(テーマ音楽)震災後に作られた大船渡保育園の歌です。
津波の教訓を伝えようと作られました。
岩手県の大船渡保育園で主任保育士を務める…園児たちを保育園より高い場所にある小学校まで避難させました。
あの日富澤さんは姉の車で病院に行く途中強い揺れを感じました。
車のテレビで大津波警報が出た事を知ります。
大船渡保育園は海抜11メートルの所にあります。
地区の避難場所として震災前から訓練でも使われていたため近くの住民らが大勢避難してきました。
午後3時半ごろ富澤さんが保育園に着くと津波は既に市街地まで押し寄せていました。
津波は勢いを増しながら保育園に迫ってきました。
富澤さんたちは住民にも協力してもらい180人の園児たちを坂の上の小学校まで避難させる事にします。
昼寝中に地震が起きたため園児の多くがパジャマ姿でした。
靴を履く時間もなく靴下のままで歩き厳しい寒さで泣きだす子もいました。
更に避難の途中予期しなかった事が起こります。
迎えに来た保護者が園児を連れて帰ってしまったのです。
富澤さんたちは避難した高台の小学校で一夜を明かしました。
幸い保護者が連れて帰った園児も無事でした。
建物に被害がなかった大船渡保育園は震災発生から11日後に再開。
震災で感じた苦い教訓を基に避難の際のルールを新たに決めました。
まず園児を絶対に保護者に引き渡さない事。
途中で被災するおそれがあるからです。
冬は昼寝の際パジャマに着替えません。
いつ津波が来ても素早く避難できるようにするためです。
保育園の新しい歌には津波が来たらより高い所へ避難しようというメッセージが込められています。
2015/07/06(月) 23:20〜23:25
NHKEテレ1大阪
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「岩手県大船渡市 富澤郁子さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市の保育園で働く富澤郁子さんは、震災の教訓を織り込んだ歌を作り、子どもたちが災害から命を守れるよう指導している。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。岩手県大船渡市の保育園で働く富澤郁子さんは、震災の教訓を織り込んだ歌を作り、子どもたちが災害から命を守れるよう指導している。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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