輸入物価が2カ月連続上昇 ウォン安で=韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が10日に発表した6月の輸出入物価指数によると、輸入物価指数(2010年を100とする)は前月に比べ0.6%上昇した。2カ月連続の上昇となる。

 輸入物価指数は昨年3月以降、原油安の影響で低下が続いたが、今年に入ると原油価格の反転で2月が2.8%、3月が0.3%上昇。4月はウォン高のために2.4%下がったが、5月は再び1.3%上昇した。

 6月は原油価格が下がったものの、ウォン安が指数の上昇に影響した。ウォンの対ドル相場は5月の1ドル=1091.27ウォンから、6月は1112.20ウォンとなった。

 原材料の輸入物価指数が前月比0.6%低下した一方で、農林水産品は2.6%上昇した。中間財は化学製品を中心に1.0%上がった。資本財が1.3%、消費財も1.1%、それぞれ上昇した。

 6月の輸出物価指数は前月比1.2%上昇した。農林水産品が1.9%、工業製品も化学製品や輸送装備を中心に1.1%上がった。

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