助けて!きわめびと「ステキな庭をつくりたい」 2015.07.09


(松嶋)すごい。
緑いっぱいの庭やベランダ。
憧れますよね。
(松嶋)憧れるね。
でも現実は…。
手入れが追いつかなかったり虫や病気で枯れてしまったり結構難しいみたい。
ガーデニングが趣味のこちらの女性。
ベランダが狭くて思いどおりに楽しめないといいます。
(松嶋)そやなベランダね〜。
こちらの男性は自ら芝生を植えて庭を変えようとしたのですが…。
でも大丈夫。
そんなおうちの緑のお悩みまとめて承ります。
こんがらがった毎日を解きほぐそう。

(三宅)という事でどうですか?緑のあるスタジオになってますよ。
(松嶋)本当言われるまで!
(一柳)気付かなかったんですか?でも確かにね何か生活が豊かな人に見える。
ちゃんと緑の家がある。
っていうかほら緑って目にもいいとかよく言いますからね。
都会なんてさ大きい庭なんて持ってる人なんて一握りよ?ベランダベランダ。
今回ご登場頂くきわめびとには本当にベランダから庭までのさまざまな緑に関するお悩みに答えて頂きたいと思います。
でもさ今日3人しかいないじゃない。
そうなんです。
ロンドンから今日は登場して頂きます。
何かガーデニングの本場っぽい。
庭園デザイナー石原和幸さんです。
おはようございます。
おはようございます。
(三宅)よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
ロンドンに住んでるんですか?いや住んでないです。
今チェルシーフラワーショーというですねガーデンの大会をやっておりまして今お庭を製作してるところなんですよ。
石原さんが参加しているチェルシーフラワーショーは100年以上の歴史を持つ花と庭のコンテスト。
世界中から集まった一流の庭園デザイナーがその腕を競います。
(松嶋)すごい!
(三宅)雨を降らしてる。
石原さんはこの大会で日本人最多の金メダルを受賞。
なんとあのエリザベス女王からも庭の魔法使いと賞されました。
(三宅)すごい言葉ですね。
そのモットーは…
(松嶋)そっか。
(三宅)心強い言葉ですね。
どんなスペースにも立体的で斬新な空間をつくり出してきた石原さん。
羽田空港や渋谷駅そしてビルの壁からベランダまであらゆる場所に庭をつくるきわめびとなんです。
という事で石原流の庭まずはこちらなんですよ。
(松嶋)気になっててん。
金魚よう入れてメダカ?これ金魚やんね?これメダカなんですって。
この器のこれだってキッチンにあるような。
よく見ると石原さんこれ…。
ですからそういった普通に家にあるものを使って植物と…。
例えばメダカはおしっこするんですよね。
そのおしっこが植物の栄養になります。
植物から酸素が出ますのでその酸素でメダカが生きれるという循環を考えてます。
酸素のお礼をおしっこでする?そうです。
(松嶋)いっぱいしてほしいわおしっこ。
いっぱい…ちょっとしかしないです。
…だと僕は思います。
それが一つの風景になればいいなと思います。
ですから普通の…そんな石原さんにまずはこんな悩みに答えて頂きました。
こんにちは。
はいそうなんです。
でもね…都内にお住まいの…花が好きで気に入ったものがあるとついつい買ってしまうそう。
(松嶋)ステキな人。
でもベランダの幅は僅か60センチ。
狭いのが悩みです。
そこで石原さんスペースを有効に使う極意を伝授。
へえ〜どうやってやんねやろ。
運び込んだのは大きなプランター。
そこに人の背丈ほどもある紅葉を植え込みました。
高さに差がある植物を組み合わせると視線が上にも向くため広く感じられるようになるのだそう。
そして中くらいの高さをつくるために鉢をそのまま埋め込みます。
えっ大丈夫なの?更に一番下には色鮮やかな花を植えていきます。
すると…。
ものの1時間で狭いベランダがステキな庭に大変身!あ〜ありがとうございます!ちょちょちょってやりはったよね。
ねえ部屋からの景色がそこにお庭があるような感じになったね。
風に揺れてる感じがすごくよく見えるようになったね。
ですからたくさん植えるという事がポイントかなと思います。
種類をね。
1種類を植えますと1つの病気1つの虫で全部伝染しますけど種類を植えると違う種類の虫が来たりしますし。
例えばアブラムシが来るとやっぱり枯れちゃいますけどいろんな種類を植えるとテントウムシも来てアブラムシを食べてくれるんです。
テントウムシの方が強いの?そう。
テントウムシはアブラムシを栄養源にしてますんで。
そういうのが寄せ植えのメリットかなと思います。
もう一つありましてこれは違う種類を植えるとそれぞれが競争するんです。
光を取り合ったりいろいろするのでたくさん植えると成長が早くなるんです。
(三宅)はあ〜競争するんだ!うちの劇団いろんなとこから来てるけどね育たないねなかなか。
ほんまもっと環境厳しくすれば?さあここまではベランダを見てきましたが続いてはこちらです。
(松嶋)見応えありそう。
庭なんですね。
山形県に住む…そのお悩みは…。
きれいにしようと芝生を植えたもののまだらで凸凹。
更に…。
あ〜もったいな。
亡くなったおじいちゃんが残した古びた灯籠や大きな石。
そしてなぜか線路の枕木まで。
あちらこちらに要らないものがあり庭づくりの邪魔になっています。
捨てられへんしね。
処分しようかとも考えましたがおばあちゃんが大反対。
そこで石原さん早速現場検証です。
こんにちは。
中村様?中村です。
お世話になります。
初めまして。
どうも。
庭を見るなりあの古い灯籠に目を留めました。
更に…。
(松嶋)石原さんはいつも服きちっとしてはるな。
邪魔だと考えていたおじいちゃんが残したものを石原さん次々と褒めていきます。
あれ?ピンと来ていないみたい。
分かるわ〜。
嫌と思ってたものがね。
ここに石原さんの「目のつけどころ」がありました。
実は石原さんおじいちゃんのものがたくさんあるのには何か理由があるはずだと感じていました。
だから枕木か。
国鉄の駅員として働いていた父の良平さん。
忙しい仕事の合間に妻の悦子さんと庭づくりをするのが唯一の趣味でした。
へえ〜。
そしてあの灯籠には意外なエピソードがありました。
家族の歴史を聞いた石原さん。
早速動き始めました。
せ〜のよいしょ!重たいんやね。
梅の木の周りをおじいちゃんの思い出が感じられる場所にしようとしたのです。
実はここに庭づくりの大切なポイントがありました。
庭を区切りそれぞれにテーマを決めていくゾーニングという方法。
これを基に具体的にどんな庭にするか考えていきます。
石原さん今回庭を4つのゾーンに分ける事にしました。
お客さんを迎えるウェルカムゾーン。
家族でくつろぐ集いのゾーン。
野菜を育てる畑ゾーン。
そして家族の思い出ゾーンです。
この梅の木の周りを石原さんはどのように生まれ変わらせるのでしょうか。
へえ〜楽しみ!はあ〜。
これだから聞いていくと面白いね。
こちらのボードでご説明しましょう。
この梅の木の下ここを石原さんはおじいちゃんの思い出を刻む場所というふうに石原さんは考えたんですね。
そうですね。
ですからおじいちゃんが前頂いた灯籠ですとか枕木とかでお庭をつくる事で子どもさんお孫さんとこの庭がつながっていく。
そうしたら私の家はおじいちゃんが国鉄でこういう事があったからずっと今があるんだよねっていう事をここで語る事ができますよね。
そうですね。
語りながらちょっとバーベキューやりながら畑のものをちょっとこう食べたり…そういう事ですね。
実はこれマンションも同じなんです。
これマンションの部屋全体を庭というふうに考えるんです。
これをいくつかのゾーンに分けるという考え方なんです。
ゾーニング?ゾーニングです。
そのとおりです。
ウェルカムゾーン石原さんこれは玄関でいいですか?そうですね。
玄関で皆さんをお招き…。
今日誰がいらっしゃるかなっていう事で。
どういうものを?先ほどメダカみたいなのもね僕はいいと思うんですよ。
メダカが泳いでたりして。
キッチンにあるボウルを使ってこんなきれいなものがここにあるのかっていう感動になるよね。
では続いてこの集いのゾーン。
リビングになりますよね。
ここはやっぱり大きな木をですねゴムノキだとかパキラとか強いのがあるんですよ観葉植物で。
そういうの1本だけはちょっとシンボルツリーを植えてですね。
そうすると木に名前とかヨシオくんとかカズコちゃんとか付けると「元気?」とかというこう…楽しくなるかなと思います。
これ今お庭にあった畑ゾーン。
ここは…。
これはキッチンのところにちょっと置きまして。
ベランダじゃないんだ。
キッチンにですね何かバスケットみたいなものにコケなんか置いてそこでハーブなんかを作る事できますので。
葉物野菜とか。
いいね。
ネギとハーブは必要やもんね。
これもうだから広いお庭と全く同じ考え方でマンションでもできると。
さあ中村さんのお庭で家族の思い出ゾーンこちらをつくる事にした石原さん。
ここからさまざまな技が繰り出されます。
やっぱりな〜。
石原さんと中村さんまずはおじいちゃんが残したものを庭中から集めます。
あっこういうのも抜くって事?最初に植えたのはサツキ。
おじいちゃんが一番好きだった木だといいます。
そしてあの灯籠と石。
おじいちゃんの思い出が濃くなりました。
そしてきわめびとの極意で思い出に一つの要素を加えます。
ですから例えばヒビのこういったところから…長い時間をかけてつくられた自然の姿。
それが庭に深みを与えます。
これ面白いね。
なるほど。
そして家の裏に見つけたのは…。
コケ!
(三宅)おお〜!ひそやかに生えているコケはゆったりと流れる時間を感じさせます。
じゅうたんみたい!だんだん雰囲気が出てきました。
殺風景だった梅の木の周りにおじいちゃんの思い出がよみがえりました。
更に2人にはもう一つよみがえらせたいものがありました。
3年前に腰を痛めてから控えていた畑仕事をもう一度楽しんでほしいと思ったのです。
使うのはおじいちゃんが残したあの枕木です。
土を流し込んでかさ上げした畑をつくります。
(三宅)そうすると腰曲げないで済むんだね。
本当〜!へえ〜優しいなこれは。
生まれ変わった庭を見にご近所さんがやって来ました。
次は芝生を植え直したいという中村さん。
庭で悩んでいたのがうそのようですね。
すごいね。
多分中村さんご近所の人に「これさ全部俺のアイデア」みたいな。
はあ〜!それでもいいぐらいですね。
もう中村さんが本当にどんどんどんどん燃えてきまして僕もだから一作業員としてやらせて頂いたっていう。
さあそれでは庭づくりの極意が分かったところで三宅さん松嶋さんお二人にもミニガーデンをつくって頂きたいと思います。
やってみたい!お手伝い頂くのは石原さんのアシスタント古川努さんです。
(一同)よろしくお願いします。
今回はここを集いのゾーンというふうに考えましてお二人につくって頂きます。
(三宅松嶋)ほう〜。
(松嶋)まずね真っ中央に置かん方がいいと思うねん。
後ろ側に…例えばですねこいつを置くと…。
ほっといてくれる?ちょっと待って。
私らかてな?これ漏らすねん。
ちょっと出すねん。
これもっとないの?ほか。
何か松嶋さんが物色しています。
少しかわいいの入れんねん。
あのですね今は水が好きな植物ばっかり植えてるんですけども今松嶋さんが触ってるのは本当は外のものなんで集いのゾーンにそれ植えちゃうと枯れちゃうんじゃないかな…。
申し訳ないです。
そういうのもあるんやね。
でもちょっと使っちゃおっか。
そこだけお客さん来たあとに抜くわ。
だったら大丈夫だと思います。
松嶋入らないってそれもう。
もう自由なんです。
何があれっていうんじゃなく自由にしていけばもう僕本当に楽しいと思うんですよね。
俺が思うに外までこれ2015/07/09(木) 11:05〜11:30
NHK総合1・神戸
助けて!きわめびと「ステキな庭をつくりたい」[字][再]

緑あふれるベランダや庭は憧れの的。しかし、実際にはどうすればいいのか悩む人も多い。そこで、今回は庭園デザイナーの石原和幸さんが登場。緑とつきあう極意を伝授する!

詳細情報
番組内容
緑あふれるベランダや庭は、憧れの的。しかし、実際に植物を育てたり、庭づくりをしたりするのは悩みも多いもの。そこで今回は、世界的な花と庭のコンテスト「チェルシーフラワーショー」で日本人最多、7度の金メダルを受賞した庭園デザイナー・石原和幸さんが登場。どんなところにもステキな緑の空間をつくる極意を伝授する。さらに、司会の二人が、家の中でもできるミニガーデンづくりに挑戦。どんな庭ができあがるのか?!
出演者
【司会】三宅裕司,松嶋尚美,一柳亜矢子,【出演】ランドスケープアーティスト…石原和幸,【語り】本上まなみ

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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