ニュース詳細
石油連盟会長 イラン制裁解除の過程を注視7月16日 17時38分
イランの核開発問題を巡って関係国とイランが合意したことについて、石油元売り各社で作る石油連盟の木村康会長は16日の定例会見で、経済制裁の解除に向けた過程を注視する必要があり、原油供給がすぐに増えると受け止めるのは時期尚早だという認識を示しました。
この中で石油連盟の木村会長は、イランが核開発を大幅に制限し、欧米など関係6か国が経済制裁を解除することで合意に達したことについて、「中東の安定につながるもので歓迎している。経済制裁が解除されればイランからの原油の供給が増えて、調達先の多様化や石油の安定供給に寄与する」と述べました。
その一方で木村会長は、「イランが核開発を制限していることを確認する査察の実施や報告、そして審査という今後のプロセスを勘案すると、経済制裁の解除や原油輸出の回復までに何が起こるか予断を許さない。今回の合意によってイランからの原油の供給がすぐに増えると受け止めるのは時期尚早だ」と述べ、欧米などによる経済制裁の解除に向けた過程を注視する必要があるという考えを示しました。
その一方で木村会長は、「イランが核開発を制限していることを確認する査察の実施や報告、そして審査という今後のプロセスを勘案すると、経済制裁の解除や原油輸出の回復までに何が起こるか予断を許さない。今回の合意によってイランからの原油の供給がすぐに増えると受け止めるのは時期尚早だ」と述べ、欧米などによる経済制裁の解除に向けた過程を注視する必要があるという考えを示しました。