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米議会上院 FIFAの不正追及求める
7月16日 11時19分

FIFA=国際サッカー連盟の不正事件を受けて、アメリカの議会上院で公聴会が開かれ、議会側はアメリカサッカー連盟が中心となってFIFAの不正を追及するよう求めました。
FIFAを巡っては、アメリカの司法当局が前の副会長ら14人を多額の賄賂の受け渡しなどがあったとして、組織的不正の罪で起訴しています。
この問題を受けて、アメリカ議会上院の商業科学運輸委員会の小委員会が、世界のサッカー界の組織の在り方について検証するとともに、アメリカの役割を議論するため、15日、初めての公聴会を開きました。
この中で、証人として出席したアメリカサッカー連盟のフリン最高経営責任者が、FIFAの不正について、「証拠はなかったが不安を感じることはあったので、構成員の1つとして全体を変えようとしてきた」と証言したのに対し、議会側は「アメリカサッカー連盟にはFIFAの不正を追及する力と責任がある」と指摘し、より主導的な役割を果たすよう求めました。
また、イギリスの公共放送BBCでFIFAを長年取材しているジャーナリストも「FIFAの腐敗は根が深く、ブラッター会長が辞めれば済む問題ではない。FIFAのスポンサー企業が多いアメリカがリーダーシップを取って、新しい組織を立ち上げるべきだ」と呼びかけました。
さらに、国際的な人権団体の幹部は、2022年のワールドカップカタール大会に向けた建設現場で、インドやネパールなどからの移民が劣悪な労働環境で働かされ多数の死傷者が出ていると報告し、ワールドカップの開催地を選ぶ際の基準として人権を重視するべきだと訴えました。

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