お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間スペシャル 2015.07.06


それは…。
(拍手)ああなるほどね停電があったな…。
ハハハハッ。
数々の伝説を持つ
(一同笑い)宿題やってだから早めに来て…。
そもそも…。
今回欽ちゃんを密着取材したところこれまでテレビでは語られなかった事実が次々と明らかに!合格までの道のりには常識を超える欽ちゃんならではの受験勉強法が。
(歓声)欽ちゃんが自ら作ったオリジナルノートを…。
御年74。
萩本さんがやってらっしゃる方法は
(スタッフ)そうなんですか!?はい!すごいです!やっぱり…。
すごい!今夜はお坊さんが今一番気になる男がなぜ大学を目指したのかどんな勉強をしたのかなぜ仏教学部なのかその全てを聞きます。
(鐘の音)さあ本日のゲストご紹介しましょう。
阿川佐和子さん!よろしくお願いします。
さあそれではお呼び致しましょうか。
だよねえ。
ねえ。
大学1年生来るのに緊張するなんておかしいよね。
ねえ!さあそれではお呼びしましょう。
本日のスペシャルゲストはこの方です!
(拍手)欽ちゃん…。
疲れちゃったんですか?ビックリしちゃった。
座っちゃってるから。
という事で萩本欽一さんをお迎えします。
今夜は…。
いやあまさか萩本さんがこの番組に来て頂けるとは思ってもみませんでしたよ。
(一同笑い)拍子抜けしちゃった…。
向こうにしてみりゃあ「本物の欽ちゃんだ!」ですよ。
あれ…ね。
こちらにいる方にねもう本当に申し訳ないぐらい。
そんな感じだったけどお勉強すればするほど立派な方なんだって…。
(萩本)全然違います。
見方変わりました?「さまさま」…ああそうですか。
駒澤大学。
仏教系の…。
ですから
(萩本)ほら。
ああ千葉さん!先輩先輩。
ええっ!
(一同笑い)
(阿川)そうなんだ。
ほら!すごいなあ!どうしてかっていうと…。
ですもんね?修行をしてるっていう…。
本日のゲスト『聞く力』著者阿川佐和子さん。
まずは欽ちゃんが初めて語るというキャンパスライフについて聞き出してもらいましょう。
出家するんですか?出家するのかと…。
いやいやあの修行を見てたら隣の坊やを見てるとお坊さんになるの大変。
もうですからそんな遠いとこ行かないです。
ええーっ!欽ちゃんとは呼べない…。
(阿川)先生にも欽ちゃん…?はい!だから我々の方が逆に呼べない…。
いやあ呼べないよ。
(一同笑い)裏では呼んでます。
ええ。
危ない。
(阿川)裏で萩本って言ってますよ。
いやそれはもういやそりゃそうですよ。
大人も子供も「欽ちゃん」だからいいんだけれども。
さすがにね…。
ただやっぱりね直接はなかなか言えない。
うわっすごい…。
私大学週2日ぐらいいらしてるのかと思ったら…。
ちょっと!あっ失礼しました。
ですから4月から…4月から始めたのよ。
4月から始めて…。
ええ。
でもね…。
(阿川)じゃあ入学試験は?何月に入学…。
1月に試験に行ったの。
そうそう。
だから1年弱勉強してって事でしょ?
(阿川)ああ…そういう事。
それで受かっちゃう…。
覚えられないですよね?
(一同笑い)さあという事で今日はですね…。
(阿川)質問いっぱい!カンペは…。
盛り上がって…。
いっぱいあるんですその辺が。
という事で…。
(阿川)やらなきゃいけない事がいっぱいある。
大変なんですよ。
お坊さんから欽ちゃんにぜひ聞きたいというこんな質問。
もうそうやって育った世代で。
動機?はい。
でもねこれちょっと聞いてみたいですよね。
をお聞かせ頂けたら…。
ああこんなねえ…。
(一同笑い)あの…そりゃそうじゃない。
(萩本)あっそう。
まともな話いっぱいあります…。
(一同笑い)まあ何かっていうとねはいはいはい。
ボケって何かなって考えたら…。
それをね…。
もうその発想はね…。
すごいよ。
(萩本)だから大学行くっていう事よりもあそこで合格を…あなた覚えたねっていうんでボケはボケでどうぞおやりください。
(一同笑い)そこがね。
お坊さんから欽ちゃんにぜひ聞きたいというこんな質問。
(法道さん)工学部でも医学部でも他の法学部でも色々あると思うんだけどなぜ仏教だったのか?テレビやってると時々なんか…。
そういう事ない?えっどういう事ですか?なんかこう粋な…ほら。
ちょっとこう含蓄のある…。
そうそうそう。
よくお坊さんなんか「まあ人生でいうと…」って飛び抜けた言葉言うじゃない。
ええええ。
あ〜そうなんですか。
(一同笑い)だからこれからね。
見事試験に合格しこの4月から駒澤大学仏教学部に通い始めた欽ちゃん。
実際の映像がこちら。
ってちゃんと見てくれる。
これまで語られなかったお坊さんも驚く事ばっかりでした。
千葉さんは今大学で教えられてますけどもあっ女子大学の方ですか。
私自身もそうなんですか。
(千葉さん)親子ずっと。
例えば…。
はい。
くれぐれも…。
(一同笑い)何してんですか。
いやそんな…ダメでしょ!仏の教え。
仏の教えでしょ?ダメでしょ。
というところで仏教の定義としてあります。
アブダラガタ…何?
(阿川)達磨さん。
(千葉さん)恐らく授業で出てくる。
わかります?達磨さんです。
(千葉さん)あるいは仏の教え仏になる教え色々な読み方解釈がありますがそこに
(千葉さん)歴史だけではありませんので。
(一同笑い)千葉さんは例えば聞いたりしませんでした?同僚の先生に。
意外に真面目に授業聞いてるのよあの人!とか。
言ってくださいよこの際だから。
(千葉さん)頭が下がる思いだと。
ちなみに今日お坊さんの中にですねえっと岩さん。
はい。
岩さんは
(阿川)高野山大学大変そう。
数カ月。
あっそうですか。
またきれいな…。
あんな若い女性もね。
(一同笑い)でも…。
まあね。
なんて言うの?こいつ携帯持ってない。
LINEもやってねえじゃん。
でもやっぱ…。
若い子っていうか先生が…。
「欽ちゃん」。
「欽ちゃん」って言うの?ちょっと待ってくれ。
明日まで考えさせてくれ。
それで立ち上がって「先生!欽ちゃん!」って言ったら…。
えっ!?大学院に。
はい。
じゃあ会うかもしれないですね。
会えなくて…。
まさかここで会えるとは。
ねっ。
まさかここで…。
(一同笑い)
(一同笑い)ついていこうかしら。
すごいよね合コンで…。
合同コントになっちゃうよね欽ちゃんが来たら。
合同コントだ。
ないですか。
勉強で?まだ入学したばっかりの欽ちゃん。
中でも待ち望んでいる授業があるそうです。
それは仏教のありがたい言葉について。
今授業やってっけど…。
出てこない!?仏様のいい言葉が出てこないの!いつ頃出てくるんですかね?そういうのは。
それ聞きたいですよ!もうそろそろ?いい加減だよ答えが。
なんだよもうそろそろって。
欽ちゃん同様『聞く力』阿川さんも仏教の言葉について興味があるそうです。
仏教用語が一般の言葉に転化しているものってありますよね?いっぱいあるんですよね。
(千葉さん)往生際の「往生」っていうのもそうですね。
(萩本)どういう意味?往生…。
往生っていうのは際という際も…金輪際の「際」もそうですけれどもこれも仏教の言葉です。
お前往生際が悪いなっていうのはだから…。
(千葉さん)ですからこれもホントは往生際っていうのはホント実は大事な瞬間。
例えば今はね言う。
うまい!そのとおりです。
はい。
この往生際のように本来の意味と今の時代に使う意味が変わってしまった言葉実はこういう言葉が多いそうです。
我慢だとか慢心だとか…。
慢心って元々はどういう意味なんですか?我慢っていうのは2人話すといやいやいやたまにはこちらのね。
(萩本)いやいやとんでもない…!だからあの…。
(杉若さん)我慢っていうのは普段は我慢しなさいとかっていう表現に使うんですけど…。
元々は我慢っていうのは仏教語でつまり慢…今の…。
仏教では。
私まだまだですって遠慮するのも慢心とされるんです仏教では。
それは卑下慢って卑下して自分を下目に見て…。
実はその心の中は勝ってる気持ちになったりとか。
卑下自慢みたいな?
(杉若さん)そうです。
(杉若さん)そうです。
控えめにするのも慢心の表れだというような事があってですね。
それはもうまさに…。
この有頂天も実は有頂天になってる悪いイメージがあるけども有頂天っていうのはいい…。
いい意味なんですよ逆に。
有頂天はいい意味なんですか?
(杉若さん)そうなんです。
有る情けって書いて。
それが有頂天?有頂天じゃない奴が有頂天だよって言ってる事でお前は有頂天になっちゃってっていうふうに…。
(杉若さん)それ元々の意味が変わってそう転化してる…。
(一同笑い)ダメだよ〜。
お坊さんすごいんです。
(萩本)ホント?あれだけのあれ修行しなきゃ…。
すごいですよね。
相当やってますよ。
これはいいわ。
(杉若さん)ありがとうございます。
いやすごい。
今度次ね今度話聞いたらすぐ…。
わかりました。
わかりました。
萩本さん萩本さん。
萩本さん。
イスがずれて…。
位置がここだったから。
信じらんない。
死ぬわけないよね。
74歳の大学生萩本欽一。
実は合格までの道のりは数々の壁が立ちはだかる壮絶な戦いだった。
50歳以上も離れた孫のような学生と僕は最高級療養所って言ってるんですけど。
(一同笑い)大学が…。
療養所?
(萩本)だってね…。
優しい。
優しいんですね。
(萩本)階段なんか来るとさ上らないわけ。
こうあるとさ俺さ階段だなと思ってさちょっとゆっくりホントにこうやってるわけ。
え〜!この間女の子が?女子大生が?そう。
それとへえ〜優しいんだ。
いやいや銀座じゃなかなかね。
そうか言われないか。
そりゃあんまないでしょうけど。
(阿川)授業終わったあとは?
(萩本)この間…。
へえ〜。
(一同笑い)いやそりゃそうですよ。
それをお前どうしたんだ?って言ったらいやこれなんて言うの…?ごちそうしたら…。
だからなんかねもうねすごい…。
でもそれはやっぱり学生さんにしてみれば…。
(一同笑い)
(萩本)こういうとこがかわいいの。
やっぱりそういう人との出会いは…。
せっかくでも仏教を学んで頂いたんで仏教を学んでもらって今まで…。
阿川さんは笑顔と仏教について欽ちゃんに学んでほしいと思っているそうです。
なんで人はそこで笑いを求めるのかとかなんで人は嬉しそうな顔をするのかっていう事が今…。
あっ出てくるといいね。
そういう事がわかってくると…。
えっ?ありますよね?仏教にもね。
(一同笑い)
(萩本)それ…それあるんだ!まだまだ入学したばかりで仏教の基本が詰まった特別な場所。
実は都内で一番古い寺浅草寺。
今夜はお坊さんがそのすごさを欽ちゃんに授業します。
さらに欽ちゃんのキャンパスライフその一日に密着。
宿題出てるんだけど合ってるんだか…。
ここで…。
さあ今日のゲスト萩本欽一さんといえばやっぱり浅草というイメージがねあると思いますけれども。
浅草寺の事ぐらいは…やっぱり知っておきたいと思いません?今…今ね。
今余裕がありますよ。
そうですよね。
(萩本)今ならもうホント…。
あの今日はですね欽ちゃんに教えたい知られざる浅草寺の秘密こちらからご覧頂きたいと思います。
東京浅草赤い提灯でおなじみ雷門。
実はその先に都内で一番古いお寺があるって知ってました?そのお寺こそ…。
お坊さんと浅草寺を巡ると意外と知らない新事実がたくさん。
浅草寺は雷門だけじゃない。
これぐらいの事は。
それではおなじみの雷門から浅草寺の入り口雷門。
普段観光で訪れる人はここで写真を撮ったりするおなじみの場所ですが…。
お坊さんが訪れたらわかった!こんなネーミングの秘密皆さんご存じですか?突然ですがここで欽ちゃんに問題。
こちら一般的には雷門と呼ばれていますが実は通称。
正式名称は○雷神門。
この○に入る漢字1文字はなんでしょうか?10秒以内でお答えください。
なるほどこれは浅草寺ですからねだから浅雷神門とかね。
浅草寺の浅。
浅いという字が入る。
それが入ってますよ。
いいでしょ?浅雷神門。
それでは浅草寺のお坊さんに正解を聞いてみましょう。
(千葉さん)今日雷門…風神様と雷神様がまつられていてお名前は雷門とこうなるわけですね。
(亮乗さん)ええ昔はね風雷神…風雷というね両方のお名前がこの提灯の裏っかわにはそういうふうに書いてある…。
それがだんだんだんだん雷門の方が定着しちゃって。
はい。
この提灯裏の方へ回ってみると確かにこの文字が…。
元々はこちらが正式名称。
しかしいつしか風の神は忘れ去られ雷門と呼ばれるようになりました。
そうなると…。
そうですよね。
だから江戸川柳で…。
(小籔)ええ〜すごいおもろい。
よう出来てるししかもそうですね知られちゃってますね。
(小籔)ホントは風神雷神がいる…。
ちなみに現在の雷門が建てられたのは1960年。
この東京も多くの変化が見られた時代でした。
当時欽ちゃんは浅草東洋劇場に入団して1年が過ぎたころ。
東八郎さんを始めとした先輩芸人と出会い芸を磨いていました。
ちなみにこの雷門は浅草寺がお金を出して建てたわけじゃないって知ってました?
(亮乗さん)私財で…。
ポケットマネーなんですか。
その折りにね私の名前をどこにも出さないでくれっていうねそういう条件がついてました。
へえ〜。
(亮乗さん)元々ね…。
そういうお寺でございます。
(小籔)そうですね参らんとダメですねやっぱり。
そして雷門のシンボルといえばこの大きな提灯。
この提灯実際訪れてみるとその大きさに驚きます。
実はお坊さんが訪れたらわかったある彫刻の存在。
皆さんご存じですか?ここで欽ちゃんに問題。
こちらの大きな提灯実は下から覗き込むとある生き物の彫刻があり拝むと幸せになれるといわれています。
一体どんな生き物がいるかわかりますか?お答えください。
ある生き物…。
たぬき。
なんでたぬき?つまり仏教で言うと騙したりしてはいけないよっていう…。
提灯の下をよく覗き込んでみると…。
正解は龍の彫刻でした。
それでは千葉さん解説をお願いします。
えっ?
(小籔)惜しい?この龍の宝珠…。
(小籔)はいはい…持ってますね。
(千葉さん)そういうあらゆる災難から私たちを守ってくれるという魔除けの宝珠といわれるものですね。
(小籔)じゃあこれに願いをしたらいいんですね?
(千葉さん)お願いをしてから…。
そうですか。
一行は雷門を抜け皆さんご存じ仲見世へ。
(千葉さん)ああにぎわってますね。
(小籔)多いですね。
多くの人でにぎわう仲見世にはこれはねあの…まあ江戸時代からあるんですけども…。
へんな話私たちのような房があった…。
(亮乗さん)その房をですね…。
仲見世の歴史は江戸時代参道にずらりと並ぶ浅草寺支院の空きスペースから始まったのです。
ここで阿川さんに問題。
当時の商売人は仲見世にお店を出す代わりにある事をしなければなりませんでした。
そのある事とは一体なんでしょう?お答えください。
え〜?違うかな…。
露店を出すにあたってはね掃除をするという約束事とともにお貸しするという…。
へえ〜。
昔はもう…。
(亮乗さん)床店といいますけどね…。
これは
(亮乗さん)でもねあのそれは…。
そうするとこの後ろの方にねなるほど…。
(亮乗さん)そういう形ですね。
仏教っぽい…なんかねあり方ですよね。
でもだいたいね
(一同笑い)ここ来たらだいたい行かなあかん店何軒かあるんですよ。
そうですか。
小籔さん今日はスイーツ我慢してください。
少しだけ浅草寺の事がわかったところでその誕生秘話を聞いてみましょう。
実は本堂にまつられている一体の仏像から物語は始まります。
今からおよそ1400年前飛鳥時代にタイムスリップしてみましょう。
一番最初は西暦で言うと628年の事になるんですども…。
(亮乗さん)それがなんだかわからないんだけどもとりあえずその網で引いたものを陸地に揚げてくるんですね。
それが後に観音様という事になりまして…。
(亮乗さん)はい。
おまつりしてございます。
はあ〜!すげえっすね!そんな浅草寺誕生を物語る絵が仲見世の途中に飾られているので一度訪れてみては?「これがそうなのか…」
(小籔)へ〜…。
ここで欽ちゃんに浅草寺の成り立ちの秘密を教えちゃいます。
だから捨ててたんだ。
観音様だってわかんないんだもん。
そしたら唯一知っている三社祭の三社ですね。
それで三社…。
あ〜そうなの!?
(千葉さん)三社様がまつられている…。
まだまだ続きます。
浅草寺には秘密がたくさん!そして私たちにも参考になる…。
例えば…。
これで欽ちゃんは見事合格したんです。
浅草寺は雷門だけじゃない!それでは仲見世を抜けた先にある宝蔵門へ。
(亮乗さん)こちらが今は宝蔵門と呼んでます。
…という事で門の事と経蔵を併せ持った形の門にしたために宝蔵門「宝」の「蔵」の「門」というふうに呼び名をもう1つ与えているわけです。
以前の宝蔵門は太平洋戦争の被害に遭い焼失してしまいました。
そして戦争が終わりを告げてからおよそ20年後東京オリンピックが開催されたちなみにこの2年後に欽ちゃんは坂上二郎さんと…。
欽ちゃん伝説の幕開けとなりました。
いいんだけどこれねお客様に銃口向けない。
危ないでしょ?お客さん今何げなくこうやったけど嫌なものですね。
少しずつよけてるから。
1500。
だから向けるなっつうの。
これは向こうへ向けると嫌なもんなんだっつうの。
1143年に…。
(萩本)そうそうそうそう…。
おいっ!こっち…人の方に向けるなよ!こちらの宝蔵門ですがここには中でも…。
それから今申しました…。
『元版一切経』は源頼朝の妻…。
ここで太田さんに問題。
実はこの宝蔵門江戸時代にはある理由から庶民の観光スポットになっていました。
その理由とは一体なんでしょうか?お答えください。
観光スポット?なんか人気のゆるキャラみたいなのが…。
ゆるキャラがいた?ただ昔はねこの仁王門っていうのも年にね6回だけね2階から皆さんのところをね周りをね…周りをね眺めるように開放したんですよ。
(露のさん)ああそうですか。
(亮乗さん)ちょっと普段の目線よりは高いところからという事で。
現在はもう上る事は出来ませんが1年のうち6日だけ2階の回廊を開放。
江戸の街を一望出来る絶景スポットとして人気があったのです。
当時の江戸の人たちはこんな景色を楽しみにしていたのかもしれませんねぇ。
ちなみに宝蔵門の正面にはお寺を守る仁王像が。
そしてこの門をくぐって振り返ってみるとこんなものが…。
裏側には巨大なわらじがまつられています。
でも一体なんで?
(亮乗さん)色んな意味がございますけれどねおっきいわらじの一つとしては…。
だから仁王様が正面で悪霊を遠ざける。
さらに裏へ回れば…。
みたいなものですよね。
ここに男おるぞ!来るなよ!っていうのとまあ近い。
玄関に大きい靴が置いてあるみたいな。
ちなみに宝蔵門のお隣にある浅草寺のシンボル五重塔。
この浅草だけではなく日本全国で五重塔をよく見かけますよね。
実はこの塔なんのために造られているか皆さんご存じですか?ここで欽ちゃんにこの五重塔には仏教にまつわるあるものがまつられています。
一体何がまつられているんでしょうか?だけども仏舎利って数が限りがありますから仏様のお釈様の骨がない場合には…。
(亮乗さん)五層目のね…。
こちらが五重塔の一番上にまつられている仏舎利。
この中に釈の遺骨が。
欽ちゃんご存じでしたか?私…。
ちなみに現在の五重塔は1973年に再建されたもの。
当時欽ちゃんは32歳。
日本テレビ『スター誕生!』の司会を務め始めるなど大スターへの階段を着々と上っていきました。
はい皆さんおはよう!会場の皆さんおはよう!皆さんも非常にね肩も凝ったでしょう?ちょっとじゃあこれ…ちょっと休憩ね。
さて一行は本堂にお参りする前にある場所へ。
普段私たちが利用するおみくじ。
実は各お寺によって大吉や吉など割合が違うのを皆さん知っていますか?ここ実はこちらでも一体なぜ凶が多いと言われているんでしょう?全部100本入れてると。
(千葉さん)そんなにあるんですね。
はい。
はあ…。
浅草寺のおみくじの割合はご覧のとおり。
実はこれ…。
100円投入です。
ポン。
それでは試しにガチンコおみくじ引いてみましょう。
お坊さんもおみくじに挑戦です。
いきましょう。
せーの…ドン!
(小籔)なんだ?大吉ちゃう!?よっしゃ!
(露のさん)しかし小籔さん。
なんでですか?大吉引いた時に。
ですから…。
運試しも終えたところで本堂へ向かいましょう。
こちらが我々が訪れた時に手を合わせる場所浅草寺の本堂。
この何気ない建物にも実は参拝者の事を考える寺ならではのある工夫がある事をご存じですか?浅草寺の旧本堂はしかし1958年全国の信徒の寄付のおかげで消失前の旧本堂とほぼ同じ形で再建されたのです。
(小籔)かっこええわ〜。
グーッとね大きくダイナミックにこの反り返ってる感じ。
実を言うとあの瓦の…。
(千葉さん・小籔)チタン!?
(亮乗さん)はい。
ここで阿川さんに問題。
(阿川)きた!2010年この屋根瓦をチタン製にした事で屋根の重さがこれまでの5分の1になったそう。
ではチタン製を用いた理由とは?理由?軽くするための理由?そうですね。
なんで軽くしなきゃいけなかったかって事ですね。
地盤沈下が起こるから?重いとね。
(萩本)ああ…。
というのは震災というのが怖かった。
実際工事が終わって4カ月ぐらいして東京…あの東日本大震災ですか。
…が起こったんでね。
そこで実際にチタン製の屋根瓦を持たせてもらうと…。
(一同笑い)結構グッといくかな思ったら全然。
(露のさん)ええーっ!どれぐらい?重さ…。
ちりとりぐらいの重さ。
(小籔)いやホントにこれビックリしますよ。
(千葉さん)ホント…なんかフワッと軽く…。
(露のさん)ものすごい軽い。
(千葉さん)これなら安全ですね。
(小籔)海苔の缶より軽い。
(露のさん)海苔の缶の感じ。
…缶よりちょっと軽いですよね。
以前の屋根の総重量はおよそ930トン。
チタン製に変えてからはおよそ180トンとわずか5分の1の重さに。
屋根が軽くなった事で地震による倒壊の不安は少なくなりました。
さらに耐久性に優れ酸性雨にも強いチタン製屋根瓦はお坊さん憧れの最新技法によって作られたものだそうです。
それではいよいよ本堂内部へ。
実はこの本堂には貴重な仏像がいくつもあるそうです。
ここで本堂がどういうところか見ていきましょう。
どうぞ正面の方へお進みください。
(小籔)うわあすごい!
(露のさん)うわあ!
(千葉さん)あ〜きれいですね。
美しいです。
(小籔)美しいですねえ!よいしょ。
ちなみにこの内陣は一般の方でも自由にお参りが出来ますよ。
一般的に本堂には厨子と呼ばれるものがあります。
そしてこの中にあの川で拾われたという1400年前の観音像がまつられているんですが…。
ただ残念な事に
(亮乗さん)それに代わるものが慈覚大師さんの彫られた仏像が御前立としてあるんですね。
これも今ほとんど秘仏に近くなっちゃってその前に御斗帳がこういうふうに下がってるという…。
(小籔)じゃああそこは2層になってて見れないものの前に見れないものがあって今この布?
(亮乗さん)はい。
実はちなみに本尊の前にある御前立の観音像は1年のうちたった1日だけ拝む事が出来るそうなので気になる方はぜひ。
さらにこの厨子の中には観音像以外にも浅草寺の大切な仏像がまつられているんです。
ここで欽ちゃんに実はこの中にある有名な戦国武将が肌身離さず持っていた仏像がまつられています。
一体その戦国武将とは誰でしょう?お答えください。
これは江戸だもんだって。
だから徳川家康ですよ。
ね?自然でしょ?お…江戸…だって…。
(萩本)家康でしょ?その他にじゃあ寺宝にどんなものがありますかっていいますとその1つには家康さんのご持仏。
普段懐の中に入れるような小さな仏様。
へえ〜。
はい。
なんと徳川家康家光ゆかりの仏像が浅草寺にまつられているんです。
というのもあの関ヶ原の戦いの前に徳川家康が浅草寺で必勝祈願をして以来徳川家ゆかりの寺となったそうです。
戦国武将をはじめお侍さんは持仏といって必ず持ってなきゃいけないんですね。
ちょうどあの世にいくのにもなんていうんでしょうか…。
同じように…。
その昔家康と家光も見る事が出来ない秘仏の姿を想像しながら手を合わせていたのでしょうか?そしてこのあともまだまだ欽ちゃんに教えたいでも浅草寺ですよ。
萩本さんもよくあの辺りは通った…。
見られると思ってないもんね。
でもあの山門…。
55号結成の年に…。
あそこの…山門でしたっけ?2つ目の門ですか?宝蔵門。
宝蔵門?あれがね64年で55が66だから2年後。
あっそっかそっか。
東京オリンピックの年に…。
(阿川)東京オリンピックの2年後にコント55が…って事ですか。
(一同笑い)興味なし。
ここからは普段はなかなか入る事が出来ない場所。
続いての…。
普段はなかなか入る事が出来ない場所にあるのでこれは必見ですよ!その仏像があるのは数多くの位牌が納められた大牌殿。
ここは浅草寺に位牌を納めた人しか立ち入る事の出来ない特別な場所です。
もうこちらに。
(亮乗さん)はい。
実はガンダーラ仏というのがねございまして。
(千葉さん)これは貴重ですね。
(亮乗さん)まあ西暦でいうと恐らく300年ぐらいでしょうかね。
なんとこちらの仏像が彫られたのはおよそ1700年前!
(小籔)あっそうなんですか。
千葉さんはホントの本心で…。
(千葉さん)大帝国が出来ます。
そこには
(千葉さん)ですからどことなく…。
(小籔)なるほど。
やっぱ浅草寺って雷門だけじゃないねんなっていうのをホントに今日多く知りましたね。
いや〜すごい。
お坊さんが欽ちゃんにぜひ教えたいとやってきたのは淡島堂。
阿弥陀如来をまつるお堂として多くの人々の信仰の対象となっているのですが…。
(亮乗さん)焼失します。
実はその実はこちら考えてみれば
(亮乗さん)ですからうわあ本堂が建ったよと。
戦争の復興のシンボルでもあった由緒のある建物なんですね。
そんな復興のシンボルの前にあるのが雨水をためておくここで欽ちゃんに戦火から守るため当時この桶の中に浅草寺の大事なあるものを入れて隠していました。
そのあるものとは一体なんでしょう?これはあの…仏具!仏具?そうそう。
仏像とか?仏像じゃない…。
ほらなんつうか…大事な仏具。
なおかつ地中3メートルの深さまでこれを掘りまして…。
(小籔)戦争起きるってなった時こちらのお坊さんたちがほんならあれの中にご本尊入れて埋めろ言うて埋めてそれで助かったと。
(亮乗さん)助かった。
(小籔)うわっホンマや。
今はね水張ってますけど。
(亮乗さん)はいそうですね。
(千葉さん)守ってくださったんですね。
ありがとうございます。
いやホントにありがとうございます。
ホントにありがとうございます。
へえ〜。
この天水桶が本尊を守ったからこそ今日の浅草寺があるのです。
「へえ〜」不思議な事いっぱい…。
(千葉さん)はいはい。
っていう事は…。
(千葉さん)明治時代のその例の廃仏毀釈の江戸時代が終わって明治になった時に明治維新のお役人さんが仏像あらためっていう事でその時開けてご覧になった記録が残っているそうです。
スケッチとかそういったものが。
その3人は1年以内になんらかの理由で亡くなってしまって…。
うわっ怖っ!
(露のさん)秘仏には割とそういう話がつきもの…。
私たちが見させて頂くのも恐れ多いものなんですよ。
(露のさん)はい。
スケッチすら封印されてる。
続いてお坊さんが欽ちゃんに教えたい場所が…。
願い事を一言だけに限定するとその願いがかなうとされる一言不動尊。
心の迷いを断ち切る僕の身内いう事やから。
では早速みんなでお参りをしましょう。
ごめんなさいつい…。
つい健康で…。
最後に向かったのは仲見世の脇にある伝法院。
だってここ通常一般公開はされておらず浅草寺のお坊さんの修行道場や住職が暮らす部屋がある場所です。
うわ〜きれい。
(露のさん)うわ〜!
(千葉さん)ここ普段非公開ですからね。
(露のさん)素晴らしいですね。
(小籔)うわ〜ええお池ですね。
実は伝法院の庭は国の名勝に指定されるほど美しい景色が見られる庭園なのです。
ちなみに東貴博さんと安めぐみさんの結婚式はこちらで行われたんです。
ですから欽ちゃんは行かれた事ありますよね?
(萩本)「はいこの時」「この時に」ええやん。
緑に囲まれたこれぞ都会のオアシス。
気持ちよさそうですね。
ここには浅草寺の中で一番眺めがよいと言われる絶景ポイントがあるんです。
ここだいぶいいですね。
(亮乗さん)はい。
ここベスト。
しかもちょっとスカイツリーも見えますし。
この五重塔の正面池…完璧ですねこれ。
きれい。
スカイツリーと五重塔。
新旧2大タワーを同時に望めるのはこのポイントだけ。
このお庭は時期によって一般公開される事もあり貴重な景色に心が癒やされます。
(拍手)東の結婚式で…。
行かれたんですね。
でもでも…。
開けないんですよね?
(千葉さん)そうですはい。
1年に1回だけという事…。
そうですね期間が限られてます。
千葉さんも初めて。
よく東のために開けましたね。
わずか8カ月の受験勉強で見事駒澤大学仏教学部に合格した欽ちゃん。
実はその受験勉強は伝説のコメディアンならではの驚きの方法だらけだった。
目の前に現れたいくつもの壁を持ち前の発想の転換で次々とクリアしていく欽ちゃんの姿が。
取材した結果を各界の…。
欽ちゃんが自分で作ったノートはビリギャル講師坪田先生が驚くほどの内容だった。
萩本さんがやってらっしゃる方法は
(スタッフ)そうなんですか!?
(茂木)はい。
脳科学者茂木先生が絶賛。
コメディアン欽ちゃんの脳は本当にすごかった!欽ちゃんの毎日は様々な事が起きていると思いますがここで…。
今夜だけお坊さんに怒りを暴露してもらいましょう。
しかし今日はちょっとホント大丈夫ですかね。
結構ね今日はね実はお坊さんたちが怒っている事これをお話になるという事なんです。
怖いね。
まずは高野山真言宗の東さん。
(東さん)ちょうど足のこの雪駄のところをコンコンコンコン蹴るんですよ。
最初なんだろう?と思ってこう見たらこういう睨み方をするんですよね。
ああ…と思ったら要するにその座らせろと。
坊主が何座ってんだというような…。
え?どんな奴ですか?他も空いてるんでしょ?だって。
ヤンキーみたいな?
(東さん)う〜んなんか学生みたいな感じでしたけど。
大学生みたいな感じですけどコンコンコンコン足を…。
でどうしたんですか?よく坊さん蹴飛ばせるね。
(露のさん)でも…。
あるの!?
(露のさん)ありますし…。
ああそうみんなあるの。
(小籔)いやでも
(小籔)失礼ですけど僕三池さん立ってたら誰も座れないですから。
(小籔)いやいやいや…。
いい。
逆に顔はいいんです。
三池さんはホントに優しそう。
絶対譲りたくなる顔だけど。
譲りたくなる顔ですよ。
譲ってくれない。
続いては…。
京都なんかはほら路地っていう…筋みたいな奥の方に家があるとか。
まあまあ色々ある…。
(杉若さん)そういうところでね…。
(一同笑い)いいじゃん別に。
壁ドンはいいじゃない。
(杉若さん)違うんです…だからその家…。
(杉若さん)ねえ?そうするとね昔ですとねこう雪駄のシャリシャリ音がすると「あっ坊さん来た」と…。
やめる…。
やめてバーッと奥に逃げたりしたもんですよ。
(杉若さん)もうそばまで行ってかなりそばまで行って「のいてくれる?」って言うまで…。
壁ドンしとる。
(杉若さん)ホントに。
(杉若さん)大概俺も怒る…。
それぐらい意識させようと思ってやってものかん。
ホントにそばまで行かんとのかないですよ。
怒った事?撮影の現場に行ってて…撮影やってるじゃないですか。
「撮影?」っておじさんが来て「誰来てるの?」って…。
(一同笑い)俺だって…。
それはね。
それはムッときますね。
そういう時はふざけんじゃねえ!って…。
歩きタバコとかされてると…。
ああ〜。
ちょっとって…。
ムッとする事はありますけど…。
それはムッとするでしょ。
こちらの杉若さんまだまだこんな事がありました。
杉若って意外と少ないんですよね。
うん少ないですね。
(杉若さん)だから例えばウェブで予約したりとか通販ちょっと…電話確認あるでしょ?って言うわけ。
ワカスギは結構あるから。
それひっくり返せ!って電話で言うわけですよ。
そんなら「ギスカワ」って言うんです。
ネタでしょ。
ネタでしょ。
もうええ!なんのための話だ。
絶対ネタでしょ。
ホントホント。
ギスカワはちょっとウソだね。
(小籔)なんやさっきから…。
(小籔)そんなん聞くために集まっとるわけちゃうねん。
そもそもあれですか?怒り方?怒り方?怒ると叱るってあるじゃないですか。
その自分の…例えばなんて言うんですかね?
(井上さん)だけれどもやはり時として怒らなきゃいけない時があるわけです。
それは怒るというよりも叱るっていう事ですよね。
それは慈悲の怒りとして…。
じゃあ例えば杉若をワカスギって間違えられて怒るっていうのはどっちなんですか?
(一同笑い)
(杉若さん)ありがとう。
ありがとうじゃねえよ!「いいねいいねありがとう」じゃない…。
(一同笑い)ふざけんじゃねえこの野郎!あっ出た!やった!ちゃんとやれよバカ野郎!いや嬉しいね。
欽ちゃん。
ここからは人知れず受験勉強を続けた怒濤の数カ月を見ていきましょう。
帰りお疲れさまって通るからさ…。
なんか暗めのおばさんが出ていくんで誰だろう?と思ったらお母さんだった。
高くなってたのね。
でこうやったらこれに乗ってこう…。
(観客の笑い)視聴率100パーセント男の異名を取った欽ちゃん。
そもそもなぜ彼は大学を受験したのか?そこには日常生活で感じた2つの変化があったという。
まずみんなもそうだと思うけど名前を間違えだすね。
(萩本)それでね…あれ?ありましたね。
それからずっとね…。
って気をつけてて…。
ああなるほど。
そしてもう1つの変化が…。
よろしいですか?あっそっかそっか!ごめんごめん。
次に…名前の次にね年取ってくるとダメなのが数字。
気をつけてるのに…おかしいよなあ。
そして2014年3月これまで10年以上続けてきた明治座の看板舞台を引退する決意をした。
その時の映像がこちら。
こうやってスポットライトに当たって…。
気持ちがいいんだよね。
でもバイバイ。
バイバイ。
バイバイ。
歳とともに衰えを感じ始めた。
しかし欽ちゃんはその壁を独自の発想の転換で乗り越えようとしたのだ。
思った瞬間…ええあの…。
欽ちゃんが受験勉強を始めたのは去年の4月。
知り合いに頼み久保田先生を家庭教師に迎えて二人三脚での受験勉強がスタートした。
欽ちゃんの勉強開始当初の学力はどの程度だったのか?まあ…うん…。
歳とともに訪れる記憶力の低下。
この現象脳ではどんな事が起きているのか?脳科学者茂木先生に聞いた。
側頭連合野にある記憶が前頭葉に引き出されるというのが記憶を思い出すって事なんですけどこの側頭連合野から前頭葉を結ぶこの回路がだんだん弱くなっていってしまうという事なのでその回路さえ強くしておけばまた記憶がよみがえるって事もありますし…。
記憶は決してなくならないと考えられてるんですね実は。
引き出せなくなると…。
はい。
(スタッフ)萩本さん受験を決意した時って周りの反応ってどうだったんですか?言わないもん。
(スタッフ)え?知ってるのは…。
それも2年もかかる…。
大学を受験する事は内緒にしたまま8カ月におよぶ長い受験勉強の日々が始まった。
70歳を超えて大学受験した欽ちゃん。
その受験ノートには驚きの手法が隠れていた!「英単語は○○で覚えろ」。
コント55号。
バカな事言うんじゃないよ。
どうしてこうなるのかな?僕にはわからないのよ。
(観客の笑い)私の歴史を汚すんじゃない!
(観客の笑い)70歳を超えて大学を目指した欽ちゃん。
しかし受験勉強を始めてすぐにまたある壁にぶつかったという。
その時の様子を欽ちゃんはスタジオでこう証言していた。
我々なんかより当然いっぱい記憶してるんでしょうけどそれでも感じたわけですか?そうそうそう感じた。
(阿川)いやでもそうなってると…。
(一同笑い)oldのあとに「er」がつく場合にはどう訳しますか?そうです!
(久保田先生)さあ思い出して思い出して。
えーとなんだっけ…。
えー…。
あ〜…。
そりゃあそう。
欽ちゃんに訪れた覚えられないという壁。
これをどうやって克服したのか?
(阿川)受験科目としては英語と…歴史?小論文があったのかな?小論文があるんですか?はい。
受験の時にね。
あと面接とかもあるんですけども…。
欽ちゃんが受験した駒澤大学仏教学部。
社会人入試最大の難関は英語。
を始めたが…。
これはねちょっとね私は…。
しかし…。
ただいまただいまただいま!いい加減にしなさい。
これまで作り上げたコントは数知れず。
いくつもの伝説を持つ欽ちゃんはここで…。
今回の取材でわかったこの勉強法。
これを専門家に見てもらったところなんと絶賛の嵐だった。
専門家2人が絶賛した70歳を超えての受験勉強法。
その1つ目は…。
ですから全部参考書をですね…。
(萩本)ですからあの…試験が英語だったんで…。
「比較級は何々より何々であるという意味をあらわします」おっ「あらわします」?あ〜いらないいらない。
よし!切っちゃう切っちゃう。
切っちゃう。
コピーした参考書の中で自分にとって必要なところだけを切り抜きノートに貼ってオリジナル参考書を作り始めたのだ。
こちらが実際に欽ちゃんが作ったオリジナル参考書。
自分にとって必要のない文言や説明を全て省き要点だけをまとめたシンプルな作りに…。
果たしてこのノートどこがすごかったのか?『ビリギャル』で話題坪田先生に聞いた。
(スタッフ)ちょっと持ってきたんですけど…。
(スタッフ)そうです。
これは…でもこれに関して言うと…。
そこは全部削っちゃってるって事じゃないですか。
坪田先生曰く…。
情報をそぎ落とす作業が求められるという。
参考書を見てみると一番下には内容を理解したかどうか確認するための問題も切り貼り。
しかも問題の横には正解なら○を間違ったら×を記入し自分の弱点を把握出来る作りに。
さらに覚えるべき事と解説をあえて切り離し復習がしやすい工夫もされている。
欽ちゃんのオリジナル参考書その数はなんと14冊にも上ったという。
さらに…。
オリジナル参考書を作り始めた欽ちゃんにさらなる壁が…。
(萩本)3000!?
(久保田先生)はい。
70歳を過ぎての大学受験。
新たなる壁は英単語3000語の記憶。
一見無謀にも思えたこの課題。
しかしここでも芸人萩本欽一ならではの勉強法を開発する。
英単語を覚えようとした欽ちゃんを悩ませたのは発音。
そこで…。
クライメットなんて発音してるから覚えられないの。
俺クリマテって覚えてたから。
クリマテ。
クライメットってなんですか?気候です。
天候気候。
(萩本)だから俺ほらだからしまいには…。
…って覚えたの。
なるほどね。
ああそういう事か。
だから先生が「クライメット」ってこういう発音…。
ああそうか同じ…同時にやろうとするから。
なるほど絞っちゃう。
もう。
クリマテって言ったんですか?そうそう。
今初めて聞きました。
どういう発音ですか?ではここから…。
まずは…。
欽ちゃんはこの単語をどうやって覚えたのか?レスポンシビリティっていうのはね…。
で動詞じゃないですから「責任」という名詞ですからねそこだけ気をつければ。
(萩本)あとなんか後ろにくっついてるなぐらいですから。
リスにポン酢かけてるんだよリスがこうやってる画を作っておけばお母さん怒るでしょう?あんたリスに何すんの!?ポン酢かけて…って「責任取る」っていう。
続いては欽ちゃんはどうやって覚えたかというと…。
まあコントで。
アンフォーチュネイトリーっつったらそういうのは…。
(阿川)アンフォーチュネチュリー。
そうそうそう。
(萩本)だからちゃんとした発音わかんないの。
あんこが4カ所からチューチュー吸ってでなくなっちゃってアンフォーチュネイトリー。
いやそれ通じないですよ。
(一同笑い)だから通じるは…。
自分だけの覚え方をやったって事ね。
あんこが4カ所からチューチュー吸われてなくなっちゃったらどういう意味?ってそれは「残念ながら」ってこうやって覚えていった…。
ええーっ!っていうか…。
でも昔の日本人は英語なんてわかんなかったからだからWhattimeisitnow?っていうのを覚える時に掘ったイモいじるなっていって覚えたっていう…。
じゃあ造語ですよね?掘ったイモいじるなとか。
そういう日本…自分の…。
年と取るとね…。
だからきっとねおじいちゃん「俺飯食ったかね?」って「じいちゃん食べたわよ」って言ったら次の日も言う。
とかって言うと…。
こんな感じ。
はあ〜すごいねえ。
ですからそうしたらあっという間に覚えられ…。
そうですねそういうね。
実はこの記憶法に脳科学者茂木先生は驚いた。
(茂木)このようにして栗待て聞こうじゃないかっていうねそういうこれは
(茂木)記憶力の世界選手権ではスピードカードっていって52枚のトランプをもうバラバラにしてその順番を全部覚えるっていう信じられない競技があるんですけど。
それ世界新記録はもう30秒以内で覚えちゃうんですね。
でそれも…。
ですから
(茂木)右脳のイメージだとか感情とかそういうものの助けを借りる事でさらに記憶力アップが出来るんですね。
ですからイメージ…あと今回だと…。
という事なんじゃないんでしょうかね。
まさに独自の理論。
この覚え方で欽ちゃんの記憶力は飛躍的にアップしたという。
他にも…。
これを欽ちゃんがどうやって覚えたかというと…。
anniversaryってのはね俺…。
って覚えてましたね。
いいでしょ?兄バァサリー…記念日。
兄とバァちゃんっていい組み合わせでしょ?もうサリーなんかいらない。
兄とバァちゃんの記念日で。
欽ちゃん流語呂合わせだとこうなった。
eventually。
発音ははっきり言ってここ英語出した方がいいですよ。
もう見た人がこれ発音違う…。
イベンチュアリー。
これは…。
答えを出すといい弁当があると…ね。
イベンチュー…ネズミとアリが結局ついに出てくる。
「結局ついに」って言うんだね。
ほら。
いつまで経ったって忘れないじゃないですか。
(阿川)他に?なんか他にあるそうです。
あと?あとだってasなんてたくさん使い方が…。
俺アズって言わないもん。
あれアジって言ってるもん。
アズは覚えられるじゃないですか。
(萩本)いやだけど…違うよ。
アジっていう意味がさ…。
魚の…。
そう。
それで釣り竿で…アジの絵を描いてで「つれて」っていう…。
「何々につれて」って。
アジを釣るで。
そう。
それでもう1匹描いて「何々にしたがって」って…。
(一同)ああ〜…。
(萩本)そうやると…そうやってたくさんアジが出てくるとどんどんその絵を描いて…。
(阿川)そういう事考えてる方が時間かかる…。
アイデアが要るじゃないですか。
そうですよ。
よせよ!よせよ〜。
「欽ちゃんの英会話」ってね。
「欽ちゃんの英会話」。
「欽ちゃんの英単語」。
とかいうふうに覚えたっていうのと…。
(一同笑い)ストーリーをね。
洒落っ気がもうちょっとある…。
ストーリーを作るんですね。
へえ…。
ちなみに語呂合わせだけではなくこんな覚え方も…。
「礼儀正しい」という意味の「polite」は吉永小百合さん。
「勇敢な」という意味の「brave」は渡哲也さんというふうに単語の隣に名前を書いて覚えたのだ。
オリジナル参考書や語呂合わせを筆頭に自分なりの工夫が満載の欽ちゃん式受験勉強法。
でしょ?家庭教師の久保田先生はそんな欽ちゃんの独自の理論を否定する事なく笑顔で褒めてくれたという。
私が教えてる生徒で…。
(スタッフの笑い)もう全部作り直して。
全部理論なんですよね萩本さんの…。
(阿川)笑いも?おい。
(一同笑い)優しく言えよって…。
ないじゃない!ないじゃない!そんな事ない。
そんな事はないんですけどすごいんですからとにかく。
例えば『欽ドン』で…。
一般の人に。
素人さんに。
大きな声で?そう大きい声で。
はいいきます。
アハハハハ!ごめんごめん。
いいのいいの。
間違えるたんびにこっち来るからいいのよ。
もう1回間違えて。
みんな知ってるからね。
普通はどう考えても。
いやそうじゃないの。
そうじゃなくてあの…あれ絶対間違うんですよ素人さんが。
でそれを聞いたんです。
(観客)ええ〜!
(一同笑い)すごいですよこの人。
歩けなくするのもそうでしょ?こういうふうに歩いちゃう人いるじゃないですか緊張して。
(観客)ええ〜!それは教えてもらえなかった。
どうするって…。
緊張すると人間って全部こうやって歩いちゃうって。
そうそうそう。
ですから気をつけ!って言えば大丈夫ですよ。
気をつけって。
で前へ進めって。
あんたさそういう時はさ出来ても間違えてくれなきゃ。
それはそう。
気をつけ!はい!前へ進め!ほらちゃんとなるじゃないの。
それはええ…。
ホントにすごいですよね。
人の心理をちゃんと…。
だからもうホントね…。
分析解析してらっしゃるって事なのかしら?ものすごい悪い人だと思いますよ。
あっそうじゃなくて…。
身をもって経験して…。
そうそう。
苦労した事と同じ事だったっていう。
だからそこでちょうど…。
ずっこける事要するに…。
(阿川)素人さんも面白い人に…。
なっちゃうのその瞬間は。
そんな事ない!そんな事ない!
(一同笑い)さらにえっとね朝…。
当時の欽ちゃんは朝8時の起床から昼までの午前中単語や文法などを覚えていた。
これまでの勉強の経験から午前中の方が記憶力が高かったからだという。
脳科学者茂木先生に聞いた。
実はですね人間の脳って寝てる間に前の日に経験した事覚えた事を色々こうやって整理してるんですね。
夢を見るってのは実はその記憶の整理をしてる時に夢を見るわけなんです。
なので一晩寝るともうすっきり記憶が収納されてるんで新しい記憶をまた受け入れる準備が出来てると。
それでゴールデンタイムって事が言われてるんですよね。
しかしもちろん勉強だけでなく多くの仕事もこなしていた欽ちゃん。
仕事以外は出来るだけ毎日勉強。
自分の時間もなかなか取れない中実はここでも欽ちゃんならではの独自の理論があった。
テレビ局で空き時間があろうともまた移動中も全くノートを見る事はなかった。
勉強するのは家庭教師に習うための事務所の会議室と自宅の仕事部屋だけだったという。
この点について70歳とかですよね?
(スタッフ)当時73歳。
今の話聞いてホントに素晴らしいなと思うのは…。
特に勉強って究極的に突き詰めると2つで…。
(坪田さん)その集中と工夫が根本である場合に独自の理論で受験勉強を進める欽ちゃん。
誰にも言わないで始めた受験勉強。
70歳を超えていながら集中すると1日10時間以上も勉強する日があったという。
それも功を奏したのかこの辺りになると欽ちゃんの記憶力がどんどんアップ。
受験まであと1カ月しかないんだから。
そんなのお百度参りしたってそんな効果なんかないよ。
しかし順調に見えた受験勉強だったがここで思わぬ壁が欽ちゃんに立ちはだかる。
はい。
全問正解です。
やったね先生。
はい!いやすごいですよ。
グレート!素晴らしい!語呂合わせを駆使して英単語を覚えた欽ちゃん。
ここで家庭教師からある提案が。
そこでですね萩本さん。
(萩本)テスト…。
(久保田先生)はい。
了解しました。
欽ちゃんにとってここまで猛勉強してきた成果を見せるはずだった。
しかし…。
萩本さん。
(萩本)え〜40点?俺いつもねなんか…。
受験勉強を始めて7カ月。
ひたすら真面目に続けてきたのに100点にはほど遠い結果に。
って言ったら…。
しかしここでの萩本さん。
えっ?だから…。
そう思ってね楽しくやってくださいっつった時あっそうか!それもまた言うのよ。
(スタッフ)100点って目指す必要ないんですか?100点は目指す必要がないというかはい。
いやこれホントにそうなんですよ。
ただ例えば…。
5割ちょっと。
いつも100点を求められてきたテレビの世界。
欽ちゃんはここでも発想の転換で折れそうになった心を支えたという。
事実その後2回目のテストでは60点。
3回目のテストでは80点と徐々に成果を見せていったのだ。
ひょっとしたらって。
っていうのがちょっとあったね。
このいくつもの壁を乗り越えていく欽ちゃんの発想の転換。
太田光も昔驚いた事があったという。
でも…。
これね。
昔ね前に萩本さんもう覚えてないと思うんだけどイジメどう…いじめられてる子はどうすればいいんでしょう?みたいな話をした時に萩本さんがそこでなんか面白い事したらどうなのかな?って言ったのね。
それはものすごく僕はある種なんていうの発想の転換というか。
ポンとやられたらそこでなんかちょっとボケてみたら…。
そうじゃないみたいな感じで言ったんです。
萩本さんはかま満緒さんのところでええそうそうそう。
(萩本)そうそうそうそう。
そうなんですよね。
(萩本)そうそうそうそう。
(千葉さん)そう考えると実はいじめてる人の方が苦しんでると言えるかもしれません。
いじめられてる方は実は本当のすごい人。
強い人。
そうかもしれません。
わからないです。
でもいやいやまあ…まあね。
なんだ?なんだ?よせよ!よせよ!なんだよ!欽ちゃんの試験日は年が明けた1月11日。
テレビの仕事もこなしながら受験勉強も最後の追い込み。
クリスマスや正月もひたすら机に向かう。
この7カ月受験勉強に明け暮れたその成果を見せる時が刻一刻と近づいていた。
そして迎えた試験当日。
人生で初めての大学受験。
物忘れに対応するために始めた勉強だったがまだまだ壁がある事を欽ちゃんはこの時知る由もなかった。
教室に入るとそこには欽ちゃんと同じく社会人入試を受ける人たちの姿が。
人生初の大学受験。
最初の関門は小論文。
問題冊子を開いた欽ちゃんが目にしたのは「釈尊の教えについて論じて下さい」といういかにも仏教学部らしい問題だった。
これまで仏教に詳しくなかった欽ちゃんの前に現れた小論文という壁。
しかしここでも欽ちゃんらしい発想の転換で乗り切る事に。
釈尊つまり釈の基本思想についてこう思ったという。
(スタッフの笑い)元々コントの脚本や台本のプロでもある欽ちゃん。
独自の解釈で筆は進む。
そういう…ねえ。
勝手に決めて。
(萩本)大事な事は「命の大切さ」といえばって書いちゃったんですよ。
難しい事はわからないがテーマを「命の大切さ」に絞ったのだ。
ずっとしてたら…。
(萩本)俺いつも思うんだけどカニと会うとさ必ずあのハサミをこうやって向けるじゃない。
(萩本)見せてんだよこの野郎こんなもん持ってんぞお前って。
武器持ったら必ず前向かって相手に向かう。
そしていよいよこの日のために猛勉強を重ねた英語。
若干の期待もあったのだが…。
ここでもまた欽ちゃんの思いもしなかった壁が目の前に立ちはだかる!何よりもね…ああ〜!これまでは日本語で問いが表記されていた問題ばかりだった。
欽ちゃんが目にしたのは日本語が全くない問題用紙。
これまで行ったテスト対策とは明らかに違うものだった。
英語で…。
しかしここで欽ちゃんに
(萩本)《おっ?》《はい責任と》でもわからないっていうよりもあれ…あれ覚えたあれにいやに近いな?とか…。
それだから果たして合ってるかどうかわかんない。
でもあれあれ…覚えたあれにいやに近いな。
これまでの勉強の成果なのか全てはわからずとも多少の手応えを感じた欽ちゃん。
そして最後の面接も無事に終了し欽ちゃんの…。
そして試験から11日後の…。
合格発表の通知が届いたのだがここでも欽ちゃんならではの考えが。
全く受かると思っていなかった欽ちゃんはある行動に出る。
おお。
ちょっと合格発表を見届けてほしいと呼んだのは
(ノック)あっ失礼します。
(萩本)おお〜。
座って座って。
なんですか?大将いきなり。
大学?えっ受験したんですか?そう。
えっすごいじゃないですか!
(萩本)すごいじゃないんだよ。
いや…。
(川本)はい。
(萩本)お前を呼んだのは…。
(川本)ええ。
いや笑えますけどそれいいんですか?それ。
『仮装大賞』でおなじみのこのおもちゃ。
不合格の場合には…。
(不合格の鐘の音)この音で判断する。
反対にどっちかっていうとなんかいいのないかな?って…。
あっわかった。
あの〜首振ってねうちにおいでって言ってくれる?って言ったの。
うん。
はい。
いくよ。
(川本)はい。
うん。
そしてこの一言が…。
(萩本)え?ホント?
(川本)うわっ…!すげえ!いや…見てください。
うちにおいでって言った時ね自分ではね俺大して嬉しいと思わなかったんだよ。
だけどその目がね目が…。
あっいけねえと思った俺。
で泣くほどじゃねえぞ。
でもねなんか嬉しいなあっつって。
こんな感じっていうの。
こちらがこうして欽ちゃんは駒澤大学仏教学部に見事合格を果たしたのだ。
で俺一言言ったのは「大学受験したの」。
「誰が?」。
(スタッフの笑い)「いや私が」。
「なんで?えっ?」。
「えーっ?ちょっともう1回言って」って言うから「大学受験した」。
「いつ?」。
「いつじゃなくて受けたの」。
「ああそう」。
「で受かったの」。
「アハハハハ!ウソ〜」って言うから「電話切るわ」って切ったよ。
そして今回の取材でわかったこの2人によると合格する人にはある共通点があり欽ちゃんもその部類に入るらしい。
欽ちゃんが最もすごいところは…。
こんな…。
っていうね…。
思うんですよね。
改めて聞いた。
それと…。
って覚えてくれるっていうのはあるよ。
(阿川)そうですよ強化されたっていう事ですよ。
(一同笑い)太田さんこれで欽ちゃん大学受験裏口でしたってなったらもうがっかりですよ。
なんの意味もないですよ。
そりゃそうだよね。
そんな事はするわけないんだから。
ちょっとその前にまだまだ入学したばかりで仏教の教えを早く知りたいという欽ちゃんのためにこんな企画。
厳しい修行を経たお坊さんたち。
欽ちゃんにぜひ知ってほしいという仏の言葉を伝授します。
この春修行を終えたばかりの岩さん。
欽ちゃんに伝えたい言葉は有名な言葉なんですけど…。
っていうのにやっぱり憧れている部分もあって…。
(岩さん)坊主にしてどうしても一度だけ辞めたいって思った時があったんですけど…。
それが修行をしてる時…お坊さんって毎日修行なんですけど資格を取るために決められた期間修行する四度加行っていうのがあるんですけど…。
その成満の日に…。
っていう事で…。
修行中ね。
(岩さん)はい。
加行中っていう事があったので行けないっていう時にそれが一番どうしても「辞めたい」っていうか行きたかった時だったんですけど…。
その時にこの慈悲っていう言葉で…。
祖母はすごく平等に面白い事を言うってわけではないんですけど周りの慈悲っていうのが「苦を抜き楽を与える」っていう意味があるので…。
(萩本)えっもう一回。
(岩さん)苦を抜く。
苦しみを抜いて楽を与える…。
慈悲。
はい。
言葉があるので…。
はあ〜立派。
今の話でねいい子だなと思って…。
いや今は別に…。
今勉強する。
今…。
俺昔からそう思ってたんだよ。
違う今まだ…俺扉の向こうのこの辺にいるんだもん。
まだ開いてないんだもん。
ちょっとあったよ。
勉強の身勉強の…。
大学生になった欽ちゃんへお坊さんからエール。
続いてはちょっと考えさせられる言葉です。
道元禅師の『典座教訓』という
(萩本)あっ台所の…。
一茎草というのは1本の茎草という意味です。
茎という字ですね。
1本の草つまりお料理の時の1本のそういったお野菜でもそれを手にとって掲げれば宝王刹ですから五重塔のような大伽藍にもなるんだと。
(千葉さん)一微塵っていうのはお米をとぐ時に出てくる砂粒のようなちりですね。
そういう小さなものでも「大法輪を転ずる」つまり真実の言葉をそこに丕顕するような大境内といいますか大伽藍の広い大地世界が広がるよという…。
仏教というのは目覚める気づくというのが大事なんですね。
それはかけがえのない宝物になる事が出来る。
先日もお野菜ほうれん草とか頂いたんですが…。
「誰からもらったの?」ってうちの母に聞きますと何々さんだよって…。
その方はもう100歳近い方なんですね。
ですからもう…1つのお野菜が100歳近い方がですね炎天下で畑を耕してこう作ってくれたんだなと思うとホントに胸が震えるほどありがたかったです。
(千葉さん)気づかなければ「ああただの野菜」。
美味しいとかまずいとか言うと思うんですね。
人間は大きいとか小さいとかたくさんとか少ないとかきれいとか汚いとかそういう色んな相対の中で生きてしまってますがでもほうれん草1つが実はかけがえのないすごいものなんだっていう事を気づけたら人生が多分ガラッと変わると思います。
大根のこんなものでも…。
(千葉さん)私たちは…。
(千葉さん)それが…パッと気づく事によってその舞台が大宇宙になるっていうそういう事です。
また最後もういい言葉でまとめて頂いた!もういいじゃん!もう…。
俺月謝を先生の方に…。
(一同笑い)いや〜こんな話聞きたかったね!いや〜スケールがでもホント大きいですよね。
大学生になった欽ちゃんに教えたい言葉。
最後は仏教の基本となるこんな考え方。
これはですね今私たちがいる…。
この世が「忍土」と…。
(露のさん)はい。
これは…。
という意味なんです。
ですから我々って苦しみから逃げよう逃げようとするんですよね。
修行中でも私比叡山でもう気がついたら足の爪が剥がれていたりしてうわ〜めちゃめちゃしんどいわ!と。
怖いし痛いし…。
でもそれから逃げようとしても結局は逃げられないわけなんです。
それと一緒で人間っていうのは老いる事とか死ぬ事から抗う事は出来ませんのでその今のこの世の中苦しいところであるという事を大前提に置かなければいけないという事なんですね。
あ〜なるほどね。
(露のさん)はい。
でそうすると…。
という方法を見つける事が出来るんですね。
ですからこの仏教の事をガードマンのように思っている方が結構いらっしゃるんですけれど。
ガード…?
(露のさん)仏教を信じていると…。
ガードマンみたい…なるほど!守ってくれると。
(露のさん)そうですね。
もちろんそういう面はあるんですけれども私はその仏教の事をスーパー終身型保険って呼んでるんですね。
スーパー終身型保険。
(萩本)新しい言葉ですね。
どういう事ですか?
(露のさん)ですから…。
我々お坊さんだって病気になったり事故にあったりもします。
ただ…。
というのが仏教の教えなんですね。
それがスーパー終身型保険…。
(露のさん)はい。
ですからその時々で必ずいい方向に対応してくれるというのが仏教の教えなんです。
皆さん結構うなずいてますね。
(露のさん)ですからなるほど!これも深いですね。
これはどうです?
(萩本)これは…お見事!スーパー…。
スーパー終身型保険。
さすが!ね。
さすがです。
(萩本)決まった意味のオチですよ。
『聞く力』著者阿川さんが質問。
恨むって一体何?お坊さんがわかりやすく教えてくれました。
さらに欽ちゃんが大学を目指したもう1つの理由とは?そういう意味もある。
それは嬉しい…。
74歳欽ちゃんが大学生活初公開スペシャル!ここで『聞く力』阿川さんのこんな質問。
あっ!スッと手挙げて…。
井上さん。
これはですね恨みを持ってる事というのは常にずっと恨みがあるので永久に幸せになれないっていうお釈様の言葉があるんです。
はっきりと!という言葉がありまして。
(井上さん)そうなんです。
ですからそれを…。
でも私もなんかあいつは嫌いだあいつだけは許さない生涯忘れないぞと思ってるんだけども…。
(一同笑い)あのね…。
あんまりいないから!あんまりいないよ。
そう?でも時々そういう事があるじゃない。
あるじゃない。
それで…。
(千葉さん)人間はどちらかというと刀と同じでやはり初期仏典に…。
あ〜。
へえ〜。
いや〜よかった!いい話聞けて…。
ホントありがとうございました。
素敵な話を…。
(拍手)ここで欽ちゃんの知られざるキャンパスライフその一日に特別密着!苦労した末に入学したまずは登校です。
(スタッフ)おはようございます。
(スタッフ)あっそうなんですね。
うん。
この日は第二外国語として選んだドイツ語の授業だけだそうです。
と思う。
多分答え合わせるのが来てるんだ。
ほら来てるよ。
おはようございます。
教室に入って同級生とあいさつを交わした欽ちゃん。
ここでまずやった事とは?そして次回の『ぶっちゃけ寺』は…。
まずは宿題の答え合わせ。
すぐに仲良しの友達のそばに座る欽ちゃん。
すると…。
3?授業前はこうして欽ちゃんは大学に入学してからも毎日勉強に明け暮れる日々。
いやぁホント真面目に勉強していて頭が下がります。
そして授業が始まりました。
邪魔にならないよう俺と間違えてよ…。
入学前の説明会で仲良くなった大親友のお坊さんだそうです。
俺そしたら最後に答え合わせやったらやっぱり…。
やっぱり違った。
じゃあまた。
授業があるんで。
(萩本)いってらっしゃい。
じゃあ今日送りますので今度の…。
(萩本)宿題な。
おいカリコメ。
お前答えっすか?答えはちょっと無理ですよ。
お疲れさま。
じゃあまた。
1人になっちゃった。
充実したキャンパスライフを過ごす74歳の欽ちゃんでした。
ちなみに宣伝という言葉も元々は仏教用語だそうです。
というわけで…。
お知らせが。
(竹中)お知らせあります。
言うよ!どっちですか?こっちですか?どうしたんですか?何?その変な帽子は。
(竹中)テンション上げてるんだよ。
うるせえないちいち。
僕と武井咲ちゃんがハラスメントで戦うぜベイベー!ぜひ見てね!
(酒井)橋爪功さんとそれから名取裕子さん主演のホントに最強のふたりが出演で刑事ものやりますので。
刑事もの?
(酒井)はい。
ぜひ見てください。
はいありがとうございます。
74歳の欽ちゃん大学受験の裏にお母さんの言葉が。
その時に…その時に母ちゃん…。
…って言った顔がね俺ね忘れられなかったの。
(阿川)安心なさったんだ。
(萩本)そうそう。
だからまあ母ちゃんねそういう点ではね…。
亡くなっちゃったもんだから。
じゃあ…そうか。
っていうのもちょっとね。
そういう意味もある。
それは嬉しいだろうね。
さあという事で今日は欽ちゃんスペシャルという事で『ぶっちゃけ寺』お送りしてきましたけども。
萩本さんお坊さんの色んなお話もありましたし…。
やっと4時間目が終わりましたね。
大学の講義が終わったみたいな。
もう自分の聞きたい話が聞けた。
ありがとうございます。
ねえ。
阿川さんいかがでした?
(阿川)いやホントにこの…こんな番組でも大変な事をいっぱい学べるんだなって…。
こんな番組…。
どういう意味ですか!?阿川さん。
阿川さんそれ自分の番組の時言ってください。
ゲストで来てて「こんな番組」っておかしいでしょ。
2015/07/06(月) 19:00〜21:48
ABCテレビ1
お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 3時間スペシャル[字]

お坊さんの内情をぶっちゃけ!“爆笑問題”דお坊さん”が繰り広げる前代未聞のトークバラエティ!

詳細情報
◇番組内容
この春、73歳にして駒澤大学仏教学部の社会人入試に合格し、晴れて大学1年生になった“萩本欽一”がスペシャルゲストとして登場!お坊さんが今一番気になる人、萩本欽一73歳の受験体験、なぜ仏教学部なのかをテレビで初めて語る!さらに!現在のキャンパスライフにも密着!
スタジオには今年1月に放送された3時間SPでお坊さんの信仰心に感涙した阿川佐和子も再登場し、欽ちゃんと共にお坊さんのありがたい話に耳を傾ける!
◇番組内容2
▼欽ちゃんが73歳にして受験をしようと決意した理由とは?
▼ビリギャル先生、脳科学者茂木健一郎も驚く、欽ちゃん独自の受験テクニックとは?
▼大学1年生、欽ちゃんのキャンパスライフとは?

スタジオではお坊さんが欽ちゃんに教えたい仏教の言葉も!お坊さんのエピソードに阿川佐和子も涙!
さらに!お坊さんと行くロケでは、欽ちゃんゆかりの浅草・浅草寺へ!お坊さんと行くからこそ分かる、浅草寺の秘密にせまります!
◇出演者
【MC】爆笑問題(太田光 田中裕二)
◇出演者2
【スペシャルゲスト】萩本欽一
【ゲスト(50音順)】阿川佐和子、小籔千豊、酒井美紀、竹中直人 ほか
◇おしらせ
☆番組ではお坊さんへの質問を募集しています。
詳しくは番組HPまで!
 http://www.tv-asahi.co.jp/bucchakeji/

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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