うわ〜!また気持ちいいねこの海の風が。
夏の海が大好きな西村知美さんと海の幸に目がないダンカンさんが向かうのは穴場の島。
関西きっての魚介類の宝庫播磨灘に浮かぶ家島諸島。
本当ワクワクしますね!今日はですね美女と野獣の夏休みですよ大人の。
さあ夏!輝く海に命が躍る!最高最高最高!今回の「えぇトコ」は豊かな海に抱かれた播磨の港町を巡りながら潮にもまれた新鮮な海の幸を味わい尽くす旅です。
(一同)乾杯!平成の龍宮城かと見まがう島のかあちゃんたちのおもてなし!う〜んおいしい!あ〜分かるなその気持ち。
すごいおいしい。
漁師の島のちらしずしは播磨灘の宝石が詰まった玉手箱。
歴史とロマンの港町で出会ったのは…。
うまいどころの騒ぎじゃないねこれね。
殿様が愛した珠玉の味わい。
播磨灘は活きがいい!味がいい!そして何より人がいい!今が旬!命みなぎる夏の港町へ!心がワクワク波打つ旅の始まりで〜す!着いたよ〜。
そうですね。
うわ〜!まず2人がやって来たのは家島諸島の中心その名も家島。
あら?思ったよりも結構…古き良き日本の漁港の風景を色濃く残す家島は天然の生けすといわれる播磨灘のど真ん中。
魚介類の宝庫です。
あそこで屋台みたいなのが何か出てるけど。
あら!港の目の前の…はい。
これがチヌで。
チヌ?うわっ大っきい!あとこの下の方にいるんがハモ。
うわ〜!いやこんな大っきいの!これは?またすごい量!こっちはこういうのが普通ですか?うたせ?漁師のご主人が獲ってきた魚をすぐに屋台で奥さんが売るうたせ。
新鮮な魚を好む家島ならではのうたせは港の前のそこかしこにあります。
でもよく考えたら…目打ち置いてないのようち。
えっ何の話ですか?なんとわざわざ…ご婦人方の歓迎を受けているところに…先ほどのおかあさんが…わざわざ取りに行ってくれたの?そうやで。
早速…今朝播磨灘で獲れたばかり。
来た来た!うわ〜!凶暴そうだな〜!これからですね。
これからだよね!え〜。
やっぱり難しいんですね。
身を開いて中骨を取ったあと骨切りです。
よかったよ来なくて。
やってなきゃいけないですもんね。
できてなきゃ…。
これもおいしそうですけど…オオダテさんに行ってもらったら…。
こんにちは。
おばちゃんこんにちは〜。
おかあさんに日本一の…家島の人々に愛されてきたこれが干ガレ。
地元でガンドガレイと呼ばれる魚を干物にしたものです。
これを木づちでたたきます。
こうすると焼いたあと身から骨が外れやすくなるそうです。
これを軽くあぶって熱いうちに皮をはがし小骨を丁寧に取ります。
いっぱい骨がありますしそれに骨が硬いんですよ。
最後に自家製のタレに漬け込んだら完成。
来ました来ました。
どうもお待ち遠さまです。
これが干ガレ丼です。
うわ〜。
何か芸術的な盛りつけですね。
初めて見ますね。
果たしてそのお味は…。
これまた超スペシャルういま〜ですね。
うまい!かめばかむほどカレイの味がどんどんどんどん出てきますね。
おかあさんの秘伝のタレがねもうごはんにもピッタリ合いますし。
ものすごくおいしい!これね…おかあさん幸せですよ〜。
はいありがとうございます。
そして先ほど…白焼きしたハモに砂糖じょうゆを塗り丁寧に焼いていきます。
さっきまで生きてたついさっきまで生きてたハモ。
高級料理のイメージがあるハモですが家島ではどこのお宅でも自宅でさばいて料理します。
おいしいおかあさん。
ありがとうございます。
やっぱりふっくらしてますね。
このねタレがね甘辛くておいしいです。
うわっ。
とにかくおかあさんの料理もすごいうまいから。
まあありがとうございます。
本当そうですよね。
人間の本来の幸せを知らず知らずにですね味わってるのかもしれないですね。
そうですね。
ありがとうございます。
僕もおかあさんの料理があって本当うれしい。
おいしいもの頂けてよかったです。
宝の海に感謝する家島の人々の真心を頂きました。
海の恵みを糧に人々が伸び伸びと暮らす家島。
夏。
港は潮の香りに包まれゆったりとした島の時間が流れます。
こういうとこでのんびり暮らすのもいいですかね。
確かに。
もう時間の流れが全然違いますよね。
ゆったりと流れてるって感じがしますね。
これ…港に面した急斜面に張り付くように建てられた家々。
平地の少ない家島独特の風景。
あら〜!あれ?これかなり急ですよダンカンさん!これ嫌な予感がしますね〜。
行ってみますか?あら〜これかなり急ですよ。
これだって…これお風呂だよ。
迷路のように張り巡らされた急勾配の…うわ〜!気持ちいい〜!苦労して来たかいがありましたね!やっぱりここまで来たご褒美ですね!まさしくご褒美ですこれね!はあ〜風がとにかく気持ちいい。
すがすがしいですね。
家島の港町を一望できる高台。
潮風を一身に浴びて満喫する島の夏です。
海山風。
豊かな自然に抱かれて島の人々はおおらかに生きています。
あれ何だろう?続いて2人は夏の疲れも吹き飛ぶ元気あふれる人々と出会いました。
こんにちは!
(一同)こんにちは!日舞の先生ですか!漁師のご主人が獲った自慢の魚をそれぞれの家で料理して持ち寄る。
家島の日常の風景。
豊かな海からの贈り物です。
(一同)乾杯!ありがとう。
元気で…。
うまい!名物…夏家島でそうめんといえばこれ。
ハレの日にはメバルがタイに変わる事もあるといいます。
このお汁で。
どうですか?そうめんがすごい!中の中まで味がしみてて生臭さが全然ないですね。
出汁がよくとれてる。
豪快に一匹丸ごと煮つけたメバル。
もちろんこの日獲れたものです。
ほかにも…島の宴会には欠かせないワタリガニ。
豊富に獲れるシャコはお酒のつまみとして子どものおやつとして島のみんなが大好きな味です。
本当においしい!味が濃い!そうすると…なるほどね。
イカの肝も食べてみて。
イカの肝?家島でハリイカと呼ぶイカの肝です。
ん〜!おいしい〜!あ〜分かるなその気持ち。
トロリとすぐに溶けました!イカもまたね本当軟らかくて。
どれもおいしかった!どれもこれもおいしい!獲れたての魚よりオススメ?家島ならではのその料理が…。
何?これは。
エビカレー。
エビカレー?エビの殻で出汁をとりその身をカレーに入れたエビカレー。
家島では昔からカレーといえばこのエビカレーが当たり前の家庭の味なんだそう。
それやから…取って〜。
郵便で送ってき。
豊かな海にすごく皆さん感謝して生きてますよね。
感謝してるから…絶えない笑顔。
島に元気をもたらすのは豊かな海。
2人は再びあふれる命を求めて洋上へ。
向かったのは家島の南にある坊勢島。
家島からおよそ10分で着く隣の島です。
上陸しました!上陸しました!さあどうですか?違いますね風景がね。
ここはもうあれですよね。
まさしく漁師の港っていう感じがしますね。
平安時代比叡山のお坊さんが大勢渡ってきたと伝えられその名が付いた坊勢島。
今では島民のほとんどが漁業に関係しているというまさに漁師の島です。
ここは何だか…あっ神社ですか。
うわ〜気持ちいい。
海と生きる島の人々の祈りをずっと引き受けてきたお社です。
ここの神社でですね海の安全だとかたくさん魚が獲れるようにみんな祈っているんでしょうね。
しかも魚だって命がある訳ですからねそれを頂いて自分たちも生活を成り立たせている訳ですからね。
なるほど。
いろんな思いが込められて祭られているんですね。
命を与えてくれる海に感謝。
おいしいものにも出会えますように。
両側にこう花があるっていうのも癒やされますね。
本当ですね〜。
こんにちは〜。
おいしいものを食べたいあまりのずうずうしいお願いに快く応えてくれました。
突然ですみませんお邪魔しちゃって。
漁師さんが獲ってきた新鮮なちりめんを食べさせてくれる事に。
これちりめん。
おいしそうですね〜!いっちゃいますか?うわぜいたくに!そりゃあそうですよね。
いやこれおいしいな〜。
漁師の海に沈む夕日。
家島諸島は夕日の名所でもあります。
夕暮れ時の海からの本当風が心地いいですよね。
そうですね〜。
散歩するのも気持ちいいでしょうね〜。
この島の風もごちそうですよ。
きれいですよね赤みがかって。
薄いあかね色のシルエットでね。
いいもんですよ。
また出ていく船もあるし。
本当活気のある港ですね。
そんな港で島の魚を味わうならと漁師さんに教えてもらったのがお寿司屋さん。
島の魚をいかにおいしく食べてもらうか。
そればかり考えているという池田さんが腕を振るいます。
こちらのお店でオススメのメニューって何ですか?大きく来ましたね。
たぶんじゃん!ご主人…。
たぶんと言いながら本当は自信ありの旬の播磨灘の幸をふんだんに載せたちらし寿司。
果たして出来上がりは…。
うわ〜頂きます!うわ〜!ずっしり上に載っかってますよ〜!うれしい!ぜいたくですね〜。
坊勢島の獲れたてのものしか使わない夏の旬のベストメンバー。
島の漁師が海から頂いたありがたい命。
腕によりをかけ最高のおいしさを引き出しました。
池田さん入魂至極のちらし寿司です。
これは?ハモしゃぶ。
湯引きしたハモ。
ちらし寿司に載っかってる自体が何かすごくぜいたくな感じがしますけど。
ぜいたくですよね。
地元ではアマテと呼ばれる旬真っ盛りのマコガレイ。
身がギュッて締まってますね!やっぱりおいしいです!食感がすごくいい!これがね宝石箱ですね。
その中で一番いいやつをトッピングしてって事ですよね。
変わります!もう完全に変わりますね。
って事はこの器イコール播磨灘って事ですか?そうですよね。
そうですねそういう事ですね。
海があるみたいなものですよね。
播磨灘の旬が詰まった宝石箱でした。
家島諸島を後にし次の港町へやって来ました。
家島諸島の北に位置する播磨灘に面した漁港。
奈良時代からの歴史を誇る港町。
まるで室内にいるように静かな湾である事からその名が付いたといわれています。
かつて西国大名が参勤交代の際に上陸し土地の味を楽しんだ宿場町でもあります。
ダンカンさんと別れた西村さん。
タイムスリップしたかのような古い家並みが残る町へ。
あれ何で…ちょっと行っていいかしら?何でしょうね?こんな立派な瓦の屋根つけるっていうのは。
どうしても正体が気になる西村さん。
すみません。
うれしい!…で気になるこれの正体は?地元の方…。
ちょっとした疑問がいろいろと…。
すみません大丈夫ですか?突然。
ええやろ。
え〜ありがとうございます。
教えられた…あそこですね。
こういう何か住宅が密集している所にポンッとお寺があるんですね。
港町室津を800年以上見続けてきた浄運寺。
町の人の心のよりどころです。
こんにちはすいません。
こんにちは。
あれはね…こちらのご住職ですか?はいそうです。
どうもすいません。
突然お邪魔しちゃって。
実が収穫される初夏は梅干しを作る時期でもあります。
昔と変わらぬ梅干し作り。
作物を腐らせず食べるための工夫が日本人に愛される伝統の味になりました。
あらそうですか。
そうそうそう…。
え〜!実はこちらのお寺目の前はすぐ海。
播磨灘に面しています。
心地よい潮風が吹き抜ける境内。
待つという時間も楽しみになります。
あら〜。
これがうちの残ってためていった梅干しです。
10年以上たっています。
この色やったら。
10年を超える年月ずっとうまみを蓄えてきた梅干し。
見るからに深いその色合い。
果たしてお味は…?これこれもう…うわ〜頂きます。
うん!お〜!これぞやっぱりね日本の昔からある梅干しの味なんでしょうね。
そうですね。
塩がもっともっと奥の深くまでしみてるっていう。
そうですか。
忙しい時代ですから何でも早くする事が値打ちあるように言っていますけれども時間をかける事が優しい事であり心を作る事だと思うんですけどね。
それがこの味になってるんだと思うんです。
自然の摂理に逆らわず時間をかける。
室津の緩やかな風土が育んだ梅干しです。
(大林)この土地に梅が合ってると。
ほかの作物を植えてもうまく育たない。
結局はね潮風だと思うんですよ。
潮に含まれる何かが梅にはいいんだろうと。
土地に合うっていうのはそういう事やと思うんですわ。
なるほど。
海が魚を育ててくれてこの潮風がおいしい梅を育ててくれるって事なんですね。
まあそう思ってます。
一方ダンカンさん。
室津の漁港にいました。
この港町ならではのおいしい魚を探しています。
夕方になると船が漁から続々と戻ってきます。
その日獲れた魚と共に男たちが帰ってくる港には漁師の奥さんたちが集います。
荷揚げの作業を手伝うためです。
これ?はいそうです。
そしておかあさんベタボレ漁師のご主人がこちら!恥ずかしい恥ずかしい。
大きいじゃないですか。
いや〜こんなんこまい。
こまくないですよ。
(ひとみ)まだ小さい方やで。
(ひとみ)ほらほら。
でかいですよ!気性のいいご主人がこの日獲ってきたのがこちらのエビ。
(ひとみ)コブトエビいうんやけどね。
コブトエビ。
播磨灘を代表する夏の味覚です。
やるわ。
食うてみ。
うん!うん甘くて…。
…とクルマエビまで。
さすが奥さんがホレる男っぷり。
これぞ室津の漁師さんです。
きれいだな〜。
間違いなくこれ…。
クルマエビ頂いちゃいましょう。
ほんまはおねえさんに食わしてやりたいんやけどな。
あ〜…。
選別してるみたいですね。
こちらでは大勢で集まって水揚げ作業。
こんにちは〜。
いらっしゃい。
水揚げがピークを迎えると港は旬の魚の選別でにぎわいます。
そこで活躍するのもやはり女性。
どれですか?あれ小さいやつ?そうそうそうそう。
いや〜待ってましたよ〜!ダンカンさんアナゴの到着に胸が高鳴ります。
待ってましたよ〜!お待ちしてましたよ〜アナゴ船!おお〜!栄養豊富な播磨灘で元気に育ったアナゴ。
うわ〜!すげえすげえ!鮮度最高のアナゴ。
地元室津での最もおいしい食べ方は?という事で…魚を知り尽くした漁師の奥さんたちがダンカンさんにおいしいアナゴを食べさせるため集まってくれました。
もう早速さばいて。
立派なアナゴだ。
この辺の…本当…。
そういう事?そういう事ね?うんそう。
旦那さんと協力して二人三脚でこのアナゴをいろんな所に提供している訳だ。
白焼きしたアナゴを…。
うわ〜!うわ!うわうわうわ!このまた匂いがね。
いい感じだ。
室津漁師の奥さんならみんなさばけるというアナゴ。
ただ最初から見事な腕前だった訳ではありません。
姑から嫁へ。
伝統の焼きアナゴは室津の女性が代々守ってきた味。
さあいよいよ食べ頃です。
ダンカンさん一匹を丸ごと…。
ぜいたくに。
表面はカリッとした感じ。
中がフワ〜で。
炭火やから。
すんげえぜいたく。
あ〜おいしい。
幸せ幸せ。
焼き上がったアナゴを細長く切って巻き寿司の具材に。
タレがごはんにしみ込みます。
これが室津自慢の巻き寿司その名も…。
祭りや親戚の集まりなどハレの日には必ず作られるアナキュウ。
子どもから大人までみんなの舌と心を満たしてくれます。
漁師の奥さんたちが港町ならではのVIP席を急きょセッティングしてくれる事に。
テーブルクロスは蚊帳を切ったもの。
いい感じ。
ねえ!緑に囲まれた穏やかな入り江で頂く播磨灘伝統の味です。
どうですか?室津はアナゴがなかったら巻き寿司ができないぐらい。
すごく合う。
タレもごはんにしみ込んできてキュウリがシャキッとして食感もいいしね。
明るさがはじける室津の夏の名物をもう一品。
先ほどのコブトエビを使ったかき揚げ。
彩りのインゲン以外は全てエビのぜいたくなおかず。
タレをかけたごはんに載せてエビの甘みがギュッと詰まったかき揚げ丼の出来上がり。
こんなに甘いんだ!これ獲ってすぐのものの方が数倍うまいね。
自然の味には勝てないですね。
新鮮なものには勝てない。
おいしいもの世の中にいっぱいありますけどねいかに新鮮かいかに自然かですね。
ここで生活してここで働いている人たちのこれは特権ですね。
もうこの室津が大好き。
文化もあって歴史があってこのすばらしい港がある。
それ以上に…分からせてくれますよね。
2015/07/10(金) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
えぇトコ「命あふれる港町を行く〜兵庫・播磨灘〜」[字][デ]
旅の舞台は、播磨灘にもまれた豊かな海の恵みあふれる港町。ハモ、アナゴ、メバルそうめんにちらし寿司!旬の味覚を堪能し、笑顔がはじける地元の人々と出会う旅。
詳細情報
番組内容
新鮮な魚が自慢の港町。漁師の奥さんが獲れたての魚を生けすで売る屋台「うたせ」を訪ね、播磨灘直送の刺身に舌鼓。屋台でも自宅でも旬のハモを気軽に調理して食べている。島の祝い事に欠かせない、新鮮なメバルを丸ごとのせた「メバルそうめん」や、旬の魚で作るため季節ごとに変わる「ちらし寿司」…地元の人が誇る夏の味覚を心ゆくまで堪能!海の恵みに感謝して暮らす土地の人びとから、「元気」のおすそわけをいただく。
出演者
【出演】ダンカン,西村知美,【ナレーション】島よしのり,橋本のりこ
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
情報/ワイドショー – グルメ・料理
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:36065(0x8CE1)