こんにちは中井貴一です。
気が付けば今年ももう半分過ぎちゃいましたけど皆さん元気に食べてます?食欲ない日こそカレーカレーですよ!こちらはある方の1週間のサラメシ。
すごいでしょ?全部カレー!月火水木…あれ?5日で7食!?ランチはほぼ毎日カレーというのが船越さん。
どんなお仕事をしている方なのかというと…。
船越さんが勤めるのは東京千代田区にある大手食品メーカー。
手がけるのはカレーやシチューのルーをはじめスープや調味料など。
食に携わる仕事がしたいと入社した船越さん。
現在はレトルトカレー製品の企画開発責任者です。
近年レトルトカレーは手軽さだけでなく人気店とのコラボやご当地ものなど多種多様。
消費者が積極的に選ぶ時代なんだとか…。
この日は去年の秋に企画がスタートしたリニューアル製品の試食。
ほううどんにかけるタイプのカレーですか?試行錯誤を重ね研究所で決めたレシピ。
工場で量産しても味に違いが出ないか?販売に向けた最終チェックです。
まずカレーだけで。
味覚が最も敏感な一口目が重要なんだそうです。
出てますね。
無事工場へゴーサイン。
企画から完成まで1年以上かかる事もあるんだとか。
年間およそ20製品も手がけるという船越さん。
次にどんなカレーを作るか常に考えていなければならないといいます。
だから部下への口癖は…。
カレーを食べずしてカレーは作れない!だから船越さん自身もランチはほぼ毎日カレー。
この日は移動中に立ち寄りサラメシ。
さっき試食したばかりですけどやっぱりカレー…なんですよね?確か5日でカレー7食でしたっけ?のぞかせてもらおうじゃありませんか!やって来たのはフレンチレストラン。
あれ?何そのお肉。
まだお昼よ?あれ?カレーじゃないの?船越さんが頼んだのは鉄板焼きのコースランチ。
国産和牛A5ランクのサーロインまで!いやいくら何でも昼からこれ豪華すぎません?自腹なんですよね。
そりゃおいしいでしょう!でもね船越さんの目的は別にあったんです。
ほら目の色が変わったでしょ?視線の先には…。
はい出た!カレーだ。
そうこれが船越さんのお目当て!鉄板焼きのコースを頼んだ人しか食べられないシメのカレー。
このカレーの存在を知ってからず〜っと気になってたんですって。
味のバリエーションはもちろんの事さまざまな生活シーンに合わせカレーの食べ方を提案するのも課題の一つなんだとか。
そうとろみのボディー感を控えめに。
…それどういう意味?何かあの船越さんにはヒントになったんでしょうね。
続いてやって来たのは研究センター。
午前中に試食してランチにカレーを食べて今度は研究所のスタッフたちとまた試食。
皆さんもほぼ毎日カレーを食べてるそうですが…。
いやぶっちゃけここだけの話ですよ。
飽きたりしないんでしょうかね?
(取材者)飽きないんですか?この日半日だけで食べたカレーは4種類!でもこれが船越さんの日常。
こんにちは。
この日は午後から大阪に出張…の前に途中下車。
インドカレー店でサラメシ。
人気店の月替わりメニューは欠かさずチェック。
気付けば月末という事で駆け込みカレー。
(取材者)ランチ2食目!?うっそ〜!常に雑誌や人気ブログで話題のカレーをリストアップしておき時間の許す限り何食でも食べに行くんですって。
まさにカレー愛!はいどうぞ。
ありがとうございます。
食べる前に必ず一枚。
これが後にアイデアの種になる事も。
この日2食目のサラメシは…たっぷりの白ゴマとスパイスヨーグルトなどで味付けしたインドの南部ではおなじみのカレーなんだそう。
翌日出張先の大阪でももちろんカレーランチ。
ご当地グルメには目もくれずその土地で人気のカレーを食べるのがお決まり。
でその次の日は…。
大阪からそのまま札幌支店へ。
船越さん間もなく発売される製品の特徴を営業部の皆さんへ直接説明に来たんですって。
企画から始まり名前を付け味を作って販売へ。
船越さんいわくその一つ一つがまるで我が子の成長のよう。
さあ今日もやって来たサラメシの時間!訪れたのはスープカレーの専門店。
札幌に来たら必ず食べるというなじみの味。
スープをストレートに味わうべく選んだのは…香ばしく仕上げた野菜とトマトベースのスープにバジルが香ります。
聞けば船越さんがこのカレーを初めて食べたのは12年も前。
札幌以外ではまだ珍しかったスープカレー。
カレーなのか?スープなのか?何なのか?その衝撃は今も忘れる事なく味の記憶となっているそうです。
でこのあと本当に行ったそうですもう一軒。
船越さんのカレーへの飽くなき探求はまだまだ続く!ちなみにカレーじゃない日もあるそうです。
え?逆に気になる!早起きして仕事へ行く娘のために弁当を作る母。
今日のメニューは何かといえば…ごはんだけ!おかずナシ!実はこんな投稿を頂きました。
岡山県の主婦堀瀬ツヤコさんから。
タイトルは「うメェ?ランチ」。
へえ〜スリランカ人の作る本格カレーいいじゃないですか。
という訳で娘の捺穂子さんが働く岡山市内の牧場へ。
ここは日本ではまだ珍しいヤギ専門の牧場。
大学卒業後にこの牧場に就職し今年2年目というのが堀瀬捺穂子さん。
捺穂子さんがこの牧場に就職して思いもかけずうれしかった事。
それは牧場のまかないカレーがとってもおいしいという事。
牧場長の作るカレーを食べたらほかのカレーじゃもの足りなくなるほどなんだとか。
はい来たよ来たよ来たよ!かっこいいじゃないですか。
こちらが絶品カレーを作る牧場長…今日も愛車にまたがりさっそうと出勤。
(取材者)えっ出勤これが多いんですか?
(取材者)晴れた時は…。
15年ほど前に来日しこの牧場で働く事になったチャーミンダさん。
その働きぶりがオーナーに認められ今では牧場長を任されています。
捺穂子さんがいつも一緒に働くのはチャーミンダさんと年の近い2人の先輩。
この日最初の仕事はヤギの爪切り。
何でも牧場で飼育されてるヤギは2週間に1度爪を切ってあげないといけないんですって。
掃除に餌やりミルク運びに至るまで牧場の仕事はどれも体力勝負。
自分が体を動かさないとヤギのミルクは得られない。
だから捺穂子さん牧場に就職してすぐ力仕事に耐えられる体を作ると決めたんだそうです。
より付加価値の高いミルク作りを目指して9年前にヤギ専門になったこちらの牧場。
搾ったミルクはすぐにチーズやヨーグルトに加工され全国のフレンチやイタリアンのレストランに届けられています。
さあそろそろ牧場長のカレー作り。
ふだんはこの作業場で手の空いた人がランチを作るそうですが一番の人気はやっぱり牧場長のカレー。
スリランカ仕込みの本格派。
いつも10種類以上のスパイスを使います。
まずはチキンにトウガラシターメリッククミンなどをたっぷりと。
ん?この葉っぱ何でしょうか?はあカレーリーフって初めて聞いた。
でね注目はこの瓶。
スリランカカレーはある意外なものが味の決め手になるんですって。
これ何だか分かります?木くずじゃないですよ。
ほらあれですよあれ!そう海に囲まれたスリランカ料理の基本はかつおぶしなんですって!カレーにも必ず入れてコクをプラス。
日本人としては何だか親近感湧きますね。
更にもう一種類ダルカレーといわれる豆のカレー。
チャーミンダさんにとってはおふくろの味だそうです。
チキンよりもサッパリした味わい。
カレーとは別にオリーブオイルでニンニクトウガラシタマネギなどを炒めます。
香味野菜はあえて別で炒めるのがおいしさのコツなんだとか。
そこに煮込んだ豆カレーを合わせれば香り豊かなカレーの完成です。
岡山ヤギ牧場のカレーサラメシ。
自宅から持ってきた白いごはんも進みそう!豆カレーは美しい黄金色でサラリと。
チキンカレーはトマトがたっぷり入ってドロッと濃いめ。
付け合わせはトウガラシで味付けしたココナッツサラダ。
こちらもスリランカの家庭の味です。
(一同)頂きます!元気元気。
はい皆さんちょっとここで食べる捺穂子さんに注目!分かります?な〜んか変なの。
わっぱメシ片手にお皿のカレーライス食べてますよね?カレーライスですよ。
まかないにごはんついてるんです!なのに何でごはん持参なの?捺穂子さん。
グランドスラムするねいつも。
米麺パン!実は捺穂子さんメニューが何であろうといつも必ずごはんを持参。
だからカレーがおかずじゃないんです。
カレーライスをおかずにして家から持ってきたごはんを食べていたんです。
面白い事なんて言わなくていい!あなたのカレーの食べ方だけでも十分面白い!ごはんはあくまでそのまま食べておかずとしてカレーライスを頬張る。
いや〜よほどのごはん好きだよこれ。
お母さん娘さんのサラメシこんな事になってましたよ。
持ってきた白いごはんもおかずのカレーライスも見事完食!
(一同)ごちそうさまでした!牧場長のまかないカレーは元気のもと!何がおかしいのかな?若いっていいですね牧場長!ヤギ牧場のサラメシごちそうさまでした!あの人も昼を食べた。
この街で過ごして30年以上。
彼が毎日のように訪れたのは自宅から歩いてすぐの喫茶店。
10時ごろ店内が混み合う前に一人仕事前に立ち寄るのがお決まりだった。
俳優斎藤晴彦。
70年代のアングラ演劇ブームを代表する一人。
クラシックに歌詞を乗せて歌うCMが話題となったのは40代半ばの事。
芝居一筋50年。
腹が膨れると芝居が緩くなるといつも早めの昼ごはん。
いつもこの店のカレー。
ルーは創業時から変わらぬ手作りで。
小麦粉の香ばしい香り漂うまで弱火で1時間。
合わせるのはカレー粉と4種のスパイス。
そして4時間炒めた香味野菜。
丁寧に丁寧になじませる。
具はシンプルに鶏肉ジャガイモニンジン。
それを数種類の野菜と鶏がらを煮込んだスープでじっくりと…。
口いっぱいに広がる香ばしさ。
食べるほどに感じるスパイスが癖になる。
これが斎藤晴彦のいつものカレーセット。
大好きなクラシックに耳を傾けながら新聞を広げてカレーを待ち食べ終われば台本に向き合う。
それがいつもの風景だったという。
そういう事よくありましたからね。
台本のみならず作品に描かれた時代原作者の人となりにも一人静かに向き合った。
そのまっすぐな姿勢は私生活でもまた同じ。
通い続けて20年以上。
彼にとってはここへ来ないと一日が始まらない。
そんな場所だったのかもしれない。
これが俳優斎藤晴彦が愛した昼ごはん。
ごちそうさまでした。
今日もお相手は中井貴一でした。
(大悟)うっ…。
2015/07/09(木) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
サラメシ[字][再]
今回はカレー・スペシャル。レトルトカレー開発スペシャリストのランチ事情とは。ヤギ牧場でふるまわれる絶品スリランカ・カレー。俳優・斎藤晴彦の愛した喫茶店のカレー。
詳細情報
番組内容
梅雨のジメジメを吹き飛ばす、カレー・スペシャル!▽食品会社でレトルトカレー開発に携わるスペシャリスト。出張先ではその土地の人気カレーをはしごするのが楽しみという“カレーな日々”に密着した。▽「娘はヤギ牧場に勤めており、ランチには白米しか持参しません。」という投稿が番組に。牧場でふるまわれていたのは、スリランカ人の牧場長が調理する絶品カレーだった。▽俳優・斎藤晴彦が20年愛し続けた、喫茶店のカレー。
出演者
【語り】中井貴一
ジャンル :
バラエティ – 料理バラエティ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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