わあそこがあった!
(はくしゅ)イエイ!
(パープル)オーケー!にょほん!相武紗季です。
わたしは小学校3年生の時阪神・淡路大震災をけい験しました。
家具は倒れテレビは部屋の向こう側まで飛び出し家はめちゃくちゃになりました。
いつどこで起きるかわからない地震。
でもずっと地震の事ばっかり考えていたら楽しくないよね。
今日はいざという時みんながちゃんとはんだんしていのちを守るにはどうすればいいのかすごくかん単な事だけど本当に大切な「いのちを守る知恵」を学びます。
最初にいのちを守る3つのポイント。
3つ。
「シンサイミライ学校」。
今日の先生は地震学者の…地震が起こる国でみんなが強く生き残れるために。
ねっ!大木先生の信念は「自分が教えた子どもは一人も死なせない」。
授業を受けるのは東京都…5年生のみんなです。
まず子どもたちに見せたのは6,000人をこえる人が亡くなった阪神・淡路大震災。
地震が起きたしゅん間のえいぞうです。
何が起こった?はい。
たなとかが倒れた。
うん。
たなが倒れてきた。
なんかまとめてあった書類みたいなのがくずれてバラバラになった。
あ〜落ちてきてた。
みんなだってあの強い揺れの中に入ってしまうかもしれない。
地震が起こった時に何が起こるのかをまず考えよう。
そこで先生がしめした写真がこちら。
一見ふつうの授業風景のようですが…。
そう授業の前にさつえいしておいたこのクラスの写真なんです。
ちょっとしたくふうで子どもたちのやる気を引き出していきます。
どう?この中で落ちてきそうなモノ?はい。
あそこの黒板の左落ちてきそう。
落ちてきそう。
はいありがとうございます。
このたな。
たな見たら落ちてくる倒れてくると思うのはすごく大事な事なんです。
他に…じゃあはい。
はい。
あのエアコン。
エアコンそうだね。
エアコンの近くの人注意だよね。
じゃあこういう場合にどうすればいいのか?落ちてこない場所に行く。
それからたなが倒れてこない所に行く。
それから動くものあるよね。
コピー機給食の台とかだね。
移動してこない。
地震が起きた時に気をつけなきゃいけない3つのポイント。
この3つのポイントが大事なんです。
大木先生の「いのちを守る授業」。
いよいよここからが本番です。
いざ地震が起きた時どう行動すれば自分のいのちを守る事ができるのか実せんします。
まず掃除の時間。
机など身をかくせるものはありません。
訓練は緊急地震速報を使って行います。
子どもたちはそれぞれに自分が一番安全だと思う姿勢をとります。
だれの姿勢が良さそう?
(児童たち)白井とかカヤマとか。
白井くん?白井くんうん。
みんなこの白井くんの姿勢何ににてる?ダンゴ虫ににてるよね。
これダンゴ虫の姿勢。
なんでダンゴ虫にしたの?えっとね〜頭当たると記おくとか無くなりそうだし。
(笑い声)ちょっと危ないから。
危ないから。
ダンゴ虫のポーズに。
頭を守った。
机など身を守る場所が無い時は頭を守ってダンゴ虫のように丸まりましょう。
いつどこで起きるかわからない地震。
さまざまな場面を想定しておくのは大切な事です。
家庭科室で気になるのは…さあ訓練スタートです。
とっさにガスコンロの火を消した峰村くん。
しかし火を消してから避難すると机の下にかくれるのがみんなよりおくれてしまいましたね。
なんかこまった事あった?こまった事。
はい。
火を消してから行くからその時間がちょっとかかったからもうちょっと急いだほうがいいか少しおさまってから消しに行って逃げるとかもぐったほうがいいかなと思った。
大切なのはこのようにどんな問題が起こるのか子ども自身に気づかせる事。
さあみんなはどっちがいいと思う?これね実はすごく大切な事なんです。
なんと今は地震が起こるとガス会社がバッ全部止めてくれます。
止めてくれるんです。
だから地震起こった時もしちょっと火がついてても火からはなれるのが正かいなんです。
続いてやって来たのは…もしえんそう中に地震が起きたらどうやって身を守るのでしょうか?訓練スタートです!楽器からはなれてダンゴ虫。
イスで頭を守る子。
そしてもっきんの下にかくれた女の子。
もっきんの人どう思った?動くから危ないと思う。
動くから危ないとはんだんした。
今どうやってたの?ポーズは。
右手であしをおさえて動かないようにしてる。
左手は?左手は頭。
もっきんが動かないように手でおさえた。
これいい事だね。
他の人のとこにも飛ばないようにおさえてくれてるし自分のとこにも来ないようにおさえてる。
もう一個の手で頭おさえる。
これも一つの方法。
良かったと思います。
みんなね実はねこれ今日ずっとやってるけどこうやったら100点…もっきんの場合はこうてっきんはこうっていうの無いんです。
みんなふだん学校は「1足す1は2」3って書いたらバツだよね。
でもこういう地震の時っていうのはどうなったら○かっていうと…だからなるべく生き残れそうな方法。
BOSAIの授業には正かいがいくつもあります。
今日みんなに宿題を出します。
自分の通学路。
危険そうなもの。
それからおうち。
危険そうな場所もの。
それを探してきてください。
宿題のねらいは地震が起きる前に今できる事を親も一緒に考えてもらう事です。
この塀はだいじょうぶかな?
(児童)この塀どうだろう?
(母親)古いよね。
(児童)古そう。
おうちのガラスとか屋根とか…。
(スタッフ)けっこう見てるといっぱいありそうだね?家にも危ないものが…。
食器だなのとびらです。
揺れても開かないようにとめ具をせっ置しました。
大切だとわかっていてもできないのが防災。
宿題をきっかけに一歩前進です。
どういうふうに身を守ればいいのかっていうのを考えなきゃいけない課題ができたなと感じました。
子どもたちは宿題で調べた事をまとめて防災新聞を作りました。
地震からみんなのいのちを守るために何が大切なのか一人一人が考えました。
「今度大きな地震が来たら大木先生に教えてもらった事を生かして家族みんなで生き残りたい」。
子どもたちの決意です。
これはわたしのおうちの写真。
ちゃんと倒れてこないようにしています。
いざという時の前に今できる事を家族みんなで考えてみて下さい。
「イノチとキズナがミライをつくる」。
2015/07/09(木) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
学ぼうBOSAI シンサイミライ学校「地震からいのちを守る知恵」[解][字]
「シンサイミライ学校」今回のテーマは、「地震からいのちを守る知恵」。どんなことをしても、命を守ることが出来れば、それが「正解」。みんなも一緒に考えてみましょう。
詳細情報
番組内容
自分で考え行動し、命を守ることを学ぶ「シンサイミライ学校」。今回のテーマは、「地震からいのちを守る知恵」。必要なのは、自分で判断し、素早く安全な場所に逃げること。キーワードは「落ちてこない・倒れてこない・移動してこない」。正解は、ひとつではない。どんなことをしても、命を守ることができれば、それが“正解”だ。みんなも一緒に考えてみよう。
出演者
【出演】相武紗季,【出演】慶應義塾大学環境情報学部 准教授…大木聖子
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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