あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大船渡市 遠野紳哉さん」 2015.07.08


そうです。
私なんかもすごい運転大好きだけどちゃんと頭の中に入れておく事に致します。
ええ。
入れますね。

(テーマ音楽)岩手県大船渡市の高台にある…大船渡湾周辺の漁船に漁に関する情報提供や災害時の緊急通信などを行っています。
この無線局に勤める…津波から船を守るため沖に出た漁師たちに情報を伝え続けました。
あの日仕事が休みで陸前高田市の自宅にいた遠野さん。
激しい揺れに驚き家族と共に家の外に避難します。
無線局があるのは大船渡市末崎町。
海岸沿いを通ればふだんは15分で着く距離ですが津波を警戒し山沿いの道を通って向かう事にします。
地震発生からおよそ45分後無線局に到着した遠野さん。
既に津波の情報を伝えていた職員から悲しい知らせを聞かされます。
その日津波から逃れようと沖に向かっていた船は64隻。
しかしそのうち1隻が転覆したというのです。
操縦していたのは遠野さんの知り合いの漁師でした。
これ以上犠牲者を出してはいけない。
遠野さんたちは沖合に出ている船に津波の情報を伝え続けます。
主な情報源はテレビやラジオの放送でした。
ただいま大津波警報が発令されております。
青森県から千葉県にかけまして大津波警報が発令されております。
現在テレビ映像では釜石気仙沼でも津波の襲来が映し出されております。
しばらくすると津波は激しい引き波に変わります。
船の無事を願いながら情報を送り続ける遠野さん。
しかし逃げ遅れたもう一隻の漁船が転覆したという知らせが入ります。
遠野さんたちの努力もむなしく2隻の船が津波の犠牲になってしまいました。
震災後遠野さんたち漁業協同組合連合会は新たに避難呼びかけ通報マニュアルを作りました。
その文末には「津波到達予想時刻が近づいている場合や海面に変化が現れて見られる場合は船を沖には出さず自分の命を守るため高台へ避難して下さい」という一文が記されています。
2015/07/08(水) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大船渡市 遠野紳哉さん」[字]

東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市にある漁業無線局に勤める遠野紳哉さんは、船を守るために沖に出て行く漁師たちに津波の情報を伝え続けた。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市にある漁業無線局に勤める遠野紳哉さんは、船を守るために沖に出て行く漁師たちに津波の情報を伝え続けた。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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