この時間は午後６時１５分まで字幕放送をお送りします。
日本列島の南の海上に発生したトリプル台風。
そのうちの一つ、台風９号が、強い勢力を保ちながら沖縄に接近していて、大荒れの天気となっています。
梅雨前線の活動も活発になっていて、本州の一部の地域では、記録的な大雨となりました。
さらに、非常に強い台風１１号も、来週、
大型で強い台風９号が近づいている沖縄県。
きょう昼ごろから風が強まり、台風接近の影響が出始めています。
那覇空港では、旅客機が着陸体勢に入ったあと、機体が風にあおられ、翼が上下に揺れています。
結局、再度、高度を上げ、着陸をやり直しました。
台風の進路に近い石垣島では、早めに島を離れる観光客の姿が見られました。
台風の影響ですね。
ぎりぎりまで遊びたかったですね。
予定が全部狂って。
やっぱり安全を期して、早めに。
石垣島を代表する景勝地として知られる、川平湾。
ふだんは、船から水中の様子を眺められる、グラスボートが湾内に並んでいますが、きょうは観光客もまばらです。
この商売としては、大変な痛手。
物が飛んできても、ガラスが割れないように、ネットを張り付けています。
これはね、この近くに川があるので、固定するんです。
正午前に強風域に入った宮古島では。
午後２時です。
沖縄県の宮古島では、急激に生ぬるい風が強くなってきました。
後ろのさとうきび畑も、この風に乗って、大きく揺れています。
島内にあるマンゴー農家を訪ねると、台風の接近に備えて、雨と風を防ぐための作業を行っていました。
マンゴーは、とってもデリケートな果物なので、風に雨、とても弱いので、風が吹いてしまうと、熟してないまま落ちてしまうと、商品にならなくなってしまうので、それが一番怖いですね。
台風９号は、今夜からあす日中にかけて、沖縄地方を通過する見込みで、予想される最大瞬間風速は、沖縄本島で４０メートル、宮古島で５０メートル、石垣島で４５メートル、雨の量はあさって夕方までに、多い所で５００ミリから６００ミリとなっています。
こうした中、梅雨前線の活動も活発になっています。
愛媛県松山市では、きょう午前１１時３４分までの１時間に、４８ミリの激しい雨を記録。
７月の１時間の雨量としては、観測史上最大となりました。
松山市ほん町に来ています。
こちらの道路、雨の影響で車道と歩道の境目が分からないぐらい冠水しています。
靴を脱いで、道を渡る人の姿も。
こっちのほうが楽だと思うんですけど、ちょっと大変です。
近くのコンビニエンスストアでは。
車が来るたびに、ざーっと入ってきて、さっきも中に水が入ってきたから、もうしょうがないという感じで、慌てて段ボール引っ張り出して。
住宅街も冠水。
住宅街にたまった水が、道路まで溢れ出し、線路にまで流れ込んでいます。
この大雨で、松山市内では、床上浸水の被害も相次ぎました。
また、愛知県西尾市では、けさ未明からの雨の影響で、車２台が巻き込まれる土砂崩れが発生しました。
梅雨前線の影響で、全国的に不安定な天気が続く日本列島。
こんなところに影響も。
きょう、都内のコインランドリー店を訪ねると。
６台ある乾燥機の半分以上が回っています。
この店では、７月に入って、乾燥機の利用者が増えているといいます。
毎日、今のところ雨なので、使わせていただいてます。
雨があんまり多いんでね、毎日毎日、雨でしょ。
都内の雑貨店では、傘やレインコートなどを求める客が増えているといいます。
最近、雨の日が多いので、すごく売り上げは好調です。
雨関連グッズ全体で去年に比べて、１．５倍近く売れています。
きょうで１０日連続の雨となった東京。
７月１日からきょうまでに、１３０ミリ以上の雨量を記録。
７月上旬の雨量が１００ミリを超えたのは１０年ぶりです。
長雨の影響は静岡県でも。
こちらは、１００年以上続く伊東市の老舗干物店。
悪天候で、干物を干せない状況が、１０日以上続いているといいます。
外でね、干して、太陽の光で干して仕上げてますから、雨降られちゃうと、製品が出来ないんですよ。
今月に入って、ずっと降ってるような状態ですね。
めったにこういうことはないと思いますね。
雨の影響で品物がそろわず、観光客の数も減っているといいます。
現在、梅雨前線が停滞し、全国的に不安定な天気が続いている日本列島。
沖縄に接近している台風９号のほか、日本の周辺には、台風１０号、台風１１号の３つの台風が発生。
そのうち、非常に強い勢力の台風１１号は、来週以降、本州に近づくおそれもあります。
予想がつきにくいトリプル台風の進路。
台風からの湿った空気により、梅雨前線の活動が活発な状態が続いていて、台風から離れた場所でも、局地的な大雨に注意が必要です。
今ご覧いただいたニュースの字幕で先ほど、愛知県名古屋市とすべきところを、愛媛県名古屋市と表示してしまいました。
大変失礼いたしました。
それではここで、台風９号が近づいている沖縄県の宮古島から、最新の状況を伝えてもらいます。
藤田さん。
宮古島です。
時折、強い風が吹きまして、体のバランスが崩れるほどです。
後ろにはやしの木がありますが、この強い風になりまして、右側に葉っぱがすべて、持っていかれているという状況です。
さらに一番左のやしの木は大きいんですが、その太い幹も、風にあおられまして、小刻みに左右に揺さぶられているという状況です。
左下に見てみますと、建物の１階、窓ガラスの前に、緑のネットがつい先ほど張られました。
風で物が飛んできて、窓ガラスが割れないようにと施されたものです。
そして、その中に穴が開いているネットもあるんですが、これは、この前の台風などで、石や枝などが飛んできまして、このネットを突き破って出来た穴だといいます。
それだけ強い風が吹くという、この宮古島です。
この宮古島は正午前に、平均風速１５メートルを超える強風域に入りました。
こちらは島の西側に位置しまして、海が臨めるんですが、この沖合のほうから、波が手前のほうに次第に高く、高く迫ってまいりました。
強く風が沖合から吹いていることが分かります。
そしてこちら側には、漁船があるんですが、すでにこの台風への対策としまして、陸に揚げられまして、その船を４方向で、ロープでしっかりと固定されているという状況です。
大型で強い台風９号は、あすの午前３時から６時にかけて、宮古島に最も近づく見込みで、最大瞬間風速５０メートルに達する猛烈な風が予想されています。
宮古島地方では、あすの夕方ごろまでは、大荒れの天気が続くと見られ、暴風や高波、高潮、大雨に厳重な警戒が必要です。
以上、宮古島でした。
このところの中国の株安などの影響を受け、きのう、ことし最大の下げ幅となった東京株式市場は、きょうは値動きの激しい展開となりました。
けさの東京株式市場は、取り引き開始直後から、ほぼ全面安の展開となり、株価は一時、６００円以上値下がりしました。
これは中国の株式市場で、このところ、株価が大幅に下落していることを受け、中国経済の先行きに対する懸念が強まっているためです。
中国に関しては、まあちょっと、バブルかな。
見通しが全くつかなくなりましたね。
ギリシャ以上に、中国のほうは貿易関係の量が多いですから、その分だけ大きい。
しかし、中国の上海株式市場は、きょうは一転して値を上げ、総合指数は前の日に比べ、５．７６％の上昇で取り引きを終えました。
１日の上げ幅としては、ここ６年で最大です。
中国当局がきのうに続いて、きょうも株価下支えの追加策を取ったことが背景にあると見られます。
これを受け、午後は日本の市場も上昇に転じ、結局１１７円高できょうの取り引きを終えています。
漁獲量の減少で、値段が上がり続けている魚があります。
さてこちら、居酒屋の定番メニューにも登場するホッケです。
２年前に比べて、１キロ当たりの値段は４倍近くに高騰し、かつて庶民の魚は、いまや高級魚になりました。
何が起きているんでしょうか。
値段の安さとボリュームで人気のホッケ。
大衆魚として親しまれ、居酒屋の定番メニューです。
安ければいいに越したことはないんですけれども。
今、ホッケに異変が起きています。
ホッケの水揚げ量が国内最大の北海道。
けさ、積丹半島にある漁港を訪ねると。
今、漁を終えた船が、港に戻ってきました。
北海道を代表する大衆魚、ホッケ。
籠に入れられ、漁船からトラックに次々と積み込まれていきます。
しかし。
全然少ないです。
いつもの３分の１かな。
そうだよね。
ホッケの大きさごとにより分けて、氷の入った箱に詰めます。
きょうは３０箱ほどになりましたが、去年は１回の漁で１００箱から２００箱は出荷できたといいます。
ことしは量がないね。
量がない？
去年はいくらか夏の今の時期、あったんだけど、だんだんなくなってきてるね、毎年。
資源が減ってるということに対しては、すごく不安を感じるね。
ホッケの漁獲量は年々減少していて、去年はおよそ２万８０００トンと、ピーク時のおよそ６分の１まで落ち込んでいます。
漁獲量が減ったことで価格は上昇。
２年前に比べ、１キロ当たりの値段はおよそ３．７倍になっています。
北海道の食材が売りの都内の飲食店。
定番メニューは、北海道の稚内から直送しているホッケ焼き。
肉厚で脂が乗っているといいます。
しかし。
仕入れ値は全体的に、２割から３割ぐらい、去年より上がってきてますよね。
ホッケの流通量が減っていることから、早めに注文しないと、仕入れができない状態だといいます。
仕入れ値は上がっていますが、値上げは考えていないということです。
皆さん、好きな、食べやすい安く食べれるというイメージがあるお魚ですからね。
もう北海道料理店にホッケがないってことは、考えられませんからね。
ボリュームと値段の安さで人気の大衆魚、ホッケ。
しかし漁獲量が年々減少し、価格の高騰が続いています。
北海道小樽市にある魚肉ソーセージやハムなどを製造している工場。
ホッケを１００％使ったソーセージも製造。
しかし。
ホッケの漁獲が激減しまして、製造できなくなったんですね、今回。
それでまあ、やむをえなく、３月で終売という形になりました。
ほっけソーセージは、ことし３月に販売中止に。
さらに、今まで材料の一部にホッケを使っていたソーセージにも、２年ほど前からホッケを入れるのをやめたということです。
今はもうスケソウがもうほとんどですけども、あとはタチウオですね、入れても。
ホッケは、なぜこれほどまで減ってしまったのでしょうか。
ホッケの主な産卵期っていうのが秋に当たるんですけれども、秋の主産卵場がある日本海では、近年、水温が非常に高い状態になってまして、それで産卵の状況が悪化しているってことは、考えられていると思います。
以前は非常に、ホッケが取れていましたので、以前と同じような漁獲を続けてると、ホッケにとってはちょっと、漁獲圧が高い状況かなというふうには思います。
資源保護のため、北海道の北部では、２０１２年から３年間、ホッケの漁獲量を３割減らす、自主規制を行ってきました。
しかし、漁獲量の減少は止まらず、自主規制をさらに３年延長する方針です。
漁獲量の減少は、まだまだ続く可能性があり、かつての庶民の味は、手の届きにくい状態が続きそうです。
鎌田さん。
届きにくいってやだね、僕、大好き。
北海道行っても青森行っても、なんか、安くて大きくて、うまいじゃない。
おいしい。
ねぇ、こんなのがなんか食べにくくなったら、なんかちょっと寂しいですよね。
どうしたらいいんでしょうね。
どうしたらいいんですかね？
でもしばらくみんなで我慢して、もう一回、ちゃんとたくさん取れるようにするよりしょうがないんですかね。
こういう現状を知っておくのが、一番大切かもしれないですね。
そうですね。
危険運転を認め、懲役２２年を言い渡しました。
判決の受けた海津雅英被告は、北海道小樽市で、アルコールの影響で正常な運転が困難な状態のまま車を運転し、女性４人をひき逃げし、死傷させたとして、危険運転致死傷罪などに問われています。
検察は、事故はアルコールの影響で起きたとして、懲役２２年を求刑しました。
判決で札幌地裁は、注意力が低下していたのは、常識的に見ても、酒によるものとしか言えないとして、危険運転致死傷罪の成立を認め、海津被告に求刑どおり、懲役２２年を言い渡しました。
いわゆる１票の格差を是正するための、参議院の選挙制度改革を巡り、自民党が参議院の議員総会を開きました。
執行部が島根や鳥取など、４つの選挙区を２つに合区することを含め、定数を１０増１０減する案を示したのに対し、出席者からは反発する声が上がりましたが、最終的には、2015/07/09(木) 17:53〜18:15
読売テレビ１
ｎｅｗｓ ｅｖｅｒｙ．[字]
藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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