ひるブラ「“ウミガメ愛”いっぱいの浜〜徳島・美波町〜」 2015.07.08


生字幕放送でお伝えします
きょうは会いたくなる「ひるブラ」。
何に会えるかって?それは僕、ウミガメだよ!郁恵さん!どうですか。
愛きょうあるでしょう。
ありますけどそんな声してるんですねカメちゃんは。
みたいですね。
かわいい声、してましたね。
郁恵さん、今、ウミガメが私の目の前にいますけど触ってみますよ。
頭は非常にかたいんですけどここ、たっぷたっぷです。
手も見てください。
この部分も、ぷにょんぷにょん。
かたそうに見えてかたいんですよね。
このカメ、まだ7歳くらいの子ガメなんですけど意外と重いんですよ。
いきますよ。
ほら!25kgぐらいあるんですよね。
ここは、徳島県美波町にある世界的にも珍しいウミガメ専門の博物館に来ています。
今は、週に一度のウミガメの甲羅洗いの真っ最中です。
ご覧ください。
皆さんで一生懸命洗ってますけどもね。
ウミガメに囲まれて皆さん、大忙しの時間帯でございますよ。
美波町は専門の博物館があるほどウミガメの町なんですね。
町じゅうでウミガメに会えるんです。
この浜に毎年、アカウミガメが卵を産みにやってきます。
町の中心部に架かる橋。
出迎えてくれるのはこちらのウミガメです。
街灯にもウミガメ。
民家の軒先にはウミガメの瓦。
そして、このかわいいウミガメはというと実は電話ボックス。
さらに、こちらの女性たちが石で作っているのはもちろんウミガメです。
カメは長寿のシンボルということで縁起物として人気があるんです。
町のあっちこっちでウミガメが出迎えてくれるんですよ。
いかがでしょうかね?ウミガメ愛にあふれた町いいでしょう。
いいですね。
いろんなところで出会えて。
もちろん自然のウミガメにも出会えるんです。
岡さん!
郁恵さん!見えますか。
今、博物館のそばの大浜海岸という海岸に来てます。
ここにアカウミガメが卵を産むんです。
大体、500mほどの幅の砂浜が広がっています。
ここに上陸して産んでくるんですよね。
ここは、天然記念物に指定されているんです。
浜と上がってくるウミガメ。
大切に保護されてるんですよ。
ちょうど今、産卵シーズンなんです。
5月中旬から8月中旬にかけてここにやって来て、アカウミガメ卵を産むんですけどどれぐらい一年で産むと思います?
結構やってくるわけですね。
10、20のもんじゃないんですね。
大体数十頭多いときには100を超える数のカメがやってくるということでことしはちょっと少なくてことしはまだ5頭ぐらいなんですよ。
ちょっとデリケートなところなんですけどこの私の足元に先月アカウミガメがやってきて卵を産んだんですよ。
この近くに埋まってる。
このあたりっていうふうにしか分からないんですけどそのときのVTRがあります。
ご覧ください。
先月7日に上陸したウミガメです。
まだ、日が明るいうちに上陸するというのは珍しいことなんですよ。
駆けつけた地域の皆さん。
ウミガメ警戒心が強いので産卵が始まるまでは離れたところから見守っています。
産卵が始まりますと保護監視員さんの合図で皆さんアカウミガメのもとに行きまして本当にそばで観察することができるんです。
見るほうは楽しいけど見られるほうはちょっと恥ずかしいね。
産んでることに一生懸命だと思いますけどね。
およそ20分。
120個ほどの卵が産み落とされました。
でね、来月には子ガメがぴょこぴょこと顔を出すということになっています。
ああやって産んでる場所が分かれば守ってあげられますね。
そもそもなぜ、大浜海岸にやってくると思います?たくさん。
まず、足元の砂なんです。
この砂がだいぶ細かい粒子なんですよ。
だから、アカウミガメ掘りやすいんですよね。
それも、かなり深いところまでこの細かい砂で覆われてるので穴、掘りやすい。
なのでアカウミガメがやってくるといわれています。
あと、波打ち際からだいぶ奥まったところまで砂浜が続いているんですね。
なので、波かぶっちゃうとさらわれちゃうんですけどそういう心配が、ここは少ない。
そういうことでアカウミガメ、やってくると。
あとねとにかくきれいな砂浜なんですよ。
ごみが落ちてないんです。
普通はペットボトルとかいろいろあるんですけど地元の人たちがウミガメ愛を持って定期的に清掃されてるということでウミガメにとっていい環境を作っているんですね。
ただ、ウミガメによっては波打ち際に産んじゃうのもいてそういったものはすぐに安全な場所に埋めかえたりとかあるいは、博物館に持ち込んで人工ふ化するんですよね。
そういったこともやっている。
人工ふ化の場所には照英さんがいます。
はい!郁恵さん。
その人工ふ化場がこちらでございます。
埋め直すといっても簡単ではないらしいんですね。
今から、そのコツを教えていただきたいと思います。
学芸員の田中さんでございます。
今、これは卵を埋める穴を掘っているんですよね。
深さや大きさは実際に埋まっていた穴を計測して状況を再現しているといいますけど結構、深いですよね。
これ、私、照英腕を入れてみたいと思いますよ。
結構ね手が全部入っちゃうんですよ。
上腕二頭筋、通り越して三角筋まで入りましたね。
ここまで全部…。
こんな深いんですよ。
これ大体、田中さん。
60cmぐらいですね。
これぐらいウミガメが掘って産み落とすわけですね。
深さが?
60cm。
幅がなんと20cmあるんですよね。
結構、深いんです。
これ、どうやってこんなに深く掘るのか興味ありますよね。
郁恵さん、貴重な映像を見ていただきましょう。
ウミガメは後ろ足だけを使って穴を掘るんです。
よく見ててくださいね。
砂をつかむようにして上手に掘ってますよね。
卵の安全のために後ろ足を目いっぱい伸ばしてできるだけ深く掘るんです。
それで100個以上の卵よく割れないよね。
そんな深いところにぽとんと落とされて。
なので穴の深さは足の長さと、ほぼ同じになるということなんですね。
入り口の幅はそんなに広くないんですね。
広くないんですけど深さがあるということですよね。
これ、郁恵さん、穴ができたらいよいよ卵の移し替えなんですけど一番卵の移し替えに気を遣うといいます。
こちらにクーラーボックスがあります。
開けてみると生まれてすぐの卵…と見せかけてこれ、ピンポン玉なんですよね。
ピンポン玉と同じような感じねって言いそうになっちゃったもん。
実は大きさが同じくらいなので今回は代用しています。
運んできた卵をすぐに、こうして穴の中に入れていくということになりますよね。
産卵後から卵の中では成長が始まっているんです。
なので、例えば、生まれたまま上下を逆さまに例えばしちゃうとしますよね。
裏返しにしちゃうとふ化しなくなることもあるそうなんですね。
なので、こうやって卵が産まれていますよね。
そしたら、取るときに取ったらこのままクーラーボックスに入れます。
それで、そのまま取り出すときに同じ方向に入れてあげないとふ化しないときがあるんですね。
いろいろと細かく気を遣わないといけないですね。
実はクーラーボックスの中に昔、卵のパックを入れて並べてみたことがあるんですって。
しかしながら、生まれた環境と同じ砂のほうがいいんじゃないかということでこのように入れてるんですけども。
卵が2か月ほどでふ化するそうなんです。
こちらにはすでにふ化するであろうことしは2頭が250個の卵を産んだらしいんです。
ここに移しています。
それでふ化を待っている状態なんですね。
あの1番、2番っていうところに250個ですよ。
楽しみですよね。
何回か成功されているんですか?
出てくるんですけど夜中なのでねすごく大変なんです。
今、どんなお気持ちで待っていますか?
無事、出てきてくれるとうれしいです。
郁恵さんタイミングが合えばふ化した子ガメが砂から、はい出てくる様子とか海に放す様子も見学することができるんですね。
いい試みですよね。
一応、カメラとかつけて監視しているんですか?
調査員の方も監視員の方もいらっしゃるそうなんですね。
ここは、博物館なので人工ふ化した子ガメの一部はここで飼育されているということになりますね。
ということで、岡さん。
郁恵さんに、かわいいあれを見せてあげてくださいよ。
たっぷり、ご覧ください。
こちらがまもなく1歳になるアカウミガメの赤ちゃんです。
ちょっと泳ぎがぎこちないですね。
そこが、またかわいいところでもあるんですけど。
ここでは実はこの赤ちゃんガメとふれあえる体験もできるということで1頭、出していただきました。
アカウミガメ!もうすぐ1歳です!
アカウミガメさわるってことできませんよね。
普通ね。
私も、ここに来て初めて触らせていただきました。
触った感じは甲羅の部分はかためのゴムを触っている感じで首とか肩は本当にぷにぷにでやわらかいですよ。
かわいいです。
重さが2kgほどです。
甲羅の大きさは大体手のひらと同じくらいですね。
生まれてすぐのときのアカウミガメ見てください。
これ模型ですけどこんなに小さいんですよ。
たった20gしかないんです。
でも、1年で100倍の2kg。
何、食べてそんなに大きくなるんですかね?
食べ物をご紹介しましょうか。
まずね、青い魚アジです。
そしてその下がちっちゃいイカ。
さらには、エビ。
エビも、もう一種類あってこれは、魚釣りで使う小さいオキアミ。
さらには、むいたアサリ。
そして、海藻など、主に動物性たんぱく質も好んで食べる雑食性なんですね。
こういったものを食べて大きくなる。
だから、結構このあごの部分はだいぶ発達していてがっしりとしているんですよ。
歯とかも、すごいんですか?
歯は、どうかな?開けられないんで見られません。
すべてのカメがこういうもの食べるかというとそうではなくてちょっと別の種類これ飼育員さんが持っているのはアオウミガメです。
これ、ちょっとあごの部分見てください。
しゅっとしてますよね。
これね、何を食べているかというと主に、こういうものを食べているんです。
海藻。
アオウミガメは草食性なんです。
なので、こういった違いが出てくるということなんですよ。
おもしろいですよね。
こうやって比べるとアオウミガメとアカウミガメの違いが、すごく分かりやすい。
ここでは、ほかにおよそ100頭のウミガメが飼育されていましてその中でもとっておきの自慢の一頭がいるんです。
じゃあ、そちらをご覧いただきましょう。
照英さん、お願いします。
郁恵さんこちらで、悠々と泳いでいるカメさんが浜太郎といいます。
8月13日に65歳の誕生日を迎えるアカウミガメでございます。
これまで国内で飼育してきたウミガメの最長寿ということで、実はウミガメの寿命が明らかになっていないということなんですね。
郁恵さん、もしかして浜太郎君が明らかにしてくれるのではないかなということをいわれていますけども浜太郎は昭和25年に人工ふ化で誕生いたしました。
ふ化させたのはウミガメを保護しようと調査・研究を始めた地元の学生さん中学生の皆さんなんですね。
それが町ぐるみの取り組みになりまして美波町では、ずっとウミガメの上陸調査が続けられるようになったということです。
いかがでしょうか?美波町のウミガメ愛の歴史長いですよね。
もしかしたら浜太郎がその生き証人なのかもしれませんよね。
ということで、きょうは一足早く、浜太郎のお誕生日をお祝いしたいということで地元の子どもたちも駆けつけてくれました。
こんにちは。
こんにちは!
元気いい。
浜太郎が近くに寄ってきましたよね。
そして、子どもたちの横にいらっしゃるお方。
浜太郎にゆかりのある方なんですけど、浜太郎を人工ふ化させました中学生の一人橋本博夫さんでございます。
よろしくお願いいたします。
橋本さんね、浜太郎今、目の前にいますけどどんなお気持ちでしょうか。
こんな大きくなりましてね。
もっともっと長く生きてもらいたいですね。
橋本さんの愛情が浜太郎に絶対、伝わっていること間違いないと思いますよ。
お待たせしました。
誕生日といえば欠かせないのがプレゼントであります。
ということで、照英さんお願いします。
私、開けますよ!はい!伊勢エビでございます。
伊勢エビって食べるんですよね。
好物なんでバリバリと。
これ、伊勢エビこのまま、もしかしてあげるんですか?橋本さんから、浜太郎へプレゼントをしてもらいたいと思います。
誕生日おめでとういきますよ。
誕生日おめでとう!
伊勢エビがいきましたけど目の前のキャベツを…。
キャベツを先に!こんなこともありますよね。
子どもたちの愛情をたっぷりといただいていますけど本当は橋本さんから伊勢エビをあげてもらいたかったんですけどちょっと浜太郎が遠ざかってしまいましたね。
あとで、ゆっくり食べてくれることと思いますから。
奮発して伊勢エビを仕入れたんですけど。
キャベツは一生懸命、食べてます。
こうやっていろいろ飼われてますけども清潔に、とにかく体を丁寧に管理されているからこそここは長寿のカメがいっぱいいるんですよね。
まだまだ、甲羅洗いの作業が続いていますので。
長楽さんお待たせいたしました。
やってますね!こんな感じで磨いているんですよ。
長寿の秘密は、しっかり洗ってメンテナンスということで。
気持ちいいんですかね、カメは。
そうだとうれしいんですけどね。
どの辺り中心にやってあげるんですか?
甲羅からまず最初に。
体の隅々まで、顔、手、足全部、洗いますね。
どこでも磨いてあげるということがいいんですね。
ただ僕が好きなのは甲羅よりも、ここですよね。
たっぷたぷです!これ、こんな感じで顔はどうですか?
顔はこれで。
細かいもので。
顔のほおの辺を、これでこすってみたいと思います。
目をつむって…気持ちいいの。
自然界では甲羅をきれいにしてくれる魚がいるんですけど、プールなので定期的に、こうやってカメの体のメンテナンスが必要なんですよね。
気持ちよさそうですよ。
気持ちいいよ!って言ってますよ。
これ体調を万全か元気なのか健康診断も行うということでまだまだカメいますし浜太郎もいますんでね。
ちょっと多いですよ。
(美南)大丈夫?動ける?
(大悟)ああ〜!
(希)ぎっくり腰…。
2015/07/08(水) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「“ウミガメ愛”いっぱいの浜〜徳島・美波町〜」[字]

ウミガメの浜として知られる徳島県美波町の大浜海岸。毎夏70頭ものウミガメが産卵にやってくる。人気のご長寿ウミガメの浜太郎と楽しくふれあいながら夏の浜を満喫する!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】照英,【コメンテーター】榊原郁恵,【司会】岡隆一 〜徳島県・美波町から中継〜
出演者
【ゲスト】照英,【コメンテーター】榊原郁恵,【司会】岡隆一

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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