伊方原発:新規制基準適合の決定に抗議行動
毎日新聞 2015年07月15日 23時20分
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)が新規制基準に適合しているとした原子力規制委員会の決定に対し、愛媛県内の脱原発グループなどは15日、相次いで抗議行動を起こした。
市民団体「伊方原発をとめる会」(松山市)は愛媛県庁で記者会見。和田宰(つかさ)・事務局次長は「審査に合格しても、重大事故がないことを保証できないことは明らかで、安全とは言えない」などと批判。行政不服審査法に基づき、規制委に異議を申し立てる考えを示した。
また、「STOP!伊方原発・南予連絡会」など県内5団体の代表者らは、原子力規制委伊方原子力規制事務所(同県八幡浜市)を訪れ、「安全・安心な生活を守るため、審査合格を即刻取り下げることを要求する」などとする原子力規制委員長宛ての抗議書を提出した。【伝田賢史、橘建吾】