トップページ社会ニュース一覧両陛下 福島で原発事故の避難者と懇談
ニュース詳細

両陛下 福島で原発事故の避難者と懇談
7月16日 17時55分

天皇皇后両陛下は16日、福島県を訪れ、原発事故で避難生活を続ける人たちと懇談されました。
両陛下は16日午後、福島市の「福島県営北信団地」を訪問されました。
この団地にはことし3月、原発事故で避難生活を続ける人たちのための災害公営住宅が新たに完成し、飯舘村や浪江町などの22世帯44人が暮らしています。両陛下は、県の担当者の案内で団地の広場から住宅を視察しながら、避難の現状や災害公営住宅の整備計画などについて説明を受けられました。
続いて住民の代表6人と懇談されました。天皇陛下は「おうちのほうはどうですか」、「ご家族はお元気ですか」などと尋ねられ、皇后さまも「お体を休めて元気になってくださいね」と話しかけられていました。
最後に天皇陛下が「いろいろ大変だと思いますが、これからよい方向に向かわれることを切に願っています」とことばをかけられていました。
これに先立ち、両陛下は、おととし大雨の影響で訪問を取りやめた福島県桑折町にある特産の桃の生産農家、南祐宏さんの果樹園を訪ねられました。ここでは180アールの敷地におよそ500本の桃の木が栽培されていて、両陛下は、収穫間近の主力品種「あかつき」の実をご覧になりました。
天皇陛下は、南さんが原発事故の風評被害が残っていると説明すると「大変ですね」と応じ、桃の実から放射性物質は検出されていないと聞くと、「それはよかったですね」と話されていました。

関連ニュース

k10010153201000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ