PV数を上げるために必要なのは、やはり文章力です。どんなに記事を書いても読んでもらえなければ意味がありません。そこで今回は、１か月でPV数を５倍にする方法として、「シンプルな文章の書き方」について紹介させていただきます。この記事を読めばあなたも読んでもらえる文章が書けるはずです。
 
 
 

 
 
 
文章が読まれない２つの理由

　まずなぜ文章が読まれないのか、文章が読まれない２つの理由について説明します。私が考える理由は下の２つです。

①内容が好みではない。

②文章をパッと見たとき、「読みたくない」と思わせた。

　①は人それぞれに好みが異なるので、ある意味、仕方のないことなのかもしれません。しかし、あなたのページにたどり着いたということは、読者が興味・関心を持ってクリックしているのです。そういった読者が読んでくれないということはつまり、②の文章を見たときの印象が悪い、という話になります。

　読んでもらう文章にするために必要なのが、一言で表すと”シンプル化”です。やはりごちゃごちゃと散らかった文章は読者に敬遠されてしまいます。

　ここから、シンプルな文章の書き方を４つのステップに分けて説明します。

Step　１．なるべく「ひらがな」で書く

　まずは次の文章を読んでみてください。

「鉄骨用発泡性耐火被覆塗料は鉄骨意匠をデザインできる耐火被覆材として欧州で一般的に使われている材料で、火災時に発泡して断熱層を形成し、鉄骨を倒壊から保護する塗料です。〇〇〇ペイントの長年の研究による、優れた性能をご紹介します。 」

　この文章をなるべくひらがなで書くと、次の文章になります。

「鉄骨用の発泡性のある塗料は欧州で人気があります。火災があると建物の鉄骨がくずれてくることがあります。
そんなときこの塗料を塗っておくと耐熱性があるので、鉄骨をくずれづらくしてくれます。
〇〇〇ペイントの地道な研究のすえ、この塗料が完成しました。」

　いかがでしょうか？上の文章は漢字ばかりで読むのに疲れてしまうのに対して、下の文章はだいぶ読むのが楽になったことがお分かりいただけると思います。読者の方が忙しい中でも読んでもらえるように、楽に読んでもらう配慮は非常に大切なことなのです。

Step　２．削れる言葉は徹底的に削る

　まずは次の文章を読んでみてください。

「そのイベントには、その土地で起きた自然災害など、避けられなかった被害を最小限に抑えたいとの思いが込められています。」

　この文章の削れる言葉を徹底的に削ると、次の文章になります。

「そのイベントには、その土地の自然災害を最小限に抑えたいとの願いが込められています。」

　いかがでしょうか？下の文章の方が、読者にとって負担が少なく読みやすい、歯切れのいい文章になっています。不要な言葉を削り、あるいはより短い表現に置き換えると、言いたいことが鮮明に浮かび上がるのです。

　「一語でも短く、一字でも短く」を常に心がけてください。削れる言葉を削って簡潔に書くと、口調やリズムの良い、耳に快い文章になります。それは読者に優しい文章、つまり読んでもらえる文章なのです。

Step　３．一文の長さを減らす

　まずは次の文章を読んでみてください。

「日本の首都であり、世界を代表する大都市である東京を、２１世紀にふさわしい都市へと進化させていくことは、東日本大震災の痛手から立ち上がらんとする日本の再生を牽引するだけでなく、都市のあるべき姿を世界に示し、人類が抱える共通の問題を解決する縁ともなりうると思います。」

　この文章を細かく分けることで一文の長さを減らすと、次の文章になります。

「日本の首都・東京は、世界を代表する大都市。２１世紀にふさわしい都市へと進化することで、 東日本大震災の痛手から立ち上がらんとする日本の牽引役となるでしょう。同時に、都市のあるべき姿を世界に示し、人類が抱える共通の問題を解決する縁ともなりうると思います。」

　いかがでしょうか？１つの文を３つに分けたことで、だいぶ整理しながら読めるようになります。１つの文が長すぎると、内容がとてもわかりにくくなってしまいます。一文の長さを４０～６０字くらいに収めることがポイントです。

Step　４．「流し読み」のしやすさを重視する
　アフィリエイターの誰もが、自分の一生懸命書いた文章をじっくり精読してもらいたいという気持ちを持っていると思います。しかし、そんな気持ちとは裏腹に、ほとんどの読者は記事を流し読みするのが現状です。最近の調査で、実に８割のユーザーがどんなページに出くわしても流し読みしていることがわかりました。

　このため、サイトは流し読みに対応したテキストを採用する必要があります。具体的なポイントは以下の通りです。

 
 
・キーワードを強調する（書体や色の変化）
 
・意味のある小見出し（「気の利いた」ものではない）
 
・箇条書きリスト
 
・１段落１アイデア（ユーザーが段落始めの数語でつかめなかったアイデアは、その後で言っても飛ばされてしまう）
 
・逆ピラミッド型の文体（結論から先に書く）
 
 

　以上のポイントに注意して、記事の最終チェックは、流し読みでチェックしてみてください。

最後に

　シンプルな文章の書き方を４つのステップに分けて説明させていただきました。４つすべてを通して言えるとても重要なことが、読者目線で文章を書くことだと思います。当たり前のことかもしれませんが、読者にとってわかりやすく、読んでもらえる文章は、やっぱり読者の目線で書いた文章なのです。