こんにちは。
池澤あやかです。
(田村)こんにちは。
(川島)麒麟です。
よろしくお願いします。
今日は「情報が伝わる仕組み」。
皆さんのお仕事って何かを表現して伝える事ですよね。
そうですね。
私は女優なので与えられた役の気持ちとかを表現してますね。
僕らは芸人ですからやっぱり表現してるのはお笑い。
ではそれをテレビで伝える時はどうしていますか?う〜んやっぱり表情とかしぐさですかね。
僕らもやっぱりしゃべりと表情身振りとかねそんなんですよね。
あと僕はやっぱり声を伝えたいですよ。
ほう。
忘れてもらっちゃ困りますよ。
こだわりますねええ声に。
でも皆さんはラジオや雑誌などいろんなメディアで活躍されてますよね。
そうですね。
芸人ですから舞台にも出てますしね。
私も舞台で芝居したりしますねたま〜に。
メディアが変わると伝え方も変わってきませんか?そうですね。
簡単に言ったらこれはテレビですけどラジオになったら身振り手振り表情無理ですからね。
変えないといけませんよ。
だから感情とかも声のトーンとかで表さないと…。
全て美声で。
(川島)美声で乗り切りたい。
乗り切りたいっていう謎な願望が出てますけど。
という訳で今日のキリンワードは…。
(川島)「熱い思いを伝えよう!」。
今日は伝えたい事をきちんと伝えるにはどのようにしたらいいかについて学んでいきましょう。
まずはちょっとした伝言ゲームをやってみたいと思います。
伝言ゲーム?何でそこにいるんですか?ふふふ〜ん。
実は私はショッピングに出かけているという設定である帽子を買おうか悩んでいます。
どんな帽子なのかを言葉だけで想像して絵に描いて頂きます。
なるほど。
楽しそうやね。
やってみよう。
ではいきますよ。
オレンジ色の帽子を買おうかどうか悩んでんですけど…いろんな色の三角とか四角とか入ってて…。
円筒状?その円筒状の側面にはいろいろな色の図形が描かれてるんですよ。
さて私が買おうと迷っていた帽子はちゃんと伝わったでしょうか。
ばっちりですよ。
本当ですか?はい。
イエ〜。
僕はこんな感じに仕上がりました。
わあ〜キュートな女性が描かれてますね。
(田村)池澤さんで〜す。
クッキーの缶みたいな帽子を買おうとしてたんですね。
続いて川島さんお願いします。
僕はね大きいんかなと思ってこんな感じですけどね。
うわっ。
何かどっかの民族みたいな…。
(田村)ロシアっぽいね。
(川島)いろいろ付いてるって言うからさ。
ここにいっぱい付いてんのやと思うよ。
しかもそれ私ですか?あなた以外誰がいるんですか。
あなたからの電話だったんですよ。
同じ言葉を聞いたのにお二人の絵はちょっと違う…。
(田村)長さもだいぶちゃうもんね。
池澤さんは帽子の形の…では今度は状況は同じですが私がテレビ電話を使って伝えるとどうなるでしょうか。
では行ってきます。
どこに?どこ行くの?ちょっと。
「もしも〜し。
この帽子買おうか迷ってるんですけど似合うと思いますか?」。
そんな形やったんやさっきの帽子。
つば付いてるやん。
(川島)その情報なかったよね。
(田村)ほんまや。
このように…そうですね。
情報の伝達にはさまざまな方法がありますがその一つにピクトグラムというものがあるんです。
あ〜町なかとか駅とかでねこういう表示がよくされてますよね。
(川島)一目で分かりますよねどういうメッセージか。
本当にシンプルな表現で情報を分かりやすく伝えているのがこのピクトグラムですね。
そのデザインの現場を実は取材しました。
どうぞ。
面白そう。
ここは…駅や空港などにあるピクトグラムのデザインを数多く手がけています。
シンプルかつ分かりやすい。
ピクトグラムとは情報の伝達や注意を促すための絵文字の事です。
一目で内容が伝わるようにデザインされていますね。
これは空港の税関を表すピクトグラム。
このピクトグラムがどのようにしてデザインされたのかを見せてもらいました。
まずピクトグラムの「基本の人の形」がありますのでそれに税関でチェックをするスーツケースを合体させてみたいと思います。
(萩野)こういうような形になります。
一目で分かるようにシンプルにデザインしたいピクトグラム。
でも単純すぎると必要な情報が伝わりません。
ボタンやポケットネクタイや帽子など…目指すのはあくまでもシンプルなデザイン。
たとえ付け加えた要素でも省けるものは省く事がポイントなんです。
これで税関のピクトグラムの完成です。
できるだけ多くの人に分かりやすくするためには色の使い方にも注意しなくてはなりません。
こうした考え方を…また色を組み合わせる場合派手な色使いをしたからといって必ずしも分かりやすいとは限りません。
明度が近い色を組み合わせると見づらくなってしまうので明度差にも気を付ける必要があるんです。
ピクトグラムって引き算したりとか足し算したりとかしながらいかに情報を正確に伝えるというね。
(川島)すごいね。
あと色ですよ色。
目立ち過ぎてもあかんしでも重要性があるという…。
気配りが必要というね。
そうですね。
ところで皆さん…何だ?え〜難しい場所?どこ?何で?コンビニなんか簡単なんとちゃう?でもこれっていうもんがないのか。
全部があるやんかいろいろ。
そうか。
(田村)言われてみればそうやね。
さてそんなコンビニやスーパーなどにも情報伝達の身近な存在があるんですよ。
うん。
それが…よう聞くよ。
POPね。
商品の横に店員さんが手描きで「お薦め」とか。
あるある。
本屋でもよく見ますよね。
「これは泣ける」みたいな。
(川島)それで買っちゃうとかあるからね。
そうですよね。
そこで突然ですが…
(2人)イエ〜イ!私はコンピュータを使ってお二人には手描きでPOP広告を作って頂こうと思います。
POPっていうのはやっぱり手描きですからね。
負けませんよ。
POP得意ですか?POP得意。
僕ほんまにスーパーでバイトした時めっちゃ任されたもん。
絵も得意やしな。
POPのプロですね。
POプロ。
(2人)POプロ。
アナログとデジタルですからね伝わり方が違いますよ。
テーマはこちらです。
なるほど〜。
なるほどね〜。
それでは…
(田村)おいしょ。
おいしょ。
イエ〜。
ご自慢バゲット。
いきましょう。
(川島)ごちゃごちゃしちゃうとあかんつっとったんでね。
やばい。
パソコンに負ける。
負けそうで怖い。
勝ちにいきますよ〜。
出来上がりました〜。
イエ〜イ!頑張って描きましたよ。
見えたちらっと。
それでは3人の作品を比較してみましょう。
まずは田村さんから。
(田村)出た〜。
いいね〜。
(川島)何なんこれ。
お前文字数考えてないやろ「モチ」。
ちょっと描いていったらスペースが足りなくなってしまったんで急きょ半角に切り替えさせて頂きました。
「外カリ中モチ」だけで伝わるやろうと。
シンプルかつ…。
で「人気No1!!」とか足して「国産小麦」とかは必要な人だけが見たらいいなと思ってわざとちっちゃくしたんですよ。
(川島)あんま言わんでええと。
では続いて川島さんの作品はどうでしょうか。
うわ〜おいしそう!
(川島)いいでしょこれ。
(田村)めっちゃうまいパン焼くやろこのシェフ。
鼻テカってますね。
そうです。
「外はカリカリ!!中はモチモチ!!店長はテカテカ!!」って描いた。
(田村)描かんでええわ。
店長はテカテカ情報は描かんでええ。
(川島)何かおいしそう…。
この人が焼いたっていうね。
確かにこれうまそうに見えるわ。
そうでしょ。
味があるんですよ手描きの。
心籠もってる感じがしますね。
(川島)そうでしょ。
(田村)店長はテカテカというギャグも入れながら…。
(川島)買おうかってなるんです。
(田村)ユーモアもあるもんね。
じゃあパソコンで作った池澤さんの作品。
こんな感じです。
(田村)うわ〜まとまってるなあ。
美しいでしょ。
(田村)「もっちり」の所にハート付けたりね。
(川島)「カリッカリ」にアンダーライン引いたり。
リアルにあんのはこれやね。
(田村)手描きの川島のやつも味があっていいけどやっぱり見やすさもいいよね。
(川島)そっか。
客層に合わせなあかんしな。
また見る人の気持ちをつかむ表現にするために…そうですね。
もしかしたら両方のいいとこだけを取るという事もできたりするのかもしれないですね。
スキャンしてパソコンに取り込んで。
字はパソコンの方がきれいやもんな。
先ほどはPOP広告でデジタルとアナログを比較しましたけどコンピュータならではの情報伝達といえば何と言ってもWebページですよね。
もう今はね欠かせないね。
もう毎日どっかで必ず見てますもんね。
それがないと本当に生活しにくくなってきてる。
でも何でもかんでも使われるとね逆にちょっと分かりにくいってなるからね。
うるさいやつあるもんね。
表現したい何かがあって初めてどういう方法がいいとかを考えていかないと駄目って事ですね。
そうですね。
では伝えたい事をWebページで伝えるためにはどうすればいいのか私が取材してきました。
個性的で面白いWebページを次々と生み出している会社にやって来ました。
プロのお仕事を探ってみます。
ここは…これまでに手がけたサイトは2,000以上。
インパクトの大きさとアイデアが評判を呼んでいます。
発信者が伝えたい情報を分かりやすく伝えるWebページはどのようにして作られているのでしょうか。
実際に制作したWebページについてディレクターとデザイナーに伺いました。
(パソコン)「キャ〜」。
お〜!文章の中にさまざまなゲームのような効果が付けられています。
なぜこのようなデザインにしたのでしょうか。
これはスタッフの募集ページ。
ここにも遊び心がいっぱいです。
お〜すごい。
シャキ〜ンって言った。
(パソコン)「レディーゴー!」。
(パソコン)待って待って。
(パソコン)「グッド!」。
グッド。
フォーム入力なんですけどゲームっぽい感じで。
次に見せてもらったのは…多くの人が知りたい情報とそうでない情報。
それを整理してから画面デザインを固めていったんですね。
トップページもすごく分かりやすい大きな入り口が3つあると思うんですけど…Webページの中にはトップページにたくさんのボタンを置いてさまざまなニーズに対応できるようにしているものもあります。
一方この神社のサイトの場合は訪問する人がどんな情報を求めているかを検証。
その結果を学業祈願神社へのアクセス一般の参拝の3つに絞りトップページに大きく配置したのです。
こうして求められる情報をよりスムーズに提供できるようにしたんですね。
はいそうですね。
今日も先生にお越し頂きました。
よろしくお願いします。
早速先生にお聞きしたい事があるんですけどWebページを作る場合のポイントって何ですか?Webページを作る時の大切なポイントはまず見てもらう対象のユーザがどんな人なのかを調べた上で何を伝えたいのかを整理してどうしたらしっかりと伝えられるのかを考える事ですね。
確かにサイトによって伝える相手見る相手が全然違いますもんね。
そうですね。
でも先生最近はほぼスマホで見てますよね。
移動中とかね。
増えた。
ですから想定されるユーザがスマートフォンでよくアクセスすると思われる場合にはスマートフォンでアクセスした時に分かりやすく情報を提示するデザインのWebページを表示できるようにする事も多いですね。
なるほど。
スマホ用になってくるって事ですね。
ちなみにこちらが先ほどVTRで紹介した神社のスマートフォン用のWebページです。
(田村)ほんまや。
さっきのとデザイン違う。
下は指でちゃんと押せるように大きくなってんだアイコンが。
(田村)ほんまや。
文字もすっきりしてて見やすいですね。
でもパソコンや携帯電話あるいはタブレットなど人によってそのページをいろんな情報端末で見ますから…なるほど。
どれでもいけるみたいな。
実は私もブログ持ってるんですけどどっちも…スマートフォンにも対応してます。
見して見して。
見ますか?はい。
何書いてんの?え〜っと…。
更新最後にしたのいつ?更新最後にしたのいつだろう。
例えばこっちだと4月11…あれ?うそでしょ。
もう5月…。
全然やってないやん。
2015/07/09(木) 14:00〜14:20
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 社会と情報「情報が伝わる仕組み」[字]
膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽の見抜きかた、自ら情報を作り出し発信する方法など、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。
詳細情報
番組内容
膨大な情報の中から必要な情報をどのようにして選ぶか、情報の真偽をどのようにして見抜くか、どのようにして自ら情報を作り出して発信するかなど、情報社会に必須のスキルや心構えを学ぶ。今回の学習ポイントは「伝えるって何?」「コンピュータで伝える、コンピュータ活用の注意」。【出演】池澤あやか、麒麟
出演者
【講師】専修大学准教授…望月俊男,【司会】麒麟,池澤あやか
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
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