(伊達)・「突然偶然それとも必然」ああいいね。
連続テレビ小説「ごちそうさん」。
癒やされるな〜。
(富澤)偶然すごい弁当屋見つけちゃったよ。
何だろ杏ちゃんが背が高いのがまたいいんだよな。
俺好きだわ。
この弁当いくらだと思う?好きだね〜。
何で消してんのお前。
聞けっつうの人の話。
何で消してんだよ。
すげ〜安いの。
280円だよ。
いや知らないよ。
安けりゃいいってもんじゃないでしょ。
大体お前さ。
同じようなもんだったら1円でも安いほうがいいに決まってんだろ。
若手芸人じゃないんだからさ。
えっ?じゃあこの人の話聞きなさい。
「食べる人は今のままでいいんですか?」。
日本の農家や漁師が作った食材でできてる500円の弁当とその外国産の食材の280円の弁当がありましたと。
さあ皆さんどっちを買いますかっていう話に尽きると思うんですよ。
どういう事?だから値段だけじゃなくて安全安心な食材であるかとかどんな人がいったい作ってるのかな〜とかまで考えなさいって事よ。
ふ〜ん。
でもこの人誰?私吉本実憂からご紹介します。
この方は7月の講師高橋博之さん。
東北から日本の食を変えようと奮闘しています。
特に今注目されているのは高橋さんが編集長を務める「東北食べる通信」。
訳あって1,500人に読者を限定している情報誌なんですが現在キャンセル待ちがなんと200人。
この人気の情報誌訳あって箱で届くんです。
もろもろの訳は後ほど明らかに!ごちそうさま。
結局俺の買ってきた弁当食べちゃってんじゃん。
おいしかったね。
お前にはじゃあこれだ。
やだよ。
お前の食べかけのサンドイッチなんて。
これはこれでおいしいんだよ。
とにかくね食と人との新しい関係を探る未来塾「ごちそうさまのチカラ」ご覧あれ。
ごちそうさま。
宮城県東松島市大曲浜。
震災から4年若手漁師が中心となって復興を進めています。
今回の未来塾はこの港からスタートです。
参加する塾生は5人。
農業や漁業などの一次産業に興味を持つ大学生です。
こちらの3人は東北出身。
実家が農業を営む塾生もいます。
こちらは静岡と神奈川からの参加。
ボランティア活動などで東北に縁のある塾生たちです。
漁船のそばで待ち構えるのが講師の高橋博之さん。
ようこそ。
どうもはじめまして。
よろしくお願いします。
高橋博之と申します。
お願いします。
今日から高橋博之塾が始まります。
ご縁あって5人の皆さんと食についてですね考えてみたいなと思ってるのでよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
どうですか。
気持ちいいでしょ。
気持ちいいです。
天気もいいし。
こう海の風が。
ニオイも海ですし。
潮風が。
今回の高橋博之塾のテーマはずばり「消費者の意識改革」なんですよ。
だって他人事じゃないじゃない。
どうやってこの消費者のその意識っていうか…。
一緒に「東北食べる通信」を教材にして考えてもらえればいいなっていうふうに思ってました。
いきなり熱弁を振るう高橋さん。
それもそのはず元岩手県議会の議員。
7年目に入った時あの大震災が起きます。
すぐに沿岸部へ支援に入った高橋さんが目にしたのは食料不足の避難所に必死の思いで食べ物を届ける地元の漁師や農家の姿でした。
「地元の生産者なしに未来はない」。
そう痛感した高橋さんは政治家を引退。
東北各地の一次産業を支援するNPO団体を立ち上げました。
お金持ってても食べれないんだよね。
でそっちがこうダウンしちゃうとたちまち命の危機に直面するっていうか。
流通ストップすれば食べ物も届かないし。
だからその一部でもいきなり全部変えられないので。
熱い演説が終わりいよいよ海へ出航と思いきや。
(一同)頂きます。
近くの公民館でランチ。
でもここに食に対する意識改革の布石が打たれてるんです。
簡単に済ませちゃうよね。
たしかにおいしいんですがこのあとある食材が更に劇的においしくなるんです。
おなかがいっぱいになっていよいよ船かと思った塾生たち。
高橋さんある人の作業小屋に連れていきます。
ある人とは高橋さんが震災から2年後に出会った相澤太さん。
のりの養殖をしています。
相澤太君です。
よろしくお願いします。
(一同)よろしくお願いします。
知らない。
人生初。
初漁師ね。
初漁師。
何で太君に興味持ったかというと。
これから消費者も変わんなきゃいけないし…。
高校卒業後父親の後を継いだ相澤さん。
震災前からいいものを作っても正当に評価されないと感じていました。
要するに価値が伝わってないんですね。
そうやってる間にどんどん漁師も減っていく現状があったんで。
とにかくそういう付加価値とか価値感を届けたいと思って。
28〜29で初めて営業して漁業という現場から出て営業したんですけどこれがすごい難しくて。
で編集長と会ってそしたらまさにドンピシャな事言ってたんです。
今からこうやりたい事やんなきゃない事変えなきゃない事もう本当にそれに共感していいタイミングで出会えたなって。
塾生たちここでやっと乗船。
向かうのは養分が豊富でのりの養殖に適した場所です。
大津波にさまざまなものを奪われた相澤さん。
それでもこの海で生きると決め1年半後にはのりの養殖を再開させました。
育て方が違うから。
その浜浜の特産特徴ってあるように感じるけど。
それがちょっと面白いな。
高橋さんがのり漁師相澤さんを特集したのは去年の2月号です。
そこには高橋さんを魅了した相澤さんの言葉がつづられています。
熱い思いに触れ実家が農家の本間くんが質問です。
でもさすがにすぐはやろうと思わなかったんだけど。
でもおやじに相談したら…。
ですぐ答えが1年間ですぐ返ってくるし結果出るから。
毎年そうやって結果出るから楽しくてしょうがないよね。
のりを収穫するのは秋から春。
収穫後にも大変な仕事が待っています。
みんなもっと近く来て。
1シーズン使い終えて…。
みんなのりってどうやって取ってるかまず分かんないよね。
分かんないです。
手摘みではねそうやって日本海ではやってるけど。
うちらは養殖。
まあ人間で言ったら。
生産者の気持ちを知るには一緒に働くのが一番。
こうやって絡まってるのを取ってもらって。
これ結構疲れっからね。
絡まった網をほどいたら破れがないかを一つ一つ丁寧に確認します。
次のシーズンの収穫量に影響する重要な仕事です。
この網一つで長さ18メートル。
重さは水を吸った状態だと5キロにもなります。
塾生絡まりを取るだけでも四苦八苦。
全ての網をチェックして補修するのに熟練した漁師でもほぼ1か月かかります。
塾生の中でもひときわもたつくこの2人。
有名な漁業の町出身です。
僕魚の町って言っても実際に漁港とか行ったり実際に漁師さんと仕事を見たりはしないんで。
何かもう魚の町って言っても飲食店とか行ってお魚食べたりスーパーとかで地元のお魚食べた。
それで何か地元沼津を知っちゃったような気になってたんでそこは反省しなきゃなんないなって。
漁業は近くにはあるけど実際見たり聞いたりっていうのはしないから魚は近いけど漁業っていうものはあんまり若者には近くないかなってイメージが。
さっきから同じ1本にずっと翻弄されてやってるんですけど。
ふだん何気なく食べているのり。
その裏側にある漁師の努力をかいま見る事ができました。
お手伝いも終わって相澤さんののりを頂きます。
実はさっきのおにぎりも同じのりでした。
はい速攻。
どう?おいしい。
本当においしい。
本当にごちそうさまです。
のりの味を更に感じさせてくれるっていうか。
で会う前におにぎり食べたよね。
おにぎりはぶっちゃけあのあんまりのりを感じなくてご飯とか具をメインに感じたんですけど今実際相澤さんの事を見させてもらってそしたら…。
すごいのりがおいしく感じられるようになりました。
ありがとう。
うれしいですね。
相澤さんのようなやる気あふれる東北の生産者を高橋さんは毎月1回取り上げています。
その情報誌がなぜ箱で届くのかというとなんと取り上げた生産者が作った食材がおまけとして入っているんです。
雑誌で生産者の思いを知ったらすぐに口にできる仕組みです。
だから食べ物の裏側にいるその裏側を知るっていうかその人の物語っていうのは生きざまそのものなんですよ。
これだけのやっぱ思いが込められてるっていう。
それはのりだけじゃなくて全ての作物っていうか海産物もそうだし食べ物にはこういう人たちがいるのに全くその食べる人から今見えてないっていうのがもう本当に単純にもったいないなって。
今日のまとめじゃないんですけど僕はよく…。
だけどここが困ると最終的に観客席にはね返ってくる訳ですよ。
だっていなくなっちゃったら国産の安心安全の食べれなくなるんだから。
観客席からグラウンドにおりろっていうのは…。
この食べ物を作る現場におりていこうよ。
それは必ずしもみんな自身が生産者になる事じゃなくてもいいんですよ。
簡単ですもん。
知る。
食べ物を作ってる人を知る。
それからいいものだと思ったら友達とかに紹介するとか。
いろんな参加のしかたっちゅうのがグラウンドのおり方っちゅうのがあると思うんですね。
パリパリうるさいな。
もうのりだけで食べてるよ。
お前もかい!うまい。
うまいの?やっぱりね。
あの生産者の物語を知るとさより一層おいしいですよこれ。
何枚でもいけるよこれ。
のりだけにノリノリだね。
おいしい。
さあ「ごちそうさまのチカラ」次回ご紹介するのはですねこちらのピクニックのようなイベントなんですね。
ここに一次産業再生のヒントが隠されているようです。
またノリノリでのり食べるのね。
食材は豚肉なんですね。
これもおいしいですよ〜。
お楽しみに。
ノリノリは?東北を応援する若者たちの活動報告です。
東北学院大学の市川文章です。
今日は住民の皆さんと交流会頑張るぞ!おお!僕たち「東北学院大学災害ボランティアステーション」は月に1回仮設住宅に住む人々をサポートする活動をしています。
こちらは気仙沼の町なかから離れた山あいの仮設住宅。
草刈りや雪かきなど要望を受けて2011年12月に訪れた事から交流が始まりました。
今日は住民の皆さんと一緒に30人分のちらしずしを作ります。
仮設住宅の統廃合が進み住民の間では少し堅苦しい雰囲気もあるといいます。
でも一緒に料理をすると自然とおしゃべりが弾むようになります。
今は引っ越したりね。
出来たての「ちらしずし」でランチタイム。
これからも気仙沼を応援するぞ!
(一同)イエイ!2015/07/08(水) 11:05〜11:25
NHK総合1・神戸
東北発☆未来塾 高橋編集長のごちそうさまのチカラ▽モノガタリが味を変える?[解][字][再]
「生産者と消費者の関係を変える」と注目される雑誌の高橋博之編集長が今月の講師。何気なくランチで食べた食材が激変する?!MC:サンドウィッチマン 語り:吉本実憂
詳細情報
番組内容
講師の高橋博之さんが編集長を務める雑誌は、ちょっと変わっている!1500人の会員限定。200人のキャンセル待ちがあるが、決して発行部数を増やさない。さらに、必ず箱で届く。場合によっては遅れて届くこともある。もろもろの理由は番組で!そんな高橋さんから、東北の農業・漁業などの一次産業を救う方法を学ぶ。高橋さんが語る「消費者が降りるべきグラウンド」とは?サンドウィッチマンも大いに反省!?【語り】吉本実憂
出演者
【出演】NPO東北開墾代表…高橋博之,【キャスター】サンドウィッチマン,【語り】吉本実憂
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
情報/ワイドショー – グルメ・料理
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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