野球:空タッチSK金広鉉に非難の声相次ぐ

野球:空タッチSK金広鉉に非難の声相次ぐ

 9日に大邱球場で行われた韓国プロ野球SK対サムスン戦で、SKの投手・金広鉉(キム・グァンヒョン)が空グローブでタッチ動作をし、ホームに返ろうとしていたサムスンの崔炯宇(チェ・ヒョンウ)がアウトになった問題=写真=をめぐり、非難の声が相次いでいる。金広鉉は試合後、「タッチするための連続動作だった。瞬間的に起こったことで、だまそうとしたわけではない」と釈明した。

 では、「金広鉉の空グローブによるタッチ」は懲戒処分の対象になるのだろうか。これについて、韓国野球委員会(KBO)は「懲戒処分について話し合っているところだが、何も決定していない」と述べた。しかし、KBOのある関係者は「金広鉉のこの行動は、内容面で見ると試合的な要素が強く、タッチの動作自体は故意でないように見えた。スポーツマンシップに反する行動なのかについては、さまざまな見解があるかもしれないが、懲戒処分の対象となる事案ではなさそうだ」と語った。サムスンの柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督も「試合の一部分として見るべきだ。私たちも見極められなかった責任があるだけに、このことをさらに拡大させる必要はないだろう」と話した。

 実はネットで議論を呼んでいるのは、この時のタッチ動作よりもその後の4回裏攻守交代時に見せた金広鉉の行動の方だ。金広鉉はダグアウトに戻る時、実際にボールを持っている一塁手アンドリュー・ブラウンと言葉をやり取りした後、ブラウンが下に落としたボールを拾い上げた。これがまるで自分が取ったボールが落ちたため、それを再び拾い上げたかのような動きに見えた。この動作について、一部ネットユーザーは「スポーツマンシップにもとる行動」と糾弾、「幽霊タッチ」「(国民的打者ならぬ)国民的タチャ(=いかさま師)」と非難している。もしこの時、金広鉉が審判に正直に話していれば、判定は無効となる可能性があった。

姜鎬哲(カン・ホチョル)記者
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