プロ野球中継「読売ジャイアンツVS阪神タイガース」 2015.07.11


きのうはチャンスを作りながら、なかなか相手、巨人を追い詰めることができなかった和田阪神。
しかしきょうの先発は、藤波晋太郎。
このところ、6連勝中。
果たしてその藤浪の剛腕、怪腕がまたこの東京ドームでうなりを上げるのか、非常に注目。
レフトスタンド3塁側中心の、阪神タイガースファンのボルテージは今、一気に上がってまいりました。
両チームの先発ピッチャー、阪神は藤浪、対する巨人はこちらも好調、マイコラス。
まずはこの今好調、好投手の2人から、先制点をどちらが奪うのか、いよいよこれからプレーボールの時間が迫ってまいりました。
さて、きょうの放送席の解説は、川藤幸三さんです。
やはりこの伝統の一戦、もちろん試合前、どれでもわくわくするんですが、おまけに両チームのピッチャーが好投手ですよね。
そうですね。
だから本当に、河村さんが言われたとおり、やっぱり先取点、この先取点をどちらが先に取るか。
これがやっぱり大きく明暗を分けるんじゃないかなと、そういうふうな見方、できるんじゃないですかね。
そうですね。
往々にして、この野球のセオリーでは、相手ピッチャーが非常にいいとき、特に繊細な形で先制点を取りにいきますよね。
そうですね、だからやっぱり、バント、走塁、こういう目立たないところに、やっぱり1点というものの重みがありますのでね。
だからそういうことを、きちんとできたチームが、最後の9回終わった時点で勝者となるんじゃないかなと、そういうふうな見方、してもいいんじゃないですかね。
今、川藤さんの手元にもスコアブックありますが、終わったとき、スコアブックには残っていないミス、こういったものが、もしかしたら、明暗を分けるかもしれない?
一番大事なところなんですよ。
もしかじゃなくて、それがすべてじゃないかなと思いますね。
そうですか。
両チームとも当然、巨人は藤浪に対して、そして阪神はこのマイコラスに対して、対策は十分練っていると思います。
それだけに果たして、序盤から、何かきのうのような、はっきり、両チーム、ねらいが見えてくるかどうか?
確かにね、この、お互いの共通点は、この両投手に力がある。
球に力がある。
この速いボールに打ち負けないというものが、大きな打撃の分かれ目になると思いますね。
なるほど。
その力のあるスピードボール、そのパワーボールといってもいいかもしれませんが、そこに打ち負けないスイングの鋭さ、きょうの放送席の解説、川藤幸三さんが1つ、両チームの打線、バッター陣の見どころとして、今、挙げてくださいました。
復調気配になっている阿部、このマイコラスを援護できるか。
ただ、藤浪を援護したい、その気持ち、阪神タイガースの各バッターも十分持ってるでしょう。
幾多の名勝負を生んでまいりました、伝統の一戦、巨人対阪神、3連戦がきのうから始まりました。
まずきのうのゲーム取ったのは巨人。
果たしてきょうは、阪神タイガースが先発、藤波晋太郎を仕立てて、このマイコラスを攻め立てることはできるんでしょうか。
巨人、先発、マイコラスの初球。
1番バッターの上本、セカンド後方ライトの前です。
長野が抑えています。
さて、放送席、解説川藤幸三さん、上本、このあと俊介、福留、1、2、3番ついてまいりますが、上本がいきなり、バットを振っていきましたね。
いいんですよ。
なんにも悪くない。
ただやっぱり、1球目からいくときは、自分のスイングで、今なんか、やっぱり球の力に負けましたわね。
そうですか。
だけど、よーいどんですから、ここから次、この俊介が、今の上本に対する一球をどういうふうな見方をしたか。
ここでバントの構えだけを見せて、ちょっと揺さぶりをかけてきます。
巨人先発はマイコラスです。
11試合、今シーズン、マウンド上がりまして、4勝負けが3つ、防御率が2.42。
6月は完封2つを含んで、すばらしい成績で、6月の月間MVP、3勝1敗、月間防御率が1.16という内容でした。
ただ対する阪神の先発、藤浪晋太郎も、現在6連勝中。
それだけに、チームの勝利に貢献したい気持ちは、ひときわ強い両先発でしょう。
ここはマイコラス、テンポよく追い込んで、受けるキャッチャー、相川で外をカットしていきます。
1番が上本、先ほどライトフライに倒れました。
2番がバッターボックス、この俊介、3番に福留、4番ゴメス、5番にマートンです。
6番にショートの鳥谷。
7番にサード今成、8番、きょうキャッチャーは鶴岡、9番に先発の藤浪です。
縦に割れる変化球。
河村さん。
タイガース、関川バッティングコーチ、試合前、マイコラスについて、やっぱり150キロを超えるストレート、しかもそれが動くんだと。
そのストレートをしとめるのはなかなか難しいんだけれども、とにかくコンパクトにアジャストしたいというふうに話しています。
コンパクトですね?
それと、先ほど俊介にも投げましたが、実はカーブがやっかいだという声もね、ありましたね。
このところ好調になってから、このマイコラスは、実に巧みに、キャッチャーの配分もありますが、この縦に割れるカーブ。
これをアレンジしてまいります。
少し変化したでしょうか。
ショートの坂本から、1塁へ2アウトを取りました。
2アウトになって、今、ゆっくりとペットボトルの水、水分を補給しました藤浪。
その堂々たる体格が、今、グラウンド上、姿を現しました。
このあとの裏のピッチングに備えます。
7勝、そして負けが4つという今シーズンのここまでの勝敗です。
3番の福留、左バッターボックスです。
現在、ホームランが14本。
うーん、ここは追い込んで、ストライク先行。
現在の急速が150キロスピード、力、十分にあります。
藤浪も、そのマイコラスの姿をちらっと視野に捉えて。
非常にマイコラスがテンポよく投げ込んできますので、今バッターボックスの福留が、あえて一瞬、間を取りました。
いいことですね。
ちょっと相手のペースに巻き込まれる可能性ありますよね。
ここは高め、ボールゾーン。
レフトの亀井です。
落下点。
マイコラス、1番、
さあ、1回の裏、先発、藤浪晋太郎。
もうこのところ、本当にピッチャー陣で貴重な戦力、欠かせない存在になります。
やはり阪神サイド、期待感は高いですよね。
もうだから、メッセンジャーで勝てなかった。
さあ、この藤浪、どうなんや。
藤浪、お前がここでふんばらなかったらあかんぞというものが、ベンチの思惑でもあるし、ファンの思いでもあると。
なるほど。
だからもう、きょう、初回の1回表のマイコラスの立ち上がり見たときに、ああ、これちょっとやっかいだなという印象を受けたと思うんです。
だから、それだけにこの1回裏は、この特に立岡を絶対出したらあかんというぐらいの、慎重な投球、そういうものをやっぱりバッテリーは考えてるんじゃないかなと思いますね。
なるほど。
確かに1回の表、巨人サイドにいいリズムが生まれつつある。
だからそこで藤浪の力で、まず先頭バッターを切ること。
そうです。
だからきょうのゲームで、もう辛抱のし合いだと思います。
そうですか。
さあ、その立岡をまずはしっかりとファーストアウトを取ることができるでしょうか。
現在6連勝中のマウンド上は藤浪、バッターボックスはこのところ、1番定着の立岡です。
きのうメッセンジャーからタイムリーヒットを放っています。
2ボール1ストライクから、うーん、ここ外れて3ボール1ストライク。
スピードが152キロ。
外中心のここまで攻めになっています。
左バッターの立岡に対して。
阪神サイド、藤浪は出したくないランナーですが。
ちょっと詰まったでしょうか。
センター落下点に入りました。
まず先頭バッター、立岡を取りました。
さて、川藤さん、確かに、1回の表は、何かマイコラスのペース、そこにちょっと阪神タイガースの打線が合わせてしまったかなという感じ。
だからね、確かにまっすぐに打ち負けないという、そういう気持ちはよく分かります。
だけど、確実に負けてるんです。
だから逆にもうそういうときはしゃあないんですよ。
だから9回までイニングあるんですから、その中での勝負ですから。
もうそこのところはやっぱり、まだまだじっくりと落ち着いた野球で見ていきたいと思いますね。
そうですか。
川藤さん、さっき辛抱のし合いになる、そんな要素もあるゲームだとおっしゃいました。
さあ、その藤浪、非常に力のあるストレート、これを軸に組み立ててくる中で、井端。
河村さん。
タイガース、和田監督も、この3連戦は、きのうから始まりましたけども、接戦を覚悟していると、それを取るのか取らないのかと。
シーズンが終わったときに、あの試合がというふうにならないようにしたいんだということを話していましたね。
そうですか。
今、3塁側、読売テレビ、おやまアナウンサーのリポートがありましたが、その逆の節目の試合にはしたくない。
それは当然でしょうね。
ただ河村さん、その一方で、マウンド上の藤浪はね、きのうの試合前なんですけれども、まだ大事な試合だとは思っていませんと。
まだまだ先、シーズンの終盤を見据えているようでしたね。
そうですか。
順位は両チーム競っているんだけれども、それは分かったうえで、いつもどおり投げたいというマウンドですね。
そうですか。
確かに、藤浪のマウンド上の表情を見ていると、落ち着きといいますかね、何かいい意味で余裕といいますか。
だからマウンドさばきが、本当にしっかり見れるようになってきましたね。
まさにそのさばきということばですよね。
やや高いバウンド。
サードの今成、捕ってすぐに1塁へ、2アウトを取りました。
やっぱりそういうものは、当然、結果から出てくる自信なんでしょうかね。
そうです。
これはもう、自分自身で作り上げていくもんですから、一番分かりやすい表現すれば、やっぱりエースクラス、それとやっぱり、若い、ファームと1軍と、行ったり来たりする投手、そういうところの違いというものはそういうところに出ますんでね。
自分の球に自信持てるか持てないかちゅうものが、大きな分かれ目になりますね。
そうですか。
その手応え、十分につかんでいるんでしょう、藤浪。
3番の坂本、バッターボックスです。
このあとジャイアンツは4番に亀井、5番にライトの長野、6番にファーストの阿部です。
7番にきのうホームラン、2か月ぶり飛び出しました、村田。
8番にキャッチャーの相川。
ラストバッター、9番にピッチャーのマイコラス。
以上のオーダーとなってます。
河村さん、そのジャイアンツサイドが、このマウンド上の藤浪への対策として、清水バッティングコーチ、話していたんですが、ずばり、準備することという答えでしたね。
中でも特に、速いボールを速く感じないための準備をすると、速く感じてしまうと、ほかのボールがもっと効いてしまうというふうに話しています。
なるほど、この当たりは快音を残した、センターバックする、そして左中間。
どうだ?打球はスタンドに十分距離を持って飛び込みました。
3番坂本、この藤浪晋太郎から奪った、十分な飛距離を誇るホームラン。
今、一つ一つのベースを踏みしめて、感触を確かめるように、ジャイアンツが1点を先制です。
いや、川藤さん、飛距離を見ても、見事な当たりでしたね。
いや、もう打った瞬間ですね。
本当にまさに打った瞬間。
今、1塁側の佐藤アナウンサーからありました、やはりこの藤浪のスピードボールに十分な準備をすることという話がありましたね。
だから、今なんかね、いい間合い。
呼び込み、どんぴしゃのやっぱりタイミングで、だからよくヘッドが利きましたね。
だから飛距離が出た。
やっぱり準備ができてないと、よくいいますけれども、スピードボールに差し込まれたりとか。
そうですね。
だから、早いこと、自分の得意な位置を決めて、さあ来い!というふうなやっぱりこの待ち方。
こういうものがやっぱり打者として力負けしないという、その準備じゃないかなと思いますね。
これ、川藤さん、マイコラスもスピードボールですから、阪神打線もある程度、心がけたいところでありますね。
そうですよね。
だから、そのためには一つの要素として、それができたら、今度ストライクボールの見極めができるんですよ。
なるほど。
先ほど1回の表は、ちょっと福留のバッターボックスを見ても、マイコラスのボール球、そこにバットが出てしまっていた、そんな傾向がありました。
さあ、藤浪は亀井に対して、2ボール1ストライク。
ここは変化球。
ああ、カットボール。
ですが十分に今、変化の幅がありますね。
ありますね。
だからこの、確かに2アウトからのホームランは痛いんですけれども、この1点で抑えて、やっぱりいかないといけない、ここ、晋太郎の立場ですから。
それが川藤さんがおっしゃった、ある意味、ピッチャー、藤浪のその辛抱のし合いですね。
もう、取られたら、切り替えることしかないんですから。
鶴岡とのサインの交換。
ちょっと首を振ったでしょうか。
3ボール2ストライク。
ここはバットが止まりました。
今の見極めですね。
そうですね。
さあ藤浪、ホームランを打たれましたが、川藤さんのお話のように、ここでふんばることができるかどうか。
川藤さんの分析で、十分見える、ヘッドが効いていたという今のスイングです。
だから高さといい、コースといい、甘いのは甘いんですけど、その甘い球を確実に捉えるか捉えないかがいい打者か、悪い打者かの違いですんでね。
なるほど。
それが巨人の場合には、6月あたりまでがなかなか各バッターがそれができなかった。
ただそれが徐々に徐々に、一つ一つ階段を上がってきている、そんなこのところの巨人打線です。
ここはインコースへ、152キロ。
ストレートです。
やはり十分にスピード、そして力感があります。
藤浪のストレートです。
長野のあとが阿部、そのあとが村田、きのうホームラン放ちました。
4月30日以来という久々のホームラン。
ランナー、スタートの構えだけ。
ここでスイングで、1ボール2ストライクです。
本当にこう見てますと、150キロを超えるスピードというのは、全く珍しくないですね、この藤浪にとっては。
そうです。
それと最近の野球はみんな、平気で150キロ前後は出しますんでね。
川藤さん、昔だったら145キロ出ても、このピッチャー、速いなと思いましたもんね。
それだけ投手陣もね、打撃のやっぱりレベルが上がってきた、それに対抗するのは何か言うたら、やっぱりスピードなんですよね。
そうなんですね。
打者にとって一番難しいのは、スピードボールですから。
やっぱりそうですか。
鋭い変化球よりもスピードボール?
そりゃスピードです。
ここは空振りの三振。
1回の裏、この坂本のホームランが出ました、飛距離十分、1点を先制している巨人。
ただ2回の表、この回、タイガースは4番のゴメス、5番のマートン、6番の鳥谷、この3人です。
もう、レフトスタンドは、阪神タイガースのイエローに染まりました。
ご覧のようなオーダーです。
このあとがマートン、鳥谷、そして下位打線は今成、鶴岡、そして9番の藤浪です。
このマウンド上のマイコラスが、試合前、話していたんですが、この阪神戦だけは東京ドームっていうホームスタジアムのメリット、利点を感じませんって言ってました。
なぜならば、阪神ファンの声援が、巨人ファンに負けないですごいからって言ってました。
大体最近、レフトスタンドにも、巨人の応援団の姿が見えるんですが、レフトスタンドは本当にびっしりですね、川藤さんね。
見事に、イエローとオレンジが。
本当に分かれました。
真っ二つですね。
ええ!なんか、色鮮やかなパレットを見るような、そんな色彩です。
この東京ドーム。
川藤さんはちょっと1回の表、マイコラスの球威があるからか、ボールの見極め、ちょっとボール球に手を出す気配が阪神タイガースあったとおっしゃいましたが、この回どうでしょうね?
だから、ここでもね、ゴメスはしっかり力負けせんと振ってるんですけど。
この当たりは?ちょっと押し込まれたでしょうか。
ゴメスのスイングをもってしても、今、この当たりですね。
だからどうしてもね、バットの出に力が入り過ぎるから、ヘッドが抜けてこないんですよね。
じゃあ、もしかしてスピードボールに負けないと思って、力んでしまっては逆効果なんですね?
逆。
もう力めば力むほど、ヘッドはやっぱり出てこないですから。
だからあのように、完璧に詰まってしまいますね。
この心の持ち方っていうのは、難しいですね。
負けないと思ったら、絶対力って入るんですよ。
そら、そうですよ。
バットが折れるような鈍い音。
マイコラス、体に当てた、慌てて1塁へ、山なりのボール。
マイコラスからしたら間に合いました。
ん?ちょっと指先を気にしましたが、大丈夫でしょうか?なるほど。
じゃあある意味、ボールに負けないぞと思いながら、力みをなくす。
だから、それだけに、その先ほどから出てる準備ということば、ありますよね。
あの準備というものがそういうところなんですよ。
だから精神面でリラックスしていて、インパクトの瞬間に自分のやっぱり持ってる力を最大限出してしまうというのが理想的なバッティングなんですよ。
だからヘッドが効くんですよ。
回るんですよ。
だから、確かにそれができるようになるように、みんながそうして毎日毎日、何百何千球というスイングするんですけど、なかなかそれが1塁と2塁の違いになって出てくるんですよね。
そういうものですか。
ここで2アウトになりました、鳥谷はどうでしょう。
先ほど、マイコラス、ボールを捕りに行くときに、右の指、ちょっとVTRで見ると当てているでしょうか、先ほどトレーナーも出ました。
あれ、捕ったあとにあの山なりのボールで、ちょっと力が入んなかったのか、そんな心配も巨人サイドあったんですけれども、今の2球見ると、そんなに大きな変化はないですね。
大丈夫でしょう。
マイコラス、次が20球目です。
首脳陣からマウンド上のマイコラスは、試合でも、ブルペンのつもりで投げなさいと、再三、言われてるそうです。
確かに来日して直後、4月開幕あたりは、自分には力みがあった。
それが今、アドバイスもあってリラックスできるようになった。
そういうマイコラスです。
ブルペンのつもりで投げろっていうね。
まあ、ことばではね、言いますけど。
難しいですよね、これ。
そんな簡単には。
それをやっぱりやっていくのが、この実戦でのやっぱり、実績なんですね。
結果がついてきてるからリラックスができる。
6月は2つの完封を含む、すばらしい成績でした。
6月の月間MVP。
鳥谷は?ちょっと体勢崩された。
サードの村田、ランニングスロー。
軽快です!
マイコラス、ここまできっちりと阪神打線を抑えて、あっ、こちらにはもうすっかりファンの皆さんの間で有名になりました。
この美しさ、美貌から、まあ、マイコラスの本当に支えてもらっているという、奥さんのローレンさんです。
マイコラスいわく、僕の奥さんは、僕よりももっと日本になじんでいる。
日本食も大好き。
ですから、本当にその点では助かっていると、笑顔で話をしていたマイコラス。
奥さんが見つめています。
さて、2回の裏、ジャイアンツは阿部、村田、相川という、6番、7番、8番です。
マウンド上は藤浪。
インコースへの変化球、ただこれでも141キロ出るんですね、川藤さんね。
本当にレベル上がってますね。
一つはトレーニングなんてこともあるでしょうしね。
ここは慎重に配球していきます。
153キロ。
3ボール1ストライクです。
このあとが村田、きのうのホームラン、久々でした。
本当にこの人の復調気配なのか、真価が問われるきょうのゲームです。
3ボール1ストライクから。
インコースへ。
河村さん、現在藤浪、6連勝中ですよね。
その一つの要因に、相手に先制を許さなかったということがありまして、あるいは、追いつかれても、追い越されなかったんだと。
実は先制を許したのは、5月8日の広島戦以来なんですね。
そうですか。
久々に先制を許してしまったという藤浪晋太郎。
ここは?ファーストのゴメスです。
ただ川藤さん、あの坂本にホームラン打たれたあと、そこが大事なんだというところで、しっかりふんばりましたよね。
それとね、今のように、この阿部に対してもボール3。
このボール3になってからのね、ことしの藤浪は、全然慌てないんですよね。
あっ、こら、またフォアボールかなという、そういう心配がだんだんだんだんなくなってきましたね。
だからやっぱり、こういうところが成長の一つの原因でもありますね。
なるほど。
以前、去年まで藤浪ですと、ボールカウントが悪くなってくると、どんどん投球の間隔が長くなっていきましたよね。
もう、慎重に慎重にというぐらい。
だからよけい抜けるんですわね。
そういうもんですか。
うーん、ここは鶴岡のミットが、ものすごい音を立てましたが、判定、ボール。
ちょっとボールが先行、やはり慎重になってるんでしょうか?
慎重ですね。
だけど立ち上がりというものは、誰しもそうですから。
河村さん。
リズムという話では、コンビを組むキャッチャーの鶴岡が話していたんですが、自分が球を受けてすぐに藤浪に返球するそうなんですよ。
リズムが悪いと言われていたし、よけいなことを考えさせないようにしているんだということですね。
そうですか。
確かに今、尾山アナウンサーのリポートどおり、捕ってからすぐに返球します。
3ボールから、ああ、ストライクを打っていきました。
3ボールからファーストストライク、スイングでしたね。
いやもうね、そりゃ村田でも、阿部でも、この長野、坂本、ここらの主力といわれる選手はね、ボール3から待つことはないですよ。
なるほど。
特にやっぱり、好投手として目されとる相手であればあるほど、カウントが一番おいしいんだから。
そのストライクを取りにくるんですもんね。
そんな見とっても話になりません。
だから振っていけ!と。
さあ、きょう39歳の誕生日の相川。
そうですね、川藤さん、冒頭のきょうの一つ、見どころ、両チームの打線が振っていけるかどうか。
だからよく0・3から、一球、待たんかい!とかね、そんなことをやっぱりよく言いますけど、それはもう状況もあるんですが、だけど、
さて、解説、川藤さん。
1回、2回と阪神打線は、3人のバッター、きっちり抑えられてるんですけれども、このあとの阪神打線、対マイコラス、どう見ますか?
だからね、確かに、いいテンポ、自分でいいリズムでボールにも力がある、コントロールもある、だけど、これ絶対、9回まで続きません。
続かない?
そのワンチャンスというものをタイガース打線が、どうものにするかっちゅうのは、ここからあと、一番の見どころはそこじゃないかなと思いますね。
マイコラスの今の力、調子から見ると、そんなに数多くはチャンス、来ませんかね?
だからまずは1回目のチャンス、それがフォアボールなのか、ヒットなのか、また相手のミスなのか、いろんな要素はあります。
その要素の中でどれでもいいが、そこで、どういうふうな一つ一つの小技も含めて、走塁も含めて、1点というものに結び付けていくかっちゅうのがポイントになると思いますね。
なるほど。
はっきりと目に見えない部分でも、打球の判断であるとか、そういうところですね。
例えば、きのうのゲームなんかでいえば、3塁走者のゴメスが、鳥谷のあのピッチャーを越えるショートゴロの間にホームに来れてない。
ああいうことなんちゅうのは、むっちゃくちゃ大きな、悪い流れにしてしまいますんでね。
そういうものがあってはいけないというお話です。
さあ、今成は倒れて、そしてバッターボックスは8番の鶴岡。
一つタイガースサイドでは川藤さん、やはりその下位打線、ここにもっと活気が欲しいですかね。
いやー、欲しいですよ。
やっぱりね、7、8、9が。
ここは左中間へ。
しかし、レフトの亀井、ランニングキャッチです。
どうぞ。
7、8、9がもうピッチャーが3人並んでるようにして、相手に思われてしまったら、これはほんまに打線なんかいと思いますんでね。
だからもう打てなくてもいいから、なんとか食らいついて、もういやらしいヒットを打ったろという、そういう姿が、あの打席の中で見れれば、また変わってきます。
今、鶴岡、当たりはよかったんですけどね。
今、レフトのポジショニングがよかったですね。
そうですね。
やはり小さなミスが命取りになるかもしれない。
それが、やはり今の亀井のポジショニング、あとはさっきタイガースのセンターの俊介のシーンに、出てますよね。
いいですね。
いいですね。
非常に心地よい緊張感にあふれています、東京ドーム。
サードのむらたから1塁へ。
ここまで完璧に9人のバッターを抑えているマイコラス。
そのマイコラスからの攻撃です。
さて、それではここまでのゲームのハイライト、ご覧いただきましょう。
巨人の先発は、6月の月間MVP、2つの完封を含んでいます、マイコラス。
立ち上がり、三者凡退というスタートになりました。
そして阪神の先発は藤浪。
この坂本が、1ボール1ストライクから、左中間の深い所、第6号のソロホームラン。
先制点は巨人です。
そして先ほども出ました、その守りのぴりっとした感じ、センターの俊介。
深い所まで打球、飛んでいきましたが、見事に抑えています。
巨人サイドでも先ほどレフトの亀井の、すばらしいポジショニングということで、なんとか巨人・マイコラス、阪神・藤浪、両チームの先発ピッチャーを守りでも、バックアップしようという野手陣です。
さあ、果たしてこのあと、先制巨人ではありますが、阪神タイガースがその流れをしっかりとキープすることができるかどうか。
それには、藤浪が次の1点、もう是が非でも巨人から阻止すること。
そのスピードボールがうなりを上げます、きょうのこの戦いの舞台は東京ドームです。
先ほどはセンターの俊介のすばらしい守備もありまして、ピンチに広げることはありませんでした、この藤浪です。
非常に両チームの野手陣の間にもいい緊張感が漂っている、巨人・阪神の伝統の一戦、3連戦の2戦目。
さあ、先ほど尾山アナウンサーからリポートがあった、藤浪のテンポ、リズムですね。
キャッチャーの鶴岡は捕ってすぐ投げるようにしている。
そのテンポの変化っていうのは、川藤さんもやはりそうですか?
もうそれね、このバッテリー間での一球一球、受けた、すぐ返した、すぐまたいく、これで攻撃的な姿に映りますよね。
確かにそうですね。
それをまもっとる野手にも分かるんですよ。
そうですか。
さあ来い!どこでもわしは捕ったる!いうような、そういう気になりますんでね、だから、ものすごいやっぱりリズムというものは、バッテリー間の呼吸というものは、ものすごい大事だと思いますね。
ですから、ある意味、俊介のさっきの守備は、藤浪のテンポが呼んだかもしれないと?
そうですよ。
なるほど。
確かに一球一球が長くなってくると、守ってる野手は、なんだろう、うーん。
もう、ええかげんにせぇ、この!言うてね、はよ投げんかい、そういうふうな気にさせたらだめ。
だめですか?そうすると援護も生まれてこない?
もう絶対無理ですね。
なるほど。
さあ、このバッテリーが生み出している、この投球のテンポ。
巨人サイドもこれ、マイコラス、相川のバッテリー、同じことが言えるでしょう。
この回は、マイコラスから1番の立岡、2番のベテラン、井端へと打順が巡っていきます。
きょうはこの東京ドームの観客席には、奥さんのローレンさん。
試合を見つめるその姿もありました。
マイコラスの当たりは、セカンド。
待って捕って、1塁は全力疾走のマイコラス。
今シーズン、3本目のヒットが出ました。
今の上本の守り含めて、川藤さん、いかがですか?
今のはもう、しかたないですよ。
やっぱり上本は少しライト寄りに守ってる。
そこにちょうど当たりの悪い、ピッチャーの頭を越えた打球ですんでね。
ただ、このタイガースサイドからいけば、8番、9番から始まる、下位打線から始まるイニングというものは、その確実にやっぱりアウト、計算できるような流れですんでね、そうしないと、…に入ってくる、非常に苦しいイニングになりますね。
なりますね。
さあ、バントの構え。
送りバント、鶴岡、1塁を指示。
うーん、ちょっと巨人にテンポよく攻撃を進められてしまいました。
だからやっぱり、先制点、そしてマイコラスの出来。
あらゆるものがこう、いい流れを今、ジャイアンツベンチのほうに向いてますね。
初球で決めた立岡のリズムですよね。
これもリズムですね。
さあ、まさに藤浪がここで2点目を与えないこと。
これが藤浪の精神力を見る点では楽しみですね。
そう。
ただここで、粘り粘り、それも持ち味の一つの井端です。
この次の坂本、亀井、だからやっぱりかいを出したら、もうだんだんプレッシャーのかかるイニングになりますから。
ここで井端のバッターボックスは、センター前。
マイコラスは、サードで止めました。
もう、ホームベースに勢いよく突っ込もうかという、巨体を揺らしながら、マイコラスが3塁ベースを踏んで、回りかけましたが、すぐのコーチ、止めています。
立岡、初球バント。
そして井端も初球ヒットです。
どんどん来てますね。
来てますね。
川藤さんの言った、両チームの打線がいかに積極的に振っていけるか。
そして先ほどホームランの坂本がバッターボックスです。
…さん、そのホームランなんですが、2アウトだったので、思い切って振っていくことができましたと。
ストレートを迷いなく打つことができました。
先制できてよかったですと振り返っていました、坂本です。
迷いなくという今のコメントですね。
やっぱり、あの打席で入って、さあ、まっすぐか、スライダーか、フォークか。
迷いがあったら、すんなりバット出てませんので。
先ほどのやっぱり、坂本のバッティングというのは、なんの迷いもなくというものが、やっぱり確かに、本人のことばどおりですね。
打ったのはストレート。
力負けしない詰まりはあるだろうけど、川藤さんがいい意味で力が抜けていたという、だからヘッドが走ったという。
もう、速い球打つにはこれしかないというスイングでしたね。
そうですか。
さて、内野陣は今、これはダブルプレーを狙っています。
ランナーは3塁1塁です。
外野は下がりました。
当然、藤浪もさっきの打たれたストレート。
この坂本の印象というのは強く残ってるでしょう。
先ほどは1ボール1ストライクから。
今のも152キロ。
鶴岡の構えた所とはちょっと違いますけれども、力はありますか?
今のは力ありますね。
それでもう、藤浪は、ここは確かにゲッツー取りたい、三振取りたいっちゅう気持ちはあります。
だけど、そればっかり意識してサードランナーを返さない、返さないような気持ちよりも、どうでもええや!と、わしの球、打ってみぃという、そういう一球でしたんでね。
ここは変化球!バッテリー、エラー出た!2点目、ジャイアンツ、追加。
きょう、川藤さんが懸念されていた、そのミスという形ですね。
今のはちょっと、いただけませんね。
いただけない。
確かに鋭い曲がりの変化球ではありましたが。
やはりカットボール、スライダーですね。
そうですね。
記録はワイルドピッチ。
両チームのゲーム差、首位巨人、2位阪神に1.5。
藤浪が今、帽子を取って、一瞬、自分で気持ちを懸命に切り替えようと。
いう表情です。
2ボール1ストライクです。
この間にファーストランナー、井端はセカンドに進んでいます。
外野陣の守備位置は変わりません。
阪神タイガースのレフト、センター、そしてライトです。
あそこは本当にアウトを取るというよりも、バッターに集中してほしいという川藤さんの話がありましたがね。
うーん、フォアボールを与えた。
この流れを断ち切ることはできるでしょうか、藤浪です。
このあとが4番の亀井。
だからこういうときって、確かにピッチャーというものは、いいボール、もっとっても、そこで一番大きい要素、分ける要素何かいうたら、自分自身の精神的なコントロールでしょう。
今、藤浪は、投球のコントロールよりも、自分自身のやっぱり精神面でのコントロールを。
セルフコントロール?
ここがやっぱり落ち着きっていうものがね、今、少し外れてるんじゃないかなと思いますね。
そうですか。
ランナー2塁1塁。
止めたバットです。
サードの今成、ベースを踏んで、2アウト目。
3アウトを取りました。
しかし、バッテリーエラーがありまして、2点目を許した藤浪、首をかしげながら、今、ベンチに戻ります。
さあ、このあと阪神タイガースの打線は1番の上本からということになりますが。
藤浪のこの表情、ちょっと険しさが増したか、中西ピッチングコーチが声をかけています。
みずからのワイルドピッチという形で2点目が入ってしまいました。
こればっかりはね、やっぱりやったことはもう、元に戻らないんだから。
このあと、とにかくやっぱりきょうは3点までがやっぱり勝負になると思いますんでね。
両チームのピッチャー見てもね。
だからやっぱり晋太郎は、もう、3点以上やらないと。
特にこれ以上、3点目がもし取られとっても、先にやらないということですわね。
なるほどね。
ただ、本当にこのピッチングだけではなくて、見ていると、あのスライダーカットボールの曲がり方、すごいですね。
いや、本当に。
あれがストライクのところであれぐらいのキレがあったら、それは大変ですね、バッターはね。
ですね。
確認しましょう、川藤さん。
3点の勝負ですね、ここ抑えることですね。
ですから、藤浪、ここでもう一度、気持ちを、セルフコントロールで入れ直すこと。
あとはこのあと、1番からで、川藤さん、もみ返したいですね、やっぱり。
だから、こうしてタイガース打線が一巡で、きょうのマイコラスのできはどうなんだ?ということがね、分かったはずですから。
このあと注目の上位打線からの攻撃です。
1回から3回まで、阪神タイガース打線相手に、いわゆるパーフェクトピッチングを展開しています。
ただ、今度は、2回り目。
川藤さん、阪神タイガース打線、何か見せたいところですよね。
いやいやもう、だから、まあ、一回り見て、これはきょうのやっぱりマイコラス、球もやっぱり速い。
カーブ、あの緩急もある、確かにやっぱりすばらしいできですが、だけど、どう苦しめて、どうチャンスをまず作るかですよね。
そのためにも、この上本が、やはり出ることが一つの条件でもありますね。
そうですね。
ヒットか、それともフォアボールを選んでの、ランナーとしての存在感が増していきます。
1番上本、このあとが2番の俊介です。
そのあとが3番以下、福留、ゴメス、マートン。
6番に鳥谷、7番今成、8番キャッチャー、鶴岡、9番ピッチャーの藤浪というオーダーです。
ライトへ、長野。
うーん、まだマイコラスの前にランナーを出すことができません。
阪神タイガースです。
ちょっとボールを指に当てるシーンもありましたが影響はないようです。
あとは何よりもこのマイコラス、ストライクが先行してますよね。
そうですね。
だから、こういうふうな投球だったら、マイコラスは、もう自由自在な楽な投球でしょうね、今、ここまでは。
河村さん、そのあたり、関川バッティングコーチも、前回の対戦に比べると、スピードがないように感じるんだけれども、そのストレートに差し込まれているなと、タイミングをしっかり合わせていかないといけないと、そしてストライク先行でどんどん投げてくるので、最初から集中して打っていってほしいということです。
なるほど。
尾山アナウンサーのリポート、前回の阪神戦は5月21日でした。
この回は8回途中まで投げまして、96球、打たれたヒットが僅かに2本。
1失点という内容でした。
ここは2ボール1ストライク。
鶴岡と同じように、相川もマイコラスのボールを受け取ったら、すぐにへんきゅうしますね。
このお互いテンポがいいですからね。
ここで2ボール1ストライクになって、次の一球どうかなと思いますと、もうすーっとストライクゾーンに投げ込んできます。
今のがファウルでツーツー。
マイコラスのフォームも軽いでしょう?
そうですね。
力みのないフォームの中で、あれだけのやっぱり速いボールが投げられるというのは、やっぱり切れが出るんですよね。
ということはスピードガンの表示だけじゃないですね。
そして、このカーブなんですね、時々あるのが。
だから今のところ、このカーブは、結構、すっぽ抜けてますんでね、だからこの球をなんにも追いかける必要はないと思います。
これは追いかける必要はない?
それより速球に振り遅れないことが大事だと思いますね。
なるほど。
ここは打ち上げた、しかしバックネットを越えてファウルボール。
尾山アナウンサーのリポートにもありましたが、確かに、時折ある、すっぽ抜けてはいるけども、このカーブが邪魔だというね。
ただね、今でも、正確にはボールなんですよ、高めの。
あの一球を見逃せるか、見逃せないかがやっぱり、今後のこれからのマイコラスを攻略するかどうかですね。
ここはストライクゾーン。
今のはゾーンに入ってきましたね。
ゾーンに入って、やっぱり力負けしてますよね。
なるほど。
だから1球目への集中がいかに大事か。
ここはセカンドゴロです。
うーん、なおもまだランナーを出すことができません。
そしてこれから3番の福留。
最初のバッターボックス、川藤さんもおっしゃっていました、ちょっと福留が、高めのボール球。
福留はね、ここ最近、ずっとやっぱり交流戦明けから調子、よかったですよね。
ここへ来てちょっと疲れが出てきてるなと思うのは、とらえとるボールが、やっぱりファウルが多くなってきてるんですね。
なるほど。
フェアゾーンではなくって。
きょうなんかでも練習中、非常にそういうことを気にしてましたんでね。
だけど、いいときばっかりじゃねぇぞと、そんなもん、そういうときの繰り返しながら、お前がここまでやってきたんじゃねぇかと。
ですからもう38歳、本当に酸いも甘いもね、かみ分けてきたわけですから。
だからやっぱりタイガース打線の中で、この福留のことしの好調さ、それがやっぱり現在、この位置にあると言うても過言ではありません。
そうですか。
ここはファーストストライクを積極的に打っていって、村田が追いかけますが、スタンドに入りました。
それだけの存在感がやっぱりありますよね。
そりゃもう、全然違いますね。
それともう一つ、きのうでも打てる球はもうほとんどこの四隅に来てるんで、甘い球、ほとんどなかった。
だから、それだけやっぱり警戒されとるということですね。
そうです。
ボール3。
3ボール1ストライクです。
このあとの見極めですね、川藤さんね。
そう。
この一球。
ほんで自分が打とうとした際に捉えるか捉えないか。
うーん、今の見極め方。
今のもまっすぐでしょう。
まっすぐ。
まっすぐ待ちですね。
ここでスライダーでストライクを取りました。
さあ、フルカウントです。
流して、切れていってファウルボール。
またこの随所に高めのストレートが効いてくるんですね。
だから、福留が唯一、弱点とされるところはあの高さなんですね。
そこなんですか?
ええ。
じゃあこれ、計算づくでついてるわけですね?
いや、それは計算づくじゃないでしょう。
偶然そこに行ってる?
偶然か、やっぱりマイコラスの投球なんですよ。
ここは変化球でインコースへ。
だから、この今の福留の各打席見ててもね、やっぱきのうでもそうやけど、とにかく振って、振って、確かに甘い球、なかったです。
だけどファウルを5球、6球やってますからね。
これはどうだ?ライトへ、伸びていく。
さあ、虎の息を吹き返す、今シーズンの第15号。
阪神タイガース、マイコラスからきょう、初めて奪ったヒットは、福留の、今、ファンの完成を仰ぐ、見事なホームランとなりました。
あえて表情は変えず、マイコラス。
今福留、ゆっくりとホームイン。
川藤さん、しっかりと捉えて、前に飛んで、スタンドまでいきましたよ。
この姿が、これでタイガースにまた勢いというものを、おっ、このゲーム、いけるぞというふうな雰囲気にさせる一打ですよ。
させます。
存在感があります!
あります。
きょう奪った初めてのヒットがこのホームランですからね。
さあ、今度は先ほどの藤浪と同様、マイコラスが1点を取られたあと、ゴメス、そしてマートンに回る前に、食い止めるかどうか。
テンポのよさは変わりません。
だから、ゴメスも、この福留のあとの連発というものが、ここ2試合ほどあったんですよ。
この当たりは!レフトの前に落ちます。
うん!
だからこういうふうにして、福留が火をつけ、それにゴメスが乗って、その次のマートンも乗ってきたのが、交流戦明けのタイガースの戦い方だったんですよ。
このイニングっちゅうのは、ものすごいそういう意味では、いい流れを今、作ってきてます。
きましたね。
先ほどまで、全く流れてる気配がなかったんですが、福留の一発、呼び込みました。
バットを折りながらレフト前。
畳みかけるか、ゴメスが出たあとのマートンです。
ここ、ポイントですね。
ポイント。
ここでマートンがどう広げるか。
次の鳥谷、どういう局面を与えるかちゅうのは、大きなポイントになりますね。
センター返し!坂本のグラブの先。
さて、川藤さん、これこそ、まさに6番に鳥谷が今いることの意味。
だから、これね、この6番の今の鳥谷っちゅうのは、もうクリーンナップが普通だったら、クリーンナップ3人だけど、タイガースはここまでがクリーンナップなんだね。
ここまで、鳥谷までがクリーンナップ?
そのぐらい打てる、ランナーをかえせるポイントゲッターですから。
当然、ジャイアンツサイドもいや、ちょっとこれは今、阪神に勢いと流れが行ってしまってるなということで、輪が出来まして、ほどけました。
さっきは川藤さんが、ピッチングのコントロールじゃなくて、藤浪の精神面のコントロールだとおっしゃいました。
今度マイコラスの番ですね。
そうですね。
まあ、実戦になれば、技術よりももうここで自分自身の気持ちのコントロールほど、大事なものないんじゃないかなと思うぐらい、必要ですね。
さあ、マイコラス、表情が3回までとはちょっと変わりました。
バッターボックスは鳥谷。
現在の打順は6番。
しかし川藤さんがあえて今の打線、分析すれば、3番福留、4番ゴメス、5番マートン、だけではない、6番の鳥谷敬まで、これを含めて今、タイガースのクリーンナップ。
初球、変化球でストライクを取りました。
2球目。
顔の辺りに来ました。
147キロのストレートです。
ランナーがいます。
先ほどまでのテンポのよさから一転、一球一球の投球間隔が長くなりました。
ジャイアンツの外野陣は前に出ることはしません。
現在、1点のリード。
同点のチャンス、タイガース。
2ボール1ストライク。
このあとの一球、バッテリーは慎重になるでしょうね。
いい、楽しみな一球じゃないですか。
楽しみな一球です。
外、大きく外れた。
先ほどまではちょっとこんなボールはなかなかありませんでした。
ないですね。
それだけやっぱり力みですね。
打たれたらだめだという。
その力みがいい意味で全く3回までのマイコラスはなかったと川藤さん、分析しました。
ただこの場面。
変化球で2つ目のストライクを取りました。
ここまで見るとストレート、スライダー、あとはカーブ。
次のボールです。
ランナーはスタートを切ります。
だから、鳥谷は、こういうところで本当に冷静な男ですから。
だから今のワンスリーからもやっぱりまっすぐ待ちしとったと思うんですよ。
そうですか。
さあ、3ボール2ストライクから、ここでフォアボール。
塁が埋まりました。
満塁です。
さあ、2015/07/11(土) 13:54〜15:00
読売テレビ1
プロ野球中継「読売ジャイアンツVS阪神タイガース」[字]

次の瞬間、熱くなれ。THE BASEBALL2015「読売ジャイアンツVS阪神タイガース」東京ドーム

詳細情報
出演者
【解説】
川藤幸三
【実況】
河村亮
番組内容
大混戦のセ・リーグ。伝統の一戦で勝ち越すのはどちらのチームか?和田阪神が敵地に乗り込みG倒なるか!?

ジャンル :
スポーツ – 野球

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