「チョイス」。
それは選択肢
実はお勧めの選択肢があるんです。
それこそが「チョイス」。
日本人の平均寿命。
男性は世界第4位。
女性はなんと世界第1位!でも安心してはいけないんです
日本人ってよく寿命が長いって世界でも一番だったりずっとしてますけれども意外に…
そう。
問題は寝たきりになるケース。
女性の平均寿命はおよそ86歳ですが寝たきりや介護が必要のないいわゆる健康寿命はおよそ74歳。
つまり12年間は助けが必要。
健康寿命少しでものばしたいですよね。
実はあるチョイスでのばす事ができるんです
こちらの90歳の男性。
杖が必要だったのが…?2か月でこのとおり。
一体何をしたの?実はたった3つの簡単な運動をしただけ。
更にこちらの女性は運動を続けてある能力が50歳代から20歳代に若返り。
「自分は運動をしているから大丈夫」と思ったあなた。
実は効果がないかも。
健康寿命をのばすにはある条件が必要
一体その条件とは?今日は健康寿命をのばす運動のポイントをばっちりご紹介しま〜す!
(星田)さあ今日は「健康寿命をのばす」。
平均寿命っていうのは聞いた事あるけどね。
ありますね。
健康寿命っていうのはいわゆる介護なしで「西に花が咲いた」と言えば西に行って「きれい」と言い「東に鳥が鳴いた」って言うたら東に歩いて鳥を見ると。
そういう事ができる年齢…。
いわゆる自分の足でしっかり歩けるって事ね。
自分の意志である程度のとこを動けるっていうか介護要らずにっていう事やね。
(小山)そうですね。
いつまでも自分の力で楽しく過ごせるようにしていきたい。
みんなの願いではあると思うんですけどもこういうデータがあるんです。
これは日本人の平均寿命と健康寿命。
ポイントは平均寿命と健康寿命の差です。
男性は9年女性は12年もあるんです
今日のチョイスはこの期間をできるだけ短くする。
健康寿命をのばして平均寿命にどんどん近づけていく。
平均寿命を短くする訳じゃない。
(笑い声)それで合わせていく訳じゃないから。
違います。
健康寿命をのばすっていう…。
こっちをのばすって事ですね。
…でずばりこれを目指すんです。
(星田浜島)おっ。
寝たきりにならない。
やみくもに運動するんじゃなくてどういう事をしたら一番健康寿命をのばせるのか。
ポイントを押さえていきたいと思います。
今日はスタジオもこうやって皆さんに運動して頂こうと思いまして準備してますので一緒にやっていきましょう。
ではそもそもまず寝たきりや介護が必要になってしまう原因というのはどういう事なのか。
健康寿命を短くしてしまうのはこういう事でした。
3週間前突然のけがで入院した…
いつも私は慎重だから竹ぼうきは長いからね。
こうやってつかまっていくのに何か滑ったんだか何かで…。
朝玄関先の石段につまずき転倒。
立ち上がろうとした時激痛に襲われました
すぐに救急車で病院へ。
当時の大崎さんの股関節のX線写真です。
転倒した時右足の付け根を骨折していました。
大崎さんを診た石橋英明医師です。
すぐに手術をするように勧めました。
そこで大崎さんは右足の股関節を人口股関節と入れ替える手術を受けました。
手術は無事成功。
しかし…
一般的に足の付け根の骨折を起こした時には大体歩行能力というのが平均するとワンランク下がるとはいわれています。
大崎さんはリハビリを2週間行っていますが以前の状態には戻っていません。
実は転倒して骨折する事が健康寿命を縮める大きな原因なのです。
ではそもそも転倒の原因は?
特に足の筋肉が弱ると体を安定して支える事が難しくなり転びやすくなるのです。
健康寿命を長くできるかどうかの鍵は筋肉に懸かっているのです
筋肉って本当に自分でつけるしかないものね。
使わんかったらどんどんどんどん痩せ細っていくからね。
余計に動けなくなって…。
けがしたらもう動かないから筋肉も衰えて…どんどん動けなくなる。
寝たきりになっちゃうって事やね。
まさに悪循環の始まりなんですよね筋肉の衰えというのが。
今回のチョイスブロックちょっといつもとは違いまして上が平均寿命の長さ。
そして下が健康寿命の長さを表しています。
寝たきりを予防するためにはやはり筋力の低下というのをなくす事が大事なんですよね。
今日はこの健康寿命をのばしていくためのチョイスを…。
いや〜理想よこれは。
それできたらねほんまいいねんけど。
ここまでのばして最後まで健康なまま暮らせるようにしていきたいという訳です。
早速この健康寿命の対策について詳しい専門家に伺いましょう。
東京都健康長寿医療センター研究所青柳幸利さんです。
お願いします。
お願い致します。
健康寿命っていうのは昔と今だとやっぱり数値のデータも違いますか?やっぱり元気にはなってはいますけれども寿命がのびた分だけ差が大きいですよね。
やっぱり差がとても重要だと思うんですね。
平均寿命と健康寿命の差…。
そうか。
平均寿命がのびて差が開いているって感じ…。
平均寿命がのびた分だけ健康寿命のびてたら問題ないですけれども…。
やっぱり転倒骨折というのが一番の原因になるんですか?そうですね。
これが一番大きいと思います。
そこなんですよね。
介護介助が必要になる原因なんですけれども脳卒中や認知症を抑えて最も多いのがこの運動器障害。
これが25パーセントですから4人に1人はこっちが原因なんですね。
病気ではなくて。
転倒の原因が筋力の低下です。
筋力が低下するとつまずきやすくなったりバランス能力が低下します。
更に筋力が低下すると骨が弱くなってしまうのです
へえ〜。
筋力低下して骨も弱くなる…。
不思議ですけどそうなんですね。
1つ目のつまずきやすくなるというのは?よくインナーマッスルとかいいますよね。
大たい骨と腰椎をつなぐようなそういう筋肉が衰えてくると膝が上がらなくなってくる。
またこのすねの前の筋肉。
ここが弱くなってくるとつま先が上がらなくなりますよね。
だから一気で上げてても引っ張り上げれてないって事なのね。
全体的に上がってない。
なのでこんな段差につまずくって事ですね。
2つ目バランス能力が低下する。
これも筋肉の影響?筋肉ですね。
姿勢を維持するために筋肉ってとても大事なので特にバランスの能力っていった時には年を取ると横にぶれてくるんですね。
歩いてる時にまっすぐモデルさんのように歩けなくなるんですね。
…で股を広げ気味に歩くようになったりして横の揺れが大きくなってくるんですね。
確かにね。
おじいちゃんおばあちゃんって。
特に若い人だと前に転んだ時に手が出たりするのでいいんですがお年寄りの方って横に転んでしまう事がよくあって…でこの大たい骨の骨を折ってしまう。
これが寝たきりの一番の原因になります。
横にぶれるからこっちに転ぶようになるんすね。
股も広げて歩くんですけれどもそれでは追いつかない…。
はあ〜…。
すごい分かりやすい。
そして気になるのが3つ目ですよね。
骨が弱くなる。
これなぜ筋肉…?骨と筋肉ってワンセットって考えて頂いて骨を筋肉で囲ってますね。
そうすると筋肉が縮まる事によって収縮する事によって骨に圧力が加わるんですね。
そっか!それがなくなってくると骨はスカスカになってきます。
筋肉の引っ張ったり緩めたりがなくなるから骨も鍛えられないって事ですね。
そういう事なんですね。
セットで考えて頂けるといいですね。
なるほど。
やっぱり一日動かさないとそれだけでも筋肉っていうのは落ちて…。
もうどんどん落ちてきます。
普通に生活していても1年で1パーセントずつ減少するといわれてますね。
はあ〜…。
横になって入院してしまうと1日1パーセントぐらい減少してしまうといわれてますね。
動かない事っていうのはすごく悪影響がありますね。
そのね健康寿命をのばすためにとにかく筋力の低下これを断ち切りましょう。
それを断ち切ったんは転倒する事もなくなる?そうです。
そして…。
寝たきりもならない。
筋力低下を食い止めて寝たきりを防ぐ。
そして健康寿命をのばす事ができるチョイスはこんな事なんです。
(汽笛)
静岡県の北部に位置する川根本町。
住民のおよそ半分が65歳以上という高齢者がとても多い町です。
お茶農家の植田榮策さん90歳です。
2か月前までは歩く時杖が必要でした。
ところが…
あるチョイスをして杖が要らなくなったのです
植田さんが行ったチョイスがこちら。
…ってあれ?ただ寝ているだけに見えますが実は立派な運動。
これがチョイスの1つ目
うつ伏せに寝て片手を上に上げるだけ。
うつ伏せになる事で肩に自分の体重が加わりじんわりと筋肉を伸ばす事ができます。
片手2分ずつ最後に両手を上げて2分。
1日1回行います。
2つ目がこちら。
床に座った状態で両足の裏をくっつけて前かがみになります。
これも2分1日1回行いました。
このストレッチのチョイスを勧めているのが…
川根本町福祉課の指導員。
2つのストレッチ運動を教え歩いています
一体このストレッチ運動の目的は?
年を取ると徐々に筋肉は減っていきます。
しかし変化はこれだけではありません。
筋肉を動かす機会がなくなると今度は筋肉を動かす範囲が狭まります。
特に股関節や肩の筋肉が動かなくなると体がいわば縮んだようになるのです。
こうなると体を動かす範囲が狭まりバランスが保ちづらくなります。
そのためにつまずきやすくなり杖も必要になるのです
そこでストレッチを行い筋肉を刺激。
体を動かす範囲を広げるのです。
植田さんはまずストレッチ運動で体の動きがよくなりました。
そして簡単な筋トレも行うよう指導されました。
その筋トレがこちら。
四つんばいになって手と足を上げるだけです。
これを1日左右10回ずつ行いました
植田さんは2種類のストレッチと筋トレを2か月続けたところ体の動きが回復。
杖が要らなくなりました。
なんと今では一人で物干しざおを片づけられるまでに
川根本町のチョイスすごいですね!
(一同)チョイス!イエ〜イ!すご〜い。
簡単やね。
静岡県の川根本町。
ここで行っていたのがストレッチというチョイスとそして筋肉トレーニング。
筋トレだったんです。
筋トレいってもすごい何か…こんな楽な…膝ついて。
これで健康寿命がのびる。
実際に先ほどVTRに出てきた植田さんも杖いらずになったと。
すごいよあの元気…。
私もっと激しいこういうのがあるのかと思いました。
息あがるくらいのね。
あんなんで本当に先生効くっていうか…。
体をあまり動かさなくなればなるほどあのくらいがちょうどいいと思うんですね。
体の…狭まってきてバランス悪くなると。
特に肩…私たち歩く時って左足出したら当然右手が出ますよね。
そうやって歩く時に足が出るとその反対…腕を振ってバランスを取るようになるんですね。
それが肩が固まってしまうと肩でこう…風切るような感じだったらいいんですけどそうでもないですよね。
そうか。
ここ動かさずに…。
歩けていたらバランス不安定ですよね。
だから自然にこれでバランスをとってるって事ですね。
バランスをとるっていうのが人間なんですよね。
ですからその可動域をいろいろリラックスさせてあげる。
どうしても速く反動をつけてやると筋肉とかけんがそれに反発するように動いちゃって切れちゃったりもするんですね。
そうか〜。
ですからゆっくりやるのが一番筋トレでいいですね。
やってみましょうか。
(星田浜島)やってみましょう!
まずはストレッチ1つ目
右手を上に上げて下さい。
そうです。
体楽にして。
…で伸ばした手の方に顔を向けて下さい。
右側ですね。
こういう事?このままです。
これでいいの?このままで2分。
たったこれだけ?はいそうですね。
楽ちんすぎてね。
すっごい気持ちいいよ。
気持ちいい〜。
気持ちいいというのは多分そこまで伸ばしてないんですよふだん。
そういう事か。
これ左右やる…。
そうですね変えましょうか。
今度は反対側…。
あっでも気持ちいいね。
これはいい。
これはいい。
いかがでした?簡単にできましたね。
気持ちいい〜。
こんなのなあ。
これが続かない訳がない。
何のリスクっていうか何のしんどさもストレスもないね。
何もない。
2つ目のストレッチいってみましょう。
今度は床にあぐらをかくように座って下さい。
あぐらをかくように座ってその両足の裏足の裏をくっつけて下さい。
足の裏…。
そうです。
これであとはもう前かがみに行けるところまで気持ちいいところまで行って下さい。
あ〜俺硬いわ。
はまじ軟らかいな。
あ〜股関節やね。
お〜っ…。
ここがビリビリきていますね〜。
そうなんです。
ほっしゃん。
そのとおり。
肩と股関節がポイントなんですよね。
特に股関節が硬くなってくるとどうしても腰が曲がってしまいますよね。
無理をせずに。
痛くないところで自分は体が硬いからっていう方はそれは構わないです。
気持ちのいいところで息を止めずにお願いします。
なるほど息を止めずに…。
でもだんだん何かここの痛さがちょっと伸びてきて気持ちがよくなってきますね。
そうすると歩く時に大股で歩けるようになる…。
そうか歩幅…。
老化の一番はあまり大股で歩けなくなる事が一番の特徴ですからね。
その逆に老化に逆らうようになります。
大事やわ。
これを2分続けて頂く。
1日1回で構いません。
1日1回。
はい。
これで…ありがとうございます。
ストレッチはもう終わり。
この2つです。
こっちがありがとうございますですよ。
ありがとうございます。
俺らがお礼言わんとなあ。
次筋トレでした。
今度は四つんばいになって下さい。
右手と左足を上げて下さい。
こう?右手と左足そういう事ですね。
はまじきれいやね。
…で床と平行になる高さを目指して無理なく。
これは静止するんじゃなくて交互に動かします。
まず右手左足いきますね。
で下ろして…。
もうすぐこう…。
そうです。
歩くようにするの?こういう事か。
これを繰り返して下さい。
どれくらいの速度で繰り返すんですか?一番いいのは3秒かけて…。
また3秒かけて戻すというくらいがちょうどいいですね。
なるほど。
この動きもでも随分筋肉には負荷かかってますよね。
これ結構きついです。
これ結構来るね。
はい来ます。
でもそんなハアハアなるぐらいではないよね。
しゃべる余裕はある。
しゃべってた方がいいです。
しゃべれる方がいいですね。
でもこれ何の道具も要らないからどこでもできていいかもしれない。
ありがとうございます。
もう恐らく20回ぐらいお話ししながらやってると思うんです。
これで筋トレになると…。
たったこれだけ?めちゃくちゃ楽やん。
本当にこれだけですか?ほとんど日頃使ってないところなので結構そのくらいでもいいと思うんですね。
あ〜何か気持ちいい!気持ちいいね。
ほぐれるっていうのは本当にいいと思います。
血行がよくなれば肩凝りもなくなりますしね。
腰痛も抑えられますしね。
すごい。
これ何歳になっても効果が出てきますか?何歳でも出てきます。
90になっても100歳になっても若い時と同じだけの効果が出るって事が証明されてるんですね。
遅い事はない…?ないんです。
例えば30パーセントぐらい筋力がアップするというのは若い人でもお年寄りでも。
ただお年寄りだともう筋肉がある程度衰えてきててそのところから3割増えていけば…。
ほう〜。
もう全然日頃の生活が変わってくると思うんですね。
だから杖を外せたって訳ですね。
3割アップしたら…。
ものすごく大きい事だったんですね。
すごい。
まずはこのストレッチそして筋トレによって健康寿命をのばして頂きたい。
そして更にのばすチョイスをご紹介します。
お〜っ教えて。
今静岡県は健康寿命をのばすためのチョイスを広めています。
その理由は?
やっぱり年を取るとともにご病気とかいろいろありますので…。
10年後の2025年。
静岡県民の4人に1人が75歳以上になります。
超高齢化社会の到来です。
そこで静岡県は3年前からある運動プログラムを始めました
(一同)チョイス!
それは…
どんなプログラムなのか。
その教室をのぞいてみましょう
じゃあよい姿勢をとって下さい。
大体皆さん胸を張るパターンですね。
自分ではすごい胸を張ってるイメージがあるんですけど腰をそり過ぎてしまう。
33プログラムで教えるのが正しく歩くための3つのポイント。
1つ目は足の運び方
歩き方です。
かかとから着いてつま先で蹴るんですけど空き缶があるようなイメージで空き缶を踏んで空き缶を潰すようなイメージで歩いてみて下さい。
そして2つ目は歩幅
後ろに1歩足を踏み出してみて下さい。
これでバランスがとれる範囲が適正な歩幅です。
3つ目は姿勢
だんだん歩いてくるとどうしても体がどんどん楽な方楽な方へ行くので最初のうちは胸が張れてるんですけどだんだん猫背になってきてしまうんですよね。
じゃあどういうふうに姿勢を正しくしていくか。
もうやり方は簡単です。
深呼吸をして頂いておなかを引っ込めて頂く。
この状態でウォーキングをしていく。
これが姿勢のリセットっていわれてるんですね。
この歩く3つのポイントを守ると効果が上がるというのです
ふじ33プログラムに参加している…
10年後は75歳になります
ウォーキングでやっぱり姿勢を正して歩幅を広くしてってそういうのをしなければ駄目ですよっていうのはそこで教わって私はそれを実行した訳ですけどね。
青島さんは歩き方の3つのポイントを守っています。
目標は1日20分。
更に歩数計をつけ毎日の歩数をチェック。
ふじ33プログラムで勧められ歩数を記録するようになりました
何かね毎夜寝る前にやらないと何か忘れたみたいな気持ちになって毎日やってますね。
そして青島さんがしている運動がもう一つ。
洗濯物を干しながら…片足で立つ筋トレです。
ふじ33プログラムで教えられました。
どれくらい効果があったのかを調べるのが目をつぶって片足で立つ閉眼片足立ち。
長い時間片足で立てれば立てるほど筋力とバランス能力が高い事が分かります。
これはふじ33プログラムに参加した230人のデータです。
参加前32秒だったのが…僅か3か月で43秒にアップ!
青島さんは僅か3か月で20秒から80秒に。
この結果は20代に相当。
すご〜い!青島さんふじ33プログラムこれからも続けますか?
続けます。
続けますはい。
時間的に取れない時はやらないんですけどやっぱり無理しちゃうとどうしてもね負担になっちゃうのでね無理のないところで続けようと思ってます。
チョイス。
う〜ん。
静岡県が健康寿命をのばすそのために今取り組んでいるというのが歩き方の改善という事でした。
ふじ33プログラムというプログラムの中で行われているという事なんですけれどもではこれについて更に詳しくお話伺いましょう。
ふじ33プログラムを勧めています静岡県健康増進課の土屋厚子さんです。
どうぞお願いします。
お願い致します。
失礼します。
ふじ33プログラムは以前この番組でも取り上げさせて頂いてすごい成果を上げてらっしゃる…。
本当に簡単な事なんですね。
本当に簡単な事です。
ねえ。
逆に言えばふじ33プログラムやる前の生活がいかに動いてなかったかっていう事にもなりますよね。
そうですね。
あれやりたい。
片目立ちのやつ。
片目立ちじゃない。
目は閉じて片足立ち…。
バラバラじゃないですか。
ハハハそうやな。
ふじ33プログラムでつまり筋力がついているかどうかをチェックするためにやってるんですよね?そうです。
はいそうです。
実は測定機器を使わずに自分で筋力とかバランスを見たいという事で開発したものなんです。
へえ〜。
ではお二人立って頂きまして…。
先生何座ってんの?先生も…。
(笑い声)えっ私も…?私も私も。
先生もやらないと…。
(土屋)それでは腰に手をあてて5センチぐらい自分の上げやすい足を決めていきます。
どっちがいいか…。
はい。
どっちがいいか。
ぐらついて上げた足が片一方の足にくっついてしまったりとか手が離れてしまったりとかしたら駄目です。
それではまいりましょう。
よ〜いスタート!えっもう駄目?ハハハハ…。
青柳さん浜島さんは年相応。
星田さんは年相応より劣っている結果でした
見て下さい。
青島さんさっきの片足立ちですね。
20秒だったんですよもともと。
参加前。
それが3か月ポイントを押さえて続けたら80秒に…。
すごいよね。
この改善…。
(青柳)すごいですね。
やってみて分かりますけど…。
改めてね。
やってみたら分かるけれども1分20秒よ。
1分伸びた…。
20歳代です20歳代。
80秒20歳代の…。
でも3か月ちゃんと続けたんですね。
ただ指導されたとおりに歩いているばかりだと自分がよくなってるかどうか分からない。
それはでも定期的にこうやって比べると「あっ私やっぱりバランス感覚もよくなってるんだな」って事が分かると。
筋力もついてる…。
すばらしい。
じゃあ今度はその歩き方を…。
お二人もう一度立って頂きまして…。
足の運び方ですね。
まずは前に出る時にかかとから着きます。
それでここで空き缶を踏むようにパタッと。
こういうふうにして進んでいくって事です。
こういう事?そうです。
ちゃんと足首を動かして…。
これが大事って事?この感じが。
この時の歩幅の大きさはどういうのがいいんですか?歩幅はですね今度は後ろに1歩下げて下さい。
その時に自分の体がふらつかないバランスがとれる範囲の幅。
よろめかない…。
それが自分のピッタリの歩幅だそうです。
なるほど。
だから歩きやすい…絶対横からツンってやられても大丈夫なぐらいのって事やね。
何かでもお二人の歩き方見てるとふだんよりも歩幅広い…。
(星田浜島)広い。
姿勢はですね上に手を上げて深呼吸の…。
それでそのまんま横にして下ろして下さい。
す〜っと深呼吸。
これが歩く時の姿勢です。
はあ〜…結構これ腹筋っていうかここにキュッて入ってるよね線が。
それでちょっと勢いをつけて先ほどの歩き方でいってみましょうか。
そうですね。
やっぱりふだんと違うからしんどいね。
あっそう?持ち上げてる感じがするっていうかこう…。
いつもこういう感じやから…。
あ〜…。
だんだんリズムが出てきますよね。
あっ確かにだんだん無理ではなくなってくる。
しんどいっていうとこがなくなってくるね。
ちょっとやってみよう俺今日から。
何分ぐらい?大体これは…。
そこですよ。
しんどかったらやっぱり…。
どれぐらいこれで今度は歩くのか。
ここがポイントになる訳ですよね。
よく健康なのは1日何歩ぐらい歩くとっていわれます?1万歩?僕もだから40分ぐらい歩かないとっていうのは聞いた事あるね。
…っていうふうにいわれますよね。
それぞれでも何となくいわれてるでしょ?何となく。
青柳さんが調べたんですよ。
1万歩でいいのか。
いや〜違う。
歩数ばかりを気にしてちゃいけない。
そしてどういう運動が体に最も適してるのか。
青柳さんが調べました。
うわ〜知りたい。
群馬県中之条町と協力して東京都健康長寿医療センターの研究チームは15年間にわたりどんな運動をしている人たちが健康なのか調べてきました
これが町民に身につけてもらった…
これが記録されたデータ。
横軸は時刻。
縦軸は体にかかった負荷です。
山が高ければ高いほど体に大きな負荷がかかっている事を示します。
15年間の追跡調査でついに健康長寿を導く運動の条件が分かりました
(一同)チョイス。
1日…歩数ってありますけど歩数が8,000歩以上。
その中にその人によって違うんですけども中くらいの活動ですね。
中強度の活動が20分以上含まれていると健康長寿になれるという事が分かりました。
1日8,000歩以上は分かるけど中強度の運動20分ってどんな事?条件にピッタリ合致しているお一人…
何年かに1回ぐらい風邪ひいた時は一回お医者行きますけどね。
あとは薬らしい薬はのんでません。
こちらが福田さんの健診結果。
血糖値やコレステロールなどほとんどの項目がオールA!すごい…。
では福田さんどんな時に中強度の運動をしているのでしょうか?最初は朝。
トイレのために起きて階段を上り下りした時でした
活動量計の測定結果で見るとこの赤線より上が中強度以上。
階段の上り下りだけで達しました。
2回目がご近所へ回覧板を持っていった時。
この小走りです
別に意識はしてないけど自然にそうなっちゃうんですね。
そして3回目。
福田さんが大好きなグラウンドゴルフでボールを打ったあとです。
小走り。
また打って…小走り。
この繰り返しで中強度の運動15分ほど。
そして夕方日課のウォーキング。
少し早歩きを心がけています。
中強度の運動が8分ほどありました。
福田さんこの日の中強度の運動の合計は25分ほど。
歩数も9,000歩ほどありました。
健康長寿のポイント8,000歩と中強度20分以上を満たしています。
中強度の運動といってもちょっとした小走りや早歩き程度なんです
必ず運動だとこうしなきゃいけないとかねルールだとかどういうふうにやったらいいかばっかり気になると思うんですがどんな活動でも必ず低強度だったり中強度だったりというそういう強度を含んでますのでね…これはすばらしいよね何か。
この中強度20分の運動という事。
それに加えての8,000歩。
これを目標にしてほしい…。
だから我々が思った運動より全然少なくて済むっていうか1万歩言ったけど8,000歩でいいし40分のウォーキングって思うたけど20分ぐらいで…。
しかも続けての20分じゃないんですよね。
これ4秒ごとにデータとってるんですね。
その足し算でいいんですね。
一日24時間全体で4秒間がいくつあるか。
…で20分。
続かなくて全然構わないって事ですね。
しかもウォーキングでやって頂かなくてもいいんです。
家事をやったり階段の上り下りなんかありますね。
全部でいいんですね。
24時間のうちでっていう事で。
はあ〜すごい簡単。
じゃあ買い物行く時にちょっとだけ早歩きとかでもいいんですか?
(青柳)それで十分なんですね。
お〜っ。
人間の体っていうのはある一定のところを超えるか超えないかってものすごく大事なんですね。
低強度から中強度に変わり目があるんですがそこに…中強度に一歩踏み込んだ時に体の反応ってすごくよくなる。
そのスイッチがポンッて切り替わり…。
(青柳)まさにそのスイッチです。
その瞬間に電力使うっていうか…。
なるほど〜。
でもそれを自分で計測するのは難しいですよね。
今1分とか…。
今何秒でとかね…。
それを自動でやってくれるというのが活動量計と…。
市販されてるんですか?そうなんです。
3,000円から1万円ぐらいです。
うわ〜欲しい。
歩数計ももちろんついてるんですけども更にどれぐらいの強さの運動したかというのも一緒に測ってくれるのが活動量計なんですね。
私も実はつけたんですよこれ。
今の今まで5日間つけてたんですけどもね。
これ今…今日でまだ半日ですけれども中強度が今12分って表示されてて…。
もうすぐじゃん。
だから家に帰るまでであと8分分中強度の運動ができればなと。
でも別に当然運動してませんよね。
今日だってこうやって「チョイス」のお仕事して…。
グラフでも表示されるんですこれ。
これちょっとうれしいな。
グラフとかなったら…。
ほらここにちっちゃくグラフが出てますけれども…。
赤いライン超えたのが中強度の事したって事か。
こういうところ。
これ赤いところ今超えてるんですけどもここなんかはまさに階段上り下りした時なんですよね。
これやったら何か自分でわざと階段とか上りたくなるね。
ねえ。
そうやろ?まさにそうですけども今朝家から出て電車のホームに行く時にエスカレーターもあったんですよ。
これを稼ぎたくなっちゃってね。
これはいい。
階段にするんですよ。
逆にいい事やんか。
小走りでええねんもん。
そうね。
そんなだから大変な事じゃないんですね。
結局トータルで筋力をつけるっていう事が…。
ただですね自分でやってみて気付くんですがこれ1年間365日の平均で8,000歩20分なんですよ。
一番いいのは1週間で平均値出して頂くのが一番いいですね。
ただし土日ちょっと家の中で引きこもってゴロゴロしてたとか。
ソファーに横になってたとか。
そういう2日間があると5日間の平均値をグンと下げてしまう。
それが一生涯続けられるかどうかって問題ですね。
そうかそうですね。
結局継続一番…。
珍しがってね最初のうちだけやるんじゃなし。
ですから特別な運動は私は要らないと思っていてとにかく日常生活の中で8,000歩20分をとにかく続けられるかどうかが本当に大事ですね。
すごいね〜。
特別な事いらないんだな。
これは何か久しぶりに芯食った予防っていうか何か…何て言うの?「やれるよ!」ってすっげえ光が見えるっていうか…。
特別な事要らないものね。
いや〜俺今すぐ親に電話かけたいもん。
教えたい。
いっぱい周りの…。
よかったです。
筋肉を維持するためのポイントというのを今日たくさんご紹介しました。
浜島さんいかがでしたか?いや〜もうこれいかに日常生活を…メリハリ?休む時は休んで動く時は動く。
楽しく作業するかに懸かってるなって思いました。
本当特別な道具とかお金とか一切要らなくて「今日は洗濯干すぞ〜。
お日様に当てるぞパンパン」でもいい訳じゃないですか。
本当にいかに生活を楽しんで行うかに懸かってるなって思いましたね。
いかがでした?ほっしゃん。
。
いや〜ちょっとびっくりした。
「目からうろこ」っていうか…。
究極はいわゆる平均寿命と健康寿命がピタッて合う事…。
こんなんだからみんながやり始めたらどんどん近い将来そうなっていくんちゃうかなって…。
何か人に伝えたい…。
あっそうね。
だから毎日20分楽しい事やればいい。
小走りになりたくなるような人と会えばええし孫と遊んで子どもと遊んで…。
どうしても地方都市ですと電車などが少ないと車でやっぱり移動が増えると思うんですけれどもやはりお年寄りの多いところそういったところでなおさらやってもらいたい事…。
そう思っております。
2本の足は2人のお医者さんって昔からいわれているようにやっぱりちゃんと2本の足で歩いたりとかして健康作りを進めて頂ければと思っております。
青柳さんには今日は客観的なデータやる気になるデータを紹介して頂きました。
日常生活の中で工夫できる事ってたくさんあって例えば掃除機をかけますよね。
かけてる時にこの身体活動計をつけて頂くと低強度なんですね。
でも中之条町の人は本体を抱えてやるような人も…。
そうすると中強度になります。
ほう〜ドラが1個乗る訳ですね。
まさに静岡県でやられてるあのながら運動みたいな。
何のために輪っかがついてるか分からないんですけどねそれでも持ってやると中強度になる…。
え〜っすご〜い。
そういうふうに工夫して頂くと大体1日2,000歩から3,000歩くらい家の中での生活ができてますから足らない部分。
8,000歩20分の足らない部分を外に出て人と会ったりするのが一番いいですよね。
じゃあ今後多分意味なく孫がだっこされる…。
孫よう分からんまま提げられて…。
それが一番いいかもですね。
掃除機やりながら遊びながら…。
おじいちゃんが孫に遊んでくれって頼むかもしれん。
おばあちゃんとか…「戦いごっこしてくれ!」っていう…。
楽しいよそうなったら。
みんな喜ぶ。
みんなハッピー。
そういう発想じゃないですかね。
面白い。
という事で最後に静岡県の取り組みなんですけども更に健康寿命をのばそうとこんな取り組みも行っています。
静岡県が行うチョイスを実行している…
(3人)チョイス。
そのチョイスとは健康マイレージ。
運動や体重測定毎食後の歯磨きお茶を3杯飲むなど健康によい事をするとポイントがもらえます。
そしてポイントがたまるともらえるのがこちらのカード。
このカードすごいんです。
おすし屋さんでは…
こちらのサービスの黒むつになります。
旬のネタが一皿無料。
コーヒー屋さんではカードを見せるとコーヒー豆が2割増量になります。
藤枝市内の60店舗以上がカードを持っている人へ特典を提供しています。
このねらいは…?
是非ですね…
更に意外な効果も。
相馬さんをまねして子どもたちも運動するようになりました
私も驚いているというか…やっぱり自分が親が手本になるんだなと感じました。
(一同)チョイス。
2015/07/10(金) 12:00〜12:45
NHKEテレ1大阪
チョイス@病気になったとき「健康寿命を延ばす運動術」[解][字][再]
元気で長生きしたい!その目安が「健康寿命」だ。少しでも健康寿命をのばしたい。そこで大切なのが「運動」。寝たきりを防ぐ簡単な運動や運動量の目安を紹介する。
詳細情報
番組内容
元気で長生きしたい!その目安が「健康寿命」だ。少しでも健康寿命をのばしたい。そこで大切なのが「運動」。寝たきりを防ぐ簡単な運動や運動量の目安を紹介する。【出演】星田英利、浜島直子、小山径アナウンサー ほか
出演者
【ゲスト】東京都健康長寿医療センター研究所…青柳幸利,静岡県健康福祉部健康増進課…土屋厚子,【司会】星田英利,浜島直子,【リポーター】小山径,【語り】佐藤真由美,江越彬紀
ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 高齢者
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz
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