家のローンに幼稚園代。
節約しても月々の出費は膨らむばかり。
一方こちらの女性は…。
夫のお金の使い方にお悩み中。
(三宅)でもね子どもの喜ぶ顔が見たいんだよね。
(松嶋)分かる。
いろんなもの渡したい。
会社ではお金に厳しい経理部長なんですが…。
家計を顧みない姿に不安は募るばかり。
でも大丈夫。
お金のお悩みまとめて承ります。
こんがらがった毎日を解きほぐそう。
いや今日のテーマは誰もが聞きたい…。
もう私が一番聞きたい。
松嶋どうなの?今の思い当たる節がある?全部ある。
うちもちょっとね毎月このごろ赤字。
貯金を食いつぶしてる感じ。
お金使うのは誰なの?私やの。
私かよ。
さあお悩みに答えて頂くきわめびとをご紹介しましょう。
家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
著書の売り上げ100万部を超える横山光昭さん。
赤字や借金で悩むお金の問題児8,000人以上の家計を再生させてきました。
そのモットーは…たった3つで成果が上がる驚きの発想とは?これは何だっていう感じですね。
「3つに整理すれば」。
(松嶋)やってもらおう。
まあ一般的には普通でしたら細かく家計簿をつけるみたいな事を考えると思うんですよね。
なかなかできないんですよ。
できない!でそこまでやらなくてもこの3つにですね分けて考えるようにすれば貯まってくというところを今日はお話させて頂きたい。
(松嶋)お願いします。
こんにちは。
よろしくお願いします。
節約してもお金が貯まらないという専業主婦平山有紗さん。
3歳と1歳の男の子のお母さんです。
冷蔵庫は…。
早速横山さん隠れた無駄がないか冷蔵庫の中をチェック。
きれいですよ。
そう。
これがいいらしいね。
できる主婦で。
でも家計簿まではつけられず正確な収支は把握できていません。
そこで横山さんが代わりに確認してみると…。
無駄遣いしているようには見えません。
大変なのは家のローンと学生時代の奨学金の返済です。
月々1万円の赤字だという事が分かりました。
ここで横山さんが注目するのはどの項目をいくら減らすかではありません。
目をつけたのはお金が出入りする通帳の使い方でした。
ああ〜。
幼稚園代を支払うのはA銀行住宅ローンはB銀行奨学金を返済するのはC銀行です。
そしてA銀行に夫の給料が振り込まれると生活費をB銀行に移動します。
急な出費で生活費が足りなくなると今度はC銀行からB銀行にお金を移動。
次の月返済が滞らないようC銀行にお金を戻します。
お金の流れが複雑で通帳を見ても使えるお金がどれだけあるのか把握できないのです。
そこで横山さんが取り出したのは色違いの3つの袋。
(松嶋)何何?これ。
この袋こそが極意だというのですが…。
伝授された平山さんは…。
へえ〜。
何?今の見てると収支ってどうなってるのかっていうのが分からないですよね。
はい。
おっしゃるとおりなんですよね。
今通帳いっぱいあったりしましたよね。
それを分類していきたいなという形で…。
こちら横山さんの秘密道具です。
(三宅)袋の3つがこういうふうに分類されてると?はい。
1つ目は日常の生活をするための「使う」という。
2つ目の「貯める」というところは仮に入院しちゃったとか仮に失業しちゃったとか何かあった時の生活防衛資金と。
あとは将来今すぐ使わないという部分で「増やす」という。
将来のものというイメージでつけて頂ければと思います。
平山さんのおうちではたくさん通帳出てきてましたよね。
これは全部基本的には「使う」というそこに分類されるもの。
いろいろ補填してたのも何もかも関係なくとにかく使う生活費だと。
一旦「使う」というとこに置いといて頂きたいと。
可能であればできれば1つの口座に合わせて置いといた方が当然分かりやすいと。
通帳が1つになる。
こうやって1つにまとめた事によって。
(三宅)1万円の赤字だってのがはっきりと分かった。
こっからどうするかですね。
そうですね。
実はですねもうちょっと調べてみると別に2つ通帳があったんですよ。
それがこちら。
(松嶋)あ〜。
お二人のお子さんの将来のためを思って出産祝ですとかお年玉とかそういうものをこつこつ平山さんは貯めてたんです。
平山さんご自身が奨学金返済にもありましたよね。
学生時代自分がそういうふうな経験があるのでこれだけは絶対に生活費としては使いたくないって思ってたんですよ。
泣けるね。
気持ち的にはすごい分かるよね。
うんうん。
すごく分かる。
でもそれは大きな間違いなんですよね。
え〜何で?赤字であるっていうところを削っていかなきゃいけないっていう事を忘れちゃっている方が多いんですよね。
まずはじゃあ…。
一旦嫌だとは思うんですけどもこの「使う」という袋のところに入れて頂いていいと思います。
嫌だ〜。
入れます。
はい。
入れた事によって家計は一応この赤字は消えますよね。
でもここで全部使わないように一部だけを使うと。
あとはきちんと貯めると。
何かがあった時のための生活防衛費と?はい。
(三宅)まず赤字がなくなってそれでも余ってるから生活防衛費に少しお金が貯まって。
それでももう少し余裕ができたらここへいくっていう考え方ですよね。
(松嶋)そこにたどりつく事ってできるのかな?今でいっぱいいっぱいやのに。
焦らなくて全然いいんですよね。
将来のお子さんの事老後の事すごい大事なのは分かるんですよ。
でも今の生活がきちんと本当成り立っていかないと将来も絶対ないんですよね。
貯められない方が今の家計の状況を把握してきちんとする事によってちゃんと貯まると。
これはだから今みたいに不安になっちゃうとどうしようどうしよう。
よしこれ株行ってやれみたいなね。
最悪や。
そういう方もいらっしゃいます。
(松嶋)だからここをきちっとできへんかったら株する資格もないよというぐらい思ってた方がいいよね。
そう思ってた方がいいって事ですね。
なるほど。
さあ続いては夫のお金の使い方が心配というお悩みです。
横山さんが解決へと導きます。
こんにちは。
すいませんお願いします。
夫のお金の使い方が心配だとお悩みを寄せてくれた…早速横山さんが聞き取りを始めます。
そこへ夫の圭一さんが帰宅。
横山さんのためにお茶菓子を買いに行ってきたそうなのですが…。
あれ?随分買ってきましたね。
分かるわ〜。
私この人やわ。
今気付いちゃったのか。
ふだんは値段も見ずレシートは捨ててしまうそうですが…。
横山さんが確認すると2,600円も買っていました。
更に…。
ティアラ!「欲しい」と言われるままについつい買ってしまうんだとか。
共働きの西田家。
家族4人で暮らすには十分な収入があるはずなんですが…。
今のままの生活を続けたとすれば横山さんの計算では夫が68歳の時借金生活に突入。
その時下の娘はまだ20歳です。
そこで横山さんある考え方を伝授します。
3つの物差しって言ってて。
消費であるのか浪費なのか投資なのかと。
生活に欠かせない支出は消費。
一方必ずしも必要ではない支出には浪費もあれば将来につながる投資もあります。
この3つを意識したお金の使い方をすれば無駄な支出を防げるというのです。
そこでレッスン開始です。
投資と言われ持ってきたのは…。
なぜかジャズなどに使うウッドベース。
これ典型的な親ばかっていうか。
早っ!まだ…。
目の前に並んだ過去の買い物。
ここに横山流お金のレッスンの極意がありました。
将来につながる投資だと思って買ったものも実際には浪費だったかもしれない。
過去を振り返る事が浪費と投資を見分けるレッスンになるのです。
そうなんですよ。
なかなかその…お父さん素直でいい方ですね。
真剣に考え始めましたもんね。
今回三宅さんと松嶋さんにも役に立つと思って買ったけれど浪費だった買い物というのを書いてきて頂きました。
俺今のお父さん見てていろんなものを思い出しちゃった。
私はもう「家庭用プラネタリウム」っていうのは天井に星をば〜ってやってこの曲をかけるっていうもう曲まで決めてた訳ですよ。
…っていう曲。
これとこの星が合ったら最高だっつって1回やったらそれだけ。
(松嶋)もったいない。
(三宅)それで終わりですよ。
ジャン。
これが使わへんのほとんど。
これたちって。
子ども用のスリッパもダイニングで冬は寒いやろうって思って買うけど全く履きたがらないのね。
このスリッパやったら履くかもこのスリッパやったら履くかもって買ってた時があって旦那に「なんぼ買っても無駄やで」って。
浪費浪費もう浪費や。
投資なんか何もしてへん。
開き直ってどうすんだよ。
投資してへん。
やっぱり大事なのは1回買ったものを自分はどういうふうに使うとか使わない傾向があるかっていうのを過去の自分の買い物から振り返る。
これ何か人生の縮図みたいなもんですね。
失敗をどう捉えるかでその人がどう大きくなるかっていう事ですよね。
はい。
浪費ではなく本当に投資になるお金の使い方をするにはどうすればいいのか。
そこで投資とは何か改めて考えてもらう事に。
投資とは…ジャン。
それからというもの…。
浪費なのか投資なのかを常に考えながらお金を使うというレッスンが始まりました。
果たしてうまくいくんでしょうか?再びお宅を訪ねると…。
お?レシートを浪費と投資に分けているようですが…。
これは妻の智子さんにしてみれば浪費。
きっと削れるはず。
そこで毎朝のコーヒーを自分でいれてみる事に。
少し手間はかかるけどこれなら一杯40円。
これは結構いい感じ…と思ったら。
これはあれですね。
「台紙セット花火」。
コンビニでビールと一緒に花火918円。
おとついの私。
ハハ〜ッ!かわいい娘が欲しがるものとなると相変わらず歯止めがきかない様子。
家計はもちろん娘の将来を考えてもこれは…。
(三宅)しつけとしてもね。
そこで横山さんによる最後のレッスンです。
旦那さんあの…私と?はい。
家族でよく来る吉祥寺での買い物デートが最後のレッスン。
(松嶋)旦那さんと娘さんで行くんやね。
1つだけルールを決めました。
1,000円以内で浪費ではなく将来につながる投資になる買い物をしてもらうのです。
のんちゃん行ってらっしゃい。
娘のおねだりにも負けず智子さんも納得のお金の使い方ができるんでしょうか?夢見るで。
デート開始から5分。
商店街で早速投資になりそうなものを発見。
1,000円しか持ってなかったら「たかっ」ってなるんだ。
何を買えばいいものやら。
ひとまずいつも来る公園へ。
700円するボートもぐっと我慢。
待って〜!代わりに向かったのは無料で楽しめる遊具乗り場。
お金をかけなくても楽しそう。
大丈夫?手離しちゃ駄目だよ。
ところが…。
え?アイス買っちゃうの?あ〜これはいつもの…。
公園を後にした2人。
しかしそこには…。
ガチャガチャや。
え?お父さんここはふんばりどころ。
ね。
またじゃあ…な?おうちにあるもの見てな?な?お父さんの試練やから。
あ〜いい子〜。
残すは将来への投資になる買い物だけ。
デート開始から1時間。
ついに価値ある投資を発見ですか?はいすいません。
買ったのは70円のあるもの。
何買ってもらった?お手紙?お母さんに言いたい事ある?な何で?お父さんがお母さんにお手紙書くから。
「いつもおいしいごはんをありがとう。
けいちののこ」だ。
すご〜いありがとうのんちゃん。
うれしい!70円が娘の成長につながる大きな投資に生まれ変わりました。
2015/07/11(土) 09:30〜09:55
NHK総合1・神戸
助けて!きわめびと「お金が貯(た)まらない」[字]
“きわめびと”は、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。3つに分けるだけの簡単な方法で、数々のお金の悩みを解決してきた。家計簿をつけなくても大丈夫って、本当?
詳細情報
番組内容
だれもが抱えるお金の悩み。細かく家計簿をつければ改善すると思っても、大変ですよね。それを、三つに分けるだけというシンプルな方法で解決できるというのが、8000人以上のお金の悩みに向き合ってきた家計再生コンサルタントの横山光昭さん。お悩みを寄せたのは、家計が毎月赤字だという20代の主婦と、ついつい物を買ってしまう夫の金銭感覚に悩む女性。全く違う二つのお悩みを解決に導くシンプルな方法とは?
出演者
【司会】三宅裕司,松嶋尚美,一柳亜矢子,【出演】ファイナンシャルプランナー…横山光昭,【語り】本上まなみ
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – その他
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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