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2号機格納容器のロボット調査 8月実施は困難
7月13日 20時57分

東京電力福島第一原子力発電所2号機では、溶け落ちた核燃料の取り出しに向けて来月、原子炉を覆う格納容器の内部にロボットを投入して詳しい調査を行う予定でしたが、東京電力は準備作業が難航しているとして、来月中の実施は難しいという見通しを示しました。
福島第一原発2号機では、溶け落ちた核燃料の取り出しに向けて、来月中に原子炉を覆う格納容器の内部にロボットを入れて、核燃料などの詳しい状況を調べることになっていました。
ロボットは格納容器の内部につながる配管から投入する計画で、東京電力はこの準備作業として、配管の周囲でロボット投入の障害となるコンクリートのブロックを取り除く作業を進めていました。
ところが、事故からの4年余りで床の鉄板のさびがひどく、一部のブロックが強く張り付いてはがれず、工具の改造などが必要になり、来月中に調査を行うのは厳しい状況になったということです。
東京電力は、今月末には新しい調査のスケジュールを示したいとしていますが、この配管付近では1時間当たり1000ミリシーベルトを超える極めて高い放射線量が検出されていて、今後、追加の除染作業も必要になるということです。ロボットによる調査の際には、この配管に人が近づく必要があることから、放射線量をどれだけ下げられるかも、今後の課題になります。

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