おはようございます。
7時になりました。
注目されたギリシャの国民投票。
財政緊縮策への反対が賛成を大きく上回りました。
チプラス首相は勝利宣言し、今回の民意を後ろ盾にして、今後、EU・ヨーロッパ連合との金融支援を巡る交渉に臨みたいという考えを示しました。
5日に投票が行われたギリシャの国民投票。
EUなどが金融支援の条件としている財政緊縮策を受け入れるかどうかを問うもので、開票作業はほぼ終了しました。
少々お待ちください。
失礼しました。
緊縮策の受け入れに、反対が61.3%、賛成が38.7%と、反対が賛成を大きく上回りました。
チプラス首相はテレビで演説し、勝利を宣言しました。
先ほどから映像が出ておりません、失礼しています。
今回の国民投票で示された民意を後ろ盾に、EU側と金融支援を巡る協議に臨みたい考えを示しました。
また、優先事項は、銀行を再び再開することと、ギリシャの経済システムを安定させることだと強調し、預金の引き出し制限などの資本規制をできるだけ早く終わらせる意向を示しました。
ギリシャでは、5年にわたる緊縮策によって、景気が低迷し、若者の2人に1人が失業するなど、国民生活に大きな影響が出ており、今回の国民投票の結果は、こうした緊縮策への国民の強い反発を浮き彫りにした形です。
チプラス首相は、EU側に緊縮策の見直しと追加支援を強く迫るものと見られますが、ギリシャへの最大支援国のドイツの閣僚からは、合意は難しくなったとの声が早くも上がっています。
この国民投票を受けて、週明けのオーストラリア・シドニーの外国為替市場では、ユーロを売って円を買う動きが強まり、先週末の東京外国為替市場と比べて、2円以上円高ユーロ安の展開となっています。
現在は1ユーロ134円41銭から47銭で取り引きされています。
市場関係者は、ギリシャの国民投票の結果を見て、リスクを回避しようという動きが強まっていると話しています。
前半、映像が出ませんでした。
失礼いたしました。
では、アテネから中継です。
権平さん、そちらはどのような状況でしょうか。
私の後ろに見えます、議会前の広場には、財政緊縮策に反対する市民が続々と集まっています。
ギリシャ語で反対を意味する、オヒを連呼したり、EUの要求には屈しないなどといった、シュプレヒコールを上げたりしています。
ーこうした中で、チプラス首相は先ほど演説を行いまして、勝利を宣言しました。
この中で、EU側と6日朝にも、具体的な話し合いを行いたいという意向を示しました。
チプラス政権が民意を後ろ盾に、有利にEUとの交渉を再開することができるかが焦点となっています。
EU・ヨーロッパ連合のトゥスク大統領は、ギリシャの国民投票で財政緊縮策の受け入れに反対が多数となったことを受け、ギリシャへの金融支援を巡る今後の対応を協議するため、7日にユーロ圏の首脳会議の開催を呼びかけたことを、みずからのツイッターで明らかにしました。
また国民投票の結果を受けて、EUの執行機関に当たるヨーロッパ委員会は、結果に注目し、尊重するとするコメントを発表しました。
EUは6日朝に、トゥスク大統領とユンケル委員長、ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁、それにユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長が電話による会議を開き、対応を協議するとしています。
ギリシャは2009年、巨額の財政赤字を隠していたことが発覚し、財政危機に陥りました。
EUなどはギリシャが財政再建に取り組むことを条件に、2010年と2012年の2度にわたり、日本円でおよそ33兆円の金融支援に乗り出します。
しかしことし1月に発足したチプラス政権は、緊縮策の見直しを要求。
EUなどとの話し合いがこう着状態に陥る中、緊縮策の受け入れの賛否を問う国民投票の実施を発表しました。
これに激しく反発するEU側との溝が埋まらないまま、ギリシャへの金融支援は、6月末で失効しました。
返済期限を迎えたIMF・国際通貨基金への債務返済ができず、ギリシャは先進国で初めて、延滞国と認定されました。
再びアテネの権平記者に聞きます。
今回の国民投票を受けて、チプラス政権は今後、どう対応していくんでしょうか。
まず焦点となるのは、国民が待ち望んでいるこの銀行業務の再開を予定どおり行うかどうかです。
ギリシャ政府は今月7日から、銀行の窓口業務を再開するとしています。
ただチプラス政権が、その民意の後ろ盾を得たとはいえ、EUとの交渉再開のメドが立たないまま、銀行の窓口を開ければ、預金の流出は一段と加速するという見方が広がっています。
現地のメディアは、バルファキス財務相が、今夜にも、大手銀行のトップらと会談して、対応を協議する方針だと伝えています。
最大の焦点は、EUとの交渉再開に、どのようにこぎつけるのかです。
7日にはギリシャへの金融支援を巡る今後の対応を協議するため、急きょ、ユーロ圏の首脳会議の開催が呼びかけられました。
チプラス首相はこの場で、民意を後ろ盾に、強気の姿勢を示すものと見られます。
ただ、ドイツの副首相はこの国民投票の結果を受けまして、金融支援の合意など、想像すらできないと、厳しく言い放っています。
ギリシャとEU各国との交渉が再開できるのか。
それとも金融支援がこのまま打ち切られて、多額の債務を返済できずに、債務不履行に陥ってしまうのか。
緊縮反対を貫くことに、いわばお墨付きを得たチプラス首相に対して、EU側がどのような対応を示すのか注目されます。
ここからはヨーロッパの経済情勢に詳しい、ニッセイ基礎研究所、上席研究員の伊藤さゆりさんに伺います。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
伊藤さん、ギリシャの国民投票の結果ですが、事前にはきっ抗しているとも伝えられていましたよね。
今回の結果、どうご覧になりますか?
チプラス首相は、このノーを突きつけることが、再建団、EUからの譲歩を引き出すことにつながると説明していましたし、ユーロ離脱に発見しかねないというリスクには触れていませんでした。
ある意味では今回の結果、当然の結果といえるのかもしれません。
そうですか。
反対が多かったということで、今後、どのようなことが考えられるんでしょうか。
支援交渉の行方、気になるわけですけれど、私自身は、支援協議はこれをもって決裂して、デフォルト、ユーロ離脱に発展するということには、必ずしもつながらないと思っています。
いずれにしても、支援を通じて妥協の余地を探らなければいけないんだろうと思っているんです。
というのも、すでにEUはギリシャに対して、多額の支援金をつぎ込んでいます。
ですから、ここで支援が失敗ということになると、大きな損失としてはね返ることにもなります。
それからやはりEUの求心力を維持するということでは、無秩序な形で、ギリシャをEU、あるいはユーロから切り離してしまうということになると、ユーロの信認に大きく傷がつくことにもなりかねないからなんです。
その場合の影響というのはどうなりそうでしょうか。
さらにその焦点となる日付があるんですね?
そうですね。
まずはこの支援協議の行方なんですけれど、7月20日に予定されている、ECBが保有する国債の償還、この返済期限に予定どおり償還できるかどうかというところが焦点になってきます。
ECBはギリシャの中央銀行に対して、従来、ユーロの供給を行ってきました。
ところが、予定どおり償還されないということになると、これを継続することが難しくなってしまう。
そうすると、ギリシャ政府としては、国内の公務員給与や年金の支払いに、政府借用証書といったある意味では通貨のようなものを発行して、事実上の二重通貨制のような形になって、見た目としては、ユーロ離脱といったような様相を呈する可能性があるからなんです。
その場合、影響はどうなる見通しでしょうか?
実はギリシャ、民間金融機関が保有している国債については、2012年に大きな損失期間を求める形で再編というのを行っています。
今、8割はEU、IMF、ECBといった支援機関が債券を保有しているんです。
その意味では、民間の金融機関、金融ネットワークを通じた拡散のリスクというのは極めて小さくなっているということがいえます。
そうしますと、放っておいてもいいとも思えてくるんですが、そうでもないんですね?
金融ネットワークを通じたリスクは小さい、それからギリシャの経済規模というのもごく限られたものですし、何よりも足元、先進国の経済が、ヨーロッパも含めて比較的底堅いというのが2010年、12年との違いなんです。
とはいえ、このままギリシャを混乱のままに放置してしまうということになりますと、やはり市場は次のギリシャはどこか?ということを探し始めるおそれもあるんです。
できるだけなんとか妥協の余地を探って、EU側としても、例えばチプラス政権に求めてきた債務の再編に前向きに応じるといったようなことで、妥協の余地を探ることが望まれると思います。
ニッセイ基礎研究所、上席研究員、伊藤さゆりさんに伺いました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
お伝えしていますように、注目されたギリシャの国民投票は、財政緊縮策への反対が賛成を大きく上回りました。
チプラス首相は勝利宣言し、今回の民意を後ろ盾にして、今後、EU・ヨーロッパ連合との金融支援を巡る交渉に臨みたいという考えを示しました。
5日に投票が行われたギリシャの国民投票。
EUなどが金融支援の条件としている財政緊縮策を受け入れるかどうかを問うもので、開票作業はほぼ終了しました。
ギリシャの公共放送は。
緊縮策の受け入れに反対が61.3%、賛成が38.7%と、反対が賛成を大きく上回りました。
チプラス首相はテレビで演説し、勝利を宣言しました。
今回の国民投票で示された民意を後ろ盾に、EU側と金融支援を巡る協議に臨みたい考えを示しました。
また、優先事項は銀行を再び再開することと、ギリシャの経済システムを安定させることだと強調し、預金の引き出し制限などの資本規制を、できるだけ早く終わらせる意向を示しました。
首都アテネ中心部の広場には、ノーを意味するオヒを連呼する市民たちが集まり、勝利を祝っています。
ギリシャでは、5年にわたる緊縮策によって景気が低迷し、若者の2人に1人が失業するなど、国民生活に大きな影響が出ており、今回の国民投票の結果は、こうした緊縮策への国民の強い反発を浮き彫りにした形です。
チプラス首相は、EU側に緊縮策の見直しと追加支援を強く迫るものと見られますが、ギリシャへの最大支援国のドイツの閣僚からは、合意は難しくなったとの声が早くも上がっています。
では次のニュースです。
きょう未明、大分県杵築市で住宅が全焼しました。
この家に住む親子10人のうち、14歳から5歳までの子ども4人と連絡が取れなくなっていて、警察と消防が行方を捜しています。
きょう午前0時ごろ、大分県杵築市八坂の海上自衛官、末棟憲一郎さんの住宅から火が出ました。
駆けつけた消防によって、火はおよそ1時間40分後に消し止められましたが、木造2階建ての住宅が全焼しました。
警察によりますと、住宅には末棟さん夫婦と8人の子どもが住んでいて、このうち長女の悠佳梨さんと次女の真由美さん、それに4男の雅祐君と5男の滋くんの合わせて4人と連絡が取れなくなっているということです。
また末棟さん夫婦と3歳の三女がけがをして病院に運ばれました。
全焼した住宅は、屋根などが崩れるおそれがあることから、警察と消防は安全が確認できれば、午前8時ごろから現場検証を始め、4人の手がかりを探すことにしています。
では現場から中継です。
大分県杵築市の火事の現場です。
20分ほど前から雨が降っています。
出火から7時間以上たった今も、14歳から5歳まで、4人の子どもの行方が分かっていません。
警察による規制線が張られ、現場に近づくことはできませんが、壁や屋根の一部が崩れ落ちている様子が確認できます。
警察によりますと、住宅の屋根などが崩れるおそれがあることから、現在は中に入っての捜索は行われていません。
現場はJR日豊線の杵築駅からにしに2…1キロ余り離れた住宅街で、出火当時、周囲は騒然としたということです。
近所に住む男性によりますと、出火当時、住宅からは助けてという声がしたあと、3回ほど何かが爆発したような音が聞こえたということです。
警察と消防は、安全が確認できしだい、午前8時ごろから現場検証を始め、4人の手がかりを探すことにしています。
以上、現場からお伝えしました。
おととい、奈良県香芝市で、家族とリサイクルショップに来ていた小学6年生の女の子の行方が分からなくなった事件で、警察は昨夜、奈良県大和高田市で女の子を保護するとともに、一緒にいた26歳の男を監禁の疑いで逮捕しました。
警察は、男が女の子を車で連れ去ったと見て、動機やいきさつについて本格的に調べを進めることにしています。
おとといの午後、奈良県香芝市にあるリサイクルショップ、開放倉庫香芝店で、両親や姉と買い物に来ていた市内に住む小学6年生で11歳の女の子が、1人でトイレに行ったあと、行方が分からなくなりました。
トイレには女の子の右足のサンダルが残されていたほか、店の従業員が悲鳴を聞き、直後に店から不審な車が走り去るのを目撃していたことから、警察は、女の子が何者かに連れ去られたと見て捜査を進めていました。
その結果、昨夜9時過ぎ、リサイクルショップからおよそ11キロ離れた御所市で、走り去ったのと同じ車種の車を見つけ、9時半過ぎに大和高田市で停車させ、後ろの座席にいた女の子を保護しました。
無事に保護されたと連絡を受けた女の子の祖父母は、NHKの取材に、本当にほっとしています。
なぜ孫が連れ去られたのかは分かりませんが、今は一刻も早く、孫を抱きしめて、よかったねと言ってあげたいですと話していました。
警察は、車を運転していた橿原市の無職、伊藤優容疑者を、監禁の疑いでその場で逮捕しました。
調べに対し、間違いありませんと供述し、容疑を認めているということです。
警察は伊藤容疑者が、リサイクルショップから女の子を車で連れ去ったと見て、動機や逮捕されるまでのいきさつについて、本格的に調べを進めることにしています。
それでは香芝警察署から中継です。
奈良県の香芝警察署です。
被害者の女の子は、伊藤容疑者の車に乗っていたところを保護された際、捜査員が名前を呼ぶと、うん、うんとうなずいたということです。
衰弱した様子はなかったということです。
調べに対し、伊藤容疑者は、間違いありませんと、容疑を認めているということです。
また女の子と面識はないと、供述しているということです。
一方で、おとといの午後、女の子の行方が分からなくなってから昨夜、保護されるまでの間、どこにいたかなど詳しいことはまだ分かっていません。
警察は伊藤容疑者が、リサイクルショップから女の子を車で連れ去ったと見て、自宅や車を捜索するなどして、動機や逮捕されるまでのいきさつについて、本格的に取り調べることにしています。
香芝警察署からお伝えしました。
世界遺産への登録がついに決まりました。
ユネスコの世界遺産委員会は、福岡県の八幡製鐵所など、8つの県の23の資産で構成される、明治日本の産業革命遺産を、世界遺産に登録することを決めました。
世界遺産の登録決定から一夜が明けた、長崎県の端島炭坑、通称、軍艦島です。
地元の人たちが、海の上から登録決定を祝っています。
おめでとうございます!
審議が1日先送りをされた末の登録決定に、地元の人たちは。
ユネスコの世界遺産委員会は、日本時間の昨夜、明治日本の産業革命遺産について審議し、全会一致で世界遺産に登録することを決めました。
今回の決定で、日本の世界遺産は文化遺産と自然遺産で合わせて19件となります。
今回、世界遺産への登録が決まった23の資産は、日本が近代化を目指していた幕末から明治時代に作られたものです。
西洋で起きた産業化が、非西洋国家の日本に伝わり、初めて成功した例として、歴史的な価値が認められました。
特徴は、構成資産が各地に分散していることです。
橋野鉄鉱山・高炉跡がある岩手県。
松下村塾などがある山口県。
そして軍艦島の通称で知られる端島炭坑などがある長崎県。
八幡製鐵所などがある福岡県など、資産は1000キロ以上離れた、8つのエリアにまたがります。
世界遺産への登録が決まったことを受けて、各地で喜びの声が聞かれました。
世界遺産登録、ばんざい!
萩反射炉や松下村塾などがある、山口県萩市でも。
橋野鉄鉱山・高炉跡がある岩手県釜石市の仮設の飲食店街の店舗では。
乾杯!
この世界遺産への登録。
先の日韓外相会談で合意したにもかかわらず、韓国との調整が難航しました。
政府内には、安どの声が広がる一方、今後、韓国との意思疎通には慎重な対応が必要だという見方も出ています。
先月の日韓外相会談。
世界遺産への登録に向け、両国が協力していくことで一致していました。
ところが、韓国側は、世界遺産委員会の審議で、遺産群の中には強制徴用が行われた施設があるなどと、従来の主張を表明しようとして、登録を決定する審議が1日遅れるなど、調整が難航しました。
登録が決まったあと、日本の佐藤地ユネスコ大使は、1940年代に一部の施設で朝鮮半島の人々などが、意思に反して連れて来られ、厳しい環境の下で働かされたとしたうえで、次のように述べました。
これに対し韓国側は、日本側が言及した措置が確実に実行されるよう求めました。
ただ韓国側は、委員会の場で、日本の発言を引用する形で、働かされたと述べたものの、日本が難色を示した強制徴用という表現は使いませんでした。
日本側に配慮を示したものと見られます。
政府内には、最終的に登録が決まったことに安どの声が広がっています。
一方、政府関係者からは、一時は登録が危ぶまれ、かなり緊張が高まったという指摘が出るなど、今後、日韓首脳会談の実現などに向けて政府間の対話を続けていく中で、韓国との意思疎通には、慎重な対応が必要だという見方も出ています。
次はなでしこジャパン、決勝戦のキックオフまで、あと30分余りとなりましたね。
ここからはNHKサッカー解説の宮澤ミシェルさん、そして森アナウンサーとお伝えしていきます。
さあ、宮澤さん、いよいよですよ。
おはようございます。
寝てませんよ!
元気いっぱい。
いよいよきましたね。
2連覇を懸けた戦いですからね、このワールドカップね。
そしてロンドンのときには負けてますしね、アメリカには。
そのリベンジをかけてね、ぐんといきますから、きょうは。
ぐんと参りましょう。
その連覇を目指すなでしこジャパン、最新映像がつい先ほど入ってきました。
なでしこジャパンは日本時間の6時半前に、試合会場に入りました。
気になる先発ですが、4試合続けて同じメンバーで臨みます。
リラックスしてるね。
会場の天気は晴れ、気温は25度ほどと、選手にとっては暑さは厳しくなく、いいコンディションです。
じゃあ選手たちは存分に動き回れそうですね。
いいコンディションでしょうね。
大会連覇へ準備は整いました。
しっかりと自分の力と仲間を信じてやればいいと。
たくさんの応援とともに、やはりここまできたので、それに応えるように、最後の最後まで、諦めないで頑張るということに尽きると思いますね。
いい表情でしたね。
さあ、ここで決勝戦を前にした、全国各地の様子を中継でお伝えします。
まずは有吉選手、そして福元選手の母校、鹿児島県の神村学園です。
日本!日本!
泣いても笑っても、きょうが最後。
歴史的瞬間に立ち会おうと、早くから後輩たち、女子サッカー部員の皆さんが集まっています。
このあと中等部、高等部の生徒合わせて1500人がここに集合するということで、女子サッカー部員が応援をしようと朝早くから並んでいるんですね。
皆さん、どうも、おはようございます。
おはようございます!
中等部のキャプテンのおのさんです。
きょうの試合、どんなところが楽しみですか?
前向きなプレーでチームに貢献してほしいと思います。
ありがとうございます。
続いて高等部キャプテンのはしたにさんです。
おはようございます。
おはようございます。
先輩たち、どんな活躍、期待してます?
攻撃も守備もチームに貢献してほしいです。
では最後に意気込みを。
みんな、応援頑張るぞ!
いえーい!
有吉選手と福元選手の母校、神村学園でした。
オーレ!穂希!そして、バモ!穂希!というわけで、澤穂希選手の地元、東京・府中市のパブリックビューイング会場です。
皆さん、おはようございます。
おはようございます。
もうね、本当にいろんな世代の方たちが、この会場に集まっています。
お話伺っていきましょう。
おはようございます。
おはようございます。
きょうはどんなことに期待したいですか?
絶対きょうは優勝します。
そのとおりですよね。
ありがとうございます。
そしてきょうは、会場に澤選手がかつて所属していたサッカークラブの後輩たちも来てくれました。
あっ、未来のなでしこ、きょうは何対何で勝つと思いますか?
2対1で日本が勝つと思います。
いい読みかもしれない。
ありがとうございました。
というわけでこの会場から、そして府中から、エールを送っていきましょう。
いきますよ、皆さん、せーの。
頑張れ、なでしこジャパン!
中継でした。
カナダまで届きそうな声援でした。
それではなでしこジャパンのここまでの勝ち上がり、振り返ります。
1次リーグではなかなか調子が上がらず、不安な面もありましたけれども、決勝トーナメントに入ると、試合を追うごとに強さを発揮していきました。
決勝トーナメント1回戦、ここで持ち味のパス回しが復活しました。
これ、大儀見選手から宮間選手、そして最後は阪口選手のね、このシュート。
うまい。
こういう連動性だとか、流動的な動きというのが本当に戻ってきましたよね。
そしてまたね、最後、決まっちゃうわけですからね。
日本らしくなってきた。
さらに準々決勝では、勝負強さが際立ちました。
途中出場した岩渕真奈選手。
これね、コーナーキックのこぼれ球なんですけどね。
なんとか届けといったときに、一番決めてほしい岩渕真奈選手にね。
きょうもこれやってくれると思いますよ。
彼女が入ってくれると、本当にチャンスが増えますからね。
ゲームがぐっと速くなってくるから。
さあ、そして準決勝ではこの4年間の進化が見られました。
最後尾から、あの阪口選手が空いたスペース、縦へ1本のパス、有吉選手にこれですよね。
縦パス1本。
この縦への速い攻撃、出てきましたよね。
これ、4年前にはなかったことですね。
これが得点につながりました。
その縦の速い攻撃が、相手のオウンゴールを呼びこんで、決勝にね、つながったわけですけどね、この舞台に来たわけですけどね。
チーム力がね、リーグ戦を通じて、トーナメント、通じて上がってきたなと感じますね。
さあキックオフまで27分となりました。
宮澤さん、最後に選手たちにエールをお願いします。
私はもう信じることね、自分たちを信じる、仲間を信じる、そしてそうすれば必ずいいことが必ず起きるということです。
なでしこジャパン、キックオフはこのあと8時です。
宮澤さん、きょうはありがとうございました。
ありがとうございました。
ここまで、なでしこジャパンについてお伝えしました。
次です。
安全保障関連法案を審議している衆議院の特別委員会は、きょう、那覇市とさいたま市で参考人質疑を行うことにしています。
与党側は、来週、中央公聴会を行ったうえで、16日にも法案の衆議院通過を図りたい考えなのに対し、民主党や維新の党は、今週、独自の対案を国会に提出したいとしていて、法案の採決を巡る与野党の攻防が激しくなる見通しです。
安全保障関連法案を審議している、衆議院の特別委員会は、きょう、那覇市とさいたま市で参考人質疑を行い、このうち那覇市では、アメリカ軍普天間基地の移設先となっている名護市の稲嶺市長や、尖閣諸島を抱える石垣市の中山市長らが意見を述べることになっています。
特別委員会は、来週13日に中央公聴会を開くことを議決していて、与党側は、今週いっぱいで審議時間が、衆議院通過の目安としてきた80時間を上回る、100時間前後になる見通しであることから、審議は十分に尽くされているとして、15日に委員会で採決を行い、翌16日にも衆議院通過を図りたい考えです。
これに対し野党側は、維新の党が独自の対案を今週半ばに国会に提出したいとしていて、松野代表は、対案を1回か2回審議して、これでいいですねということであれば、採決に応じられないと述べ、十分な審議時間の確保を求めていく構えです。
また民主党は、維新の党の対案のうち、領域警備法案を共同提出する方向で調整していて、岡田代表は、政府案に対する議論は全く途上で、野党側から対案の提案もあるので、15日の採決は論外だと述べて、与党側をけん制するなど、安全保障関連法案の採決を巡る与野党の攻防が激しくなる見通しです。
2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に専任で当たる新たな担当大臣に、遠藤利明さんが就任しました。
どのような大会を目指すのか、聞きました。
NHKの和久田と申します。
よろしくお願いいたします。
遠藤です。
よろしくどうぞお願いいたします。
私自身、今から非常に楽しみで待ち遠しい気持ちなんですが、その成功に向けて、担当大臣としての抱負をお聞かせください。
日本を元気づける、そして日本人がみんなが参加して、みんなで盛り上げて、すばらしい大会にしたいと。
せっかくの機会ですから、日本の持つ力、おもてなしの気持ちもそうですけど、技術とかね、それから和食とかそうした文化、そういうものをしっかり世界の皆さんに発信したいと。
遠藤さんは衆議院山形1区選出で当選7回。
趣味は学生時代から打ち込んできたラグビー。
長年、スポーツ行政に取り組んできました。
東京オリンピック・パラリンピックの招致活動にも携わりました。
前回のロンドンオリンピックで日本が獲得した金メダルは7個。
遠藤さんは、その数を上回る金メダルの獲得を目指しています。
まず金メダルは、気持ちは30個とりたいと。
メダルがとれないと、やっぱり皆さん方が喜んでくれるというかね、やっぱりよかったねと言えるオリンピックにならないと。
そのため、選手の強化費の増額など、財政面での支援に力を入れたいといいます。
今70億とか80億になってきましたけど、やっぱり世界トップクラスの国、何百億単位になりますから、やっぱり予算が必要ですし、これはもう私、ずっと長年、サッカーくじをね、スポーツくじ、これの整備を図ってきたんですが、こういうことをもう少し、少し拡大ができないかなとか、あるいはやっぱり企業の皆さんに、改めて選手、受け入れてもらったり、強化費を出してもらったり、やっぱり増やしていかなきゃなんないと思っています。
障害者スポーツが普及する中で、パラリンピックへの関心も一層高まっていますが。
残念ながら今まで、国内の整備ができてなかったんで、ロンドンのオリンピックの成功は、オリとパラが一体となったといわれてますから、それ以上のオリパラが一体となったね、強化をしていかなければいけないです。
体制も作っていかなきゃならないと。
そのためにはユニバーサルデザインといいますが、障害者の皆さんも、健常者の皆さん方も、一緒になってね、生活できる町づくり、そのためにバリアフリーだとかというものをしっかり取り組んでいかなきゃならないと思っています。
遠藤さんは就任会見で、今回のオリンピックを東日本大震災の被災地を元気づける大会にしたいと述べています。
オリンピック選手が宮城県や福島県や、あるいは岩手県に行って、地域の子どもたちと一緒に遊んだりプレーをしたり、それがすごい元気づけられたと、そういう話をよく聞くんです。
今、一生懸命働きかけていますが、新しい種目が増えて、その予選なんかを地方でできると、サッカーみたいにね。
したらやっぱり福島なんかにね、ぜひ持っていきたいと、そういうことをして、スポーツの持つ力を地域に生かしていきたいと。
国立競技場の改築費が、当初の予定を大きく上回る見込みとなっていますが、そういった点はどのように解決を図っていかれますか?
担当責任者は下村文科大臣でありますが、文科大臣がいろんな形で皆さんと協議のうえ、決められたんで、やっぱりそれに対して私たちはしっかりサポートしていきたいと。
特に下村大臣からは、ちょっと今、一番入り口で困ってる、東京都の調整をね、任せるからやってくれといわれてますんで、舛添知事と連携を取りながら、何よりもいいものを作ろうという思いは一緒ですから、そこはそう難しくないんだと思いますし、しっかり詰めて、議論していけば、十分に協力してもらえると思ってます。
続いて気象情報です。
けさも雨が続いていますね、渡辺さん。
そうなんです、雨の降り方は強まったり、そして弱まったりを繰り返している状態です。
梅雨らしく、空気、じとじとしているんですが、こちら東京・渋谷、ひやっと冷たい風も吹いてきていまして、半袖だとかなり寒い感じになっています。
梅雨前線が同じような所に停滞して、きょうも雨が降ったり、同じような所で続きます。
関東から九州の太平洋側で雨です。
ではこの時間の雨の様子、詳しく見ていきましょう。
関東から九州の太平洋側、雨が降っていて、現在、九州南部で雨足が強まっています。
このあとも同じような所で一日雨が降ったりやんだりです。
鹿児島県や伊豆諸島では、激しく降るおそれもあります。
これまでの雨で地盤が緩んでいます。
土砂災害に警戒をしてください。
では予報です。
そして日本の南の会場には、現在、3つの台風が発生しています。
詳しく見ましょう。
台風9号、10号、11号です。
ともに発達して暴風域伴う見込みです。
特に目先、警戒が必要なのは、真ん中の9号です。
詳しく見ましょう。
今週木曜日ごろ、沖縄へ近づき、沖縄本島も直接の影響を受けそうです。
そして来週にかけては、台風11号の動きにも十分注意が必要です。
ではあす以降の天気を見ましょう。
札幌から東京です。
気象情報でした。
ギリシャで行われた財政緊縮策の受け入れの賛否を問う国民投票で、緊縮策への反対が賛成を大きく上回ったことを受けて、週明けの外国為替市場では、ギリシャ情勢の混迷がどこまで深まるのか、不透明になったことを受け、円やドルに対してユーロを売る動きが強まっています。
市場関係者は、大方の予想に反したギリシャの国民投票の結果を受け、この先どうなるのか、固唾をのんで見守っています。
週明けの外国為替市場では、ユーロを売って、比較的安全とされる円を買う動きが強まっています。
円相場はユーロに対しては、先週末と比べ一時、2円以上円高が進みました。
ただその後、ユーロを買い戻す動きも出ています。
市場では、ギリシャが今後、巨額の借金を返済できない事態に陥り、通貨ユーロの圏内からの離脱を迫られるのではないかとの見方が出ていますが、実際にはギリシャ情勢がどの程度混迷を深めることになるのか、図りかねています。
市場関係者は、ギリシャ問題が金融市場全体に与える影響は限定的だという見方が多数を占めている。
しかし今後、投資家がリスクを避ける姿勢を強め、ユーロやドルに対して円高が一段と進む可能性があると話しています。
けさお伝えしているニュースです。
緊縮策反対が賛成を大きく上回りました。
ギリシャで財政緊縮策の受け入れを争点に行われた国民投票、反対が賛成を大きく上回り、チプラス首相は日本時間の午前5時半からテレビで演説し、勝利を宣言しました。
その上で、ギリシャ国民はヨーロッパと持続可能な支援策を交渉する力を与えてくれたと述べて、今回の国民投票で示された民意を後ろ盾に、EU側と金融支援を巡る協議を再開したい考えを示しました。
これに対し、あくまでも緊縮策が必要だとしてきたEU側が、どのような対応を取るのか、当面の焦点となります。
2015/07/06(月) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]
▼サッカー女子ワールドカップいよいよ決勝!どう戦う?“なでしこジャパン”▼国民投票でどうなるギリシャ・現地から中継▼「明治日本の産業革命遺産」審議の結果は
詳細情報
番組内容
▼サッカー女子ワールドカップいよいよ決勝!“なでしこジャパン”連覇へどう戦う?宮澤ミシェルさんの解説で詳しく!!▼財政緊縮策の受け入れでギリシャ国民投票。ギリシャは?世界経済は?現地から中継▼奈良で小6女児不明で捜査▼「明治日本の産業革命遺産」世界遺産への審議は?▼2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催準備に専任であたる遠藤大臣に選手の強化策などを伺う。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz
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