子どもが父親と遊んでくれる時期について考えたことあるだろうか。なぜ休日にこんなに必死に子どもたちと遊んでるのか。それは大きくなったら恐らく遊んでくれなくなり、学校の友達と遊ぶことで忙しくなってしまうからだ。寂しいけれど子どもが社会的に成長したと思えば、それも嬉しい悲鳴なのだろう。我が家の長男が今年小学校2年生になった。さて、彼はいつまで一緒に遊んでくれるのだろうか。
年々衰える体力。どの年齢で子どもを授かるかに大きく左右する要素ではあるが、外遊びにはとにかく体力が必要だ。さらに、それ以上に”子どもと外遊びしたい”というモチベーションの維持も重要になってくる。そして悲しいことに、解決する方法は多分ないのだ…
プレーパークで遊ぼう
やのちん
至るところから”まりなー!”とか”やのちーん!”という元気な子ども達の声が聞こえる。親としては”大人を呼び捨てとは!!”と怒ってしまいそうだがまだ待ってほしい。勿論、我が子達もその中にいる。子ども達はプレーワーカー達(まりなー!とやのちーん!たちのこと)に”自分がやりたいこと”と”その為に何が必要か”を言う。プレーワーカー達は子ども達の小さなwillを否定しない。また、子どもたちの小さなwillを達成するためにアドバイスもする。ここではプレーワーカーと子どもたちは常に対等な関係なのだ。
以下は、我が長男がプレーワーカーに見守られながら作った秘密基地だ。
ıɾnɟıʞoʇ ıʞoʇoɯさん(@motoki_tokifuji)が投稿した写真 – 2015 1月 24 10:31午後 PST – Instagram
こんな楽しい遊びを子どもだけにさせるのは勿体無い。
ちなみに木をなるべく傷付けない為に板と接触するところはフェルトを巻くことで木に直接釘等を打たないようにして、麻紐でフェルトの上から縛って固定している。どんな物を作ろうが、大穴を掘ろうが日曜日の夕方には現状復帰する。プレーワーカーたちの指導の元、安全に遊んでいる。それがプレーパークだ。
実は全国の公園で様々な団体がプレーパークを運営しており、立地的条件や利用者層などの影響でその特色や個性がある。恥ずかしながら著者は最近までこのプレーパークを知らなかった。意外と”知る人ぞ知る存在”だったのである。
これだけ子どもたちに自由を与えていて問題は無いのか?という疑問を持つ方もいるだろう。しかし、これらが維持されてきた理由はシンプルだ。著者もこのプレーパークを無くしたくない、続けて欲しいというwillを持っているが、子どもたちも同じなのだ。あそびっこネットワークのウェブサイトで、そのフィロソフィーは詳しく説明されていた。
プレーパークは、親子単位でなく、地域の大人たちのたくさんの目で、子どものたちの遊びを温かく、おおらかに見守る場になりたいと思っています。
ですから、子どもに遊びの誘導をしたり、無暗に止めたりしないでください。しかし、本当に危険なこと、子どもの心が傷ついていることに気づいたら、子どもたちに声をかけるか、プレーワーカーにお知らせください。
~東京・光が丘公園~は『ぼくらの秘密基地』 – NAVER まとめ より抜粋・引用
“NPO法人 あそびっこネットワーク”について
光が丘公園プレーパークは”NPO法人あそびっこネットワーク”によって運営されている。
また、2015年4月5日より複数のNPO法人が集まってPLAY TANKという共同事業体を作り、練馬区からの委託を請けて”練馬区立 こどもの森”もスタートしている。