ためしてガッテン「3人に1人が激痛に! 帯状疱(ほう)疹!超早期発見SP」 2015.07.08


子供の頃水ぼうそうにかかった事ありませんか?実はかかった事がある人は大人になると…こんな事になる危険が!専門医に聞いても…。
この痛〜い病気の正体は…皆さん知ってますか?なんと…今帯状疱疹にかかる人がどんどん増加中!このままいくとなんと3人に1人が経験するとまで言われているんです!これまずいんじゃな〜い!?「ガッテン」が帯状疱疹を徹底取材!一体どうすればかからないで済むの〜!?サイン?実は帯状疱疹の原因はこの…体の中で悪さをしようとするその瞬間ウイルスが出すサインを見極める方法が分かったんです!それは…。
なんとこれを使えば一発で…しかもそんな夢の方法が去年から…さあ皆さん帯状疱疹の激痛とおさらばしましょ〜う!
(小野志の輔)こんばんは。
「ためしてガッテン」のお時間がやってまいりました。
「帯状疱疹2」という事でこちらにタイトルが出ておりますがこれ何ですか?これは。
有刺鉄線です。
つまりこうキリでどうのこうのの…。
キリで24時間ずっと刺されているような痛みとおっしゃってました。
すごい痛みを伴う帯状疱疹。
「2」という事は2回目だという事でございまして当然「2」の前に「1」があったんでございますけどもこの「1」で何をやったかをまずご説明します。
「1」では…。
帯状疱疹を引き起こす原因は子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスです。
(柴田理恵)え〜!?小学校を休みましたんで。
すごいうれしかった。
なるほどなるほど。
やりました?やった記憶がなくてでも母親に前に聞いたんですよ。
「俺やった事ある?子供の頃」。
そしたら母親…だからもしかしたらやってない可能性もあるかなっていう。
まみちゃんは?やりましたというのは自覚がある?あります。
「1」でお伝えしたのは実は水ぼうそうにかかった人は…。
実はこの…
(柴田)え〜!?だから脅かしじゃなくて…帯状疱疹の…やったでしょ?やったという事は持ってるんですよ。
まみちゃんも持ってるんですよ。
(柴田)前なりました。
じゃあ2人共24時間キリで刺されるような…。
チクチク痛くてTシャツが擦れて痛いなとかそういう…。
お医者さん行ったの覚えてます。
「帯状」っていうぐらいですから当然帯状というか数珠つなぎなんですよ。
どういうふうになるかというのだけちょっとご覧頂いて…。
こういうふうに。
あっ!はいはいここここ。
こんな感じだった私も。
(山瀬)私もそうです。
(柴田)ここからここだった。
これが帯状の意味です。
(タカ)僕はまだこれも経験した事ないですね。
そうかそうか。
実は…そういう怖〜い帯状疱疹だから…。
抗ウイルス薬というのはウイルスの増殖を止める薬で発疹が出て3日以内に使うと効果的とされています。
これを鉄則としてお伝えしたのが「1」です。
3日以内にお医者さんへ行けば抗ウイルス薬がありますのでそれでもう…。
(柴田)すぐ治る。
医者…。
すぐに…。
そして新たにどうしてもお伝えしたい事がこの「2」にあるわけですけれども普通…
(笑い声)
(タカ)よく言われますよね。
(タカ)ほんとですか?ほんとに超えるのよ〜。
さあいよいよ「2」の始まりでございますが今回ご協力頂きました岩本さんのこの経過をご覧下さいませ。
発疹を発見して虫刺されかなと最初は思われたんですがおかしいぞと思って3日目にすぐ病院に行かれました。
そして…「1」でいうところのこれでめでたしめでたし…。
(タカ)抗ウイルス薬もらえるもんね。
そうです。
理恵ちゃんもまみちゃんもこれで見事にすぐに治りました。
岩本さんも同じ事をいたしました。
ところがそうはいかなかったのでございます。
「2」のスタートでございます。
福岡県にお住まいの…帯状疱疹で思いも寄らぬつらい経験をしました。
帯状疱疹になったのは5年前。
腰の辺りに何ともいえない痛みを感じました。
一体何事かと鏡で見てみたところ…。
しかし翌日痛みは徐々に増していきます。
夜には痛みが更に強くなり眠る事もできないほどに。
そして3日目痛みは経験した事がない激痛になっていきました。
このころには発疹は広範囲に広がりなんと水ぶくれに。
ず〜っとこう突いてくる。
もうグッサグサ突いてくる。
岩本さんはたまらず病院へ駆け込みました。
そこで生まれて初めて「帯状疱疹」という病気を知りました。
その後も痛みはなかなか治まりません。
結局この痛みがなくなるまでに半年もかかってしまいました。
なんで?ね。
「なんで?」ですよね。
ちゃんと3日以内に行かれて帯状疱疹と診断されれば当然抗ウイルス薬を投与されてこれで岩本さんも無事生還というはずだったんでございますがご覧下さいその後の経過。
1か月たっても痛みは消えず発疹がようやく薄くなってきました。
痛みがなくなって通院が終了したのは半年たってからでした。
(一同)え〜!?岩本さんのような方実はとっても多いんです。
(タカ)厳しいな。
(柴田)眠れもしないですよね。
有刺鉄線の上に背中を置いて寝てるようなもんでしょう?
(山瀬)嫌だ〜!それはつらいですよね。
でもほんと岩本さんにしてみれば行ったじゃん3日目にちゃんとという事なんですが…。
まさにその疑問を専門家にぶつけました。
帯状疱疹の治療と研究を長年続けている…誤解をして頂きたくないのは…
(一同)へえ〜!一刻も早く治療を始めて激痛が起こる可能性を低くする事が大事なんです。
医師によっては……と言う方もいらっしゃるぐらいです。
飲んで頂ければっていうぐらいに1時間を争うそういうものなんだという事を今先生に教えて頂いてる。
ですから岩本さんのようなケースはたくさんの方が多分体験してらっしゃるんじゃないかという事なんですがじゃあまず「発疹を発見」っていうのが一番最初だとするとどういうものが発疹なのかっていうのを…。
(柴田)そうか。
だって最初っから帯状で出てこないんでしょ?最初はプツッと。
(柴田)そうだよね。
(山瀬)最初はポツポツが出来て痛いなと思うんだけどよくあるポツポツだからほっとくんですけどあまりに痛いから病院行くみたいな。
それではこれが帯状疱疹の最初の発疹だ。
さあこの4つの中でどれでしょう?
(柴田)違うやつがあるんですか?残り3つは違います。
(タカ)違うんですかこれ。
1つだけが発疹です帯状疱疹の。
(柴田)どれもこのぐらい私…
(笑い声)だってたまにこういう…「あれ?赤いな」とかない?
(タカ)これ全部持ってるのはもうちょっとね問題あるかもしれないですけど。
これ分からないですよね?
(タカ)分かんない。
(柴田)あの…この柔らかい所に幅広くビヤッと出来てる。
胸のそばにあるこういうジュワーッとした感じの。
(タカ)なんかあの首の後ろの所…3つぐらいあるのが1つに見えるような感じ。
こういう特徴があるのか…という事でございますがとにかくこうやって見たって分かりません。
分かるはずがないんです。
そこでこれです。
「水痘」これ水ぼうそうの事ですけど…子供の時にかかった水ぼうそうの残ったウイルスが体のどこかにいてそれが出てくるのがまずは発疹だと思えばいいの?そうです。
僕らも今持ってるんですよ。
(タカ)可能性…。
いやもうほぼ持ってると思っていいですよね。
持ってたまたま出てこないだけでいつ出るか分からないし繰り返しも出てくるんでしょ?
(柴田)え〜!?ず〜っと持ってるんですよ今。
全然何の連絡もないでしょ?
(タカ)全然連絡もなければ気配もないです。
(笑い声)気配もないのに持ってるんですよ。
これが実に不思議な事なんですが皆さん驚かれますよ。
水ぼうそうのウイルスは子供の時期に治ってお母さんともどもよかったねと言っていたのにこんなとこにいるんですよ。
こんなとこに。
ご覧頂きましょう。
はいテーマです。
ウイルスの隠れがを今回初めて撮影しました。
子供の頃に多くの人が経験した水ぼうそう。
この時一体ウイルスは何をしていたのでしょうか?先生そもそもウイルスってどこにいるんですか?赤いポツポツを顕微鏡で見てみるとその中に…。
いました!このツブツブが…赤いポツポツで大増殖した水ぼうそうのウイルスたち。
この時非常事態に反応するのが…侵略は許さないとばかりに戦いが始まります。
免疫細胞はウイルスたちを一斉攻撃!ダダダダダダダダッ!ガガーン!バーン!戦いは体じゅうで勃発。
ドドーン!ババーン!ドーン!やがてウイルスたちは免疫細胞に押されて劣勢に。
そしてついには敗北!水ぼうそうはこうして治るのでした。
いやあめでたしめでたし!実はウイルスたちは全滅したわけではなかったんです。
なんと生き残りが!水ぼうそうウイルスは体の中のある場所へと逃げ込みます。
免疫細胞に見つからない体の奥深〜い所へ…。
水ぼうそうウイルスが逃げ込んだその場所は一体どこなのか?捜索のために伺ったのは千葉大学医学部附属病院。
痛みの治療に詳しい大鳥精司医師です。
ウイルスが隠れた場所をMRIで探します。
一体体のどこに潜んだのか?
(大鳥)ここがですねちょうど…えっ見た事ないんですけどここってどこ?
(大鳥)恐らく…えっこれって一体何なの!?えっ?さあどこでしょうか?骨じゃないの?あんなとこ。
(柴田)どこだろう?やつらの秘密基地ですね。
(山瀬)え〜?それでは模型で見てみましょう。
いきます…はい。
(柴田)何だろう?見えてきました。
はい。
これ一つ一つは…神経というのは脊髄からず〜っと一つ一つ体の前面例えばおなかの方へ向かって延びています。
その一番脊髄側の所ここ一つだけ説明のために大きくしてあります。
実はこここそがポイントです。
そもそもなんで節というものがこんなにたくさん…。
ここには…たくさんの信号やいろんなものを脳に送ったりするために特にここに神経細胞が集中しているという。
水ぼうそうにかかると私たちの体は一生懸命水ぼうそうのウイルスと戦うために免疫が頑張ります。
免疫との戦いに敗れた水ぼうそうウイルスはここでこの神経の中に入り込んでそして…
(柴田)死なないでそこに入るんですか?はい。
(柴田)うわ〜怖い!
(タカ)何するの!?え〜!このまま私たちは何十年もいるの?今も。
はい。
はいこれ取りましたよ。
(柴田)免疫。
(柴田)うわ〜。
その条件が整うとこの水ぼうそうウイルスが復活します。
(山瀬)え〜なんか腹立つ。
(柴田)腹立つよね。
(タカ)でもすごい生き物ですね。
つまり俺たちの体に住んでいながら俺たちの体が衰えるのを待ってるわけですね。
そうです。
衰えた途端にワッと復活するんだ。
はい。
あらま〜。
出てきた時もこの神経の中を通ってこの中で増殖しながら移動するんです。
そしてじわじわっと皮膚の表面へと近づいていきます。
という事は今その中でそのような事が起こっててそれが外で見るとこのようにさっき理恵ちゃんもまみちゃんも言ってました最初虫刺されかなという「おや?」というちょっとかゆいっていうぐらいのこれが出るんだ。
そうです。
皮膚に出てきた1発目だこれ。
さあここまでの説明を聞いたら分かり…。
…ませんよねこれ見たってね。
(笑い声)何となく分かりそうな気がするんですけどね。
分かりませんよね。
今の説明でこのどれか選べるんだったら最初から選べるよね。
でもこれがどんどんどんどん増えていくというのは…。
あっごめんね。
これもう一回取って。
もう一回同じ所からどんどんどんどんこれが出てくるから…。
そして帯状になっていく。
(タカ)神経に沿って帯状にっていう事なんですね。
だから片一方の側にこう出るんですね。
でもここでしか出ないような気がしますけどどこか他にも出るわけでしょ?
(山瀬)顔の人もいる。
(柴田)そうですね。
という事は場所。
ここに出たら初発疹かもしれない…帯状疱疹の。
それをちょっとねいろんな体験者の方々にどこの場所に出ましたかというのを…。
こういうのを押されてこっちへ持ってこられても…。
(笑い声)
(タカ)なんかでっかい親友みたいですね。
場所。
場所で疑っていきましょうよ。
私たちは一体どういう場所に出やすいのか大規模な調査を行いました。
こちらです。
今回80人の帯状疱疹経験者にご協力を頂きまして発疹が出た場所にシールを貼ってもらいました。
最も多かった所3つご紹介します。
まず…第3位は頭部。
特に目の上や頭に出来た方が大勢おられました。
続いて…第2位はおなか周り。
背中からおなかへグルーッと半周するように出るとおっしゃっていました。
やはり背中から胸の方へ回り込むように出ている方が多かったです。
おなか周りと胸周りこの2つを合わせるだけで60%にもなりました。
それではもう一度これをご覧頂いて…。
形状だけでは判断できないですがこれに場所が加わりますとという事でまずここはどこでしょう?これは背中です。
これは何でしょう?腕です。
そしてこれはまあ…。
首の後ろ。
そしてこれは…。
胸の横。
帯状疱疹の初発疹はどれですか?
(タカ)おでこはこの中にないでしょ。
という事はおなか周りか胸周りか。
でも上半身という事でできそうな感じの所はまだ絞りきれないのでございますけども。
やっぱり場所で攻めた形状で攻めたというところでまだ100%という事ではないとすると実はですね場所と発疹の形状も大事ですけどもっと大事な事があるんですよね?はい。
(一同)え〜!あれ…?私の場合は劇場で芝居やってたんです。
芝居にはダニがいっぱいいて着替えてる時に久本が…実はですねウイルスがまだ皮膚の表面に到達する前…
(山瀬)へえ〜!
(柴田)皮膚の前?移動中だよね。
こうなった方々が何やら言われてみると…そうなんです。
(タカ)何にもないのにかゆい?みたいな事ですよ。
いろいろ調べてみたんですよね?今回は帯状疱疹に関してアンケート等をお答え下さった方が…
(山瀬)えっ!
(笑い声)
(タカ)何?そのコソコソ話。
(小声で)腰が痛い。
ああ…。
影響ないようです。
(山瀬)何?何?
(笑い声)腰が痛いのかなと思ったの。
腰痛がきてその次?中から外って言ったから。
(山瀬)でもなんかチリチリしてた。
腰だったから…チリチリしたから合わせ鏡で見たんです。
その時にはまだポッチリは出てなかった?そこが覚えてないんですよね。
(柴田)私も覚えてない。
さあ共通して体感した事は何でしょう?帯状疱疹を見分けるサインとはこれです。
痛みの治療に半年もかかった岩本信生さんです。
やはり事前に違和感を感じていました。
他にも経験者の皆さんに聞いてみると…。
痛みや違和感を感じていた人が多いみたい!ならばその違和感に何か特徴がないのか調べてみます。
言葉で表現してもらったところ…。
更に400人以上の経験者にインターネットでも大調査!という事でございます。
岩本さんも1週間前に言われてみれば…。
(タカ柴田)あったんだ。
軽い痛みと違和感をそう言われてみれば感じていた。
(タカ)「無意識にかいてる」って言ってましたもんね。
そしてご覧頂きましょう。
700人の方々がご協力を頂きましたがその中で答えを寄せて頂いた方々でございます。
発疹前の痛みを言葉で言って頂いたんですよね。
まみちゃんも個人的に言っておりましたが…。
まみちゃんさっき何て言いましたっけ?チリチリ。
(タカ)第1位「チリチリ」ですね。
いやそれは分かりませんですよ。
そんな何でもかんでもまみちゃんが言う事が…。
(笑い声)
(タカ)残念だなあ!
(柴田)でも「チクチク」かもしんない。
惜しい!みたいな。
もっと惜しいのは第6位がね「腰が痛い」だって。
(タカ)それもあったんですか?いや分かりませんけど…。
いえいえいえ。
何か共通しているところがありませんか?
(山瀬)ん?そうなんです。
だから私たちがこの「帯状疱疹」というのにわざわざこうやって有刺鉄線を巻いてず〜っと刺されたような痛みチクチクのような痛み。
でも有刺鉄線にした理由はひと言で言うとこういう感じなんですって。
表現はいろいろあれども結局は電気が走るようなあの感じ。
ピリッとした時の…。
(柴田)嫌ですね〜。
(タカ)神経を刺激されてるという痛みなんですね。
そして最も大事なポイントは皮膚に何らかの痛みや違和感を感じたらそこをじっと見ている。
注意して見ておく。
そしてそこにポツッとできたらそれが帯状疱疹の最初の発疹です。
(タカ)そっか。
医学とか科学で割り切れる事をず〜っとお伝えしながら20年以上になってきましたこの番組ですけどキレとしては一番アバウトです。
つまり「何か感じたらそこを見てたらプツッと出来たら帯状疱疹です」ってこんなまとめを今までした事がないよね。
はいないですが…。
だけどそうなんですよ。
体験者の方に聞いたらそれが一番なんですよ。
予感してくれっていうのが一番ね確率の高い事だって分かっちゃったものはしょうがないんですよ。
うわ〜。
とうとう最後までこの4画面のどれが正確に発疹だか分かりませんでしたが「見かけじゃ分からない」という事の念押しのために正解だけ申し上げておきましょう。
正解はこれです。
(柴田)へえ〜。
(タカ)すいません。
これなかなかチリチリってきた時にここいつも見るって結構難しいですよね。
(山瀬)後ろ難しいの。
鏡の中じっと見るって大変ですよこれ。
もうちょっと見やすいとこに出てもらえませんかね。
(笑い声)なんかここら辺りがちょっと違和感を感じ始めた時にやはりちょっと気を付けて鏡を2枚重ね…違うな。
何て言ったっけ?
(山瀬)合わせ鏡。
(柴田)2枚重ねにしたら全然見えない。
(笑い声)2枚重ねると見えなくなりますからね。
前触れや痛みがあったとお答えになった方は今回ご協力下さった700人のうちの8割ほど。
つまりあと2割の方はそんなの感じなかったとおっしゃったのでそういう方のために一つ情報をお伝えします。
帯状疱疹はウイルスが増殖するとどんどん増えます。
ですから1日目よりも2日目に「あっ増えた」と思ったら帯状疱疹を疑って下さい。
はい!という事でございます。
どちらにいたしましてもなんかアバウトな感じはしますけれど体験者ほどすばらしい情報はございません。
このような何となく違和感のある電気が走るような痛みが続いてきてそこにプツッと出来たならばまず疑って下さい帯状疱疹。
ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
それではいよいよオープニングに申し上げておりました帯状疱疹にならない体をつくろうというところへまいりたいと思います。
それうれしい。
はいテーマです。
今回ある病気を研究している現場に潜入してきました。
ある重要な情報を得た「ガッテン」はこの巨大な施設の内部を撮影するチャンスを得ました。
あっこんにちは。
こんにちは。
案内してくれるのは…施設に入るためには白衣と帽子の着用が義務付けられています。
いよいよ潜入。
ここで…これはかなりの厳重さ!長く続く廊下の両側にはたくさんの部屋が並んでいます。
ここは一体!?ここではインフルエンザや日本脳炎百日ぜきなど怖〜いウイルスや細菌の研究が日夜重ねられているんです。
ん?これは…。
バイオハザードのマーク!?やはり危険なにおいが…。
その奥で次々と生み出されていたものがこちら。
この液体がある病気を予防できるというんです。
これ一体何なんですか?ついに核心に迫ります。
早速使用されているという施設に。
その現場をカメラが捉えます。
(泣き声)えっ?えっ?なんで泣いてるの?うわっ痛そう〜!…って事はこれってもしかして!予防接種?…と考えられます。
(柴田山瀬)へえ〜。
(山瀬)入れたウイルスまた神経節に入っちゃわないんですか?実はそれは入る事は入ると考えられています。
でも…薄まってるからね。
こちら子供の水ぼうそうのワクチンというのはですね1歳児と2歳児が対象です。
2回受けると効果が高くなると言われています。
そして去年10月から原則無料となりました。
水ぼうそう自体も予防する事ができますし将来的には帯状疱疹も防ぐ事ができると考えられます。
是非受けて下さい。
でも子供たちはワクチンしてるからいいですよ予防接種。
入っちゃったものはね。
先ほど予防接種をしていた小児科の馬場先生からです。
(柴田)え〜何で!?
(タカ)どういう事?子供が減ってるんだったら大人も減ってもいいんじゃないですか?今…あれじゃないですか先生のNGテイクじゃないんですか?いいえ違います。
先生がおっしゃったのは…
(柴田)えっどうして?大人が何の関係があるんでしょうね?そこは専門家に解き明かして頂きましょう。
さあそれではお伺いをいたしましょう。
元東京慈恵会医科大学皮膚科教授本田まりこさんです。
どうぞ!
(拍手)お願いをいたします。
子供の水ぼうそうが減ると大人の帯状疱疹が増える。
どういう事でございますか?水ぼうそうのお子さんがいなくなるとですね…。
水ぼうそうのウイルスというのは空気感染するんですよね。
だから例えば誰かが水ぼうそうだとあっちの方まで飛んでっちゃうんですね。
(柴田)だから学校休みになるんですよね。
常にそれを吸い込むと免疫が維持されるんですね。
そうか!「飛んでるからうつる」という考え方もあれば飛んでるから免疫力になる人もいるんだ。
1回目やった時に…まみちゃん覚えてるかな?1回目やった時この事をお伝えしたんですが。
7年前の放送で「帯状疱疹になりにくい職業がある」とお伝えしました。
それが…水ぼうそうの子供に時々触れる事で大人の側の体の中の免疫細胞が増えて強化されるんです。
(柴田)へえ〜。
しかしです。
はあ〜。
なるほどそうか。
あ〜ほんとだじゃあ今のうちに全員仕事に行く前に必ず保育園に寄ってから…。
(笑い声)怪しまれる。
保育園に寄ってこうやって。
(本田)実際アメリカでは1995年から定期接種になったんですね。
水ぼうそうのお子さんが少なくなったために大人の帯状疱疹が1.5倍に増えてしまった。
日本も多分同じ現象が起こると思うんですね。
子供たちにとってはこれですけどじゃあ…大人もそれやれるんですか?
(本田)ええ。
ただですね日本では大人が帯状疱疹予防としてはまだ承認取れてないんですね。
したがって自費で1万円前後かかってしまうんですけれども…。
(柴田)1万円!?1歳児と2歳児は回数これだけ昨年の10月から原則無料なのに大人が帯状疱疹予防に打とうとすると…。
自費になりますね。
(タカ)そっか。
ただこれから私たちがお医者さんに行って「すいません帯状疱疹になりたくないので水ぼうそうのワクチンを打って下さい」と言って頼むと先生は「う〜んそれは今…」っておっしゃいますか?皮膚科の先生だとかなりの先生が理解してますから打って下さると思います。
(山瀬)「水ぼうそう予防です」って言えば…?
(本田)大丈夫です。
帯状疱疹予防目的だったとしても「水ぼうそう予防です」って言えばいいんです。
(柴田)そうだよね。
料金がおいくらでしたっけ?
(本田)1万円前後です。
(柴田)あっどっちにしても1万円なんだ?水ぼうそうならタダだと思ったの今。
(山瀬)もうどんな手段使っても1万円なんですね。
(タカ)でもこんなひどい目に遭わないためにと思えば…。
(柴田)まあそりゃそうですよね。
(本田)ただ治療薬に2万円ぐらいかかりますのでそれを考えたらやはり1万円以下ぐらいで打てるところもありますから。
お安いところもあるという事ですね。
まみちゃんいくらレギュラーだからって「どんな手段を使ってでも」って…。
(笑い声)ただみんなに予防注射を受けに行ったらいいですよとおすすめするわけにもいかないのでどういう人がとにかく急いで受けた方がいいかというのを教えて頂きます。
宮崎のデータなんですけども50歳以上になって急に帯状疱疹って増えるんですね。
(柴田)あら!私たちだ。
そういう方はやはり1回打って10年ぐらいしたらまた打つ。
その方が一番いいかなと思ってます。
あとは非常に過労で一番なりやすいんで非常に仕事がお忙しい方。
それからですね糖尿病の方悪性腫瘍を持ってる方帯状疱疹になりやすいんで主治医の先生とよく相談なさって打たれると一番よいと思います。
それにしても先生結局9割もの人がなる可能性がある。
ほんとに普通の常識のようにみんな知らないっていうのはやっぱり治っちゃったらもういなくなるもんだと思うから…。
(本田)そうですね。
神経の中に潜んでますから。
潜んでるなんていう事を思わないですよね。
高齢者になって何も要因がなくて帯状疱疹になったら人間ドックへ行って下さい。
何か病気が潜んでる可能性がありますので是非…。
逆にそれが出たら今度は人間ドックで精密検査をと…。
いろいろ教えて頂きましてどうもありがとうございました。
(拍手)そんなわけでワクチン登場して水ぼうそうにも対策が打たれておりますが帯状疱疹は私たちの年代はとにかくいつ何が起こってもおかしくないぐらいの体の状態で潜んでいるんですよウイルスが。
…というところガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
ご覧頂きましたこの「帯状疱疹2」です。
(タカ)確かに「1」は見てないけど「2」はものすごく面白かったです。
(柴田)うち帰ってから「1」も見たいなって…。
(タカ)いずれ我々世代の人たちがいなくなったら今ワクチンを受けてる子供たちがどんどん大きくなった時にはなくなるものなんですかね?だからその時にどうしたらいいかという事を「帯状疱疹3」でお届けしたい…。
(笑い声)うれしい事としての「3」なのかもしれませんですがとりあえずどうぞお気を付け下さいませ。
それでは次回も「ためして…」。
(一同)「ガッテン」!ありがとうございました。
(拍手)2015/07/08(水) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
ためしてガッテン「3人に1人が激痛に! 帯状疱(ほう)疹!超早期発見SP」[解][字][デ]

ある日突然、発疹ができ激しい痛みに苦しめられる帯状ほう疹。いまや患者は急増し3人に1人が経験するという。激痛を避けるため誰もが超早期に発見できる方法を緊急報告!

詳細情報
番組内容
帯状ほう疹の原因は小さいときにかかった水ぼうそうのウイルス。体の中のある場所に何十年も潜伏し、ある日突然悪さを始める。治療が遅れると、数年にわたって激痛が続くこともある恐ろしい病気だ。実はこのウイルスが悪さを始める瞬間、あるサインを出すことがわかってきた。これがわかれば最初の発疹で見極めることが可能に!さらに、予防につながる超意外な方法も発見。しかも“無料”。痛みで苦しまない最新の方法をお伝え!
出演者
【ゲスト】ガダルカナル・タカ,柴田理恵,山瀬まみ,【司会】立川志の輔,小野文惠,【語り】生野文治

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療
情報/ワイドショー – グルメ・料理

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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