大型で非常に強い台風９号は今日午後に沖縄地方の近海をゆっくりと通過。
沖縄本島や宮古島は暴風域に入ったまま。
沖縄県南城市では午前１時過ぎに４９．９ｍ、渡嘉敷島で午前１０時過ぎに４３．４ｍ、那覇市で午前６時前に４１．２ｍの最大瞬間風速をそれぞれ観測した。
沖縄県内では、強風により各地で電柱や木が倒れたほか遊歩道を歩いていた人が波をかぶって転倒するなど２３人が重軽傷を負った。
また、県内では一時、最大でおよそ４万２２００戸が停電。
現在も一部地域で復旧作業が続いている。
空の便や海の便は朝から欠航が相次ぎ交通機関に大きな影響が出た。
こうした中、鹿児島市では海水浴場が海開き。
九州地方は台風９号の影響で昨日に続き、気温が上昇した。
大分県日田市で今年全国で一番となる３７度を観測したほか、熊本県熊本市で３５．９度など、九州の１２地点で３５度以上の猛暑日。
全国２６２地点で３０度以上の真夏日となった。
熱中症と見られる患者が多数出たという竜南中学校です。
救急車が続々と到着し、患者を運んでいきます。
熊本市の中学校では体育館での授業中、２６人の生徒が体調不良を訴えそのうち２４人が病院に運ばれた。
いずれも熱中症の疑いが高いと言う。
一方、東京都心では気温こそ３０度は超えなかったものの久しぶりに日差しが届いた。
今月に入り、昨日までの東京都心の日照時間はわずか２４分。
今日は太陽が顔を出し、夏らしい空模様に。
関東地方は週末にかけて晴天が続き、お出かけ日和になりそうだが、梅雨の晴れ間は熱中症になりやすく、小まめな水分補給など、対策が必要更生を誓っていたはずのかつての人気タレントが再び事件を起こしました。
田代まさしさんが女性のスカートの中を盗撮した疑いで警視庁の事情聴取を受けていることがわかりました。
警視庁は書類送検する方針です。
今年３月、都内で出版記念トークライブを開いた元タレントの田代まさしさん。
現在は薬物依存者の社会復帰を支援する施設でリハビリ生活を送っていた。
田代さんは、法務省のイベントでも僕はまだ立ち直っていませんと、社会生活への復帰途上であるとの発言を繰り返していた。
そして今日…駅員からの通報を受けて、警察が駆けつけたところ、田代さんは盗撮したことを認めたということです。
警視庁などによると、今月６日午後６時４０分頃、東京・世田谷区の二子玉川駅ホームで盗撮をしている男がいると通報があり、警察官が駆けつけたところ、田代さんが女性のスカートの中を携帯電話で盗撮したことを認めていたことがわかった。
盗撮されたと見られる女性はそのまま立ち去り、被害届は出ていないとのこと。
田代さんは２０００年にも目黒区の都立大学駅で女性のスカートの中を盗撮したとして書類送検されている。
この事件について、３月に出版した本の中で芸能界のストレスを理由に挙げていた田代さん。
警視庁は、田代さんから詳しく事情を聞くなどの捜査をしていたが、東京都迷惑防止条例違反の疑いで田代さんを書類送検する方針。
ピンク色のリボンのようなものを身につけているのは女性の弁護士たちです。
およそ１００人で安保法制に反対する集会を開きました。
この安保法制、政府・与党は来週１６日の衆議院通過を目指していますが、最も重要な問題に対する安倍総理の答弁が定まっていません。
頭が混乱して全くわからないと指摘されたのは、集団的自衛権が使えるという存立危機事態をどう認定するのかをめぐる安倍総理の説明。
例えば、アメリカが北朝鮮と戦争を始めた場合にどういう状況なら集団的自衛権を使って自衛隊がアメリカの軍艦を守るのか、具体的な事例が定まっていない。
我が国への攻撃切迫に、米艦が攻撃される明白な危険が加われば集団的自衛権が使える存立危機事態に認定できると初めて明言した安倍総理。
しかし、先月の答弁では明白な危険ではなく、実際の攻撃の着手が必要との認識を示していた。
米艦への攻撃の着手から、明白な危険へと条件を緩和した形。
答弁が揺れる背景には、安倍政権が憲法に違反しないと主張する極めて限定的な集団的自衛権の矛盾がある。
限定的を強調しようとすれば、個別的自衛権で対応可能と指摘され、逆に、集団的自衛権でしか対応できないと強調すれば、自ら限定した要件に当てはまるかどうかが問われるジレンマ。
最終的には、総合的な判断とせざるを得ない答弁にも安保法制の曖昧さがにじんでいる。
一方、こんなやりとりも…早ければ来週１５日の委員会採決、翌１６日の衆議院通過を目指す政府・与党を野党側はたびたび牽制した。
また先ほど野党各党の党首が会談し、強引な採決は認められないことで一致した。
しかし、与党側からは来週以降に審議を延ばしても状況は変わらないという声も聞かれる。
東京・有楽町では東京の３つの弁護士会に所属する女性弁護士およそ１００人が安保法制反対の集会を開いている。
ピンクの布を身にまとった女性弁護士は、安保法制は戦争を身近にする、成立すれば子どもたちや暮らしに大きな影響が出るなどと訴えた。
東京の３つの弁護士会が女性弁護士によるこうした抗議集会を開催したのは初めてで、安保法制に問題があることを市民に知ってもらうため引き続き訴えていきたいとしている。
このように与党が衆議院の通過を急いでいるのはなぜなのかということですが、こちらをご覧ください。
憲法に規定されたこの２つのキーワードが問題なんですよね。
これは衆議院で可決された法案が６０日以内に採決されない場合、衆議院でもう１度３分の２以上の賛成で再び可決すれば、法案は成立するというルールが憲法に書かれているんです。
つまりこれ、時間切れ戦略にも使われるわけですね。
会期末は９月２７日なんですけれども、このルールを適用するために６０日逆算しますと、もろもろ手続のことを考えると今月２４日、あと２週間で衆議院を通過させないとこの戦略は使えないということですね。
だからこの辺りの日付をめぐって駆け引きがずっとこれから続くことになるわけですよね。
しかし、何度も言いますけれども、本当に時間なのか、中身の議論の積み上げなのかもう一度考えてほしいという声がこれだけ高まっているわけですけれども、この過程の中では強行採決も考えられるわけですから、国の形を変えてしまう法案でそういった状況だけはちょっと見たくないなという気もしますよね。
数多くの事件の引き金になり、深刻な社会問題となっている危険ドラッグ。
去年夏には全国で２２６もあった販売店ですが、今日、最後の２店舗が摘発され、国内の危険ドラッグ販売店はすべてなくなりました。
やっているのはうちだけと話す最後の危険ドラッグ販売店。
新宿区歌舞伎町にあるこの危険ドラッグ店など２店舗の実質経営者、高橋弘容疑者と無職の二木信也容疑者ら３人が逮捕された。
高橋容疑者らは今年５月、店で指定薬物を含む危険ドラッグの植物片、およそ３ｇを７０００円で販売した疑いが持たれている。
危険ドラッグを置いていないと話す店員。
実は店のすぐそばにある使用されていない自動販売機の中に隠し、客からの注文を受けるたびに取り出していたとのこと。
自動販売機の中からは、危険ドラッグ５０袋が押収された。
取り調べに対し、高橋容疑者は指定薬物が入っていたかもしれませんなどと容疑を認めているとのこと。
この２店舗の摘発により、去年７月の時点で全国に２２６あった危険ドラッグ販売店はすべてなくなった。
一方で、今年に入ってからも７人が危険ドラッグが原因で死亡したと見られている。
インターネットで販売を続ける業者も複数確認されていて、警視庁などは取り締まりを強化している。
ＴＰＰ＝環太平洋パートナーシップ協定をめぐる日米の事務レベル協議が先ほど終わりました。
焦点となっているアメリカ産のコメの輸入量の拡大については１０万トンを挟んだ駆け引きが続いていて最終決着を持ち越しました。
ＴＰＰの日米交渉では日本が主食用のコメの特別輸入枠を当初主張していた５万トンからどれだけ拡大するかが焦点となっている。
複数の交渉関係者によると、今回の協議でアメリカは１０万トン以上の拡大を要求してきていて、日本側がアメリカとオーストラリアからの輸入量を合わせて８万トン程度が限界だとする考えとは依然、隔たりが残っている。
日米両政府はこの問題について、今月末にアメリカのハワイで行われる甘利ＴＰＰ担当大臣と巨額のコストが問題になっている新国立競技場。
文部科学大臣が安藤忠雄氏に説明を求めました。
建築家の安藤忠雄氏は２０１２年、新国立競技場のデザインを選ぶ委員会でザハ・ハディド氏の案を強く推薦し審査委員長として最終的に決定した責任者だが、巨額のコストが明らかになって以降、対外的な発言をしていない。
下村文部科学大臣は次のように述べ、安藤氏に説明を求めた。
また、下村大臣はデザインを選んだ当時の経緯について検証すべきと述べた。
いじめの可能性が高まった。
岩手県矢巾町の中学２年生、村松亮君が自殺した問題で、矢巾町の教育委員会が会見した。
会見した教育長は、学校からの指導後も生徒間でのトラブルが続き、トラブルに複数の生徒が関わっていたとしていじめがあった可能性がかなり高いという認識を示した。
教育委員会は今後、第三者委員会を設置する。
イギリスのキャサリン妃に抱かれカメラを見つめるシャーロット王女。
これらは５日に行われた王女の洗礼の儀式に臨んだ直後の写真で、９日に公開された。
撮影したマリオ・テスティーノ氏はポートレート作品で知られる世界的な写真家でウィリアム王子の母、ダイアナ元妃の自然な表情をとらえた写真でも次はまた中国人の爆買い。
舞台は経済危機のギリシャです。
価格が急落した高級不動産を買いあさり、中国マネーの存在感を示しています。
こんな中、ギリシャは期限ギリギリになってＥＵ側に財政再建策の具体案を提出しました。
１０日未明、首相府を後にするギリシャのチプラス首相。
この数時間前、期限ギリギリでギリシャはＥＵ側に財政再建策の具体案を提出した。
ギリシャメディアによると、再建策は消費税に当たる付加価値税について、レストランでの税率を１３％から２３％に引き上げるなど増税することや、法人税の引き上げなどが盛り込まれている。
また、批判の的となっていた早期退職制度を改め、年金支給開始年齢を引き上げるなど、これまでよりもＥＵ側に譲歩した内容。
ギリシャ政府はこうした改革で２年間で最大１２０億ユーロ、日本円で、およそ１兆６０００億円の収支改善を目指している。
その上でギリシャは、ＥＵに向こう３年間で５３５億ユーロの支援を要請した。
ＥＵ側は、１２日にユーロ圏首脳会合で協議する。
ただ、ギリシャ国内ではさきの国民投票で緊縮策反対が６割を占めただけに今回の政府方針への反発も予想される。
そんなギリシャだが、あの人たちは元気。
アテネを代表する観光地、アクロポリス。
経済危機の中でも連日多くの観光客が詰めかけている。
中でも目立つのが爆買いでおなじみの中国人。
観光の後は、お買い物。
買い物袋を提げて歩く彼らの姿は今やアテネでは見慣れた光景。
しかし、中国人の購買意欲はこれだけにとどまらない。
アテネ市中心部から車で３０分、高級住宅街に建つマンションに入ってみると…こちらが今、売りに出されている物件なんですが広いリビングからベランダに出ますと、目の前にはエーゲ海が広がります。
実は、経済危機の影響でギリシャでは不動産の価格が平均で３割も下落。
この部屋の場合、広さ３３０平米で価格は１００万ユーロ。
およそ１億３５００万円だが７年前には倍の値がついていた。
今のうち売っておきたい家主側の意向もあり、以前はほとんどなかった中国人との契約件数は去年、全国でおよそ１０００件に上ったと言う。
ギリシャのユーロ圏離脱の可能性が出てきたことで、現在は、やや模様ながめの雰囲気となっているが2015/07/10(金) 17:50〜18:15
ＭＢＳ毎日放送
Ｎスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。ＴＢＳアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したＶＴＲに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Ｎトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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