10時になりました。
ニュースをお伝えします。
ギリシャ議会は、政府がEU・ヨーロッパ連合に提出した構造改革案について、賛成多数で承認しました。
今後、EU側との協議で、支援の再開に向けて道が開かれるのか、注目されます。
チプラス首相がEU側に提出した構造改革案を巡り、ギリシャ議会は10日、改革案を承認し、交渉の権限を一任するかどうか、審議を行いました。
ギリシャ政府は、EU側から3年間で535億ユーロ、日本円で7兆1000億円余りの金融支援を受ける代わりに、年金の支給開始年齢の引き上げなどを盛り込んだ改革案を提出しています。
議会でチプラス首相は、方針を転換して構造改革案に緊縮策を盛り込んだことに理解を求めました。
与党の一部の議員からは批判の声も上がりましたが、採決の結果、賛成多数で承認されました。
ギリシャ政府は11日のユーロ圏財務相会議や、翌日のEU首脳会議で、債務の削減など負担の軽減措置も求めるものと見られ、協議の行方はなお予断を許さない状況です。
エボラ出血熱の感染によって、甚大な被害を受けた、西アフリカの3か国の復興を支援する会議が開かれ、日本はことし、8000万ドル、およそ98億円を拠出すると表明しました。
ニューヨークの国連本部では10日、エボラ出血熱の感染で甚大な被害を受けたリベリア、ギニア、シエラレオネの復興を支援する会議が開かれ、3か国の大統領をはじめ、国連加盟国の多くが参加しました。
過去最悪の規模で広がった今回の感染を巡っては、被害を受けた産業の復興や、感染の再発を防ぐ医療や衛生面の整備などのために、52億ドル、およそ6400億円が必要だとされています。
会議では、リベリアのジョンソン・サーリーフ大統領が、感染の拡大防止に至るまでの国際社会の支援に感謝したうえで、着実な復興に向けて、改めて協力を求めました。
このあと、各国の代表が相次いで追加の支援を表明し、日本の中根一幸外務政務官も、日本としてことし8000万ドル、およそ98億円を拠出することを明らかにしました。
年内合意を目指す、日本とEU・ヨーロッパ連合のEPA・経済連携協定の会合が行われましたが、公共調達の市場開放などの分野で、立場の違いが埋まっていません。
日本とEUは、貿易や投資を自由化するEPAについて、5月に行われた首脳会議で、ことし中の大筋合意を目指し、協議を加速させていくことで一致しました。
これを受けて10日までの5日間、難航している分野を中心に、事務レベルでの協議が行われました。
これまでの交渉では、公共調達の分野が主要な課題となっており、EU側は日本国内での公共工事や鉄道事業などへの参入を求めているのに対し、日本側は、EU域内の電力事業への参入の拡大を求めています。
また、日本が乗用車の関税の撤廃を求めているのに対して、EUはチーズやパスタなど、農産物や加工品の関税の撤廃を条件にしており、立場の違いは埋まっていません。
交渉に当たった日本側の担当者によりますと、これらの点について、今回の協議でも大きな進展はなかったということです。
次の事務レベル協議はことし9月に行われる見通しです。
では全国の天気、まず雲の様子です。
台風9号に伴う渦を巻いた雲が南西諸島や九州を覆っています。
南西諸島付近には発達した雲も見られます。
きょうの天気です。
2015/07/11(土) 10:00〜10:05
NHK総合1・神戸
ニュース・気象情報[字]
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