15日放送のバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」（テレビ朝日系）で、元Whiteberryのボーカル・前田由紀が、アルバイトで生計を立てていることを明かした。

前田は1999年に13歳でガールズバンドWhiteberryの一員としてデビュー、「夏祭り」は約64万枚を売り上げ、15歳で紅白出場も果たした。

当時はメンバーが若かったため、レコード会社の大人たちが様々なことを取り仕切ってくれていたという。Whiteberryは全11曲のうち8曲がタイアップだが、これはレコード会社の計らいだそう。また、ガールズバンドからアイドルバンドに路線変更を提案されたこともあったとか。

前田は、こうした状況に反抗心を抱いており「はぁ？（タイアップ）頼んでねぇし！」「はぁ？ウチらアイドルじゃねぇし！」と思っていたとか。

そして2004年、前田が18歳のときにWhiteberryが解散する。前田は解散に悲観はしておらず、反抗心から「やっと自由になれる！」と喜びを感じていたという。

解散後、前田は自力での音楽活動で一からやり直し始め、バンド時代の代表曲「夏祭り」も封印。前田のソロ初のライブに来た客は、たったの5人だったという。このときに彼女は「完全にしくじった」と気づいたという。

前田は当時の自身について「自由に酔いしれちゃった」と分析する。実はWhiteberry解散の際、レコード会社からはソロデビューの誘いがあったが、自由を奪われるとして断っていたのだそうだ。

前田は、ガソリンスタンドやスーパーマーケット、音楽スタジオでアルバイトをし、生計を立てていたとか。

なお、現在でもアルバイト生活中で、音楽活動を並行して、ドーナツ屋で働いているそうだ。

前田はソロの7年間、方向性で迷走したこともあって鳴かず飛ばずの厳しい生活を送っていたが、転機が訪れる。2013年に「『夏祭り』歌ってくれませんかね」との依頼を受けたことで、「夏祭り」を解禁することに。

すると、2014年には「夏祭り」へのオファーが200本も来たそう。前田は「私が一番見たかったお客さんの笑顔は、自分らしさを発揮できる『夏祭り』の中にあったんです」と胸中を打ち明けていた。

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