2015-07-16

ノンブレーキマン

「○○してはいけない」と言われていないことは、

普通やらないようなことでも思いついたら躊躇なくやっちゃうノンブレーキ発達障害持ちが、

ルール暗黙の了解がたくさんあるけど、「普通わかるよね?」って感じで、

まり丁寧に説明されない環境に不意に放り込まれると問題行動がめっちゃ顕著になるという事例。

高校生の頃、扁桃腺肥大で毎年10日ぐらい高熱出して寝込んでたので、いい加減切除することになって入院した時の話。

・手術の直後、出てきた食事が当然水みたいなお粥で、絶食開けの空腹感を満足させられず、

 「喉は痛いけど腹は減ったぜ!」と売店で買った固形物を痛みに耐えながら病室でモリモリ喰う。

 何日かお粥を食べた後売店で買ってきたおにぎりをモシャモシャ食べたりしていたが、たまたま発見されず、

 おいしいパンを見つけて母親におしえたら「えっアンタそんなん食べてたん?食べたらアカンで」と言われて食べるのがマズかったことに気付く。

 最終的に傷口から出血して入院が延びて、喉の奥を電気ゴテで焼かれた。

・消灯後も月明かりで読書を続けて怒られる。電気はちゃんと消してるのになぜだ!?パニックになる。

・点滴をしながら病室でMD聞きながら踊り出す。

 見つかって「点滴中と病室では踊らない!」と注意されたので、以降踊りたいときは点滴中以外にロビーや休憩室まで行って踊っていた。

・外出や移動を特に制限された記憶がなかったので、点滴したままフラフラと出かけて頻繁に行方不明になる。

 外で昼寝したり、小説読んだり、病院や周辺を探検したり、ネカフェや近隣の親戚の家に行って遊んだりしてた。

・点滴が終わった後、血が逆流していくのが面白くて、ベンチに座って1時間ぐらいひたすら眺めていて、

 探しに来た看護師さんに「面白いっすねえコレ、見てくださいよ!めっちゃ血ィ逆流するんスよ!」

 「いやー赤いなー!こうやって腕を高くするとスピードがね!」と喜んで説明しようとして怒られる。

・老人の入院患者が多いのを見て、

 「各フロア自販機の下には落としたけど回収するのを諦めた小銭が落ちているに違いない!経済の輪に戻してあげないと!」と謎の使命感に駆られて

 針金ハンガー片手に自販機狩りを実施、4千円近い小銭をかき集めてナースステーションに持って行って引かれる。

数日入院するだけでこんなだもんなあ。

看護師さん、疲れただろうなあ……ただでさえあの時は他の患者さんも、咽頭がんガン無視して

「余命短いんじゃ、好きにするわい!」と外に勝手カツ丼食いに行って、病院の晩飯拒否するようなガッツのあるジイ様とかだったしなあ……。

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