6すてきにハンドメイド「ゆかた地で楽しむ さらりワンピース」 2015.07.09


レバーの濃厚なおいしさが口に広がります。

(テーマ音楽)7月の「すてきにハンドメイド」は暑い夏を心地よく過ごすために欠かせないリネンとコットンの特集です。
今回は日本のリネンコットンの代表格ゆかた地を使ってワンピースを作ります。
ゆかた地はさらっとした肌触りで汗の吸収も良く着心地抜群のワンピースができます。
足元はげたの代わりにサンダル。
ウエストにはご覧のように帯の代わりにベルトをあしらいました。
ベルトをしないでゆったり着る事もできます。
身幅が広いので風通しが良さそうですね。
涼しそう!生地の色や柄によってこんなに印象が変わります。
あなたならではのワンピースが楽しめますよ。
日本の夏にピッタリ。
ゆかた地のさらりワンピース。
ふだん着としてお出かけ着として一緒に作って楽しみませんか?日本の夏と言えばゆかたですよね。
ホントに最近は色や柄がいろんなものがありますから日本の夏を華やかに彩ってくれますよね。
そうしたゆかた地をワンピースに仕立てたものがこちら。
私たちが今日着ているものです。
ホントに軽くってこれをゆかたの代わりに着て夏祭りとか花火大会とか行きたいぐらいですよね。
一緒に行きたいです。
行きたいですね。
教えて下さる方ご紹介致します。
服飾デザイナーの松下純子さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
ゆかた地でワンピースってどうして作ろうと思ったんですか?そうですねここ最近ゆかたもブームですけれどもそれでもハードルが高いという方もいらっしゃいますので日本の気候にピッタリのゆかた地を気軽に身近に身に着けてほしいと思ってワンピースに仕立てたんです。
確かに着物よりはゆかたの方がまだ着やすいかなと思いますけど。
そうですね。
ちょっと帯の巻き方とかね「ちょっとまだ自信ないわ」という方には意外とハードルが高いからこれだといいですよね。
そうですね。
確かにアッパッパーですから涼しくてホントに簡単に着られますよね。
ホントに軽い。
軽いですよね。
涼しい。
このワンピースを仕立てるゆかた地どんなものかこちらをご覧下さい。
まず反物がございます。
ゆかた地の反物は35センチから38センチぐらいまで。
幅は割といろいろあります。
呉服屋さんとか専門店とか古着屋さん最近ではインターネットとかでも気軽に購入する事もできます。
柄がすてきですね。
柳にツバメですとかねおしゃれです。
更にこちらにはゆかたそのものがありますね。
こちらは寸法が合わないゆきや丈が合わないゆかたであったりちょっと派手すぎて着られないゆかたなんかをほどいて使って頂く事もできます。
どちらでもいいという事ですね。
そうですね。
ゆかたをリメイクする場合まずほどかなきゃいけませんね。
そうですね。
どんなふうになりますか?こちらですね。
ゆかたはほどきますと長方形の布になりますよね。
ゆかたの反物の布幅を生かして今回のできるだけ布を切らずに作られる直線縫いだけでできるワンピースを作ります。
こうしたゆかたの布がワンピースのどの部分になっているのか教えて下さい。
こちら前になるんですがゆかたの幅がこれ2枚使っていますね。
後ろ身ごろにも2枚使っています。
そしてこのわきですね。
…に三角をわきに入れただけでできるワンピースなんです。
今日は分かりやすいように色違いの無地でねこれ作って頂いたんですけれどもこんな構造です。
そして共布で私たちのはね作られてますよね。
そうですね。
全部共布で作りますと今回このようなワンピースになります。
ホントに分からないですよね。
では改めて今回の作品のポイントを教えて下さい。
今回とにかく構造も作り方もシンプルですのでいろんな布柄違いでたくさん作って頂いて涼しい夏を過ごして頂きたいですね。
番組の後半にアレンジのしかたをたっぷりご紹介致しますのでまず基本となるワンピースの作り方からご覧下さい。
今回は出来上がりの着丈が115センチになる寸法で紹介します。
材料は…寸法は身ごろの長さが119センチわきの長さは85センチ幅は両方ともゆかた地の布幅をそのまま利用します。
…と後で役に立ちますよ。
まずは前身ごろの裏面に片側の布端から32センチのところに線を引きます。
もう一枚と…前身ごろと同じように布端から32センチのところに線を引きます。
更にそこから1.5センチ戻って長さ11センチの線を引きます。
もう一枚と…後ろ身ごろだけタックが入るんですね。
そうですね。
その分量で前身ごろに少しゆとりが出ますね。
これで…後ろ身ごろの中央から15.5センチずつのところに印をつけます。
そして先ほど後ろ身ごろにタックをとりましたのでそちらの方は狭くなっていますね。
なのでこのわきの端をそろえて先ほどの後ろ身ごろに印を打ったところに同じように前身ごろにも印をつけます。
そこから1センチ更に5センチですね。
…のところに印をつけて肩の縫い線にしますね。
今のところを肩の縫い線として縫います。
左右両方縫っておいてくださいね。
確かに前身ごろの方がえりぐりちょっとたるんでますね。
そうですねゆとりが出てますね。
これで…先ほど布に貼ったテープには一重丸と二重丸の印を入れておきましたよね。
この…これが二重丸どうしですね。
どうしてこういうふうにするんですか?こうしておくと柄の向きが合うようになるんですよね。
こちら一重丸どうし。
こちら三角の細い方は横幅が2センチのところを縫い止まりにして下さい。
そして左右同じ位置になるようにして下さいね。
先っちょまで縫っていくといけないんですね。
そうですね。
後から合わなくなりますね。
そしてすそ側ですね。
下から3センチ部分は直角に線を引きます。
こうするとすそをたたんで始末する時に布のだぶつきが少なくなります。
こんなふうに広い場所で広げるとどこを縫ったらいいのかよく分かりますね。
分かりますね。
広い場所でやって頂くといいですね。
そして後ろ身ごろのわき布を中表に合わせてすそ端をそろえて1センチで縫います。
ピッタリ合ってますね。
見事。
そで口のわきを24センチ残して縫い代1センチでわきを縫います。
下側はこのわき布の縫い止まりまで縫って下さいね。
こちらが縫い止まりですね。
なるほどなるほど。
このわき布の細い部分の先端ですね。
こちらが気になる方は二つ折りにして縫い留めておいて下さい。
ぴらぴらしないんですね。
そうですね邪魔にならないですね。
そで口の肩から2センチ下ですね。
そこを前と後ろの身ごろを重ねてミシン1センチで縫います。
縫い代の長さ分ですね。
そうですね。
肩の縫い目と合わせますね。
このタックを広げて。
はみ出ないようにして下さい。
これで…そで口のタックがこんなに簡単にかわいらしく入りました。
そうですねそして最後に…そしてわき布に待ち針を留めます。
たるんでるところはあんなふうにたたむんですか。
そうですね。
そうするときれいに縫う事ができますね。
布端にステッチをグルリ一周かけますね。
これで…う〜んすごい。
全て直線。
そうですね。
そして非常にシンプルな構造なので簡単ですね。
そうですね。
型紙を作らなくていいっていうのが…。
もうすばらしい。
このワンピースの着丈なんですけど背の高い方低い方さまざまですけどどうやって決めたらいいでしょうか?そうですね好みもありますけれどもすそのところですね。
ふくらはぎのすっと細くなったところの丈にしてあげるとすっきり見えますよね。
そうですね。
足が細く見えますね。
基本の長さから調節する方法を教えて下さい。
こちらで。
分かりました。
こちらが基本の着丈115センチの場合ですがもしこれよりも5センチ長くしたいという場合はそれぞれに5センチずつ長くしてもらう。
身ごろの布とわきの布。
…とわき布に。
両方ですね。
そして逆に短くしたい場合は同じように同じ寸法を同量減らしてあげると短い寸法に出来上がります。
つまりすその長さを調節するという考え方ですね。
そういう事ですね。
続いて身幅の調節のしかたです。
こちらです。
こちらが基本になるんですが狭くする場合はですねこちらの縫い代を広くしてあげると狭くなります。
例えばこちら30センチにしますと基本よりも2センチ狭くなっておりますので全体で身ごろは4枚ありますので。
前身ごろ2枚と後ろ身ごろ2枚ですね。
それで全体で8センチ狭くなるという事になります。
2かける4ですね。
2かける4。
そうですね。
逆に広くする場合ですね。
布の反物の幅はさまざまですのでとにかく縫い代1センチを確保して頂ければそれの残りの部分が身幅になりますのでそこまでは広くできるという事ですね。
反物の幅によって違いますからね。
そうですね。
ここまでワンピースの作り方そしてサイズの調節のしかたを教わりました。
私たちが着ているワンピースと松下さんのスカートって何か似てません?そうなんです。
実はこのワンピースの下半分だけ作ればスカートが出来上がるんですね。
あっそうなんだ。
はい。
えっホントですねよく見たら一緒。
作り方をこちらで確認しましょうか。
今おっしゃったのは…。
そうですねただ長さですね。
ワンピースと違うところは身ごろとわき布を同じ長さにするという事です。
そして更にワンピースでは後ろ身ごろでタックをとりましたがスカートの場合はタックをとらずに。
だから同じ幅になりますよね。
前も後ろも?前も後ろも。
そしてウエストの処理ですね。
こちらですね。
これちょっとこうですね。
こちら…。
ゴムを後から通しますので上から1.5センチ縫ってゴム通し口2センチ空けてそして縫い止まりまで縫います。
もう片方は全部縫っておきますね。
それから今度は三つ折りにします。
1センチ折って3センチ三つ折りしてグルリ一周縫います。
ゴム通し口からゴムを通して頂いて自分のウエストに合わせてゴムを切って縫い留めてもらえれば完成しますね。
簡単ですね。
ねえ。
自分のウエストの大きさに合わせてゴムの長さを決めてから…。
決めてから。
入れるんですね。
そうですね。
で今日松下さんが着てらっしゃるスカートの柄なんですけれどもこれね…。
すてきですよね。
男性用のゆかた地なんですって。
そうなんです。
そうなんですか?はい。
男性のゆかた地はですね割と幾何学模様とか抽象柄が多いですので好みの方は是非これも作って頂きたいと思いますね。
そこにわき布のアクセントの色がかわいいですよね。
かわいいですね。
わき布だけ黄色を今回入れているんですけれども。
逆に今度はですねちょっとピンクなどを入れて頂くとですね。
全然イメージが変わります。
またちょっとかわいらしい印象になりますよね。
ホントだ。
かわいいですね。
いろんな工夫ができるんですよ。
そうですね。
ここで応用作品の数々をご覧頂きましょう。
松下さんの教室の生徒の皆さんの作品です。
こちらは紺地にこれも割と幾何学模様ですね。
ちょっと丈を短くしてサンダルとバッグでシンプルに着こなしていますね。
でもかわいいですねシンプルで。
そうですね。
ゆかた地の柄ってすてきですね。
すてきホント。
今度は白地に赤の模様ですね。
爽やか。
帽子とネックレスでちょっとアクセントが効いていますね。
白地の場合はちょっとペチコートなどをはかれるといいかもしれないですね透けてしまう場合がありますので。
かわいらしい雰囲気ですね。
今度は膝上丈にしてですねレギンスとスポーツシューズを組み合わせています。
これすごくスポーティーになりましたね。
そうですね。
ゆかたでもスポーティーに着こなす事ができますね。
素足にレギンスそしてゆかた地チュニック。
今度は絞りのゆかたで作ったものですね。
こちらも割と渋く成りすぎてしまう時もあるのでちょっと色を…カーキの色を入れてアクセントにしている感じですね。
ゆかた地ですから草履がやっぱり似合いました。
似合いますね。
ホントホント。
今度は割とですね白地の面積が多いのでちょっとぼやっとしてしまいますので締めるという意味もありまして紺地をわき布に入れています。
ちょっとシャープですてきですね。
そうですね。
デニムとも合いますね。
合いますね。
ほっそり見えますね。
そうですね。
今度はわき布のところにレースを重ねて縫っているのでちょっと涼しげな印象ですかね。
今年すごくレースがはやってるからいいですよね。
そうですね。
ちょっと今っぽい。
今ふう。
そうですね今ふう。
ワイドパンツと合わせるとドレッシーな感じもします。
そうですね。
ちょっとブラウス丈にしていますね。
作ってみたら。
とっても簡単。
着心地も軽くて。
涼しいです。
皆さんも一緒に。
ゆかた地のワンピース。
楽しみましょう。
わ〜。
はい作ってみます。
ホントにね私おうちに今着ていないゆかたが今思い浮かぶだけで2着ぐらいあるんです。
そんなに。
是非作ってみます。
是非是非。
皆さんホントに楽しそうでご自身の体型とか好みに合わせてねいろんなアレンジをされてましたけどその中の1つにわき布にレースをあしらったものがありました。
これはどういうふうにして作ってらっしゃるんですか?こちらはわき布にレースを挟み込んで縫って身ごろとも挟み込んで縫っているだけなんですね。
へ〜ホントにちょっと挟み込んでるだけだからすばらしいアイデアですねこれ。
そうですね簡単ですとっても。
裏側すそはどうなってます?こちらも同じように三つ折りで縫い込んでるだけですね。
まつってあるって事ですか?まつってありますね。
縫い込んでるだけ。
へ〜。
簡単にできそうです。
すごくすてきですね。
更にこの着丈を短くもっとしたいという方はどういうふうにしたらいいでしょう?そうですね。
短くされると…これで着丈62センチですけれどもこれ以上になりますと三角の意味がなくなってしまうのでわき布はやめてしまって短くしてストンとしたブラウスですね。
これぐらい?あっなるほど。
こういう感じに仕上げてもまたいいですね。
かわいいこれもいい。
これもシンプルですてきですね。
すてきですよね。
今日はゆかた地を使ったワンピースやスカートの作り方を教わりましたけれども奥野さんいかがでした?ホントに眠ってるゆかたが今パッと頭の中にあるのでそれで是非作ってみたいなと思いますし。
夏はホント涼しいですからね。
頑張ります。
松下さん最後にアドバイスひと言お願いします。
皆さんに。
そうですねホントに今回は作り方がとっても簡単ですのでゆかたで…出番のないゆかたを使ってもらって涼しいワンピースを作って頂きたいと思います。
ホントにリネンコットンっていいですね。
そうですね着心地がいいですものね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
2015/07/09(木) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
すてきにハンドメイド「ゆかた地で楽しむ さらりワンピース」[字]

7月は「リネン・コットン」特集。今回は「和のコットン」の代表格「ゆかた地」で「肌ざわりさらりのワンピース」を仕立てる方法を服飾デザイナー・松下純子さんが伝授。

詳細情報
番組内容
7月は、夏を爽やかに過ごせる「リネン・コットンのハンドメイド」を特集。今回は「和のコットン」の代表格「ゆかた地」で作る「肌ざわりさらりのワンピース」。「ゆかた地」は、汗の吸収がよく洗濯も手軽にできる上、着心地、見た目とも涼しい。服飾デザイナー・松下純子さんが、下半分のスカート部分が広がったAラインの、スポッとかぶって着られる「ワンピース」を、「型紙なし」「直線縫い」で仕立てる方法を披露する。
出演者
【講師】服飾デザイナー…松下純子,【司会】奥野史子,杉浦圭子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – ファッション
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸

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