じゃないんですから…
この牛すじ玉ねぎカレーパン。
(店員)半分に切りますか?あっ嬉しい。
美味しい。
(内田さん)ありがとうございます。
これはだけど評判いいでしょう?
(内田さん)ありがとうございます。
ねえ。
なんか中身が…さすが玉ねぎってわざわざ銘打ってるだけあって。
この甘さってやっぱ玉ねぎの甘さでしょうね。
(内田さん)そうですねはい。
うんうまい。
具がたっぷりですホントに。
うまい。
美味しいねホントに。
本気で食べてない?それ。
速い。
いや本気だよ。
なんか街並みがやっぱりいいですか?空襲に遭わなかった地域なので…。
ああなるほど!古い建物が残ってるみたいですね。
まあ下町のよさかな。
そうですね。
昔の東京のよさが残ってるとこをチラッと横切ってみてもいいね。
きっと庶民の暮らしってのが…「生活」って文字を書いて「暮らし」って読ませるような世界が残ってるんじゃないかな?なんかそんな気しますけどね。
戦火を免れた街だからこそ守っていきたいというのがご主人の願いなんですって
ありがとうございました。
じゃあこれまっすぐ行って?この路地すぐ入ってください。
どうもじゃあまた寄らせてもらいます。
ご主人の言うとおりに細い路地へ向かってみると…
あっこれ古いねここ。
あっホントだ。
ここも。
うん。
へえ〜でも普通のお宅よ。
えっ?普通のお宅。
あっここは違う?あっ普通の…。
広い通りに出ると志乃さん何か見つけました
「いらっしゃいませ」って書いてありますけど。
なんなんだよ?ん?これは「天まめ」…。
あっところてん。
天まめってのはどういう事か知ってる?天まめは…あれでしょ?そら豆?そら豆。
そら豆の事だよね。
そら豆って上へ上へ伸びてる天に。
だから天まめっていうの。
へえ〜そういう意味なんですね
いいんじゃない?甘いもん屋さんでしょ?あっここの路地もなんかいいんじゃないですか?昔の谷中みたいだね。
ねえ。
看板あったけどどこ?あっここがそうだ。
いや〜いい香りするなんか。
ああいいねえ。
え〜すごい種類ですね。
波照間の…。
天まめ?ううん黒砂糖。
(藤田さん)いらっしゃいませ。
あっこんにちは。
沖縄の中で一番黒砂糖が美味しいのはね波照間なんだよ。
お詳しいですね。
もう14年沖縄に。
あっそうなんですか。
天まめ…えっなんで小豆…あっ天まめ入ってるのかそら豆。
とりあえず入る?うん。
中尾さん残念ながらこのお店そら豆じゃありませんでした
いいね天まめ。
寒天もお豆も今ちょうど彼女が搾ってる…。
俺でもね食べたいのはまめかんだよ。
あっまめかん。
ところてんもいいな。
ところてんがいいな。
ところてん?はい。
酢の方で。
お酢で。
はいご用意出来ますよ。
関西の人はみんな甘い。
そうですね。
だから蜜も両方ともご用意はしてます。
志乃は?
えっ?
えっ!
もう中尾さん照れ隠しでしょ?
こういうのが好きでやったの?自分が食べるのが。
そうです。
寒天とお豆が。
あっいいね。
私自身が栄養士なんですけども寒天とお豆は体にねいいので。
楽しいでしょ?そうですね。
ご主人でいいのかな?はいそうです。
ご主人はどちらの出?生まれは台東区御徒町です。
なんだよ。
じゃあ傍じゃないですか。
そうですねはい。
彼女は今何やってるの?
(藤田さん)寒天搾ってるんです。
ここからやってるんですか?
(藤田さん)天草をここで煮出してザルでこして…。
熱いうちにやらないと寒天が布から出なくなっちゃうんですよ固まっちゃって。
でも目の前で作ってくれるなんて珍しいお店ですよね
いやあれで搾ってるの見たら本物だと思った。
感動した今。
さあところてんが出ますよ
繊維ももちろんありますけどこのツルンとしたのがね…。
お待たせしました。
乾物屋さんであってもここからやってるところはない…はいいただきます。
冷たくていいな。
いただきます。
よくむせたもんですよ。
(藤田さん)そうですねところてんはね。
あっやわらかいですねホント。
うん!これちゃんと作ったっていうのがわかる。
そうそうそう。
海藻の匂いが…。
香りも違うし…。
これ違う。
本物を食べると違う味が。
全然違う。
ありがとうございます。
ペロリ。
うん!見事完食です
すごいです。
うん。
お腹も満たされたところでここまでのルートを散歩マップにしておきましょう
これ本願寺。
合ってるだろ?これ。
うん。
ここ行って志乃が伏さん…。
うん。
ここで鰹節買ったんだよ。
すごい記憶力…
ね?そうだろ?うん。
このパン屋の脇をこう入ったんだよ。
パン屋の脇をこう入って…。
うん。
でまた左行った?
と思ったら…
でねこう来て2つ目の信号をこう入ったんだ。
ホントはね…。
距離がね。
さあ最終的にどんな地図が出来上がるか楽しみです
いいかな?はい。
ごちそうさまでした。
すみません。
ごちそうさまでした。
そうだ万歩計
ここまで何歩ぐらいだと思う?今ねお勘定していましたよ…。
ここまで?うん。
あ〜!500〜600じゃない?大して歩いてないと思う。
大して歩いてないよ。
もう大して全然歩いてないと思う。
3000ぐらいは行ってる思うわよ普通。
2259。
こんなもんか。
俺まだ700〜800かと思ってた。
ねえ。
という事で東銀座のひと駅手前築地駅から和光を目指す中尾夫婦は2300歩弱
一方銀座駅のひと駅手前東京駅から散歩を楽しんでいる清水ミチコさんと六角精児さんはこの辺りにいました
これが永代通りって聞いた事ありますね。
ああそうだ。
永代通り。
銀座からちょっと遠ざかってますね
あ〜現在地…。
(清水)現在地。
永代通りの前にいます。
これからどっちの方に行けばなんかこう…いいですかね?私はねこっち界隈がいいと思うんだよね。
中尾さんはこっちは来ないと思いますね。
茅場とは読めないよね普通はね。
うん。
茅場町茅場町。
まだ時間があるのであえて銀座とは逆方向茅場町を目指すんですね
この辺はホントそうですね…。
ビルばっか。
この辺に公園があるって聞いたんだけどな。
ホントですか?公園?行きます?公園ですねあれね。
ちょっと行ってみます?
清水さんの読みどおり緑豊かな公園が
ジャグリングやってる!ジャグリングやってる!ホントだ。
(清水)出来る?いや全くああいう…。
あっ手品も?じゃああのテーブルのあれは?サッと引くやつそれも出来ない?あれやった事ない…。
シャンパンタワーみたいな事は?それも出来ない。
だから…なんで?そういうの出来なきゃダメですか?ちょっと教わろう。
ホントですか?ちょっと呼んで来てもらって。
そんな強引な…。
10秒以内に。
987…。
そんな事だって普通出来ない…。
(笑い)
清水先輩厳しいですね
来てくれるかな?
このあと路上パフォーマンスで六角さんが意外な才能を発揮?
そして中尾さんたちも意外な才能を…
この辺だな。
そうですね。
そうですね。
東京駅から銀座までひと駅散歩
清水さんと六角さんが公園で出会ったのは…
清水:ジャグリングやってる。
六角:本当だ。
大道芸人ですかね?
清水:ちょっと呼んできてもらって。
六角:そんな強引な…。
清水:10秒以内に。
清水:9、8、7、6…。
ぜひぜひ近くで見てみたいです
清水:来てくれるかな?六角:ジャグリングをやってらっしゃるんですよね?皆さん、稽古の途中ですか?すいません。
清水:あっ!清水:走ってきたよ。
よしよし、よしよし…。
六角:呼んできたよ。
清水:素晴らしい!本当にADみたいだった。
こっちから見てて。
すいません。
山崎さん:いえいえ。
清水:ちょっと1回見本を見せてもらってそれで、そのあと教えてもらってもいいですか?山崎さん:わかりました。
清水:すいませんね。
今回、ボトルとあとシェーカーですね。
振るシェーカーのキンっていうんですけど。
これを回しながらこうやって…。
清水:すごい。
こうやって、ついでカクテルを作っていくんです。
清水:え?本当の?山崎さん:そうです。
清水:バーかなんかで?山崎さん:そうです、そうです。
清水:へえ〜。
じゃあ、そっちの道の方?そうです。
バーテンダーやってます。
清水:すごい!
なんとバーテンダーさんの師弟でした
清水:すげえ!清水:そうか。
ジャグリングじゃないんだ。
清水:おー!清水:素晴らしい!清水:遠目ではねジャグリングに見えたんだけど。
六角:そうです。
これがこういうふうにね、見えるから。
清水:カクテルの世界だったんですね。
六角:これ、あれですよね?そんなに簡単に出来るようにならないですよ。
今、ちょっと見てたけど。
だって俺、1つもわからなかったもん。
ねえねえ、六角さんせっかくですから一つ教わってみましょう
清水:こっちでも難しいもんね。
山崎さん:ごめんなさい。
六角:それ落としたら割れちゃいますか?山崎さん:これは割れないですね外の練習用、プラスチックです。
清水:なんで外でなさってるんですか?山崎さん:うるさいんですねやっぱり室内でやると。
山崎さん:苦情が結構来るので。
清水:本当だ。
清水:炎上。
山崎さん:惜しいです。
もうちょっとそーっとゆっくり。
清水:そーっとゆっくり。
山崎さん:惜しいです…。
あららららら
清水:こういうのって素質わかります?山崎さん:素質…そうですね個人差やっぱりありますよね。
清水:どうですか?山崎さん:えー、ちょっと時間がかかるかもしれない。
六角:ありがとうございました。
清水:ありがとうございました。
清水:いいものを見せてもらったすみませんでした、練習中に。
六角:難しいですよ。
だってあれだけ出来るようになるのに1日、好きな人が8時間やってですよ。
清水:そうね。
六角:それをすぐにだって、見てすぐに手にのせろと言われても。
清水:役者さんやって何年目でしたっけ?六角:僕ですか?8年です。
清水:8年なわけないだろう!危ない、危ない。
これも、ひと駅散歩ならではの出会いでしたね
さあ、公園を出たお二人は茅場町のオフィス街へやって来ました
清水:ネイル屋さん。
昔はなかったね。
六角:もう、これ茅場町ですねこの辺ね。
ビルが。
清水:なんか、空気が違う。
やっぱり水辺のねえ。
六角:そよ風が吹いてる感じしません?清水:これはね山で育った人にはわかるんですよ違うな!って。
こう海っぽいぞっていうのが。
六角:この空気の違いでその地形を突き止めるという。
清水:そうなんですよ。
やっぱり鼻でね、鼻で歩く。
六角:香りとか皮ふ感で色々な事を感じるんですね。
清水:そうですね。
六角:自然で育ちましたね。
清水:はい、そう。
五感でもって歩く。
清水:すてきな名前。
六角:ああ、本当だ。
お花屋さんですね。
清水:そうですね。
六角:誰にあげるのかな。
清水:今、緑のグリーンの方がブームだから花より緑っぽいのが…。
六角:こういうものですか?そういうものなんですね。
なるやつの方がなんか、いい感じしますよね?清水:いやね、男は。
わかってないわね。
六角:そうですかね。
こう、実がなるやつの方がね。
いい感じがしますよね。
清水:得じゃないかって。
六角:あとは三つ葉とかね。
清水:三つ葉、ハハハハ…。
清水:これ、わかんない。
これ、なんだろうね?六角:ちょっと聞いてみます。
清水:うん。
吉岡さん:こんにちは。
清水:こんにちは。
六角:これはなんていう…?吉岡さん:ザミアって言います。
清水:ザミア?あんまり見た事ないですよね。
吉岡さん:でも結構、人気ありますよ。
清水:これ、何か花が咲くとかそういうやつじゃなくて…。
吉岡さん:じゃなくて観葉植物。
清水:はあー、ちょっと素敵だなと思ったんですよね。
吉岡さん:これ、お客さんの植え替えを頼まれて植え替えして今、静養中です。
こちらは、オフィス街にあるお花屋さん
花の販売はもちろん依頼があればオフィス内の観葉植物の栄養を補給してくれたり土の取り換えのメンテナンスまでもやってくれるんですって
清水:切り花?六角:切り花が多い…。
吉岡さん:今日すごいですよ。
見てください。
清水:あら、本当だ。
吉岡さん:ここ、会社が多いので送別会の嵐なんですよ。
清水:お邪魔します。
六角:送別会?清水:さすが、土地が違う。
吉岡さん:でしょ?かっこいいでしょ?清水:かっこいい!六角:6月で、あ、そうか。
吉岡さん:3、6、9、12って多いんです。
六角:あ、そうか。
7月から新しく…。
清水:私、もう辞めますとか。
吉岡さん:そうですね。
六角:送別会。
あっ、すごい。
吉岡さん:きれいなお花。
六角:難しいと思いますよね。
こんな花作るの。
清水:わかってる?大体、じゃあ、いくらだと思う?六角:これですか?これはね…。
清水:せーの…。
清水:4000円。
六角:4500円。
吉岡さん:残念5000円です。
清水:やっぱりわかってないですね。
六角:どうもありがとうございます。
お邪魔しました。
どうも。
と、お店をあとにしようとしたところ…
吉岡さん:ミントが。
清水:あ、ミントいいですね。
清水:ミントって長持ちします?吉岡さん:しますよ。
清水:へえ、買ってみようかな。
吉岡さん:バナナミントとか。
ぜひ触ってみてください。
清水:バナナミント初めて聞いた。
吉岡さん:香りが…。
清水:グレープフルーツミント。
えっ?香りによって、ちょっと果実の匂いって事?吉岡さん:そうです、そうです。
清水:へえ〜。
ミントのおみやげオシャレじゃないですか
清水:バナナミント3つ。
はい、すみません。
六角:花は他に…。
清水:花ではないです。
ミントなんです。
私、いい点数取るんだ。
中尾夫妻と自分に買いました。
これなら、中尾さん夫妻も喜ぶと思いますよ
清水:これなら、中尾さんもきっと…。
あら?なんだか肌に感じる風が変わったような…
清水:あ!水だ、水。
だから思ったんだよ。
水のにおいするなっつって。
六角:あの、すっと来た風がね。
清水:そう。
違うんだよね。
清水:うん…。
万歩計見せて。
六角:万歩計ですか?清水:うん。
さて、ここまでどのくらい歩いたんでしょう?
六角:どれぐらいなんですかね?これね。
5000歩ぐらいは歩いてるのかな?清水:5000はいったんじゃないの?あ!惜しい。
4191。
六角:ああ…。
散歩は、これからですよ
六角:じゃあ、ちょっと引き続き…。
清水:行きましょう。
六角:はい。
清水:1万歩はいきたいね。
六角:いきたいですね。
築地駅からひと駅ふれあい散歩
中尾さんと志乃さんはまだまだ築地近辺を探索中
池波:なかなか…。
こっち区役所か。
区役所だよ。
中尾:裏が会館になってる。
池波:そうそうそう。
築地警察を回って…。
中尾:皆さん混んでるね、これ。
池波:え?何?「RESTAURANTBLOSSOM」…。
中尾:すごいね。
ポテうどんミニカレーライス、サバみそ煮。
ランチタイムなんですね
中尾:何召し上がってきたんですか?男性:いっぱいで入れません。
混んでて。
中尾:混んでて?かわいそうに。
池波:そんなに混んでるんだ。
中尾:すごいね。
池波:大変だね。
あそこ、いっぱいでしたよって言ってあげる?ここに立ってて。
オフィス街を抜けて小道に入ってみると…
池波:この辺で曲がってみる?向こう、前の道出ちゃうから。
ここの道は、すごいね。
ちっちゃいお店がいっぱい。
中尾:トラットリアだから…。
池波:イタリアン系とかが多いよね。
中尾:やっぱりすぐ食べられる。
池波:ここじゃなかった?あっ、車が止まってるんだ。
中尾:ここだ。
えっ、こんな細い路地に何かあるんですか?
池波:ここでお土産がいいと思うんですが…。
ほら、向こうから入ってくるから私。
中尾:そうなんだよ。
こんな細かったっけ?池波:こっち側から入ってきた事ないもの。
向こうからしか。
中尾:こんにちは。
こんにちは。
池波:どうも、こんにちは。
中尾:ご無沙汰で申し訳ございません。
へえ、ここもごひいきのお店なんですね
中尾:取材があったもんでじゃあ、もうよしやさんがいいだろうと。
池波:どうも。
去年はありがとうございました。
わがまま言いましてすいません。
店員:こちらこそ。
創業およそ90年
木挽町にある老舗のどら焼き屋さん
自慢は最高級十勝産あずきで作る絶品のあんこ
多くの有名人も訪れるお店なんですって
池波:もうね、ここはですね…。
中尾:これ、わかる?なんだか。
焼印。
どら焼きに注文した焼印を自分のところに押してくれるんですよ。
自分の焼いたやつを。
どら焼き屋さんです。
だから、なんかの時に皆さんに差し上げるのにね…。
店員:中尾さん、ちょうど今焼き上がったところで。
よかったら、今…。
すぐ出来ますので。
中尾:「あきらしの」にしよう。
うん。
店員:一応、2本お出しして。
池波:はーい。
中尾:ありがとうございます。
池波:じゃあ、押してもらって。
中村さん:どちら?中尾:「あきらしの」。
池波:じゃあ、2人ので。
中尾:2人でやってるんだから。
志乃がいなかったら俺1人でいいけど。
…と、ここで、ご主人からすてきな提案が
中村さん:どうせだったら自分で焼いてみたら?中尾:いや、いいよ。
中村さん:どうせなら。
30枚ぐらいあるから失敗しても大丈夫。
本当、本当。
池波:じゃあ、やっておいで。
中尾:志乃さん、やっておいで。
店員:志乃さん、やられると。
中尾:志乃がやる。
志乃さん自分で焼印を押すのは初めてだそうですがうまく出来ますかね?
中村さん:どこからでもいいです。
僕は、いつも、こっちからこうやってやって…。
こうやってやって入れていくんですよ。
池波:位置は?中村さん:位置?位置はね半分よりか下がいいね。
中尾:こうやるからね。
中村さん:折り曲げるんでちょうど、この辺。
池波:半分より…この辺ですね。
角度は?中村さん:角度は真下、クッて。
池波:クッてこんな感じですか?中村さん:そう、まっすぐ。
こういうふうにやって見える…。
本当はこうやってもいいかも…。
さあ、いよいよ本番ですよ。
慎重に…
中村さん:やります。
池波:はい。
中村さん:もっと上。
はい。
いいですね。
中村さん:いいね。
うまい。
中尾:お前、奉公したら?中村さん:うまい。
すごくうまい。
池波:ちょっとこれ、ダメですね。
中尾:それ、食べちゃえばいい。
池波:そうですね。
買わなきゃ。
中村さん:中尾さん自分のやってみたら?中尾:よし、じゃあ、やるよ。
こうなったら。
中尾さん、志乃さんを見て焼印押してみたくなったんですね
中尾:下ね。
中村さん:下。
このくらいがいいね。
中尾:はいはい、はいはい。
中村さん:いいですか?中村さん:強いかもしれない。
もうちょっと淡く。
おっ!手際いいんじゃないんですか?
「彬」の焼印もすてき
中村さん:はい。
いいですね。
中尾:どうだい?池波:ちょっと香ばしそうです。
焦げたところが。
中尾:これ、一番初めのやつちょっと強かったけど。
中村さん:でも、大体こんなもんですね。
中尾:見てください。
彬という文字を。
中尾:いいねえ!中村さん:いいですね!中村さん:あと、じゃあ自分でハンコつけてって持ってったら?ここまできたら。
そうですよ。
ここまできたら手作りどら焼き作りましょう
中村さん:そうそう。
池波:こんなもんですか?中村さん:ああ、いいですね。
ピッタリですね。
中尾:これは?店員:中尾さん、お上手です。
すごいです。
中村さん:いいですよ。
池波:子供だよ、それじゃ。
みんなで褒めてもらって。
張り合ってどうするんですか?
中尾:ほら見なさい。
芸術作品だよ。
池波:ハハハ…開いちゃった。
中村さん:志乃さんつけるところもちゃんとわかってるみたいで。
中尾さん夫妻の焼き印が入った手作りどら焼き
清水さんたち喜ぶといいですね
中尾:すいません。
いつも。
池波:すいません。
ありがとうございました。
よし、いいお土産が出来ました。
中尾:どうも。
失礼します。
池波:どうも〜。
一方、このあと合流する清水ミチコさんと六角精児さんは銀座とは逆方向に進んでいましたがそろそろ方向転換して銀座を目指すようです
ところで、六角さんは銀座が苦手だと仰っていましたがどうしてなんでしょう?
自分らが、昔1回とか2回とか連れてってもらったりした銀座の飲み屋さんとかがやたらと高そうな店だったんですよね。
ちょっとね、そういうところで自分が、その時にこういうところに行って飲めるようになってやるって思わなくて。
これは、かなわないやって思っちゃったんですよ。
清水:気負け?六角:ええ。
着飾っていく街というイメージが銀座にはありまして。
それが、ちょっと銀座っていう自分のイメージを植えつけましたかね。
清水:なるほど。
清水:あっ、ピアノ屋さん。
「グランドギャラリー」。
うわあ、いいロゴ!好きだな、このロゴ。
清水さん気になってるようですね
清水:ロゴめっちゃいいじゃないですか。
六角:「グランドギャラリー」。
古っぽいロゴ。
清水:うん。
これ、プレミアムピアノって書いてありますよ。
これ、なんですかね?
どんなお店なのかちょっと気になります
清水:中古とかかな?ピアノの中古ってね…。
六角:清水さん、こういうとこお好きじゃないですか?清水:大好きですよ。
こんにちは。
六角:うわ、グランドだ。
清水:うわあ!赤いじゅうたん。
おめでとう。
うわあ、すごいピアノの数!
清水:ちょっと見せてもらっていいですか?店員:どうぞ。
清水:こんにちは。
すみません。
と、いきなり目についたのは…
六角:これ燭台が付いてますよ。
清水:これ、なんですか?見た事ないね。
六角:燭台じゃないですか?これ。
これは、フランスのピアノメーカー、プレイエル。
これ、燭台ですか?榎本さん:そうですね。
昔は、電気が…照明がない時は…。
六角:ここに、でも、置いて燭台で風の向きでブワーってなったり…。
榎本さん:まあ、室内なので風は…。
そりゃ、そうですよね
清水:ここ、何台くらいあるんですか?40台、展示してます。
自由にご試弾して…。
清水:いいんですか?榎本さん:遊んでいってください清水:うわあしょっちゅう来たい。
弾いてみないとね。
六角:ねえ。
このあと…
東京駅から銀座までひと駅散歩
プレミアムピアノ専門店を訪れた清水ミチコさんは…
清水:弾いてみないとね。
六角:ねえ。
最高級のピアノを試し弾きです
緊張します
六角:お〜!すごい。
あれ?あんな白いのも…すごいですね、なんか。
六角:さっきね、あれすごく気になったんですよ。
清水:どこのメーカーですか?榎本さん:スタインウェイ。
清水:え〜!ちょっと見せて。
清水:すごーい!六角:王族…王族系の…。
六角:これはね多分、価格応談ですよ。
六角:付いてませんもん。
どれぐらいするんでしょう?
榎本さん:900万前後ですね。
清水:900…。
六角:900ですか。
清水:900…。
ちょっと、こう、脚だけでもいい感じがしますもんね。
清水:脚だけでも買う事なんて出来ませんよ、お客さん。
六角:そうですか。
清水:どういう方が多いんですか?お客さん。
やはり、ピアノ音楽を好きな方が一番多く…。
清水:最長何時間ぐらいいました?迷う人は迷うでしょう。
ね?榎本さん:そうですね。
2時間ぐらいとか3時間…。
ゆっくり色々弾いて試して頂けますので。
榎本さん:遊んでいって頂いて。
清水:誰か、ここに私、弾けますって人いない?清水:ありがとう。
何が出来る?『きらきら星』出来る?小熊さん:はい。
よろしくお願いします。
出来る?六角:ギターじゃないと出来ないなんにも出来ないです。
榎本さん:あ、ギター…。
私の友達、ちょっと預かってるのがあるのでちょっとお待ちください。
清水:すいません、何もかも。
清水:個人的に、どれが好き?これ好きなの?へえ〜。
六角:ありがとうございます。
え〜!3人でセッション?
六角さん、大丈夫ですか?
六角:あんまり、でも俺、もう、そんな旋律を何か弾くような事っていうのがないもんだから。
Cのブルースをやっていくのは?六角:Cのブルースですか?
お〜、いい感じです
すごい!散歩の出会いがミニコンサートになっちゃいました
小熊さん:小熊と申します。
清水:小熊さん。
よろしくお願い致します。
いつもテレビで拝見しております。
清水:ありがとうございます。
小熊さんすぐついてこれるんですね。
小熊さん:いや、なんか、こう…合わさせて頂いたというか。
逆に合わせて頂いてありがとうございます。
清水:腰が低すぎる。
ちょっと、同じB型という事で少しだけ、同じ匂いが…。
清水:変わってる、小熊さん。
ひと駅前から歩いたからこそ生まれた楽しいひと時
また1つすてきな思い出が出来ました
さて、お次は…
清水:そっち行ってみようか。
六角:そうですね。
なんか、あれですね。
昔の工場みたいなところの名残も残ってますね。
清水:ああ、そうね。
清水:好きそうだね。
六角:なんかそういうところもある…。
清水:ああ、本当だ。
清水:これ、なんかいいね、木が干してあって。
六角:これはまた工場よりすごい。
木材の…。
六角:すごい、この…。
清水:まな板も売ってる。
清水:こんにちは。
六角:こんにちは。
うわあ…。
六角:すごい、これ。
こんなところに、こんな…。
清水:こんにちは。
お忙しいところすみません。
六角:ここは何年ぐらい前からやってらっしゃるんですか?吉野さん:そんな古くないです。
清水:本当?吉野さん:50年ぐらいです。
清水:古いよ…。
吉野さん:みんな100年とか続いているんで材木屋としては新しい方です。
清水:そうなんですね。
六角:二代目…。
吉野さん:私、三代目。
清水:三代目!かっけえ。
吉野さん:そこがね高速道が川だったんですよ。
六角:はい。
吉野さん:材木を流してこの周り、材木屋さん多かったんですけど今、全然なくなっちゃって。
清水:はあ〜。
落語かなんかでよく聞く。
その流して渡すっていうか。
吉野さん:ずっと銀座まで。
銀座の方も材木屋さん川沿いに多かったんですけど。
清水:ご主人の代では全くわからないですよね?吉野さん:私はもう…。
東京オリンピックの時の高速なんで。
六角:一番最初の高速ですね。
清水:これ、まな板の木材はなんですか?吉野さん:スプルースっていう外国の材料なんですけども。
一応、むくの1枚の板なんです。
繋いでない。
六角:スプルース板なんですか?清水:スプルース知ってるの?六角:ギターの表面のトップとかには。
ヨーロピアン・スプルースとかあるやつですよね。
吉野さん:ちょっとまあヒノキに似たような感じなので。
清水:じゃあ曲がったりしない?吉野さん:結構、素直な木ですよ清水:へえ、買ってみようかな。
えっ、即決?
清水さん、きっぷがいい!
六角:消費税が必要なんじゃないですか?清水:すみません…。
六角:税別って書いてありますよ清水:本当だ!六角:ちょっと清水さん今の面白かったですね。
清水:恥ずかしかったです。
結局、衝動買いです
清水:ありがとう。
すみません。
吉野さん:ありがとうございます六角:ありがとうございます。
吉野さん:すみません。
清水:ありがとうございました。
六角:ありがとうございました。
清水:あっ、ここにも。
神社、多いね。
一方、中尾さん夫妻は…
待ち合わせの和光前まで数百mってとこですか
中尾:そうですね。
銀座はやっぱしいいよな。
うん。
何がいいかってやっぱり色んなお店があるし。
中尾:これ、並木通りだろ?池波:うん、そうだね。
中尾:ためながさんそこだから。
池波:うん。
ためながさん?
中尾:すいません。
ちょっと取材してるもんで。
ちょっと見せて頂けますでしょうか?池波:お邪魔します。
中尾:いつもいつもすいません。
ああ、画廊でしたか
中尾:ああ…素晴らしいね。
中尾:やっぱりいい絵があるよ。
うん…。
こちらは国内外の有名絵画を取り扱う日本有数のギャラリーなんですって
中尾:これが藤田嗣治。
猫。
池波:猫シリーズ。
スタッフ:有名なんですか?池波:うん、藤田嗣治さん。
中尾:これ、毛を一本一本ね日本の一番細い筆で描いてる。
だから、外国人は驚いた。
うん。
面相という一番細い筆でこう…。
さすが、お詳しいですね
中尾:これもすごいな。
スタッフ:この画廊は中尾さんは、どういう…?中尾:東京では一番…ナンバー1のまあ、日本でもナンバー1の画廊でしょう。
ピカソとか、藤田嗣治とか全部、ここだね。
池波:持ってるものが違う。
ここはね。
中尾:あるものがね。
中尾:日本の美術界はここを外す事はないね。
中尾:落ち着くよ。
池波:目の勉強というか…。
中尾:ああ、いいものを。
池波:いいものを見るのは別に大丈夫ですよ。
中尾:うちはねいい酒といい絵といい友達を持てば一番いい。
いいかみさんとはあえて言わないけどね。
池波:すいません。
中尾さん本当は奥さんも一番でしょ?
中尾:このルオーはガッシュ?従業員:1906年の作品ですね。
中尾:俺、一番欲しいのはこれだね。
1800万円なら、いいかな。
ええー!そんなに?
志乃、出してよ。
池波:だから、さっきから言わないじゃん、なんにも。
中尾:マンションを売ってさ。
マンション売ってこれだけ買えば…。
ただ、住むとこなくなっちゃう。
池波:なくなっちゃう。
中尾:すみません。
池波:フフフフ…。
銀座ならでは。
優雅な休憩でした
池波:すみません。
お騒がせしました。
ありがとうございます。
中尾:もう1つ、こっちだっけ?こっちでしたよね?久兵衛さんの方です。
従業員:2本向こうへまっすぐお歩きになられまして。
そして、このあと…
築地駅からひと駅さんぽ
中尾彬さん、志乃さん夫妻は待ち合わせの和光前まであと少し
え?もしかして近道ですか?
豊岩稲荷?
え?本当に、こんなところに神社なんてあるんですか?
うわー、本当にありました
ビルの間に、ひっそりと鳥居を構える豊岩稲荷神社は縁結びや火災避けに御利益があるとされその歴史は戦国時代にまでさかのぼるんだそうです
池波:おさい銭が…。
フタ閉まってる。
フタ開けておさい銭入れる…。
中尾:いいでしょこういうところも。
池波:お揃い。
中尾:俺のネジネジじゃないんだよ、これ。
中尾さん、わかってますよ
池波:みんながなでるからツヤツヤしてる。
夫婦仲良く何をお願いしたんでしょう?
一方、清水さん、六角さんの2人は…
おっ、首都高をくぐりました。
もう近いですね
清水:銀座っぽくなってきました。
六角:これですよ、ここです…。
なんか、ここになじむよりは慣れなくてもいいかもしんねえな。
清水:そうですよ。
六角:さっきの、なんか銀座っつっても、裏路地の周りがなんか楽しかったから…。
清水:そうだね。
あれ、よかったね。
ここもすごいですけどやっぱり、憧れの街は置いといた方がいいよね。
六角:そうね。
銀座の表と裏をたっぷり味わった清水さんと六角さん
一足お先に、銀座・和光のお向かいに到着しました
清水:よかったね私たち、先に着いた。
六角:そうだね。
よかった、よかった。
清水:どこから来るんだろうね?六角:そうだね。
清水:絶対目立つからね。
その頃…
中尾:どこで待ち合わせ?池波:ライオンのところだって。
中尾:あのお坊さんに聞いてみる?清水:あっ、いた。
六角:えっ?池波:あっ、いた、いた、いた。
フフフフ…!清水:さすが、華がある。
全然、銀座負けしてないもんね。
中尾:どうも。
六角:どうもご無沙汰してます。
中尾:夫婦?六角:違います、違います…。
中尾:こっちは夫婦だよ。
清水:日本一有名です。
さあ、合流した皆さんここまで一体どのくらい歩いたんでしょうか?
中尾:日本橋、結構歩く。
距離があるから。
1万いってると思う。
清水:私はこちらでございます。
7248歩。
池波:そんなもん?清水:そちらは?中尾:7844。
清水:負けた!六角:あっ!
築地駅からスタートした中尾さんたちの方が直線距離は短いのですが細かい路地をグルグル歩き回ったため東京駅から出発した清水さんたちよりも少し歩数が伸びたようです
ところで、皆さん面識はあるんでしたっけ?
中尾:六角君よしばらくぶりに会ったからな。
あんたのデビューぐらいの時から。
六角:そうです。
映像で、本当にデビューをした時の頃より…。
清水:本当?さすが。
六角:名古屋でお会いした…。
清水:よく覚えてましたね。
へえ〜。
中尾:この顔だもん。
清水:忘れられない?中尾:まあ、とりあえずうーん…、案内しましょう。
六角:よろしくお願いします。
ありがとうございます。
清水:敷居の高くないとこお願いします。
中尾:全て10分以上ねかかりますけど。
中尾さんの銀座案内楽しみです
どこに連れてってくれるんでしょうか?
中尾:あれがね、泰明小学校ね。
若い人で知ってるかな?和泉雅子ってのは。
清水:もちろん知ってます。
中尾:あれが、ここだ。
六角:校舎の窓の感じが…。
中尾:ねえ、やっぱ古いでしょ?
明治11年創立の泰明小学校は銀座の街並みにふさわしいモダン建築物としても地元の方々に愛されています
そんな小学校を過ぎて銀座の裏路地に入ってきました
清水:本当だ。
銀座にもこんな古い路地があるんですね
この辺り、ちょっと昭和の香りが漂います
池波:なんかセットみたいでしょ夜になると、ちょっとね…。
清水:本当、セットみたい。
池波:昭和のセット。
中尾:映画のセットみたい。
池波:そう。
あら?中尾さん何か見つけました
あっ、このお店に入るんですね
中尾:ここは美味しいんだよ。
どうも。
すいません。
男性:体調が悪いかと…。
中尾:え?体調悪くなられたと…。
中尾:ああ、本当?中尾:今日はちょっと銀座で…。
また。
男性:いつもありがとうございます。
中尾:ここ美味しいよ。
シシリア料理。
池波:シシリア料理です。
いわしの酢漬け。
清水:イタリアンじゃなくてシシリア?中尾:シシリアンだよ。
イタリアンじゃないんだよ。
六角:今日はここじゃないんですか?中尾:今日は、ここじゃない。
清水:ここがいいです。
え?ここじゃないの?
池波:個人で来てください。
六角:シシリア料理…。
あの、中尾さんみんな疲れてますから
六角:じゃあ、ゆったりと座れるソファ的な…。
中尾:いや、そうでもないね。
清水:ちょっとB級な…。
中尾:銀座のバーに行きましょう。
六角:そうですか?バー…。
お昼にバーですか?
六角:一番、自分の中では敷居が高いと思ってるところ…。
中尾:そんな事はないよ。
六角:銀座のバー。
中尾:銀座のバー。
六角:それで、ここまでまた歩いて…、ここですか?清水:ここ?ありがとうございます。
池波:いきなり入るから。
宣伝なしで。
予告なしで。
六角:これは、なかなかね…。
昔からのいにしえの雰囲気と…。
西洋ぜしょ?ごしょ?西洋ぜんしょ?池波:バーだよ、バー。
中尾:ここはねバーっていうよりね…。
中尾:なんか急にすいませんね。
山崎さん:いえとんでもないです。
六角:どうも、はじめまして六角と申します、どうも。
池波:すいません池波と申します。
中尾:中尾でございます。
よろしくどうぞ。
中尾:まず、ビール。
あら、ミチコさんはなんですか?清水:はい、ソーダです。
中尾:何を?清水:ソーダ割りです。
ソーダ割り。
中尾:はい、お疲れさん。
六角:ありがとうございました。
失礼します。
お疲れさまでした。
どうも。
清水:お疲れさまでした。
池波:疲れたよね?六角:疲れました。
清水:歩きましたよ。
中尾:俺、これで3日寝込むよ。
嫌になっちゃうな。
六角:あ〜、うまい!箸が出てるからね、ここの店は。
池波:そうそう。
いいでしょ?バーなのに。
清水:助かる。
六角:そうですね。
銀座に構え49年
中尾さんお気に入りのこちらのバーは店の奥に厨房がありシェフが作る本格料理が食べられるお店なんです
おすすめは食通の中尾さんをも、うならせるプレーンオムレツ
そして、バゲットを使ったコンビーフサンド
シンプルなだけに味の違いがよくわかるそうです
さあ、一息ついたところでお互いのために買ったおみやげの交換です
清水さんたちが選んだ扇子果たして喜んでもらえるでしょうか?
清水:気に入ってもらえるかな?中尾:大したもんじゃないと思ってんだよ。
箸とかさ。
清水:あ、ドキッ!中尾:扇子とかさ、多分。
あら?あれ?
清水:だから、言ったじゃん。
だから、私、違うって…。
池波:なになに?何もめてる?中尾:何もめてんのよ?これ、あの…志乃さんに。
池波:ありがとうございます。
清水:これ、中尾さんに。
これ、榛原さんだろ?池波:榛原さんだ。
清水:もう、ご存じ?さすが!中尾:いつも和紙買いに行くよ。
清水:お揃いなんですよね。
中尾:あ、そうなの?ピンクとブルーと。
池波:あ、きれい、きれい。
中尾:あ、いいじゃない。
これはセンスがいいな。
清水:お内裏様とおひな様。
裏が、ほらちょっと透かしになってて。
いいね。
「あかりをつけましょぼんぼりに」じゃない。
池波:うれしい。
香りがいい。
六角:香り…。
よかったですね
中尾:これ、いいな。
持って歩こう。
気に入ってもらえたようでひと安心
中尾:じゃあうちの築地みやげ。
冷奴の上にのっけてください。
池波:糸がきの。
清水:糸がきってなんですか?池波:鰹節屋さん。
細〜くかいたやつ。
さらに…
池波:これね名前が入ってるんです。
六角:あ〜!清水:あ、本当だ!清水:「あきらしの」六角:すごいですね。
今日一日、築地駅と東京駅からひと駅散歩を楽しんできた4人
中尾さんが通いつめるなじみのバーですっかり意気投合したみたい
どうでしたか?日本橋の印象は。
六角:路地を通ってきたっていうのもあるんですけど庶民の生活が、すごいたくさん残ってたような気がしまして。
中尾:すごいね。
池波:結構、庶民的な…。
中尾:きちんと描いてるね。
俺なんか、いい加減。
ほら。
清水:でも、うまい!清水:もう一回行けって言われたら行ける地図ですね。
中尾:行ける、行ける。
築地駅から銀座エリアまでひと駅散歩をした中尾さん夫妻は紙を継ぎ足してまでしっかり描いてくれました
清水さんたちも、今日はたくさん出会いがありましたね
清水:喋りながらね2人で歩いてると色んな人と知り合えたりとかなんか、こんなところにこんなお店が?っていう事で発見があったりとかしてなんか、意外と潤いもあるしね感動しました。
その街…歩くと、その街がもっと好きになるんだなって事が得だなと思いました。
中尾:楽しいのよ。
うん。
池波:本当、ひと駅の中にこんなに詰まってたかと…ね。
中尾:そうだね。
池波:こんなに色んなものが…。
六角:色んな人に色んな話が聞けるところですね。
中尾:本当はいっぱい行きたかったんだけどねこんな事言ったら200軒ぐらいになっちゃうからね、お店が。
ひと駅前から自由気ままな、ふれあい探索
電車でわずか3分の距離もじっくり歩けばいつもと違う世界が広がります
そんなひと駅散歩にあなたも出かけてみませんか?
武藤:総理に任命された。
エリカ:女子力男子で有名なおバカだって。
2015/07/12(日) 10:00〜11:45
ABCテレビ1
さんぽサンデー 中尾彬、池波志乃、六角精児、清水ミチコ[字]
今回は中尾彬・池波志乃夫妻は築地駅で降りて、六角精児&清水ミチコは東京駅で降りて、銀座エリアへ向かってひと駅さんぽ!
詳細情報
◇番組内容
今回のひと駅さんぽは銀座エリアへ向かって歩きます。中尾彬・池波志乃夫妻は築地駅から出発!築地ならではの朝の空気を楽しみつつ、鯨の竜田揚げやところてんなど、その土地の名物に舌鼓。一方、六角精児&清水ミチコの2人組が出発したのは東京駅。人が多く行きかう駅前を抜けて、1本中へ入った道をゆっくり進んで行きます。その途中で・・
◇番組内容2
六角さんが大好きだという“あなごの専門店”に出会います。期間限定のあなごのお刺身を堪能!さらに歩いていくと・・・色んなピアノを置いている楽器屋さんに出会います。思わず店内でセッションが実現!!これもさんぽの醍醐味です。そして、銀座のど真ん中で4人は合流。お土産を渡しつつ、最後は中尾さん行きつけのお店へ。程よく疲れた体に美味しい1杯を頂きます。
◇出演者
中尾彬、池波志乃、六角精児、清水ミチコ
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/sanpo-sunday/
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32723(0x7FD3)
TransportStreamID:32723(0x7FD3)
ServiceID:2072(0x0818)
EventID:31929(0x7CB9)